山のあなたの 空遠く
幸い住むと人のいう
噫 われひとと尋めゆきて
涙さしぐみ かえりきぬ
山のあなたに なお遠く
幸い住むと人のいう
ドイツのロマン派詩人 カール・ブッセ (Carl Busse,1872-1918)の有名な詩。(上田敏:訳)
山の向こうに幸せがあるという。行って見たけど幸せは見つからない、もっと遠くの山に行けばそこにあると人が言う。
けれど、行けども行けども幸せは見つからないでしょう、なぜなら幸せは自分の心が作るものなのだよ ということなのでしょう。
秋はこんな素敵な詩でも口ずさんで見たい。
(写真はやんばるの秋の空)