バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

ステーキ膳所 アクワラングIMURA@松山

2010-10-08 08:58:06 | 料理(肉)

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松山の市電、大街道電停の近く、松山随一の繁華街である大街道のアーケード通りの一本西側の小路にあるお店です。ここは創業40年の松山に数少ない本格ステーキ専門店とのこと。四国の西側を巡る旅の途中、しばらく魚が続いてたので、たまにはお肉を、それもせっかくなので伊予牛を…っと思い、宿泊のホテルのフロントで調べてもらうことにしました。そこで見つけてもらったのがこのお店です。

店内はジャポニズムを意識した落ち着いた空間になっていて、鉄板オープンキッチンがあるものの全席テーブル席。テーブル席からでもガラス越しにシェフのパーフォーマンスが見ることができる。ガラス越しなので迫力には欠けるものの、臭いを心配する女性には嬉しいですね。

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サーロインステーキ(150g)&ガーリックライスのコース(8,400円)を注文、ボルドーのサンテミリオンを合わせて身みます。お通しの自家製豆腐に続いてサラダが出てきます。豆腐は豆の味が豊かで美味しい。

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しばらくした後、メインのステーキが出てきました。焼き方はミディアムレア。一口含むと肉の焼け目の香ばしさが鼻腔に広がり、そんなに力を入れて噛まなくても、旨みの詰まった肉汁ジュワっと口の中に広がります。普段、あまりステーキを食べることが無いので、この旨さ、伊予牛の所為なのかシェフの技術のお蔭なのかよく分からんが、そんなのどうでもいい。これは旨い!この鉄板のような器は砥部焼で、冷めにくいよう工夫されているらしいです。

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こちらは同行者の頼んだテンダーロインステーキ(200g)、ちょっと頂戴したが、サーロインよりさらに柔らかくって上品な風合い。どちらのステーキにも季節の焼き野菜が添えられています。玉ねぎが実に甘い。

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サーロインステーキにはガーリックライスが付いています。なるほど、脂身の無いテンダーロインではガーリックライスが作れないんですね。

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デザートはヨーグルトソースのアイスクリーム。これは特筆することありません。このお店、お肉に関しては非常に満足なのだが、ワインについてはもうちょっと頑張ってほしいな。シャトーでないAOCにしては高い値段設定だと思います。さっぱりとビールにした方がよかったかな。

  • 営業時間:11:30~14:30、17:30~23:00
  • 定休日:火曜
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ステーキ膳所 アクワラングIMURA ステーキ / 大街道駅県庁前駅市役所前駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


椿の湯@道後温泉

2010-10-07 07:59:55 | 温泉(愛媛県)

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道後温泉のシンボルとなっている道後温泉本館の正面から、商店街のアーケードを抜けたところに「椿の湯」があります。ここは道後温泉本館の姉妹湯として、昭和28年に新設、その後、昭和59年に改築された温泉施設です。道後温泉では、17本の源泉から出た湯を集中配湯しているのだが、その源泉の一つが椿の湯の中庭にもあるそうです。壁面には窓から湯と椿が流れ落ちる「からくり絵」が、ちょっとした遊び心ですね。

中に入ると、想像以上に立派な施設なので驚きます。広い浴槽の中央に本館を想わせる湯釜が設置され、ここからこんこんと澄明なお湯が掛け流されています。ただ、ここも本館同様に塩素投入。お湯にインパクトを感じません。本館のような特別な休憩室はないが、料金も330円と安く、観光客が少ない分、空いている。ここは地元の老いも若きも、全身にペインティングしたおじさんまで、大きな浴槽に仲よく浸かることのできる、日常使いの温泉ですね。

  • 泉質:アルカリ性単純泉 43度
  • 場所:伊予鉄市内電車・道後温泉駅
  • 訪問日:2006年1月22日
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鯛メシ専門 鯛や@松山(三津浜)

2010-10-06 22:45:17 | 料理(ローカルフード)

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伊予鉄道高浜線の三津駅から西の方へ旧街道のような道を抜けて港を通り過ぎたところ、雨の中、探し探し歩いてようやく見つけました。1日限定30食の「鯛メシ膳」(2,100円)のみ、完全予約制の店です。駅から結構な距離があると思ったのだが、後で店のご主人に聞いたところ、港山駅から渡し船に乗った方が近いらしい。実際、帰りにその方法で歩いたらかなり便利なことが分かりましたが…ここは天保5(1836)年創業のよろず問屋だったとのことで、昭和4(1929)年に建て替えられという立派なお屋敷。建て替えの際、延焼を防ぐため外壁に銅板を貼り巡らせたとのこと、さぞ羽振りがよかったんでしょうね。有形文化財に指定されています。

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通されたのは、かつてここで句会が開かれていたという客間で、三津浜の古い写真や、ノスタルジックな映画のポスターが壁に飾られ、一角には骨董の数々も品よく展示されています。障子の向こうは、こじんまりした庭園。聞こえてくるのはSP版のオールドジャズ…目にも耳にも優しいですね。座敷には座布団が両サイドに並んでいて、今や珍しい座敷にお膳でいただくスタイルになっています。

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鯛メシ膳は、刺身・吸い物・小鉢などのお膳と、お櫃に入った鯛メシという内容。トラハゼの甘酢煮は、頭から丸ごといただきます。そうめんかぼちゃはゆずのドレッシング仕立てでさっぱりと。

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お膳のメインは天然鯛のお刺身。旨みのある皮を残したお刺身は、身がプリプリで、噛めば甘みが広がってくる。

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鯛のお吸い物は実に上品な仕上がり。鯛の旨味がお汁に滲みだしていて味わい深いが、アラも堅くなっていない。

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メインの鯛メシはお櫃で出てきます。お釜で蒸された鯛の身と海藻が入っていて、自分で混ぜ込み、茶碗に装う。

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口に運ぶと鯛の風味がフワッと鼻腔に広がります。鯛の身がしっとりしていて質の良さを物語っています。ほんのりとした味付けで実に優しい仕上がりです。米もまた美味いな。タイミングいいことに今年初の新米とのこと。おこげがこれまた香ばしい。

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最後にデザート?の真桑瓜がでてきました。素朴な、懐かしい味ですね。ここのお料理、全体に上品で薄い味付けなので、素材の味が活きていて好ましい。

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予約電話を入れた際、ご主人と思しき方が電話口で「この日は実は休もうかと思ってたんですが…」っとおっしゃる。でも、こちらとしても鯛めしが食べたい。大阪から宇和島経由で行くんだが…っと伝えると、「宇和島に負けるわけにはいきませんね、では営業します」っと。正直やなぁ…でもなんかほのぼのした方やなぁっと思ってました。実際にお店に伺ってお話を聞いてみると、サラリーマンとして定年まで東京で勤め上げた後、故郷のこの地で、旧家を活かして鯛めし屋を開いたとのこと。料理も一から勉強して母の味を再現したとのこと。朴訥とした話し方の中に、人柄の良さがにじみ出ているご主人でした。再び松山に来る時には、ぜひとも訪れたいお店です。

  • 営業時間:11:30~15:00
  • 定休日:火曜、水曜
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鯛メシ専門 鯛や 郷土料理 / 港山駅三津駅
昼総合点★★★★ 4.5


やまこうどん@宇和島

2010-10-05 22:42:26 | 料理(うどん・そば)

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JR宇和島駅の駅前広場の南側、宇和島自動車の本社建物の横の細道を入って右へ左へぐるぐる探し回った辺り。宇和島グランドホテルの裏手、川沿いの住宅街の中にようやく発見しました。看板はおろか、店構えなんてもんは全くない、町工場をそのままお店にしているような風体で、まさしく嗅覚のみが頼りで探し当てたお店です。営業時間は早朝の5時から。終わりも早く朝の9時ということだが、それ以前でも売り切れ次第に終了とのこと。4人がけテーブル2つと、カウンター3席のみ。相席は当然のこと、それどころか営業用のカウンターの内側まで客が座っている始末。おばちゃん一人が八面六臂で動き回っています。

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メニューはかけうどん(350円)のみ。おばちゃんが持ってきてくれたうどんは、コシの弱い柔らかめの饂飩に、いりこ出汁の効いたやや甘めのだし汁で、実に優しい味ですね。うどんの上に乗っているエビ入りの天ぷらがこれまた旨い。

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全体の量は少ない目ではあるが、この優しい味わいと相俟って、朝食にピッタリ。特に二日酔いの朝には最高でしょうね。この不思議な営業時間の理由が解るような気がします。一応、セルフ形式のようだが、初見の客にはこのおばちゃんが全部やってくれます。下手にウロウロされるのが煩わしいのかもしれません。いっぽう常連さんはというと、うどんを茹でて、具をのせて、だし汁を掛けるまで自分でする。それどころか、自分で洗いもんをしたり、中には天ぷらを揚げることまでやってしまう漢もいるからオドロキですね。

  • 営業時間:5:00~9:00
  • 定休日:日曜、祝日
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やまこうどん そば(蕎麦) / 宇和島駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


丸水(水月庵)@宇和島

2010-10-04 22:44:21 | 料理(ローカルフード)

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宇和島駅を出て大通りを少し進み、宇和島随一の商店街「きさいやロード」のアーケードを終点まで歩き、少し奥に入ったところを探すと、旅館と見紛うかなり大きい建物が現れる。今夜はここで宇和島の郷土料理をいただくことにします。建物から想像できるとおり店内もかなり大きいようだが、通されたのは入口に近いこ洒落た半個室。全体の広さは判りません。予約の際に喫煙か禁煙かを尋ねられたので、禁煙でお願いしたところ、この半個室があてがわれたようです。

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先ず最初に注文したのは「宇和島づくし」(1,000円)と「太刀魚巻き」。この「宇和島づくし」は宇和島郷土料理の、ふかの湯ざらし・ふくめん・じゃこ天・鯛皮巻・かまぼこが5点盛になっています。

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「ふくめん」は4色に彩られた見た目も鮮やかな料理。ミニサイズなので可愛らしいが、昔から南予地方で作られている郷土を代表する魚料理で、本来なら祝い事やお正月などに大皿に盛られるダイナミックな料理。紅白の鯛のでんぶにネギ、みかんの皮、という4色の、見た目でも楽しめる料理です。色の鮮やかさを愛でた後に豪快に混ぜ合わせて食べると、つゆとこんにゃくと具との調和が実にいい。前菜にぴったりの一品です。

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ふかの湯ざらしは、市場価値の低いフカを、地元に人たちが惣菜として酒の肴にしたのが始まりとのこと。意外と臭みは全く感じない。

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じゃこ天は小魚の骨ごと練った揚げかまぼこで、これは全国的に知られてますね。骨の残るザラザラした食感が旨みを増幅させる。

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「太刀魚巻き」はその名のとおり、太刀魚を三枚に下ろして竹に巻き付け、たれをつけて炭火でじっくり焼いたもので、竹輪に似た形状ながら、風味は全く別物。竹輪よりずっとリッチ!

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ほご唐揚げ(1,600円)、「ほご」とはカサゴ(関西ではガシラ)のことらしいです。骨までよく揚がっていて、皮や骨はパリパリと食べれるが、対して内側の身はふっくらとジューシー。

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かぶと煮は天然鯛のジューシーな面の身に甘みを抑えた味付け。甘い関西の煮汁とはちょっと異なる、鯛本来の風味を出すのが、魚の本場らしくていいですね。

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「鯛めし」1,790円(税込)は鯛一尾の姿造りとお櫃で出される豪快なもの。秘伝のタレに玉子を溶いただし汁に、宇和海で獲れた天然鯛を漬け込んでご飯の上にまぶして食べる。同じ鯛めしでも、羽釜や土鍋で炊き込んだものもあるが、この宇和島地方の鯛めしは基本は漁師メシ。火の使えない船の上で酒盛りをした時、酒を飲んだお椀に飯を盛り、生の鯛の身をのせてそのまま食べたのが始まりとのこと。

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鯛の身と海藻をアツアツご飯にトッピング。茶碗ごと豪快に口に流し込む…あぁ…言葉が出ない!この旨さは宇和島に来てこそ味わえるものですね。新鮮な鯛もさることながら、味の決め手はこのタレかな?さすが本場の鯛めしです。宇和島に来た甲斐がありました。

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このお店、こう言っちゃぁなんだが、地方の割には雰囲気もサーヴィスも洗練されている。建物の造りから元は旅館だったのかもしれないなぁ…にもかかわらず、一品一品の値段はそんなに高くない。今回は頂いてないが、限定のサービス定食はなんと1,500円。地元で人気なのも頷けます。

  • 営業時間:11:00~14:30、16:30~20:30
  • 定休日:火曜
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丸水 郷土料理 / 宇和島駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


さこや@四万十

2010-10-03 23:09:00 | 料理(鰻)

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高知県四万十市…というより土佐の小京都・中村といった方がわかりやすいかな?土佐くろしお鉄道の中村駅から車なら約15分、市街より四万十川を3キロぐらい上流に登ったところ、佐田の沈下橋の近くにある食堂です。

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目当てはもちろん天然鰻。ただしこの鰻のためにわざわざ高知県の端っこまで足を延ばすんだから臨時休業なんてことがあったら目も当てられない。なので予約の電話を入れてみると…この夏は不漁で当日に天然ものを用意できるかどうか分からない、その場合は養殖ものになるとのこと。天然ものが揚がれば取っておくけど期待しないでね…っと釘を差されました。自然が相手なので仕方ないですね。微かな望みを頼りに訪れることにしたのだが、やっとこ店に辿りついたものの早速お詫びが…やはりダメだったみたいです。

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気を取り直して養殖のうな重(1,900円)と、川エビの唐揚げ(800円)を注文。川エビがまず出てきました。この川エビ、見事な色に揚がっています。口にほうり込むと、サクッとした食感ながら、身も詰まっていて、エビの風味が口いっぱい広がる…これは止まらん!

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遅れて出されてきた鰻。天然ものでないのは残念だが、見た目はかなりのボリウム。

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早速いただいてみると、身は厚くプリプリした食感。なかなかいい感じ。タレが少し若いかな?っと感じてしまう直線的な味わい。普段、天然物なんてとても食べれるわけではないので、これが天然ものだ!っといわれて出されたら納得してしまうかもしれない…

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店内は田舎風の造りで、テーブル席少々と小上がり。店の真ん中に水槽もあり、塩ビパイプの中に鰻が棲みついています。このお店では屋形船も営業しているようです。のんびり川下りをしながら天然鰻を食べたいもんです。

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今回、夜行バスで中村についたので、当然ながら車が無い。やむなく駅前で自転車を借りて辿り着いたのだが、日本に残る最後の清流・四万十川の畔は絶好のサイクリングコースになっていて、沈下橋など見どころも多い。天気が良ければぜひともサイクリングをお奨めします。

  • 営業時間:8:00~16:00
  • 定休日:木曜
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さこや うなぎ / 国見)
昼総合点★★★☆☆ 3.0


アルペンルート・乗り物と温泉てんこ盛りの旅(4)@富山

2010-10-02 09:51:43 | ☆バスde温泉(東海・北陸)

アルペンルート・乗り物と温泉てんこ盛りの旅(3)@富山の続きです

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ホテルの前から朝一番の路線バスで出発。富山地方鉄道のふそう車です。天気がいいので、今日は予定通り黒部峡谷を下流から攻めてみることにしましょう。

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富山地方鉄道は地鉄と呼ばれていて、鉄道やバスのほか、富山市の都心部に路面電車も走らせています。

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地鉄の富山駅から宇奈月温泉行きのローカル電車に乗ります。電車は地方私鉄では珍しい、中古車ではなく自社で発注されたもので、この形式は昭和36年から39年にかけて造られたもの。かなりのベテランではあるが、丁寧に使われており、それほど古さを感じない。転換クロスシートは快適です。各駅にこまめに停まりながら富山平野をのんびりと。

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電鉄黒部駅のあたりから向きを変え、山に向かって進んでいき、およそ1時間ほどで宇奈月温泉駅に着きました。

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宇奈月温泉で、今度は黒部峡谷鉄道に乗り換えます。関西電力グループのこの鉄道は、冬場は営業休止することであまりにも有名。軌間は762㎜の、いわゆるナローゲージのため、車両はどれも実に小さい。

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電気機関車もかわいらしく、そのスタイルがスイスの登山鉄道風でお洒落です。でも、オレンジ色と茶色の配色は、そこらへんで見かける関西電力の事業用車両と全く同じです。関西人には日常そのもので、正直、萎える。

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窓ガラスつきの客車もあるが、こんな日ならオープン型の車両のほうが見晴らしがよく、吹きっ晒しの風も気持ちいい。意外に乗り心地も上々で、客車特有の発車時のショックが全くない。

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その秘密はダンパー付きの連結器にあるのでしょう。

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車窓(といっても窓はないが)の右や左に絶壁や奇岩、ダムや発電所が現れ、時が経つのを忘れさせてくれます。写真は出し平ダム。

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直角にそそり立つ岩肌は、ねずみ返しの岩壁と呼ばれる絶壁で、猫に追われた鼠ですら登るのを諦めると言われています。絶壁の足元にある駅が猫又駅で、猫もまた追うのを諦めるから猫又とか…

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黒部川第二発電所は昭和11年竣工の建物で、モダニズム建築の旗手、山口文象の作品とのこと。その端正な美しさに目を奪われます。

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全く飽きることを感じさせない1時間15分、早くも終点の欅平駅に着きました。とりあえず帰りの列車の予約と、切符の購入を先にしておくことにします。こんな場所で積み残されたら目も当てられないからね。

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平という地名なのに、平らなところは殆どありません。山肌にへばり付くように建てられた黒部川第三発電所の上に駅施設を構築したようです。この駅からは関西電力黒部専用鉄道が延びているが、我々一般人は乗ることはできません。

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この欅平から黒部川上流へは、一般人の歩ける道もなく、支流の祖母谷川に沿って上流を目指す道があるのみ。この道でちょっとだけハイキング気分を味わうことにします。

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えげつないオーバーハングは、人喰い岩と呼ばれているそうです。この道を歩いている途中、地元の軽トラックとすれ違いました。でもこのトラック、下界と繋がる道のないこの地へ、どうやってここにやって来たのでしょう。峡谷鉄道の貨車に積まれて来る以外、方法はないと思うのだが…そもそもガソリンはどうするの?

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再び峡谷鉄道に乗って、今度は渓谷を下ってゆきます。今度もオープン型の客車で、絶景を堪能。が、列車がトンネルに入るとともに著しい冷気が襲ってきて、乗客の中にはガタガタ震えている人もいます。真夏ならいいが、紅葉シーズンでは窓付きの車両を選ぶか、かなりの厚着をするほうがいいでしょうね。

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宇奈月駅で味のある凸型電気機関車を発見。どうやら貨物用のようです。

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時間の都合で入館を諦めたが、宇奈月駅の直前に黒部川電気記念館があり、黒部の電源開発の歴史を紹介しているようです。記念館の玄関には峡谷鉄道の初期の電気機関車が展示されています。L型のこの機関車、有名な草軽電鉄のジェフリーとよく似ていますね。

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宇奈月温泉駅に現れた地鉄電車の車両は、これも地鉄オリジナルの14760形。地鉄では車両のカラーリングを順次オレンジとブルーグリーンの塗り分け(立山から乗った車両の色)に変更しているようだが、どう考えてもこっちのほうが垢抜けているように思うのだが…

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新魚津駅で地鉄からJRに乗り換えます。ローカル電車でのんびり富山まで行くことに。

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車窓には立山連峰が広がっています。さっきまであの上にいたのですね。

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富山駅は今だ跨線橋の残る懐かしい佇まい。それでも北陸新幹線の着工に先行して、一部で高架化工事も始まっているようです。北陸新幹線は東京と長野を結んでいる新幹線を、富山、金沢、福井を経て大阪に達するもので、一部、工事は始まっているが、福井・大阪間はルートすら決まっていません。

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駅で車中で食べる弁当を探します。富山の駅弁といえば鱒寿司があまりにも有名だが、百貨店やスーパーマーケットの駅弁フェアで簡単に手に入れることができるのでパス。ホタルイカや白えびなど、富山の食材が散りばめられた富山湾弁当にしました。治部煮、ウマウマ。鱒寿司ウマウマ。白えびのかき揚げ、激しくンマイッ!

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あとはサンダーバードで大阪まで一直線です。今回の旅ではトラブルらしいトラブルは無かったなぁ…満足感に浸りながらシートを倒すと、大阪駅まで気を失ってしまったように熟睡してしまいました。

  • 訪問日:2007年9月13~15日
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