朝明けに

聖書のことばから、うれしい一日一日の糧を!

柔らかな言葉、平和を実現する者にと

2019-04-13 21:17:10 | 聖書から

 柔らかな応答は怒りを静め、
傷つける言葉は怒りをあおる。箴言15:1

 平和を実現する人々は、幸いである。
その人たちは神の子と呼ばれる。マタイ5:9

 ルカ18:31~43
 マタイ26:57~68(通読箇所)
   (ローズンゲン日々聖句4/13;土)
 
 人は、心に満ちていることを口が話すのだそうです(マタイ12:34)。
柔らかな、優しい心の人からは柔らかな言葉が出てきます。

 しかし、「神のひとりのようになり、
善悪を知る」ようになっている私たち(創世記3:5、22)、

 「私は天に上ろう。
神の星々のはるか上に私の王座を上げ、
北の果てにある会合の山にすわろう。
密雲(神の御座をおおっている)の頂に上り、
いと高き方のようになろう」とするサタンの性質を受けて
「的外れ」になっている私たちは、
自分を一番上に置き、
よいもののすべてを独占しないと気が済まないのですね。

 その私たちの心から出て来る思いは、
人を批判し、傷つける思いであり、
その口からは傷つけ、怒りをあおる言葉が出て来ることになるのですね。

 イエスは弟子たちに言われました。
「さあ、これから、
わたしはエルサレムに向かって行きます。
人の子について預言者たちが書いているすべてのことが
実現されるのです。
人の子は異邦人に引き渡され、
そして彼らにあざけられ、
はずかしめられ、つばきをかけられます。
彼らは人の子をむちで打ってから殺します。
しかし、人の子は三日目によみがえります。」(ルカ18:31~33新改訳)と。

 そして、あの夜、
大祭司から派遣された人々は、
十五夜に近い月明かりのゲツセマネの園でイエスを捕らえ、
イエスを大祭司カヤパのところへ連れて行ったのだそうです。

 大祭司はユダヤの最高議会を開き、
イエスを死刑にするために、
イエスを訴える偽証を求めたのですが、
証拠はつかめなかったのだそうです。

 そこで、大祭司が言ったのですね。
「私は生ける神によっておまえに命じる。
おまえは神の子キリストなのか、答えよ」と。

 イエスは
「あなたが言ったとおりです。
しかし、わたしはあなたがたに言います。
あなたがたはいまから後に、
人の子が力ある方の右の座に着き、
そして天の雲に乗って来るのを見ることになります」と答えられ、
「神への冒涜だ。彼は死に値する」とされたのだそうです。

 そして、彼らはイエスの顔につばきをかけ、
こぶしでなぐりつけ、また、平手で打って、
「(おまえが全知なる神、キリストなら)当てて見ろ。
おまえを打ったのはだれか」(マタイ26:57~68)と侮辱したのですね。

 そして、ユダヤの死刑の仕方は石打の刑なのですが、
その当時、ユダヤはローマの支配下にあり、
ユダヤ人には死刑が許されていなかったので、
ローマ総督ピラトに訴え出たのだそうです。

 そして、ピラトが無罪を認めて釈放しようとするのを、
大衆をもって暴動を起こす勢いで迫り、
無理やり死刑の判決を出させて、
異邦人であるローマ兵の手によって、
ローマの処刑の方法である十字架刑で処刑させることに成功したのだそうです。

 このようにして、サタンは
「女の子孫」として来られた方のかかとにかみついたのですが、
しかし、そのことがサタンの頭を踏み砕く」(創世記3;15)
ことになったのだそうです。

 【父である神】は、
この、イエスが受けられた十字架刑での処刑をもって、
私たちすべての人間の「的外れ」の責任が果たされたもの、
私たちの処刑が終わったものとしてくださるのだそうです。
私たちの〔生まれたときからの私〕という霊を
死んだものとしてくださって。

 さらに【父である神】は
死んで墓に葬られたイエスを三日目、日曜日の早朝、
死人の中から新しい霊のからだに復活させ、
40日に渡って何度も弟子たちに現れさせた後、
オリーブ山で弟子たちが見守る中、上げられ、
ご自身の右の座に復帰させなさったのだそうです。

 そして、このイエスを通してもう一人の方、
【聖である霊】と呼ばれる方を受け入れる者に派遣してくださって、
この方によって、
ご自身が私たち一人一人に思っておられる御思いを、
一人一人の心に置き、書きしるしてくださって、
受け入れる者の心に
ご自身の御思いがあるようにしてくださるのだそうです。
受け入れる者がご自身と一つ心になるようにと。

 それで、受け入れる者は
神と思いを一つにする「神の子」の身分を与えていただき、
イエスのように、柔らかな応答をする者に、
平和を実現する者にもしていただけるのだそうです。
イエスを通して来てくださる【聖である霊】と呼ばれる方によって。

 サタンの、私たちを地獄の道連れにしようとする目論見を打ち破って。
今日も。


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