テレビドラマ、相棒が終わった。

私はほとんど見なかったが、妻は欠かさず見ている。で、最終回はどうだったと感想を聞くと、話がよく見えなかったという。あの人がいつ死んだことになっているのか、話が飛んでいるという。なんでそうなのかというと、相棒という映画の方の続編、というストーリーになっていたらしい。つまり、妻は映画を見ていなかったために、昨日の最終回に至る場面を知らなかったわけだ。最近のテレビドラマって、人気が出ると映画にもなるんだけど、その映画を見てもらうために、テレビの続編を映画にして観客を呼び込もうとしたり、映画の続編をテレビで放映して、映画を見ていない人を引き込もうとしたり。そんなあざとさがイヤですね。

そういえば、TBS系でLADY最後の犯罪プロファイリングという刑事物のドラマがあるんだけど、悲惨な視聴率。初回だけが13.8％、ほとんどが10％以下。先週は7.0％だったらしい。安易に刑事物のドラマをすれば視聴者は見るものだ、なんて舐めているからドラマづくりが疎かになって飽きられちゃうんですよね。土曜日のデカワンコの方が、めっちゃ面白い。先週のデカワンコはとうとう視聴率が14.5％になったらしい。中途半端にリアリティーを追求するより、ぶっ飛んだ発想で楽しいドラマづくりをしてください。

最近のQさま、あんまり面白くない。前のような、10人のクイズ形式にしてください。どんな読めない漢字が出てくるのか、とっても楽しみなんですから。そういえば、大相撲がなくって、お年寄りは寂しい思いをしています。八百長なんてどうでもいいじゃありませんか。手心を加えるのは、ケガを防止するのにいいことです。ガチンコばかりじゃ、みんなケガだらけになりますよ。今まで通りの相撲でいいんですよ。京大を受験した予備校生カンニングがおおごとになりました。相撲もおおごとにしすぎです。これらの大騒ぎで得をしているのはマスコミだけ。大騒ぎして、新聞や雑誌の販売を伸ばすのが目的ですから。あっ、コント55号の坂上二郎さんが亡くなった。この人、結構好きだったんだけどな～。残念です。

今日も奈良は寒かった。

昼ぐらいから急に風が強くなって、天気もいいから春一番か、と思いきや、風がとっても冷たくって、風向きはほぼ西から。はあ～あ、寒い。早い話が、これは北風。まだまだ今日も寒い。とっぷりと3月に入ったのに、未だに寒いのは二月堂のお水取りが終わらないからでしょうね。

そんなわけで、今日は用事があって、奈良に車で出掛けた。そのついでに、ちょっと東大寺の近くを歩いてみようかと。本当は3年前にできた、夢しるべ風しるべって商業施設に行きたかったから。妻は何度もそこを訪れている。私は、一度も行ったことがない。妻の友達なんかが奈良に来るたびに、いろんな所を案内しているから、そこにも行っているんですね。ま、女性と男性の行動力の差です。

で、県庁の東側に車を駐めて、昔の国道24号線を渡る。すると白い塀のお屋敷がある。門の入口の柱には荒井という表札がかかっている。荒井さんちのお宅です。つまりここは、奈良県知事公舎なんですよ。奈良県知事の荒井正吾さんのお屋敷って訳です。その先には、依水園があります。だ～れも歩いている人がいません。訪れる人、少なそう。まだ寒いからね～。庭を見てもまだ季節じゃないね、というわけで、私たちも車が頻繁に行き交う道路の方に戻った。で、東へ歩く。シャッターを閉めた、古びた家屋がある。かつては商店だったのでしょう。なんとか再生してほしいな。さらに歩くと下下味亭というカフェがある。これなんだっけ。かつては、木造の質素な家屋だったのに、モダンに変身している。下下味亭って、かがみていと呼ぶんですね。やっと思い出した。ちょっと昔の面影が全く消えてしまって、なんだかなあ、と思うのは私だけでしょうか。それこそ、劇的ビフォーアフターでリフォームすれば、昔の面影も残ったろうに。ま、でも、昔を知らない人には、普通の憩いの場ですよね。さっきのシャッターの閉まった家も、なんとか息を吹き返してほしいですね。

で、次回につづく。