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凄い、日比谷高校、男子入試倍率3.16倍。

2009-02-24 13:59:47 | Weblog
東京の都立高校で昨日の23日に入試が行われたようです。進学指導重点校の日比谷高校では、男子の倍率が3.16倍。公立高校としては、すご~い競争率。日比谷高校といえば、40年くらい前まで、東大合格者のナンバーワン高校だったけど、それが学区制になって、十数年前は東大合格者がたった1人になったと話題になったっけ。

東大に合格すること自体は凄いことなんだけど、その合格者数の落ち込み方が、これまた凄かった。そのおかげで麻布とか開成とか私立高校がどんどん幅を利かせるようになっちゃった。高額な私立校の授業料が払えないと、いい大学に行けないようじゃ困るよね。だからこそ、公立の学校にも、安い授業料で、私立に負けない教育の良さがあるのだと、進学指導重点校を設置したのはいいかもしれない。

大阪も、橋下知事が高校に対しても、同じように思っていることでしょう。レベルの高い授業を、私立高校しか受けられないとしたら、それは差別化もしれない。高校は義務教育じゃないし、教育の内容にも多様性があっていいはずだから。

京都の府立高校が、平均化しちゃったのは有名な話しで、京都府立高校は、全部が普通の高校になってしまった。進学校もなければ、スポーツ校もないわけで、京都では特に大学付属の私立高校が人気のようだ。お金のある人は子供を通わせることができるけど、この景気で授業料の払えない高校生が続出しているとか。

公立の高校も、進学指導重点だけでなく、甲子園を目指すスポーツ指導重点とか、コンピュータ技術指導重点とか、高校によってもっと多様性があってもいいんじゃないかな。今のままじゃ私立高校に、いい生徒をとられてしまうし、そんな勉強をしたくってもお金がなくて私立高校に行けない生徒もいる。そんなわけで、テレビじゃないけど、受けたい授業が受けられる公立高校、作ればいいのに。きっと人気が出ますよ。日比谷高校みたいに。

ところで、今日は塾や予備校の折り込みチラシが9枚も入っていた。奈良って、塾の激戦区なのかい。私立中学の入試から、大学受験まで、塾の各社は競争が大変だね。少子化だからこそ、子供だけじゃなく、教育ビジネスに携わる大人も大変なんだ。チラシだけで、生徒が集まるとは思えないけど。

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