さて、リセットボタンを押す回数はきっと誰もが最高だと思うの第653回は、
タイトル:ウィザードリィ(第1巻:邂逅編、第2巻:死闘編、第3巻:黎明編)
著者:石垣環
出版社:JICC出版 宝島COMIC
であります。
鈴:やっぱり初代がいちばんだよなぁと思うLINNで~す。
扇:正確には、ファミコン版初代だなとツッコムSENでーす。
鈴:当然!(笑)
初代以外にウィズは用はないっ!
まぁ、要は他のをやってないだけだが(爆)
扇:外伝はやったぞ。
ベニ松さんが作ってるだけあって、いい出来だった。
鈴:ほぅ。
いちおう、プレステで出たヤツのひとつくらいはやったことはあるがな。
それでもやっぱり、初代だよなぁ、って気はするけどな。
扇:まぁね。
もっとも、『ささえのたて』だけは手に入れずに終わったがな。(笑)
鈴:いちおう、全部手には入れた憶えはあるなぁ。
いちばん最後まで残ったのは、……やっぱ「ささえのたて」だったなぁ。
扇:よく発見したな……をい。
特殊効果一切なし、防御力も『まもりのたて』以下、おまけに通過フロアでしか出現しない(だったか?)ので、最後まで拝めずに終わった。
つーか、『村正』と『聖なる鎧』と『手裏剣』の三セット揃えたとこでやめた記憶があるぞ。後は、グレーター増殖ぐらいしかやることないしな。
鈴:うむ、確か、10Fでいろいろやるのも飽きて、トラップばかりで意味はないが、探索したことがないからうろついてたときに見つけたと思う。
でもまぁ、確かに、「ささえのたて」は別として、レアアイテム見つけて、ワードナ倒すと、途端やる気はなくすわなぁ。
扇:ま、仕方ねーわな。
レアアイテム見つける頃には、ラスボスのワードナ瞬殺できるぐらい強くなってるから……後はキャラクター作り直して、レベル1から最強装備でもう一回遊ぶぐらいしかない。
鈴:それ、中古で買ったときでも出来る話だな(笑)
実際、中古で買って、久しぶりにやったときなんか、レベル1の戦士とか侍が「カシナートの剣」持ってたりしたしなぁ(笑)
売ったひとさまさまだったな。
扇:そこらへん、持ち主の性格が出るよな。
人によっては、ソフトリセットするし……って、ファミコン版はできたっけか?
鈴:確か、出来るぞ。
要は、キャラ全部削除すればいいだけだし。
扇:ボルタックに在庫が残っちゃうぞ。
お金のデータは消えるけどさ。
鈴:なに、持ったまま、削除しちまえばよい話のはずだ。
たいていは、消すのがめんどいのか、そのまんま残ってるから、アイテム、金ともどももらってほくほくになるのが中古だが(笑)
扇:自分で集める楽しみはないが、クリアが楽なのは確かだ。
つーか、バックアップ電池ってよく保つよなぁ……。
鈴:電池はかなり……と言うか、意外に保ってたなぁ。
中古で買ったときでも、だいぶ経ってたけど、しっかりデータ残ってたしなぁ。
あの電池って、そんなに保たないって噂は聞いたことあるんだけどな。
扇:そういや、電池交換したゲームってないな。
子供達の間では、ゲームやってる間に充電してるって噂が、まことしやかに流れてたぞ。
鈴:いや、それ、マジだと思ってたよ。
でないとあの電池の保ちようは説明できんだろ、とか思ってたぞ。
扇:確かにな、ドラクエ3とかもまだ保ってるし。
ウィズはキャラ沢山作ってナンボのゲームだったから、別売りでターボファイルなんてのもあったな。
鈴:懐かしいのぅ、ターボファイル。
いろいろと使い道があったような憶えはあるが、持ってはいなかったのぅ……。
扇:私がウィズやる頃には、ターボファイルなんて過去の遺物になってた。(爆)
持ってたら持ってたで、キャラ108人作って梁山泊ごっこやったかも。
鈴:うわっ、育てるんめんどくさそ~(笑)
扇:天の星三十六人はまだしも、地の星七十二人とかは放置状態だろね。
んで、一キャラ一アイテムで個性を出すと。ワードナ先生どころか、フラックにも勝てないかも知れん……。
鈴:いや、ワードナ先生より、フラック先輩のほうが強いんだけど……(笑)
扇:特殊効果全部喰らわしてくる上にブレス吐くしな。
ティルトウェイトかましてくる分、先生の方が安全かもしれん。
まー、ヴァンパイアロード様の鬼ドレインが一番怖いっちゃ怖いんだが
鈴:なに、ロード様はなんと言ってもジルワンが唯一100%効く、稀有な相手だからな(笑)
……それにしても、なんか久々に紹介するマンガと関係がある話に終始してるなぁ。
扇:確かに……デカ文字も炸裂してないし。
いつもの流れだと、ここで時代劇の話をするんだがなぁ。
鈴:なに、時代劇はこのシリーズがそのまんまだ(笑)
と言うわけで、ストーリー紹介であります。
育ての親であるコンラッドが死に、狂王トレボーの城塞都市へ赴くこととなったリョウは、道中、エルフのリリスと出会う。
出会いから、城塞都市へ赴き、熟練の冒険者であるサコン、シルヴィア、モルグと出会い、冒険を重ねるうちに、最終的な敵であるはずのワードナ、そしてトレボーの秘密を知ったリョウは、かつては属性(善と悪)の違いなどから反目しあっていたパーティの生き残りのカルラたちとともに、ワードナへと戦いを挑み、そしてほんとうの敵を知る。
まぁ、ストーリー紹介は、いつものつれづれらしく書いてみるとこんなもんかなぁ。
扇:最近真面目だね、リンリン。
んじゃ、CM入れますか。
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つれづれ読書日記
扇:いや~、死んだわ。(↑CM参照)
過去記事漁って、リンク張って、二冊以上読んでる作家に関してはサブページ作って……。
鈴:相変わらず、まめやなぁ。
私には死んだって無理な所業や(爆)
さて、ストーリー紹介は終わったのでキャラ紹介。
では、主人公のリョウ。初手から腹減ったと言う理由でいろいろとやらかしたりするも、血筋、育ての親など、いかにも少年漫画の主人公的な強さを持つ。
ワードナの迷宮で腕を磨き、ロードに転職してから最終戦に挑むこととなる。
これまた少年マンガらしく、強さは折り紙付きながらも、その他はけっこううとい、と言う特徴を持つ。
扇:では、長髪美形の侍、カルラ。
いわゆる少年漫画的ライバルキャラで、訓練所でリョウに負けたことをずっと根に持っており、ロキ率いる悪のパーティに参加して腕をみがく。
表面上は仏頂面のヒネた男だが、中身はリョウに負けず劣らず単純で、クールキャラのエリスにあしらわれる場面もあった。
善と悪、それぞれのパーティが壊滅状態に陥った際、リョウをパーティに誘い、ようやく成長したか……と思わせてくれたが、高慢な性格だけはそのままだった。ある意味可愛い人物ではある。(笑)
鈴:次に、初っぱなから登場し、リョウに助けられる(?)エルフの僧侶のリリス。
とにかくきゃんきゃんうるさいキャラだったが、長じるに連れ、若くして僧侶のすべての呪文を修得、ビショップに転職後、やはり短い期間で魔法使いの呪文を多く修得すると言う天才肌だが、エルフらしく生命力に乏しく、メインキャラの中では唯一、消滅してしまう。
ストーリー上はあまり語られないが、リョウと恋仲であるが、ロストによってうやむや。
姉、エリスとともに精神を共有することになり、重要な助言者となる。
扇:では、その双子の姉エリス。
カルラと同じ悪のパーティに所属する魔術師。
妹のエリスとは正反対にクールな性格で、キツイ発言でオヤジ二人組と対等に渡り合う。無論、カルラごときが舌戦で勝てる相手ではない。(笑)
いかんせん、物語的にはサブである悪のパーティ所属だったため、序盤はいまいち印象が薄かったが、リリスとの再会でキャラ属性が開花。師匠から使用を禁じられていたハマンを使い、若年層全員を救う大活躍を果たす。
リリス死亡後は妹の精神も吸収し、二つの心の間で葛藤していたが、最後は自分は自分と割り切って生きることを決めた。ある意味最強キャラかも知れない。
鈴:つか、最強というか、成長過程で最も精神的に成長したのがこの子だよなぁ。
では、次に影が薄いながらも最終的にはヒロインの座を手に入れたミリア。
当初は、未熟なリリスの代役としてカント寺院で死亡していたのを復活してもらい、加わった熟練の僧侶。
死ぬ前に、恋人をロストさせてしまうと言う過去を背負い、その影をリョウに見出すだけのサブキャラのはずだったが、最終的にはリョウとくっつくことになる。
いわゆる目立たないけど、頑張っていれば報われる、と言うのを地でいくひと(笑)
扇:つーか、シルビアと同い年にしか見えなかったしな……ミリア。
では最後に、某超人気モンスターが人間のフリして登場したアルカード様。(つーか、名前でバレバレ)
リョウとカルラが異色のコンビを組んだ後にパーティに加わったビショップ。裏事情に精通しており、呪文担当と言うよりは、情報役としての活躍が目立った。
ワードナに共鳴し、世界の支配を目論む悪魔族に対して色々と手を打つが……ほぼ無駄に終わり、スパイ役に使っていた一族の娘達も敵の手に落ちる。悲惨。
最後はこの世界での自分の役割を理解して、いずこともなく消えた。格好いいんだけど、出番が遅すぎた人。(笑)
鈴:まー、しょうがあんめい。
でも、要所要所で活躍はしてるぞ、アルカード。
それにしても、ジャンル的には少年マンガに属するマンガではあるけど、ヒロインがあれなのはけっこう珍しいよな。
扇:この作者、某御大の影響をモロに喰らってるからなぁ。(笑)
まぁ、調子に乗ってエリスまで殺さなかったのはよしとしよう。
鈴:そうねぇ、エリスとかミリアとか殺してたら、腐りまくってたわなぁ。
まぁでも、そういう意味ではリリスのみできっちりとストーリーを作ってくれたから、いいんだろうけどね。
扇:普通の少年漫画だと、リョウとリリスとミリアで三角関係だわな。
リリスの記憶を受け継いだエリスとの絡みもあるか……と思わせたが、上手いこと処理したと思う。
後は、絵かねぇ。とにかく初期はデッサンが荒かったんだが、後半は割と落ち着いたな。主人公達の年齢も上がったんでちょうど良かった。
鈴:絵はなぁ。
特に斜めからの絵はかなり終わってた気はせんでもないが、まー、話そのものがウィズ好きには楽しめる作品になってたと思うのでよしとしよう。
それにしても、初版で88年だから、ふっるいよなぁ、これ。
扇:絵を気にせんお前にそこまで言われるとは。
モロに80年代アニメの影響喰らってるあたり、納得だな。これはどうかと思うぞってところも多々ある。
ただまぁ、そういうとこを割り切って、ワンパックのウィズ漫画として楽しむ分には悪くない話やろね。ちゃんとアイテムとか職業は原作を踏襲してるし。
では、このままの勢いで次回は外伝を紹介しちゃったりします。また来週~。
鈴:そうそう。
Wiz初代を知っていれば、それをちょろっと拡張した設定とかではあるが、楽しめる作品ではある。
ただ、ものそのものが手に入りにくいほうなのが難点だがねぇ。
まぁでも、少年マンガ、と言うジャンルとは弱冠方向性は違うものの、楽しめる作品ではあるので、特にWiz好きにはオススメ。
と言うわけで、今回の木曜劇場、通称木劇はこの辺で、さよ~なら~
タイトル:ウィザードリィ(第1巻:邂逅編、第2巻:死闘編、第3巻:黎明編)
著者:石垣環
出版社:JICC出版 宝島COMIC
であります。
鈴:やっぱり初代がいちばんだよなぁと思うLINNで~す。
扇:正確には、ファミコン版初代だなとツッコムSENでーす。
鈴:当然!(笑)
初代以外にウィズは用はないっ!
まぁ、要は他のをやってないだけだが(爆)
扇:外伝はやったぞ。
ベニ松さんが作ってるだけあって、いい出来だった。
鈴:ほぅ。
いちおう、プレステで出たヤツのひとつくらいはやったことはあるがな。
それでもやっぱり、初代だよなぁ、って気はするけどな。
扇:まぁね。
もっとも、『ささえのたて』だけは手に入れずに終わったがな。(笑)
鈴:いちおう、全部手には入れた憶えはあるなぁ。
いちばん最後まで残ったのは、……やっぱ「ささえのたて」だったなぁ。
扇:よく発見したな……をい。
特殊効果一切なし、防御力も『まもりのたて』以下、おまけに通過フロアでしか出現しない(だったか?)ので、最後まで拝めずに終わった。
つーか、『村正』と『聖なる鎧』と『手裏剣』の三セット揃えたとこでやめた記憶があるぞ。後は、グレーター増殖ぐらいしかやることないしな。
鈴:うむ、確か、10Fでいろいろやるのも飽きて、トラップばかりで意味はないが、探索したことがないからうろついてたときに見つけたと思う。
でもまぁ、確かに、「ささえのたて」は別として、レアアイテム見つけて、ワードナ倒すと、途端やる気はなくすわなぁ。
扇:ま、仕方ねーわな。
レアアイテム見つける頃には、ラスボスのワードナ瞬殺できるぐらい強くなってるから……後はキャラクター作り直して、レベル1から最強装備でもう一回遊ぶぐらいしかない。
鈴:それ、中古で買ったときでも出来る話だな(笑)
実際、中古で買って、久しぶりにやったときなんか、レベル1の戦士とか侍が「カシナートの剣」持ってたりしたしなぁ(笑)
売ったひとさまさまだったな。
扇:そこらへん、持ち主の性格が出るよな。
人によっては、ソフトリセットするし……って、ファミコン版はできたっけか?
鈴:確か、出来るぞ。
要は、キャラ全部削除すればいいだけだし。
扇:ボルタックに在庫が残っちゃうぞ。
お金のデータは消えるけどさ。
鈴:なに、持ったまま、削除しちまえばよい話のはずだ。
たいていは、消すのがめんどいのか、そのまんま残ってるから、アイテム、金ともどももらってほくほくになるのが中古だが(笑)
扇:自分で集める楽しみはないが、クリアが楽なのは確かだ。
つーか、バックアップ電池ってよく保つよなぁ……。
鈴:電池はかなり……と言うか、意外に保ってたなぁ。
中古で買ったときでも、だいぶ経ってたけど、しっかりデータ残ってたしなぁ。
あの電池って、そんなに保たないって噂は聞いたことあるんだけどな。
扇:そういや、電池交換したゲームってないな。
子供達の間では、ゲームやってる間に充電してるって噂が、まことしやかに流れてたぞ。
鈴:いや、それ、マジだと思ってたよ。
でないとあの電池の保ちようは説明できんだろ、とか思ってたぞ。
扇:確かにな、ドラクエ3とかもまだ保ってるし。
ウィズはキャラ沢山作ってナンボのゲームだったから、別売りでターボファイルなんてのもあったな。
鈴:懐かしいのぅ、ターボファイル。
いろいろと使い道があったような憶えはあるが、持ってはいなかったのぅ……。
扇:私がウィズやる頃には、ターボファイルなんて過去の遺物になってた。(爆)
持ってたら持ってたで、キャラ108人作って梁山泊ごっこやったかも。
鈴:うわっ、育てるんめんどくさそ~(笑)
扇:天の星三十六人はまだしも、地の星七十二人とかは放置状態だろね。
んで、一キャラ一アイテムで個性を出すと。ワードナ先生どころか、フラックにも勝てないかも知れん……。
鈴:いや、ワードナ先生より、フラック先輩のほうが強いんだけど……(笑)
扇:特殊効果全部喰らわしてくる上にブレス吐くしな。
ティルトウェイトかましてくる分、先生の方が安全かもしれん。
まー、ヴァンパイアロード様の鬼ドレインが一番怖いっちゃ怖いんだが
鈴:なに、ロード様はなんと言ってもジルワンが唯一100%効く、稀有な相手だからな(笑)
……それにしても、なんか久々に紹介するマンガと関係がある話に終始してるなぁ。
扇:確かに……デカ文字も炸裂してないし。
いつもの流れだと、ここで時代劇の話をするんだがなぁ。
鈴:なに、時代劇はこのシリーズがそのまんまだ(笑)
と言うわけで、ストーリー紹介であります。
育ての親であるコンラッドが死に、狂王トレボーの城塞都市へ赴くこととなったリョウは、道中、エルフのリリスと出会う。
出会いから、城塞都市へ赴き、熟練の冒険者であるサコン、シルヴィア、モルグと出会い、冒険を重ねるうちに、最終的な敵であるはずのワードナ、そしてトレボーの秘密を知ったリョウは、かつては属性(善と悪)の違いなどから反目しあっていたパーティの生き残りのカルラたちとともに、ワードナへと戦いを挑み、そしてほんとうの敵を知る。
まぁ、ストーリー紹介は、いつものつれづれらしく書いてみるとこんなもんかなぁ。
扇:最近真面目だね、リンリン。
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扇:いや~、死んだわ。(↑CM参照)
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鈴:相変わらず、まめやなぁ。
私には死んだって無理な所業や(爆)
さて、ストーリー紹介は終わったのでキャラ紹介。
では、主人公のリョウ。初手から腹減ったと言う理由でいろいろとやらかしたりするも、血筋、育ての親など、いかにも少年漫画の主人公的な強さを持つ。
ワードナの迷宮で腕を磨き、ロードに転職してから最終戦に挑むこととなる。
これまた少年マンガらしく、強さは折り紙付きながらも、その他はけっこううとい、と言う特徴を持つ。
扇:では、長髪美形の侍、カルラ。
いわゆる少年漫画的ライバルキャラで、訓練所でリョウに負けたことをずっと根に持っており、ロキ率いる悪のパーティに参加して腕をみがく。
表面上は仏頂面のヒネた男だが、中身はリョウに負けず劣らず単純で、クールキャラのエリスにあしらわれる場面もあった。
善と悪、それぞれのパーティが壊滅状態に陥った際、リョウをパーティに誘い、ようやく成長したか……と思わせてくれたが、高慢な性格だけはそのままだった。ある意味可愛い人物ではある。(笑)
鈴:次に、初っぱなから登場し、リョウに助けられる(?)エルフの僧侶のリリス。
とにかくきゃんきゃんうるさいキャラだったが、長じるに連れ、若くして僧侶のすべての呪文を修得、ビショップに転職後、やはり短い期間で魔法使いの呪文を多く修得すると言う天才肌だが、エルフらしく生命力に乏しく、メインキャラの中では唯一、消滅してしまう。
ストーリー上はあまり語られないが、リョウと恋仲であるが、ロストによってうやむや。
姉、エリスとともに精神を共有することになり、重要な助言者となる。
扇:では、その双子の姉エリス。
カルラと同じ悪のパーティに所属する魔術師。
妹のエリスとは正反対にクールな性格で、キツイ発言でオヤジ二人組と対等に渡り合う。無論、カルラごときが舌戦で勝てる相手ではない。(笑)
いかんせん、物語的にはサブである悪のパーティ所属だったため、序盤はいまいち印象が薄かったが、リリスとの再会でキャラ属性が開花。師匠から使用を禁じられていたハマンを使い、若年層全員を救う大活躍を果たす。
リリス死亡後は妹の精神も吸収し、二つの心の間で葛藤していたが、最後は自分は自分と割り切って生きることを決めた。ある意味最強キャラかも知れない。
鈴:つか、最強というか、成長過程で最も精神的に成長したのがこの子だよなぁ。
では、次に影が薄いながらも最終的にはヒロインの座を手に入れたミリア。
当初は、未熟なリリスの代役としてカント寺院で死亡していたのを復活してもらい、加わった熟練の僧侶。
死ぬ前に、恋人をロストさせてしまうと言う過去を背負い、その影をリョウに見出すだけのサブキャラのはずだったが、最終的にはリョウとくっつくことになる。
いわゆる目立たないけど、頑張っていれば報われる、と言うのを地でいくひと(笑)
扇:つーか、シルビアと同い年にしか見えなかったしな……ミリア。
では最後に、某超人気モンスターが人間のフリして登場したアルカード様。(つーか、名前でバレバレ)
リョウとカルラが異色のコンビを組んだ後にパーティに加わったビショップ。裏事情に精通しており、呪文担当と言うよりは、情報役としての活躍が目立った。
ワードナに共鳴し、世界の支配を目論む悪魔族に対して色々と手を打つが……ほぼ無駄に終わり、スパイ役に使っていた一族の娘達も敵の手に落ちる。悲惨。
最後はこの世界での自分の役割を理解して、いずこともなく消えた。格好いいんだけど、出番が遅すぎた人。(笑)
鈴:まー、しょうがあんめい。
でも、要所要所で活躍はしてるぞ、アルカード。
それにしても、ジャンル的には少年マンガに属するマンガではあるけど、ヒロインがあれなのはけっこう珍しいよな。
扇:この作者、某御大の影響をモロに喰らってるからなぁ。(笑)
まぁ、調子に乗ってエリスまで殺さなかったのはよしとしよう。
鈴:そうねぇ、エリスとかミリアとか殺してたら、腐りまくってたわなぁ。
まぁでも、そういう意味ではリリスのみできっちりとストーリーを作ってくれたから、いいんだろうけどね。
扇:普通の少年漫画だと、リョウとリリスとミリアで三角関係だわな。
リリスの記憶を受け継いだエリスとの絡みもあるか……と思わせたが、上手いこと処理したと思う。
後は、絵かねぇ。とにかく初期はデッサンが荒かったんだが、後半は割と落ち着いたな。主人公達の年齢も上がったんでちょうど良かった。
鈴:絵はなぁ。
特に斜めからの絵はかなり終わってた気はせんでもないが、まー、話そのものがウィズ好きには楽しめる作品になってたと思うのでよしとしよう。
それにしても、初版で88年だから、ふっるいよなぁ、これ。
扇:絵を気にせんお前にそこまで言われるとは。
モロに80年代アニメの影響喰らってるあたり、納得だな。これはどうかと思うぞってところも多々ある。
ただまぁ、そういうとこを割り切って、ワンパックのウィズ漫画として楽しむ分には悪くない話やろね。ちゃんとアイテムとか職業は原作を踏襲してるし。
では、このままの勢いで次回は外伝を紹介しちゃったりします。また来週~。
鈴:そうそう。
Wiz初代を知っていれば、それをちょろっと拡張した設定とかではあるが、楽しめる作品ではある。
ただ、ものそのものが手に入りにくいほうなのが難点だがねぇ。
まぁでも、少年マンガ、と言うジャンルとは弱冠方向性は違うものの、楽しめる作品ではあるので、特にWiz好きにはオススメ。
と言うわけで、今回の木曜劇場、通称木劇はこの辺で、さよ~なら~