アクアラインで千葉へ入ると、東金への分岐があった。
それで、初めてのコースを行くことにした。
電車では昔来たことがあったが、最近はよくわからない。
そんなに遠くないのに、初めての道は遠く感じる。
山上さんのことが頭をよぎったが、余計なことを考えないで帰ることにした。
今日は、新宿で仲間の二人と会った。
山上さんの話は出なかった。あまりにも長いこと会っていないと、そういうことになるのだ。
普段、滅多に乗ったことがない京成電鉄で、しかも立石なんて名前だけしか知らなかった。
だから、観るものが初めてばかりで、新鮮だ。
よく残ったな、というのが実感だ。
一緒に行く人がいないので、もう一回と思ってはみるがそのままになっている。
温室へも入っていたんだ。
夏は、熱帯植物と水生植物、サボテン類が元気だ。
水の中には、今年生れた幼魚が見えて楽しい。
銅葺き
とまりぎ
神田や日本橋には、銅葺きの家が残っている。
火事に強いといわれ、昔に銅で覆った建物だ。
茗荷谷にも「あかがね御殿」といわれ、現存する建物があった。
これらは、第二次大戦の東京空襲のときに、被害にあわず焼け残ったのだ。
終戦から69年経ったが、今も残っている。
遺してくれるといいのだが。
裏門から入ると、梅林が近い。
この暑い時期的には梅の実もなく、向かい側の椿園へ入る。
八重の椿もあったりして、けっこう発見がある。
虫
とまりぎ
芦花公園の森は、蝉の声が溢れている。
その蝉が地中から上ってきて、これから羽化しようとするのを烏が待ち構えている。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシ、ヒグラシの声が聞こえる。
そろそろ秋の虫たちと交代だ。
中華料理だ。
横浜の中華街へもよく行くが、ここで美味い中華に出会うと、横浜へ行くのは別の目的があるときになってきた。
それくらいいい。
香辛料の使い方が、よほどいいのだろう。
いつも満足して店を出る。
なぜか烏の多い日だった。
餌をやる人がいるのだろう。その人が来るのを待っているのかもしれない。
こんなに多いと、子供でなくても襲われそうで気味が悪い。
「餌やり禁止」だよ。
中野ブロードウェイはせせこましく店が並んでいるが、妙に魅力のあるところだ。
大学がふたつも近くにできて、若者が集るようになった。
街に活気があふれる。
「まんだらけ」が話題になっている。