沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

気は若い父

2011年09月09日 | 日々のこと
 父がデイケアに行った日の夜、どんなだったのかなと実家に行ったら、まだ九時なのに真っ暗。気にはなったが引き返した。
 翌朝6時30分頃父の電話で起こされた。尿が出なくて痛いので病院に連れて行って欲しいと言う。
 痛みでろくに寝ていない父は、看護婦さんに「あっイタタ、早く見てくれないか、薬だけでも貰えないか」と訴えていたが、CT検査をして、診察が終わってから、やっと処置となった。導尿でたまっていた尿を出したら、痛みが消えたようで、表情も和らいだ。管が付けられたまま、「待合室で待ってて下さいね、後で説明しますから」と言われて、二人で待っている間、父が
「わしは、こんなのぶら下げては、どこへも行けないじゃないじゃないか!」と憤慨して言ったので、私は「90歳になるじじいがどこに行くの?」「それを入れるかわいい袋作ってあげるよ」と。そう言って二人で待合室で、患者らしくない大笑いをしてしまった。
 しばらくして看護師さんから、尿の捨て方とか、風呂の入り方とか説明を受けた。そして、看護師さんが、いなくなると、父は
「なんで、こんな所で、人に聞こえる所で言うのかね?こんなのは中で言えばいいのに」と。「そうだよね」と私も言った。父はまだ気は若いので、こういうカッコ悪い所を人に見られるのがいやなのだ。
 父でなくとも、病院に行く度に私も思う。「今日はどうされたのですか?」と、他の患者さんがいる所で聞かれるが、ものすごく無神経だなと。
 父は二週間この管を付けたままなので、気落ちしているようだが、夕方、様子伺いに行ったら、「昨晩はトイレに通う事がなかったので、何年振りかでぐっすり寝たよ」と。
よかった~。装着していいこともあるじゃない!

 (最近簡潔な文章が書けず、長くなってしまって、写真も一枚に絞れない私、老化?)
 こんなブログに来てくれてニフェーデービル

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