慶安2年(1649)頃に建立されたようですが、観音堂の西側に建てられた東照宮の随身
門と伝えられ、随身像が安置されていました。浅草寺の東照宮は元和4年(1618)に建立
されたが、寛永8年(1631)と同19年の火災によって焼失し、その後東照宮は江戸城内
の紅葉山に移されました。
明治初年の神仏分離令によって、門に安置された随身像は仏教を守護する四天王のうち持国
天・増長天の二天像に変わり、名称も二天門と改称されたものです。この門は昭和25年に国
指定重要文化財に指定されました。平成22~23年にかけて修復されました。観光バスの停
留所が東参道近くにあるので、この門をくぐる人が増えています。