東京観光コースの定番になっている皇居外苑、楠木正成の銅像はそのシンボルと
言えます。馬場先門から二重橋に向かって左側の一画にありますが、このひろばに
は観光バスが20台くらい止まっていました。
正成は後醍醐天皇の南朝に属して、北朝を擁立した足利幕府と戦ったことで知ら
れています。湊川の戦いにのぞんで、嫡子の正行との別れを歌った 青葉茂れる桜
井の~ を思い出します。時代によって評価は分かれましたが、明治政府のもと
で「忠臣」が確定しました。この銅像は住友・別子銅山で産出された銅を受けて鋳
造されたといいます。
この辺りは黒松を植えた芝生で、サラリーマンの休憩・昼寝の姿を見ますが、そ
の昔は若い男女の逢引のメッカでしたよ。