散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

シーボルト胸像(中央区あかつき公園)

2007-02-23 08:02:23 | Weblog
 

 

 霧の噴水で知られる築地あかつき公園で「シーボルト胸像」を見つけました。シ

ーボルトさんは、オランダの商館医員として文政6年(1823)7月、長崎に到

着し、診療の傍ら長崎の鳴滝に塾を開くなどして活躍しました。

 同年正月、商館長と共に江戸へ向かい、3月4日に日本橋の長崎屋に止宿し、4

月12日に出発するまでの間、江戸の蘭学者に面接指導して大きな影響を与えまし

た。彼の江戸における指導は、蘭学発展に大いに貢献しました。

 この地が江戸蘭学発祥の地であり、且つ彼が長崎でもうけた娘「いね」が築地に

産院を開業したこともあり、また明治初期から中期にかけて、この一帯に外国人居

留地が設けられていたことから、ここに彼の胸像を建て、日本への理解と日蘭の橋

渡し役としての功績に報いたものです。(中央区教育委員会)

 シーボルトさんの視線の先には、霧のような湯気が立ちのぼる、公園の静かな佇

まいが見えます。