みかどん育児日記

自由を愛するみかどん(7才)を育児中のワーキング・マザーの日記です。

3度目の正直となるか

2012年02月07日 | 博士
昨晩無事に戻りました。

南アと香港の乗り継ぎラウンジでひたすら仕事をして、
空港で買った本(Chocolate Nations; Living and Dying for
Cocoa in West Africa)も頑張って読んで、
戻ったら買いためた本を読みつつモザンビークのペーパーを余裕を持って
書きたいと思っていたけれど、なかなかそうはいかないのですかねぇ。

ちなみに、Chocolate Nationsは最近よくあるチョコレート生産国の
農民の窮状を訴えて、Fair Tradeを勧めるその手の本から思っていたら、
ちょっと視点が違っていて面白かった。
それにしても、ガーナ・コートジボワールのココア生産者達の窮状を
読みつつ、機内食のデザートで出されたハーゲンダッツの蓋を
あけると、珍しくチョコレート味で、とても複雑な気持ちになりました。
カカオ発祥の地で飲み物として流通していた中南米と違い、アフリカの
生産国ではチョコレートは全く通常の食生活の中に組み込まれておらず、
収穫に携わる農民・子ども達が味わうことはおそらくないのです。
カカオにまつわる危険な利権構造、そしてセクターの複雑な構造、
原材料があるんだからなんとかして現地で生産できるようにすればよい、と
ナイーブに思っていた私の甘い幻想は見事に打ち砕かれました。
とはいえ、一生懸命現地で製造しているWallace's Omanhene、オマンヒニ
というブランドは日米のマーケットに入ってきているようです。
http://www.pappanino.com/omanhene.htm 
現地生産なので高いのは仕方ないか。


とまぁ余談はさておき(むしろ以下が余談かも)、

私の行く先をいつも心配してくれているメンター(?)の一人が、
出張中に「自分のかつての指導教官の下で博士を取れば」とメールを下さり、
ネット環境の悪い中で必死にサイトを見たところ、その締切が明日…
流石に帰国直後に2日で研究計画書や他の出願書類を揃えるのが
難しいと返したのですが、
「この一日あるだけでも良かった。運命を感じます」との
励まし?プレッシャー?を頂いて、いつものごとく、今晩の
消印有効まで粘るかと思いなおしました。

研究計画書のでっち上げもしんどいけど、学士と修士の修了証明書、
成績証明書もどこかにいってしまったので下手すると明日2大学を
回らなくてはいけないし、おまけに10数年前の恥ずかしい修士論文が
見つからず、実家でも慌てて探してもらったけれどあったのは
最終稿の前の赤だらけのものだけ。
二度と見たくない恥ずかしい論文なので放置しておいたけれど、
これがないと出願できない大学が多いので、真っ青になりました。
なんせ大昔なので、データもフロッピー(笑)に保管していたし、
それも一体どこに行ってしまったのか。
両親とダンナを巻き込んでひと騒ぎし、もう諦めた瞬間に
自宅の棚からぽろっと出てきて、こんな出来の悪いものでも
コピーを数部取っておかなければいけないと痛感。

明日の午後はおまけにみかどんの小学校の保護者会があります。
明日は子連れなので、幼稚園から引き取って、そのまま
小学校に。そして幼稚園は朝から園外保育で私服登園&お弁当持ちと
いつもよりハードルが高く、卒園アルバム代とDVD代、先月の
給食代もおつりなしでびしっと揃えて持っていくことも
考えると(本当に些細なことだけれど…)、
これで私が徹夜をしたら朝には幼稚園に連れていけないのでは?と
不安でいっぱい(幼稚園行ってくれないと、仕事&出願準備ができない)。
ダンナは用事で実家に行っているので、起こしてもらえないし…

こんなに無理して出願するのは諦めようかなぁとも
思うのですが、今回の出張中、ますます、次のステップを
考えようと思ったこともあって、いや、ここはなんとか
粘って頑張るべきかと悩んでいます。。。

悩むくらいなら研究計画書を書け!と思うのですが、
急にでっち上げられないので困ってます…
やりたいテーマも絞り切れていないし、
知っている方の指導教官と思うと、変なものは出せないし…

あれ、もう2時です。
さて出願できるかどうか。


帰宅してから半分パニックに陥る私を見て、みかどんはニコニコと
寄ってきて「ママが大変な時はみかどんが励ましてあげるからね」と
優しい一言。
「一緒にお祈りしよう」と言うので、少しだけ心を落ち着けて
二人でお祈りしました。
みかどん健気です。