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『君がいる幸せ』 四章「心のままに」二十二話 「シャトルの名前」(読切)

2012-01-09 02:47:57 | 『君がいる幸せ』本編四章「心のままに」
☆アニメ「地球へ…」の二次小説です。
 <用語>
惑星ノア 大戦時ミュウが陥落させた人類の首都星 今は人類に返還している
軍事基地ペセトラ 人類の軍事拠点 戦後十二人の代表で議会制になる 
惑星メサイア ミュウが移住した惑星
育英都市スメール フィシスとカナリア達が住む都市
ジュピター キース警護時のジョミーのコードネーム(シャトル所有)

   『君がいる幸せ』 四章「心のままに」(短編集)二十二話

   Epilogue Bridge「シャトルの名前」(読切)  
  現在・Sumeru
 ジョミーとシドとソルジャーズの二人の四人で、新しいシャトルに名前をつけようという事になった。
「ジョミーは前のになんて付けてた?」
 ソルジャーズのブルーが聞いてきた。
「シャトルに?別につけてないよ。船体番号があるから、そういうの必要なくない?」
 とジョミーが答える。
「あった方がいいと思うけど、愛着も沸くし」
 とソルジャーズのジョミーが言った。
「この4人が乗るのですから、有った方が良いですね」
 とシドが言った。
「ジョミーはネーミングセンスが無いからつけない方がいいんだよ」
 とブルーが言う。
「……」
「じゃ、何がいいの?」
「モビーディック」
「ダメですよ。それシャングリラの別名でしょ?」
「思いつかなくて…」
「シャングリラが鯨なら、これは鰯じゃん」
 とブルーが言う。
「それじゃ、鰯(サーディン)でもいいんじゃ?」
「ダメ!」
 と三人が一緒に言った。
 え?それ舐めてんの?人類を?とブルーがあきれる。
「ミュウ、最強と言われるジョミーとタイプブルーが他に二人も乗った船を最弱って呼ばせるの人類に?」
「言い過ぎだけど適切な発言だねぇ…」
 とシドが苦笑いをする。
「それじゃ、あれは。鯨の別の…」
 とソルジャーズのジョミーが言う。
「ホエール?」
「ううん。白鯨(ベルーガ)は?」

 新しいシャトルの名前はベルーガと決まった。
 翌日には船体にかわいいベルーガのイラストが描かれた。
 どうやらシドの考案らしい。
 ほとんどステルス飛行になるのに…と見上げる。
 でもこれも悪くない。
 と思うジョミーだった。


  おわり



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