旅路 とまりぎ

いくつかのグループでのできごと(主に旅)

砂町銀座

2009年08月05日 | 商店街
                   商店街(砂町銀座)  
                                          とまりぎ

 営団地下鉄東西線の南砂町駅の北、都営新宿線の大島駅と西大島駅の南。明治通りと丸八通りの間に東西670mとけっこう長い砂町商店街がある。

  明治通りの北には、総武線の亀戸駅があるから、バスで行ってもいい。明治通り側には“砂町銀座入口”、丸八通り側には“砂町銀座”の標識がある。休日の人通りの多い日は、車は入れない。入ると白い目で見られるから入らない方がいい。
 真ん中より東の丸八通り側には、スーパーマーケットのビルがあって、商店街の一店舗のごとくなじんでいる。
  明治通り側の入口には行列のできるすし屋があり、同じ経営の魚屋は商店街のその奥隣にある。商店街より南へ少し離れた砂町小学校と清洲橋通りを挟んだ向いには、回転寿司屋ができてここもけっこう客が多いようだ。この回転寿司屋は大阪から進出してきた巨大なチェーン店だから、これと対抗できている商店街のすし屋はなかなかの実力派だ。

   商店街は主婦が毎日の食事のために集まってくるから、惣菜関係は多い。さつま揚げや天ぷらといった揚げ物の店は全体にちらばっている。おでん種も一緒にやっている店もある。焼鳥屋や焼とん屋も多い。酒屋も八百屋も魚屋も多い。

 食品以外にも百円ショップ店が数軒あったり、衣料品や靴、鞄、めがね、宝飾品、文房具、おもちゃ、薬局などほとんどそろっている。全体に価格は安めのようだ。  気楽に歩いてみると昔の都会のどこにでもあった風景があり、あまり気取っていない下町の雰囲気が感じられる居心地のよさがある。だが60年以上経過して古くなった店の建物は少しづつ改築されたり新築されていくと、そう遠くないうちに景色は変っていくに相違ない。丸八通りに近いところにあった風呂屋さんは、なくなってしまった。

   周辺の駅については前述のように、いくつかあるがちょっと離れていて、便利とはいえないこの地にこれだけ人の集まる商店街ができたのは、今は無くなった都電が明治通りを走っていたからに相違ない。都電の後は都バスが補ってきたが、このままではさらなる発展は難しい。

   新たに今は使われていない小名木川貨物操車場跡地再開発が始まった。砂町商店街より明治通りを少し北へ行ったところだ。これにより来客数増の相乗効果が期待できるかどうかは、開発がどのようなものになるかにかかっているといえるだろう。この地域の発展には大きな影響のあるところだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする