先日・5月6日(日)
ウチの別院(常住寺には、埼玉・上尾に別院があります)でお会式を奉修させていただきました。
ご法門は、こころの中の「ほとけ心」や「闇のこころ」について、お話しさせていただきました。
自分の中に、色々な自分がいます。
目線や立ち位置で、思考が大きく変化する。
置かれた環境で、モノの考え方が変わります。
よい信心前の人に囲まれれば、功徳を積もうとする良き信心前が芽生えます。
果たして、自分は、いま、どこを向いているか。
そして、他人に、どんな影響を与えているのでしょうか?
自分の言動が、人に影響を与えるなら、ご法門も、伝え方で大きくかわります。
上尾別院のお会式では、勇ましく説こうと思いました。だけど、優しく。
義は強く、こと柔らかに・・・です。
乗泉寺に、ボクの尊敬するご信者さんがいます。九州ご出身の女性です。
今回は、このお方のしゃべり方をイメージして説きました。
ようするに「ものまね」です。
但し、ふざけるのではなく、雰囲気やトーンをまねてみました。
すると、なんだか、慈しみの心が深まったような感覚に包まれました。
不思議ですね。
真似るって、こういう効果があるんだなぁ。。。
そう感じました。
やはり、「ならう」「まねる」というコトが、
ものすごく大事なんだって思えた瞬間です。
よいお手本を真似る。恩師のご信心前をそっくり真似る。
そうやって、良い坊さんになるんでしょうね。
ふざけて不良の格好をしたら、そういう気持ちになっちゃう。
清浄な出で立ちに整えたら、気持ちもそっちを向きます。
おふざけでも
「きらいだー」「ばかやろー」「あっち行けー」なんて言ってたら、
本当に仲が悪くなっちゃうかも知れませんね。
コトバって大事です。
ほんと、思いやりや、感謝、慈しみのこころを、コトバにして伝えたいものです。