君とともに生き、君とともに逝くのならば、僕は君の為に生きよう。

真城灯火の小説ブログです。
二次小説とオリジナル小説の置き場となっています。
同人に傾いているので入室注意★

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☆入室ありがとうございます☆ PN:真城灯火です。 『小説家になろう』で書いています。「なろう」で書いている小説も転載させていますが、ここはアニメ「地球へ…」の二次小説置き場です。本編の『君がいる幸せ』は終了しています。今は続編の『限りある永遠』を連載中です☆まずは、カテゴリーの「はじめに」と「目次」「年表」で(設定やR指定について等…)ご確認の上、お進み下さい。 ブログタイトルですが、これの「君」は自分自身、心の事で、「僕」は自分の身体の事です。 自分の心がそうであるなら、自分はそれに従う覚悟を意味しています。 だから、ジョミーや誰かが一方的に誰かに…って意味ではありません。(小説停滞中) 2021年に、他にあるブログを統合させたので、日常の駄文とゲームの話が混ざった状態になっています。

月イチ雑記。号外。><。※追記あり

2015-05-27 02:38:09 | 月イチ雑記「青い星」
☆謝罪します。
申し訳ありません><。

めっちゃ、遅れてしまいました。

先月末、GWをまたいで、急に文章関係で忙しくなってしまい、
ここが止まってしまいました。

えっと、。
ここで小説を書いていた事で書く事になったエッセイ。(のような文)
その文の為にはじめた「シナリオ講座」の受講。
その(新聞)でのインタビュー記事の原稿依頼がありました。
インタビューは「畑」が違う><。
…と思いつつチャレンジしてみました。

昨日、二人目となる来月号の取材に行ってきました。
また、唸って書く事になると思います。;;

「シナリオ講座」も受講回数が増えればやっぱりハードルは高くなる訳で…。
いつまでも同じようでは受講する意味は無いから…。
こちらも四苦八苦しています。^^;


そんな中で、不完全とか、不出来なものならUP出来るけど…。
と思いますが…。
それをして後で泣くのは自分なので……。

話がセドルに戻って、最初のヒトヤマになるし、
前回のもかなり苦し紛れだったし、本当にすみません。
もう少し、時間を下さい。

今月中には、UPするつもりです。


最後に
「シナリオ講座」用に書いたのですが、
シドがジョミーに同行しなかった理由。
その一つにミアの存在があります。
これは案だけでちゃんと考えていなかった部分ですが、
その部分の名前・設定を置き換えて「課題」書きました。
結局、書いてから没にしましたが、^^;
ちゃんと彼らの関係を考えるのが出来て良かったなと思いました。

それは、
ニュクスに向かう前の事で、シドはミアに「愛している」と言っています。
それでもジョミーを放っておけなくて、、です。

シナリオ講座のおかげで、最近やっと
少ない枚数で書く事が出来るようになってきました。
今度、キリがついた所で、短編を書きたいと思っています。


では、もう少し待って下さると嬉しいです。
よろしくお願いします。



追記ーーー月末UPが出来ませんでした><;
あまり空けると書きにくくなるのはわかっていたけど…。
半端な場所で空けてしまったので、苦労しています、、。
もう、いっそセドルの話をすっ飛ばそうかなぁ、なんて思ったり…。^^;
でも今、ジョミーが本音を吐けそうなのは彼しかいない。
セドルの後は、クローンのブルーがくるので、ここではっきりさせたいのですが…。
短いかもしれませんが、頑張ります。
もう少し待って下さい><。






『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二章六話

2015-05-09 02:17:49 | 『君がいる幸せ』 limitato etemita編二章
☆アニメ「地球へ…」の二次小説です。
 <用語>
惑星ノア 人類の首都星
惑星メサイア ミュウの星 ノアに近い位置にある
軍事基地ペセトラ 人類の軍事拠点 戦後十二人の代表で議会制になる
<人物>
ジョミー ノア前副首相 ジュピターという宇宙の軍を動かせる権限を持っていた
キース・アニアン ノアの首相 人類の評議会議長を兼任していたが…
セルジュ 軍事惑星ペセトラの評議会議長代理(現在、軍部で最高位)

   『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二章六話

  ベリアルの深層心理

「これが真実か…」
 ベリアルはため息交じりにそう呟く。
 世界が揺らぐ、もうここには居られない。もう、少し…。とジョミーは願った。
「覚えているかい?あの後、アガレスはどうなったか知りたい」
「記憶は無いが、知らべてみた事がある。ミュウに情報を流した罪で投獄されて、十年後に死んだ」
「…そうか…。だから、君は僕を恨んでいるのか?」
「今はもう…」
 ベリアルは言い澱んだ。
「ジョミー。今のだと、あの時、突入してきたのは普通の兵隊だった。最初から、一緒にいるのがミュウだとわかっていたなら、対ミュウ部隊が来る筈だ」
「ううん。あの頃はまだメンバーズエリートの一部で訓練された対ミュウ部隊が出来た頃。突入して来たのが彼らだったら…」
「なら、お前が居たから兵士が来たのは、間違いなのか?」
「多分。僕がいるとは知らなかったのだと思う。ミュウが居ると知っていたら、あの時代は…大戦中なら捕えようとはしない。たとえ、普通の兵士でも、ミュウが居るとわかっていたなら、体の自由を奪うなんて事はしない。直接、ここ、脳を狙って撃つ筈、ミュウは頭さえあれば能力が使えるのだから…」
 と、ジョミーは自分の頭を撃つ真似をした。
「…では…最初から…アガレスを狙って?」
「あの時の銃弾で君たちが死んでいるかもしれないと思っていた」
「父と同じ…アガレス・ベリアルの名をもらった。育英都市に送られ、四年後、成人検査を受け、記憶を消された、だが、あの時の記憶は完全には消えず、ジョミーという名前の少女のイメージだけが微かに残っていた」
「君と僕が会った事で、君は同郷のセドルにその話をした」
「ミュウでジョミーと言うと、ソルジャー・シンしかいない」
「セドルの深層で僕が、何故、女性化していたのかの意味がわかったよ」
「…それだけ衝撃的だったって事だろうな…」
「ベリアル。君の疑問はまだあるね」
「何故、子どもがアガレス・ベリアルと居たのか…」
 世界が揺らぐ。時間がない。
 誰かが僕を呼んでいる…。
「ベリアル。僕は…」
「ジョミー。お前の所為で父が死んだと言う方が楽だった」
「アガレス・ベリアル・ジュニア」
「目が覚めたら、まだ…」
「いいよ。僕を恨んでいればいい」
 ベリアルはゆっくりと頷いた。
 世界が変わった。


  記憶の彼方へ(過去)

 思いに引きずられるようにジョミーの心は過去に跳んでいた。そこは、アガレス・ベリアルの事件の直後だった。

 ジョミーが目を覚ますと、そこは、白い世界だった。
「ジョミー」
 あの優しい声がした。
「……」
 うつ伏せで寝ていた僕は、ゆっくりと頭を起こした。そこはブルーの部屋、彼のベッドの上だった。隣を見てもブルーは居なかった。
「ブルー?」
「ジョミー」
 とまた声がした。
 僕はその声の方を見ることなく、寝たふりをするように枕に顔を埋めて、言った。
「…何故、僕をこんな強引に呼んだのですか…」
「顔が腫れているね…」
「何でもありません」
 そう言って、ますます枕に顔を埋めた。
「そんな風ではいけないよ」
「何も言わないでください」
「心配なんだ。いつか、きっと、辛い思いをする時がくる」
「…良いです」
「君の心が壊れてしまうよ」
「僕は、皆ほど柔じゃありません」
「ジョミー」
「もう…何も言わないでください。わかっているとも、わかっていないともです。何も聞きたくない」
「今は、ここで眠るといい…」
 そう言うと、ブルーは部屋を出て行った。

「ハーレイ。感情にまかせてジョミーを殴るのは筋違いだ。それは、君の都合でしかない」
「ですが、ブルー」
「彼の行動を見逃せとは言わない。止めたいのはわかる…誰かが教えなくてはいけない。無理をするのと無茶をするのは違うのだと…」
「情報が欲しいと焦っているのです」
「潜入出来るだけの能力が彼にはある。力を使っても感知されないと…」
「ブルー。私が居ます。もうジョミーから目を離しません」
「すまないハーレイ。僕がもっと長く起きて居られたら、僕がジョミーを殴っていただろう」

「……ブルー」
 何も言わないで欲しい。何か言って欲しい。
 僕は皆に心配をかけたくてあんな事をした訳じゃない。
 叱られたい訳でも、褒められたい訳でも無い。
「で…も…何も出来ないのが…嫌なんです」
 もう…何も…見たくない。
 何も聞きたくない。
「僕の側で、眠ってゆけばいい」
 ブルー。
「心配なんだ」
 いつ果てるともわからないこの戦いの中で、僕は何をすればいい。
 何を…。
 
 部屋の空気が静かに変わった。
「……ブルー?」
「ジョミー。起きた?」
「この部屋から出ていいですか?」
 僕は斜め上のブルーの顔を見ながら言った。
「まだ…ダメ」
「どうして?」
「僕はまだ君をここへ連れてきた目的を果たしていないから…」
「ハレーイに叱られた僕を見たかったんじゃないですか?」
「ううん。違うよ。君を抱いていい?」
「…え?」
「ジョミー…いい?」
「あ、あの…」
「それすらも、僕には許されていない?」
「い…いいえ…。そうじゃなくて…」
 僕はこの時になって、初めて自分のしてきた行為を後悔した。
「あ…あの…僕は…もう…あなたのジョミーではありません。何も知らず何も…」
「違う…僕はそんな言葉を聞きたいんじゃない…。ジョミー、僕を救って欲しいんだ」
「ブルー…」
「ねぇ、ジョミー。このままだと、いつか、僕が君を殺してしまう」
「……」
「人類をこの手で滅ぼしてもいいと思ってしまう。その前に…」


 とても、心が痛い。

 君の未来に幸あれと願うよ。

 僕らはどこまで罪作りなんだろう。

 願い、求め。手に入れた。
 その未来まで僕の手に委ねさせた。
 どうか、僕の先に、君がゆくのなら、そこには…。

 愛と共に君が笑っていられますように。
 その為なら、何でもしよう。


「ジョミー。愛している」


「僕は願うよ。君の未来を…」


 過去が僕に追いうちをかける。

 僕はこの事件の後では身体を使うような事はしなくなった。
 魅惑の能力を開発して、人を勝手に動かせるようになっていった。

「ブルー。愛しています」

 地球再生の時間を超えたその先で貴方に会えるのなら…。
 そう思って生きてきた。

 今僕は、それを否定して生きるのを選んだ。
 彼の為に…。
 僕は過去の僕に反撃をする。

 そう僕は、今を生きるのを選んだんだ。





  つづく




※話がセドルに戻ります。