散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

お化け燈籠 (上野公園)

2008-07-14 07:27:36 | Weblog
 

 この燈籠は佐久間大膳亮勝之(さくまだいぜんのすけかつゆき)が、東照宮に寄

進した石造の燈籠で、寛永8年と刻字されています。寛永8年(1631)当時、

東照宮は創建して間もなく、社頭には現在の大鳥居・銅燈籠・石灯篭などは、まだ

わずかしか奉納されていませんでした。勝之は他にさきがけて、この燈籠を寄進し

たのです。  

 燈籠の高さは6.6メートル、笠石の周囲は3.63メートルと巨大で、その大き

さゆえに「お化け燈籠」と呼ばれます。同じ勝之の寄進した京都南禅寺・名古屋熱

田神宮の大灯篭と共に、日本三大燈籠と言われています。勝之は織田信長の武将・

佐久間盛次の四男で、母は柴田勝家の姉といいます。信長、秀吉、のちに徳川家康

に仕えて、信濃川中島ほか一万八千石を領しました。