沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

「つなみ」

2011年03月23日 | 日々のこと
 「つなみ」という紙芝居を通して、津波の恐ろしさを忘れてはいけない、侮ってはいけないと伝え続けているおばあちゃんがいた。
 TVで見たのだったが、おばあちゃんは昔、お母さんと兄が津波に飲み込まれた悲しい体験をしていた。津波は大切な物をすべて奪い去って行く。忘れたころに怪物はやってくる、「津波がくる!と聞いたら、自分一人でも高台の方へ走って避難しなさい」「自分で自分の身を守りなさい」といい自分が体験した事、教えられた事を、紙芝居にして子どもたちに伝え続けていた。

 災害は忘れた時にやってくる。自分の身は自分で守れ。という事は、沖縄の台風にも言えることだ。この二年間台風が来ない、毎年通過して「台風銀座」と呼ばれていた沖縄だったが、このまま台風が来ない年が続くと、子どもたちは台風が接近してきても「危険察知」「台風対策」が出来ないのではと、不安になる。

 「つなみ」のおばあちゃんのように、沖縄に住む私達は、次世代へ「台風の恐ろしさや、その対策」を伝え続けていかなくてはならない。

 それともう一つ、伝えたいものがある。
 震災にあった方達を助け合う温かい人々の事。震災にあっても、頑張って行く、また再建すると前向きな人たちのことを。

 震災地からのレポートに毎日胸が熱くなる。

 頑張ってと言っていいのか、わからない。心を強く持って・・一日づつの・・積みかさね。
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