『ヤクザ式 相手を制す最強の「怒り方」』 向谷匡史

2014年10月11日 10時52分21秒 | 読書
3連休の初日はいい天気ですが、台風が心配なところです

「百戦錬磨の“怒りのプロ”から、“負の感情”を無敵の武器に変える力ワザを盗め!ストレス社会で勝ち抜けるための処方箋。 」(BOOKデータベースより)


ヤクザといえばふつう怖がられる存在で、怒ってビビらせて・・・というイメージ。
ただ、やくざの怒り方はそんな単純なものではないと。
感情に任せて怒っているだけではよい結果は出てきません。

必要なのは、冷静に、かつ、あいてもこちらにも禍根の残らないように、それでいて自分に利益が出るような怒り方をすること。
そこが堅気とヤクザの怒り方の違いというところらしいです。

ただ、わたくしどなりつけるのは苦手です。
怒るときは冷たいらしいです。

『クリエイティブ人事 個人を伸ばす、チームを活かす』 曽山哲人 金井壽宏

2014年10月04日 22時35分26秒 | 読書
今年は幾分秋を感じられてますね。異常気象という言葉は嫌いですが、こういった普通のことは記憶に残りにくいのでしょう。

「変革の推進者にならなくてはならない人事が、変化を最も嫌う部署になっているケースは多い。しかし、人事のパフォーマンスが変われば、会社の業績は変わる―。社員の心を打つ数々の人事施策を打ち出し、会社の急成長を支えてきたサイバーエージェントの取締役人事本部長が、組織行動研究の第一人者との対談も交え、「人事のクリエイティビティ」とは何かを問う。 」(BOOKデータベースより)

クリエイティブ人事ということで、おもにサイバーエージェントの人事本部長の曽山さんの経験がのべられている本です。
人事の参考にされたい人の評価は散々なものになっていますが、「そもそも人事の参考にする気は毛頭ない」僕からしたら、そこまで悪く言うものではないかと思います。もっとも、ぼくは人事担当でもなんでもないただの経理屋です。

前提条件からいうと、サイバーエージェントは98年に創業したインターネットベンチャーです。ベンチャーとはいえ資本金は70億を超えていますが。
いまだに高度成長中の会社内で起きている人事に関することが書かれています。

さて、曽山さんはもともとは人事の担当者ではなく、営業の責任者だったころに異動で人事本部長になった方です。
人事の先入観というものがないからかわかりませんが、いろんな制度を導入していきます。
どれもが斬新なものというわけではありませんが、なかには変わったものもあったりします。
2駅ルールなんか、おもしろいとおもいましたけど。

まあ、それはそれでおいておいて、私は前職のときは人事にかなり不満を持っていました。
ヤクショなんでいろんなしがらみの中やっているとはいえ、しがらみなんて破ってしまえばいいもので。
前例は作ったもん勝ちですw
その点、曽山さんは社員と向き合って、対話して、自分が動いて解を捜していく。
そういった姿勢は、普通のビジネスマンにも通じているところだと思います。
実際社員は、「めんどくせーな」「人事とはかかわりたくねーな」とか思っているかもしれません。
でも、人事だけじゃなく、いろいろなポジションでも現場と向き合って対話して、机上だけで終わらせないという姿勢は大事だなと、再確認した次第です。

今日はこの辺で。

『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』池井戸潤

2014年09月24日 20時55分09秒 | 池井戸潤
いまさらですが、半沢直樹原作です。話は続きですのでまとめて紹介します。

「大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。 」(「オレたちバブル入行組」BOOKデータベースより)

今頃になって半沢直樹を見たので、原作を読んでみました。
原作⇒ドラマとか映画っていうパターンはだいたい小説に思いが強すぎてがっかりするんですけど、今回は逆パターンです。

さて、倍返しだの半沢さんですが、小説ではもう少し優しいですね。
まあ、ドラマなんでかなり誇張しているところがあります。
愛しの花ちゃん(上戸彩)はそんなに大事なポジションじゃないし。
まあ、あまり書くと半沢ファンにも怒られてしまうかもしれませんね。

ドラマで見て不可解だった点が小説では書かれているので謎が解けたりしましたが、ぎゃくにドラマのキャラクターが強すぎてそのイメージのまま読んでしまいましたね。
まあ、よくあることですが、小説とドラマは似て非なるものです。

それを受け止めれるならお読みください。

『憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークⅩⅠ』 石田衣良

2014年09月17日 19時52分22秒 | 石田衣良
ついに、ついにIWGPの新作が発売になりましたね♪

3年半ぶりです。

「池袋チャイナタウンに吹き荒れる、ヘイトスピーチの風。本当の敵は、一体どこにいる?日本の今がここにある。3年半ぶりの、シリーズ第11弾。」(BOOKデータベースより)


こないだ紹介した「キング誕生」はスピンオフ作品でしたが、これは正真正銘のシリーズものです。
今回は、危険ドラッグ(当時は脱法ドラッグでした)を扱った「北口スモークタワー」、ギャンブル依存症(パチンコ依存症)の「ギャンブラーズ・ゴールド」、店舗を持たずいろいろなところで仕事をする人を描く「西池袋ノマドトラップ」、そして中国に対するヘイトスピーチを扱った「憎悪のパレード」の4作。

「ノマドトラップ」はわかりませんが、他はいずれも現代の問題を取り上げてますね。
いつものIWGPの調子です。
ただ、今回は解決の仕方が緩いなと思いまして。
もうちょっとすかっとさせてほしかったですね。
Gボーイズもサルも出てきましたが、いずれもそこまで主張がありませんでした。
ただ、忘れ去られていたマコトの妹が再登場したのはよかったです。
もっと出してほしいですね。

今後はまた1年ペースぐらいで出版してくれるんですかね?石田さん。
よろしくお願いします。

『キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇』 石田衣良

2014年09月15日 16時20分57秒 | 石田衣良
ひっさしぶりのIWGPシリーズの特別書き下ろしです。

「誰にだって忘れられない夏の一日があるよな―。高校時代のタカシには、たったひとりの兄タケルがいた。スナイパーのような鋭く正確な拳をもつタケルは、みなからボスと慕われ、戦国状態だった池袋をまとめていく。だが、そんな兄を悲劇が襲う。タカシが仇を討ち、氷のキングになるまでの特別書き下ろし長編。 」(BOOKデータベースより)

私のブログを昔から読んでくださっている方(いる?w)はよくご存知かと思いますが、石田衣良さんの代表作であるIWGPシリーズ。
過去10作とスピンオフとして「ルージュノワール」、そして「コンプリートガイド」と出版されてきましたが、ここにきてノーマークながら新作を見つけてしまったので内容も見ずに買いました。(このブログで本を紹介し始めたころにはすでにかなり読み進めていたので、あまり紹介はしていませんね)
私は出たら必ず買うというシリーズは2つしかないんですが、そのうちの一つがIWGPです。
もう一つがわかった方はかなりの大橋通です。

さて、今回の作品はIWGPの始まる前の話。
マコトとタカシがまだ都立豊島工業高校に通っているころの話です。
IWGPは卒業後の話でしたね。
この作品には、なぜタカシが氷のキングになったか、そこを長編小説に仕上げています。

タカシは昔から笑わない最強のキングではなかったんです。当たり前ですが。

マコトとタカシがまだ豊島工業高校の低学年だったとき、池袋には統一勢力はなく、いろんな小集団が集まっていました。
(そういえばGボーイズは何度か分裂の危機がありましたが、そこにもつながっているんでしょうかね)

そこを統一してGボーイズを創設したのがタカシの兄、タケルである。
(ただ、もともとタケルのチームを池袋ギャングボーイズと呼んでいたから、その名前を踏襲したといえばそういうことです。)

そんな池袋に他の地区の勢力が襲い掛かります。
Gボーイズのボスのタケルは、その武力で敵対する勢力を制圧していくのだが……。

ここからは読んでください。
IWGPファンは知らなくてはならないタカシの誕生秘話ですよ。

『実践型クリティカルシンキング』 佐々木裕子・「コンサル流プレゼン資料作成術』 吉本貴志、伊藤公健

2014年09月14日 16時47分30秒 | 読書
こちら2作同時に紹介します。

『実践型クリティカルシンキング』
「ロジカルシンキングだけでは世界で戦えない。結果を出す人の思考法はこれだ。

21世紀を生き抜くビジネススキルを提供する「21世紀スキルシリーズ」創刊第1弾!
外資系コンサルティング出身の現役ビジネスパーソンによる、世界標準スキルをお届けします。

「実践型クリティカルシンキング」とは、自ら目標を設定し、戦略的に達成するための思考ツールです。
ゴルフの石川遼選手、サッカーの本田圭祐選手、メジャーリーガーのイチロー選手など、
世界で結果を出している人は、実はみんなクリティカルシンカーなのです。

本書では、この思考法を3つのステップに分け、授業形式で演習を交えながら紹介していきます。

STEP1 目指すものを定義する
STEP2 何が問題なのかクリアにする
STEP3 打ち手を考える

クリティカルシンキングをするのは、難しいことではありません。
しかし、とことん考え、何度もやり直し、なんとかして自分の納得する答えにたどり着く、
「自ら考える力」を鍛え抜くことが必要です。そして、その考える筋力こそが絶対的な正解のない
激動の21世紀を生き抜いていくために必要なスキルなのです。

本書は、パラパラと読んでなんとなく賢くなった気がして終わり、という本ではありません。
明日から実践するためのテキストです。
ぜひ、あなたも生徒の1人になり、自分で考え、手を動かして授業に参加してください。 」(amazon内容紹介より)


『コンサル流プレゼン資料作成術』
「21世紀を生き抜くビジネススキルを提供する「21世紀スキルシリーズ」創刊第2弾!
外資系コンサルティング出身の現役ビジネスパーソンによる、世界標準スキルをお届けします。

「コンサル流 プレゼン資料作成術」は、自分たちの考えをチームで共有し、
誰が見ても一目でわかるように表現し、相手を動かすための「コミュニケーションツール」です。

本書では、作成の手順を3つのステップに分け、授業形式で演習を交えながら紹介していきます。
STEP1 メッセージを構造化する
STEP2 文章化してストーリーをつくる
STEP3 伝わるようにスライドに落とし込む

一般的な日本企業では、プレゼン資料をここまでつくり込むことはほとんどありません。
「口頭で説明すればいい」「資料でそこまで書かなくてもわかってくれるだろう」という
社内の上司や取引先担当者との情報や文化の共有があったからかもしれません。
しかし、人材が流動化し、グローバル化が急激に進むなか、文化も習慣もこれまでの
経験もまったく異なる中途入社スタッフや外国人とチームを組むことが多くなっています。
パートナー企業や取引先が外資系企業ということもあるでしょう。もはや「阿吽の呼吸」は通用しません。

「誰が見てもわかる、相手を動かせる」プレゼン資料こそが
激動の21世紀を生き抜いていくために必要なスキルなのです。

本書は、パラパラと読んでなんとなく賢くなった気がして終わり、という本ではありません。
明日から実践するためのテキストです。
ぜひ、あなたも生徒の1人になり、自分で考え、手を動かして授業に参加してください。 」(amazon内容紹介より)


amazonの内容紹介がわかりやすすぎて引用してしまいました。
2作とも作者は違いますが同じシリーズの作品です。
ほかに「数字で考える力」、「はじめての事業計画の作り方」といった本が出版されていますが、いずれも実際の講義を書籍化している作品で、多くのビジネスマン向けの本といえます。

内容はよくあるものですが、講義形式なのでわかりやすく実践しやすいかもしれませんね。
内容的にはほんと、昔からのものです。

『日本の決断 あなたは何を選びますか?」 池上彰

2014年09月14日 16時41分19秒 | 読書
累計訪問数200,000回ありがとうございます!人気ブロガーは一日で数百万回らしいですが、ぼくはこつこつ行きますよw
今日の一つ目です。

「東京五輪、小泉元首相と原発、賃金格差、憲法改正…知りたいことがよく分かる! 」(BOOKデータベースより)

ご存知池上彰さんの著書です。
8つのテーマに沿って問題の根底から現実に起きていて、これから起きるかもしれないことをわかりやすく解説してくれます。
こどもニュースの書籍版という感じでしょうか。
しっかり物事を理解している方からしたら何だそんなことかという内容でしょうが、一国民としてはしっているべき内容が多いですね。
すこし古い内容だったりしますが、まだ十分使えると思います。

『ルールを変える思考法』 川上量生

2014年08月17日 12時11分25秒 | 読書
最近2作同時が主流になってきましたが、ただため込んでるだけです。

「ドワンゴのトップが語る初の単著!会員数3000万人突破!「ニコニコ動画」がどのようにして生まれたのか初めて明かす! 」(BOOKデータベースより)

ご存知、「ニコニコ動画」の生みの親、ドワンゴの創業者であり代表取締役会長川上量生さんの思考法に関する著書です。
彼のゲームに対する考え方だとか、現在のゲームへの警告だったりとか、またまたニコニコ超会議の裏側だったりとか、いろんなことを書いてあります。
ドワンゴは会社をあげてあるゲームに取り込んだりとか、まあ自由な会社のようです。
彼自身もドワンゴ創立前に会社の金でオンラインゲームを楽しんでいたような人です。

ゲームをやれという本ではありません。
むしろビジネスはゲームだといっています。ただ普通のゲームと違いターンが異常に長かったり交互に手を出し合うだけではないという点が違ったりするだけ。

参考になる考え方だったりしますね。

簡単ですがこの辺で。

『嫉妬の法則 -恋愛・結婚・SEX-』 ビートたけし

2014年08月17日 11時54分35秒 | 読書
もうすぐ通算訪問数200,000回です。キリ番とっちゃった人は是非コメントくださいねw
左側に小っちゃくカウンタ設置してます。

「純愛、不倫、家族、離婚…他、大人のための男と女の話をしよう。はっきり言って、“暴言”です。」(BOOKデータベースより)

ビートたけしさんの、男と女に関する小言を集めた作品です。
たけしさんらしい、歯に衣着せぬ物言いです。
だいたい暴言なんだけど、たまに目からうろこが落ちるというか、そんな小言も入っています。
それぞれ見える部分は違うと思うけど、それはそれでいいんじゃないかと思う作品ですね。

「でも『純愛』としては逆なんだよね。相手のために“死ねる”じゃなくて、本当の純愛は相手を“殺せるか”っていうことなんだよ。」(15頁)

一文のみ引用しましたが、正論と言われているところをバシッとひっくり返してくれる。
そこにアンテナを張ってビビっとくるか、んなアホなと突っぱねるかはあなたの感性次第。

もちろん、だいたいが暴言と思って差し支えはないでしょうがw

気になる方はどうぞ

『若者は本当にお金がないのか? 統計データが語る意外な真実』 久我尚子

2014年08月03日 09時07分03秒 | 読書
今日も二つ紹介で終わりです。

「「クルマ離れ」「高級ブランド品離れ」「海外旅行離れ」「アルコール離れ」は本当か?統計のプロフェッショナルによる画期的な現代若者論。統計の入門書、若者に関するデータ集としても最適な一冊。 」(BOOKデータベースより)

若者はお金がないのか、それをいろんな統計データから反論していく作品です。
様々なデータから現代の若者はお金を持っていると説明してくれますが、まあいろんなデータが出てくるので読むのが大変です。
ということで、最終的には説明部分しか読んでませんが、若者はお金を持っているようです。
まあ、実際に使えるお金は年配の方より多いんじゃないですかね。
もらう額が少ないけど、使える額は少なくない。

そう思う部分はあったので、すこし納得の作品ですね。
ただ、先輩にはおごってほしいですね笑