NPO法人 三千里鐵道 

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感想⑥ー『非武装地帯に立つ』を読んで・堀 正雄

2011年08月06日 | 南北鐵道関連消息
★PCで編集された文章が、暑中見舞いの絵葉書と一緒に届いた。感想の部分を抜粋しアップする。N


7月14日、NPO法人三千里鐡道から機関紙が郵送されてきた。内容は、理事長である都相太氏の出版記念会の記事など…。私は三千里鐡道について全く知識がなかったので、この書籍で人間・都相太氏の風貌を知ろうと、同封された申込書を送った。
7月27日、本が送られてきた。

本には結成10周年に刻まれた著者の思いや発言、報告や決定、動きなどが年毎にまとめられていた。…あとがきに「愛する孫たちよ、境界を軽々と越えよ、境界を大きくまたげ」との一節があった。古希を迎えた著者が半生を振り返りながら、11人のお孫さんに語りかけたのだ。このメッセージに、本書を出版した著者の目的全てが内包されているようだ。
私は「軽々と越えよ、大きくまたげ」という文言にふれ、涙して読むことができなかった。

後半「私の履歴」の中で、「忘れてはいけない中西嘉六じいさん」、巻末に載せられた「わが家のアルバム」に続く。祖父母、両親の大きな写真、孫たちと過ごす写真へとつながり、間違いなく私の撮った写真の一コマも入っていた。(既掲―西條紀子氏と著者)
本を通じて私は、共通の友人・知人とのつながりを実感し、ほのぼのとした思いに浸った。

                        堀 正雄