千住大橋の北には千住青果市場があります。この通りは旧街道ですが「やっちゃ場通り」と
呼ばれています。大橋に近く芭蕉像が立っていますね。ここから松尾芭蕉が奥州路に旅立った
といわれ、いろいろと話題があります。やっちゃ場は、市場で やっちゃい やっちゃいのせ
りの時の掛け声をとって「やっちゃ場」と呼ぶようになったそうで、ご覧の立て看板もあっ
て、詳しく解説していますが、歴史のある市場ですね。
「やっちゃ場句会」もあったらしく、通りに会場になった二階家が描かれていました。正岡
子規は「千住出れば 奥街道の青嵐」と、高浜虚子は「永き日の 古き歴史の市場かな」と詠
んでいます。また「やっちゃ場の 主となりて 昼寝かな」これは菖蒲園と書いてありまし
た。写真は3月12日早朝のものです。