沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

人生はかわりばんこ

2010年10月26日 | 日々のこと
 先日の晴れた日、また両親と妹N子とドライブに行った。329号線を南下して、与那原、佐敷を通って、新里坂(しんざとびら)を登って行った。どこへ行くとも聞かないので、N子の気の向くまま車は走っていた。と、よく行く玉城の風景が見えてきたが、
「あれっ?どこだっけ?」
「なにが?どこ?」と言いながらも車は走らせたまま・・なので、
「垣花樋川(かきのはなひーじゃー)」といった時には既に大通りに出ていた。私が息子と二月にそこを目指しドライブしたのに結局通り過ぎて行ったのと全く同じパターンだった。
「早く聞けばいいのに!」
私も残念だった。私は金武大川のほとりで育ったので、湧水、川なるものが大好きなのだ。だからまたまた残念だった。N子は
「また、今度にしよう」
と軽く言った。すぐそこだったのにな~~~。

 そこから下って大通りを右折、どこというあてはないまま糸満向け走る。私は言った。
「行きたい所があったら、早め早めに言った方がいいよ、そうじゃないと、すぐ通り過ぎるから、このワンマン運転手は」と。皆大爆笑。
すると、父が
「ここまで来たら奥武島まで行ってみよう」
「なんで、魚買うわけ?」とN子
「買わなくても、行くさ。買ってもいいし」また皆大爆笑。

 父は半年前ぐらいここへきて魚を買ったが、買った魚を忘れてきた。その時妹N子に電話して取りに行ったことがある。
 その時、
妹:「わざわざ行くわけ?」
父:「忙しいなら、いいよ」
妹:「近くで買った方がいいんじゃない?わざわざ行かなくても」
父:「そうだね」
とずけずけものを言う、言いたいことははっきり大きな声で言う妹。しかし、老親に言ったものの心がとがめ、翌日、午前中の仕事が終わってから、実家に迎えに行って、二日続けて奥武島へ連れて行ったのである。根はやさしいいい奴なのだ。
 
 ドライブの大好きだった両親に、昔連れて行ってもらった所を、今度は私と妹が、折々に連れて行く。人生はかわりばんこだ。

 (写真は奥武島の入り口、今その辺りに新道路建設工事が進められている)
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 三原色 | トップ | 大型台風がやってくる »
最新の画像もっと見る