つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

ターイムショック!! ってタイムじゃなかったな

2007-12-13 19:54:28 | おしゃべり
さて、第928回であります。


鈴:買って1週間もしないうちに「スゴ録」の番組表って使いづれぇと思ったLINNで~す。

扇:番組が双六調で書かれてるのか?(例:3が出たら三時間後の作品に進む) とか聞いてみるSENでーす。

鈴:双六……それはそれでおもしろそうなんだが、使いづらいだろうなぁ。
いや、単に文字ベースなだけで一覧性が皆無だからだな。

扇:いまいちピンと来ないが……要するにあれか、テレビの週間天気予報が見たいのに、諸事情により177の天気予報しか聞けない、ってレベルかね?

鈴:いや、177だけと言うわけではないが……。
単に、翌日とか先の番組表を見るのに「1日先」とか、そういう項目もないし、カーソルキー押しっぱで先に進めるしかすることがない、とかな。
まぁ、どうせジャンル選択で「アニメ」にしか用がないから、いまのところ、不便はあまり感じてないが(爆)

扇:せめてニュースは視ろよ、社会人。
俺はテレビ自体視てねぇけどな。

鈴:どこの世界にニュースを録画するヤツがいる!!
しかし、テレビ自体見てねぇってほうが、どうかと思うぞ、同じ社会人として。
ったく、まぁ、テレビの話をし出すといろいろと止まらんので、いつものネタに行くとすっか。


『Wikipediaに聞け!』


鈴:さて、今週のWikiですが、日本の会社でありながら世界的に極めて有名な「Sony」であります。
どっかで聞いたことがあるけど、なんかアホな毛○が「え? Sonyってアメリカの会社じゃないの?」って勘違いどころか、無知丸出しの○唐らしいことをほざいた、と言う噂があるくらい、グローバルな会社です。

扇:え、火星の会社ぢゃないの?
それから、毛○って言うな。差別用語だぞ、多分。

鈴:地球ぢゃっ! 地球っ!!
しかし、それって差別用語だったのか……。
別に、どーせあっちだってジャッ○とか、イエ○ー何とか言う低レベルで「オレたちが世界一だぜ!」って勘違いしてるバカ丸出しアホ一直線の考えのヤツがたくさんいるから、別にいーんじゃね?

扇:そうか……地球の会社だったのか。
ク×ラギとかって名前の宇宙人が重役やってるから、てっきり地球外の会社かと思っていた。
しかし、その話題は深く突っ込んでいくとヤヴァイことになりそうなので、ここらへんでやめておこう。

鈴:そうだな。いろいろと暴言(とはぜんぜん思ってないが)が続きそうなので。
さて、今回のネタのSonyですが……ってその前に見出しを決めてないな。
まぁいっか。とりあえず、目についたネタで話をしよう。
と言うわけで、気になったひとつ目。
「技術のソニー、経営の松下」とはあまりに有名だが、アメリカでは「マーケティングカンパニーのソニー、技術の松下」ってのは意外な感じ。

扇:うーん、個人的には前者で合ってると思うんだけどなぁ。
マネシタ電機は、マーケティングで他を押し倒していったイメージが強いので。
ま、セコイやり方で一太郎を潰そうとしたクソ会社なんぞ、いくらけなしても心が痛まないがね。

鈴:あー、その話題か……。
私は泥酔した勢いで、ジャストシステムに「松下なんかに負けんな!」ってメール出したら、丁寧なお返事が返ってきたな(笑)
しかし、確かにアメリカ側の言い分もわからんでもないが、やっぱりソニーと言えば「技術」ってイメージだよなぁ。
じゃぁ、とりあえず私のほうは一個出したんで、そっちでなんか目についた記事はあるかね?

扇:さすがジャストシステム、地道に頑張ってるねぇ。
目に付いた記事と言えば……誰でも一度は聞いたことがあるであろう、ソニータイマーとかかな。
都市伝説ではあるんだが、信憑性がありすぎるのが問題だったね、これは。(笑)

鈴:あぁ……、それはまぁ、確かに……。
先進性があって、アイデアも豊かだが、出した製品が壊れやすい、と言うのは未だに先入観としてあったりするもんなぁ。
とは言え、いまのところ、2年前に買った「スゴ録」は壊れてないぞ(笑)
あ、そういや、「独自企画のこだわり」って項目で、ベータマックスに最後まで付き合った東芝とDVDの新企画で対立し、いままで犬猿の仲だった松下と手を組んでるってのはおもしろいな。

扇:ビデオ規格戦争はよく覚えてるなぁ。
明らかに画質はベータの方が良かったんだが、クソ会社の松下が力任せにVHSを売り込んで、結局後者が勝った。
もっとも、そうやって喧嘩したソニーと松下が協力って……落ち目同士が手を組んだって気がするのは俺だけか?
ケツに火がついたら呉越同舟ってのは、いつの時代でも変わらんねぇ。

鈴:そうねぇ、画質はベータのほうがいい、ってのはよく言われていたな。
確か、機構的にもテープの劣化が遅いから、だいたいマニアはベータがいい、と言っていた、って記憶している。
しかし、落ち目同士ってな……。
確かに、永遠のライバルのはずの2社が手を組んでるんだから、そう見られても仕方がないかもしれんが……。

扇:うちもベータだったよ、あれはいい製品だった。
永遠のライバル……? ライバルと呼べるかなぁ……あそこまで蹂躙されてて。(爆)
はて、後はデスマーチかね。つーか、ソフト作ってる会社はどこもデスマーチ抱えてる気がすっけど。

鈴:デスマーチは、ソフトウェア系のところは何かしらそう言われても仕方がないところはあるだろうなぁ。
まぁ、私もシステム開発関係に関わったことはあるが……顧客側だったらけっこういろいろ無理言ってたしなぁ(爆)
しかし、なんかWikiの記事見てると、下に行くに従って黒歴史ばっかり並んでるし、いちおうソニー好きを自認してるから、あんまりネタにしたくねぇなぁ。
次、行っとく?

扇:まー、俺もソニーは嫌いじゃないからこれぐらいにしとくか。
下の方の記事って、不祥事だの不具合だののオンパレードだしねぇ。


『今週の一冊』


鈴:では、今週の一冊、おそらく、回数的にそろそろではないかとお気づきの方もいらっしゃるのではないかと……思わねぇか(爆)
ともあれ、今回の一冊は約2ヶ月くらいのご無沙汰、十二国シリーズ「図南の翼」であります。

扇:略して、「南図」ですね。
別に、「ヒョオォォォ~ッ!」とかいう掛け声で、敵を輪斬りにする世紀末拳士とかは出てきません。

鈴:出てこねぇって。どう読んでも、「なんず」だし、それ。
それならまだ「南翼」とかにして、どっかのスーパーサッカー少年が出るとか、何とか言ったほうがまだネタになったような気がするぞ。
さておき、「図南の翼」ですが……いちおう、ストーリー紹介、しとく……かね。

と言うわけで、ストーリーは、
『恭はもう何年も王が不在だった。豪商の元に生まれた珠晶は、誰彼かまわず、昇山しないのかと言うものの、たいていは「自分は器ではない」と言われるばかり。
ならばとばかり、自分が昇山し、目の物見せてくれると出奔して昇山の道へ。
道案内の頑丘、得体の知れない青年利広の仲間を引き連れ、困難な麒麟との面会に向けて、弱冠12歳の少女である珠晶は、蓬山への道を歩む!!』

って感じでどうかね?

扇:『南図瑞兆剣(なんずずいちょうけん)』……しまらねぇなぁ。
あ~、真面目にストーリー紹介してくれるのはいいんだが――俺の書くこと何もねぇぢゃねぇか。

鈴:そか?
なんかないかのぅ。
そもそも十二国記シリーズは、クロスレビューをやろうと言いながらぜんぜん実現してないから、この際、そういうところをやってみるのもいーんではないかえ?
まぁ、私はもう書いてるから、何だが。

扇:えーっとじゃあ、私の解説を。

『大金持ちの娘で世間知らずのガキンチョが昇山する物語です。王様が必要なのに誰もやろうとしないという現状に腹を立てる心意気は認めますが、理想の通らない地で理想を主張するので現実主義者のにーちゃんと大喧嘩になります。ちなみにこの子、王様になって後に大王朝を築くのですが、百年経っても性格変わってないのに、いい政治やってるらしいです。うわっ、嘘くせっ!』

こんなところかな?

鈴:うわっ、相変わらずの毒まみれ
いーじゃん、別に。
現実主義のにーちゃん(頑丘)と衝突するのもお子様だからだし、基本、いわゆるツンデレだけど、中身……と言うか、考え方はしっかりしてるから、90年経っても王朝続けてるってのも、別に納得いかないわけじゃないし。
まぁ、私のばやい、珠晶がかわいくてかっこいいから、いーってのがだいぶあるけどさ(爆)

扇:君が珠晶に萌え萌えだってのはよく知ってるがね。
俺は子供は好きだが、ガキは嫌いなんだよ。
結局、俺がこの話をあんまり好きになれんのは、最後に書いた、「嘘くせっ!」ってとこだろうなァ。
もっとも、作品的にフォローはちゃんと入れてあるがね。
本巻のラスで最強国の王様が後ろ盾になってくれてるし、補佐役の供麒は普通にいい子だし、まー、珠晶が無茶な性格でもどうにかなるんぢゃねぇの? って感じにはしてる、一応。

鈴:その線引きがよくわからんが、まぁいい。
珠晶が無茶苦茶なのは確かだが、はっきり言って供麒がいないとこの王朝、長続きしねぇってのは同感(笑)
だいたい、「だったら、あたしが生まれたこきに、どうして来ないの、大馬鹿者っ!」って引っぱたかれて、それでもOKなマ○だからなぁ。
王と麒麟の関係で言えば、ぢつはいちばん合ってるのって、このふたりじゃないか?(笑)
つか、でなけりゃ、本気で90年以上続かなねぇって。
もっとも、90年経っても、玉座から足をぶらぶらさせて、靴が脱げたっつって供麒に取りに行かせる珠晶も珠晶だと思うが(笑)

扇:この世界の王と麒麟って、変人コンビばっかりだからなぁ。
完璧超人&ただの口うるさいガキ、暴れん坊将軍&うっかり八兵衛、寡黙な武人&お稚児さん、ビジュアル系&着せ替え人形、他にも沢山いるが割愛。
そう考えると、漫才コンビとしてはまともな方かも知れん。
あ、でも、漣国の御百姓さん&奥様コンビはほのぼのしてて結構好きかも。

鈴:……割愛もクソも読んでる人間にゃぁそのまんまやないかい。
でも、漫才コンビというか、いいコンビには違いないがね、珠晶と供麒。
つか、供麒がいなけりゃ珠晶もやってらんねぇだろうな。だいたい陽子でさえ、苦労しまくった海千山千の妖怪ども相手だし。
って17歳の陽子と12歳の珠晶じゃぁ、苦労もまた格別だろう。
しかし、この本の話ではないが、漣のふたりは、まぁ確かに、夫婦としか言いようがないふたりだったな。
よくあれで王様務まってんな、って気が480%くらいしそうだが(笑)

扇:南北格差激しすぎだよな。
漣って、王様が何もしなくてもどーにかなるぐらい豊かなのに、戴ときたら、わずかな食料を争わにゃならんぐらい貧しいって……をい。
何か、別巻の話がおおくなってきたので、ここいらでまとめに入りますか。
ズバリ、本巻のポイントは?

鈴:珠晶がかわいい&かっこいい!!

扇:聞くだけ無駄だったな……。

鈴:なら聞くなよ……(笑)



to be continued……



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