『クリエイティブ人事 個人を伸ばす、チームを活かす』 曽山哲人 金井壽宏

2014年10月04日 22時35分26秒 | 読書
今年は幾分秋を感じられてますね。異常気象という言葉は嫌いですが、こういった普通のことは記憶に残りにくいのでしょう。

「変革の推進者にならなくてはならない人事が、変化を最も嫌う部署になっているケースは多い。しかし、人事のパフォーマンスが変われば、会社の業績は変わる―。社員の心を打つ数々の人事施策を打ち出し、会社の急成長を支えてきたサイバーエージェントの取締役人事本部長が、組織行動研究の第一人者との対談も交え、「人事のクリエイティビティ」とは何かを問う。 」(BOOKデータベースより)

クリエイティブ人事ということで、おもにサイバーエージェントの人事本部長の曽山さんの経験がのべられている本です。
人事の参考にされたい人の評価は散々なものになっていますが、「そもそも人事の参考にする気は毛頭ない」僕からしたら、そこまで悪く言うものではないかと思います。もっとも、ぼくは人事担当でもなんでもないただの経理屋です。

前提条件からいうと、サイバーエージェントは98年に創業したインターネットベンチャーです。ベンチャーとはいえ資本金は70億を超えていますが。
いまだに高度成長中の会社内で起きている人事に関することが書かれています。

さて、曽山さんはもともとは人事の担当者ではなく、営業の責任者だったころに異動で人事本部長になった方です。
人事の先入観というものがないからかわかりませんが、いろんな制度を導入していきます。
どれもが斬新なものというわけではありませんが、なかには変わったものもあったりします。
2駅ルールなんか、おもしろいとおもいましたけど。

まあ、それはそれでおいておいて、私は前職のときは人事にかなり不満を持っていました。
ヤクショなんでいろんなしがらみの中やっているとはいえ、しがらみなんて破ってしまえばいいもので。
前例は作ったもん勝ちですw
その点、曽山さんは社員と向き合って、対話して、自分が動いて解を捜していく。
そういった姿勢は、普通のビジネスマンにも通じているところだと思います。
実際社員は、「めんどくせーな」「人事とはかかわりたくねーな」とか思っているかもしれません。
でも、人事だけじゃなく、いろいろなポジションでも現場と向き合って対話して、机上だけで終わらせないという姿勢は大事だなと、再確認した次第です。

今日はこの辺で。

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