正岡子規みちのく行脚 2008-08-02 07:58:16 | Weblog 上野の五条天神社鳥居前に、正岡子規の句碑があります。二句あって、先ず出発 前と思われる「みちのくへ 涼みにいくや 下駄はいて」があります。高浜虚子に よる子規句集に「松嶋一見せんと上野の汽車にのりて」と但し書きがあります。い かにも子規らしく勇みたった様子が見えるようです。 次は帰ってきて「秋風や 旅の浮世の 果知らず」とあります。東北地方を歩い ている途中に多くの句がありますが、「旅人や 秋立つ船の 最上川」などがあり ます。いずれも明治26年の夏から秋にかけての句です。