君とともに生き、君とともに逝くのならば、僕は君の為に生きよう。

真城灯火の小説ブログです。
二次小説とオリジナル小説の置き場となっています。
同人に傾いているので入室注意★

☆ご案内☆

☆入室ありがとうございます☆ PN:真城灯火です。 『小説家になろう』で書いています。「なろう」で書いている小説も転載させていますが、ここはアニメ「地球へ…」の二次小説置き場です。本編の『君がいる幸せ』は終了しています。今は続編の『限りある永遠』を連載中です☆まずは、カテゴリーの「はじめに」と「目次」「年表」で(設定やR指定について等…)ご確認の上、お進み下さい。 ブログタイトルですが、これの「君」は自分自身、心の事で、「僕」は自分の身体の事です。 自分の心がそうであるなら、自分はそれに従う覚悟を意味しています。 だから、ジョミーや誰かが一方的に誰かに…って意味ではありません。(小説停滞中) 2021年に、他にあるブログを統合させたので、日常の駄文とゲームの話が混ざった状態になっています。

月イチ雑記。年末のご挨拶。

2014-12-30 03:00:22 | 月イチ雑記「青い星」
☆月イチ雑記。年末編。
クリスマスSPを書けなくてすみません><。
ジョミーとキース。ウチのメインCPをいちゃいちゃさせようと思ったのですが、。
今の小説の状況があんな風なので、どうしても書けず、
他のでと書きだした(シドと)は本編に組み込んだ方が良いな~。と変更。
それで、とうとう書けないままクリスマスは大阪旅行でございました。
すみません><。
(大阪でめいっぱい遊んでました)^^;

来年一月は学校が(シナリオ講座)始まるので、また書けなくなる><;
進めたくて焦っています。
でも焦って良い物が出来る訳ではないけど、焦ってる^^;


加筆・改稿があると思いますが、とにかく進めたい。

お正月は寝正月を決め込んでいるので、そこで進ませる予定です。
どこまでやれるかわかりませんが、いきま~す。




「僕は貴方を取り戻したい、時間を戻すなら…貴方を…と思っていたのに…」

「でも、君は出来なかった。そうしない事を選んだんだ」

「僕は貴方に誇れる生き方をしたかった…僕はこの道を選ぶことを後悔するかもしれない…でも…それでも、僕は」

「ジョミー」







『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二十一話

2014-12-21 04:36:39 | 『君がいる幸せ』 limitato etemita編
☆アニメ「地球へ…」の二次小説です。
<人物>
ジョミー ノア副首相に就任 ジュピターは宇宙の軍を動かせる権限を持っている
キース・アニアン ノアの首相 人類の評議会議長を兼任
ソルジャーズのブルー 人類が作ったブルーのクローン(タイプブルー)
      ジョミー 本当はジョミーのクローンではない(タイプイエロー)

   『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二十一話

  太陽系 木星のメティス・ビルレスト屋上(異空間)

 ビルレストの屋上で、夜が明け上空のドームが朝の色に少しずつ変わってゆくのを眺めながらジョミーがキースに聞いた。
「ここで衛星の攻撃を受けた後で、トォニィに会ったね。記憶はある?」
 ジョミーの脳裏にその二つの情景が浮かんでいた。
 答えをうながすようにキースを優しく見つめた。
「ああ、そうだな。あいつのお前への想いを込めたのをくらったな」
「あはは。あれは、トォニィの自分への不安と、彼の手の内から逃げた僕への反発も含まれていたよ。愛だけじゃなかった」
「やはりお前たちは複雑だな」
「キース。君だって十分複雑じゃない?」
「…俺は…記憶を失って、不安だった。いや、それだけではなく、俺は怖かった…自分の気持ちが怖かった」
「キースの気持ち?」
「ああ」
「知ってるよ」
「…そうか」
「ん、何となく…わかる」
「そうか」
 と、キースはため息をつく。
「でも、キース。僕の気持ちはわかる?」
「いや。俺は何もわからない」
「それは、ミュウじゃないからって事?」
「……」
「…僕たちは、こんな風に、近づいたり離れたりしながら進むんだろうね…」
「何が言いたい?」
「ミュウも人間も、同じ人だって事」
「僕は君を見て全部知っていると思った。君は知られてはいけないと必要以上に隠した」
「だから、お前は動けず。俺は事を急いだと言う事か?」
「お互いに理由はあるけどね」
「俺に聞かないのか?」
「聞いて欲しい?」
「いや…そうは思っていない」
「複雑だね」
 と、ジョミーはキースを見てから、白々と明けてきた空を見上げた。
「僕はさ。君を信じていたんだ。それは裏切られてしまい。僕も君の願い通りに動かなかった…」
「俺の何を信じていたと言うんだ?」
「…君自身の本質…みたいなものかな?」
「俺の本質?」
「そう。本質。実を言うと僕は…」
 と、言葉に詰まるジョミー。
「…ジョミー?」
「僕は出会った時から君に興味があった。だから、殺さなかった。あの出会いは必然だったと僕は思っている。あれすらもマザーが仕組んだ事だとしても、僕は出会った事を後悔していない」
「俺はお前に会った事を後悔している」
「…そうだったね」
 彼の自信に満ち溢れた言動が時折見せる揺らぎ。それはいつも僕がらみだった。だからいつか僕は彼の障害なのではないかと思っていた。
「お前に会って、ミュウとは何なのかと考えた」
「でも、それは僕も同じだよ。キース。君は人類だと一括りに出来る人ではなかった。だから、僕は好きになったのだと思う」
「……」
「だけど…」
 そう言ったきり、ジョミーは黙ってしまった。
 沈黙が流れる。空はもう明るくなっていた。 
「俺は…自分の気持ちがわからなかった。お前の事を覚えていないのに…それなのに、お前が好きだった」
 キースの中で小さく揺らぐ場所があった。前にここに居た時のような、不安と焦り、そして、憎しみ。それから、畏れ…。
「じゃあ、覚えていないのに、気持ちが残ってたいということ…」
「だから、俺はお前から逃げた」
「キース…」
 不協和音が聞こえる気がする。キースが直接的に攻撃を受けて恐怖を感じる時はあっただろう。
 でも彼はミュウを「畏れ」なかった。
 畏れたのは一度だけ…月でソルジャーブルーとの再会の後、「地球再生」の前の僕を見た時、足を震わせて立っていた。怖いのに引き上げる僕にキースは抗わなかった。
「僕は…悔しい」
 ジョミーの語気が強くなる。
「悔しい?」
「ああ」
 キースはジョミーのオーラを見る事が出来ない。出来ないが、今、確実に彼の中の何かが動き出したのを見た。隣にいるジョミーから得体の知れないものの圧力を感じ、キースは血が騒ぐのを覚えた。
「キース。僕は間違えた。君がキースである為ならば、何があっても僕は君の為に動かなきゃいけなかったんだ」
 憎しみと諦め半分でにっと笑うジョミー。
 ジョミーから発せられた熱がキースに伝わってくる。キースはその昂りを抑えるのに必死になった。
「僕がニュクスで得た情報の半分をセドルが持っている。彼に渡したのは主に医療に関する事だ。僕が持っているのは化学。この二つは切り離せない。だから、僕が大部分を持っている。今の人類に悪影響を及ぼすような過去の情報と今の人類にはまだ手を出さない方が良いと思われるものは全て僕が持っている」
「だろうな。全てを知ってセドルが普通でいるのはおかしいと思っていた」
「そう、人は大義名分の前では、どんな恐ろしい事も出来るという事…」
「…俺という人間を作る為に、マザーがどんな事をしてきたのかは知っている。それに近い事をしているのだろう」
「マザーの言う事をきく従順な人類を作る為に、何をどうすれば良いか。それは脳を作り変えるのが一番…」
「洗脳技術か…」
「最初は人体実験の為にクローンが作られた。クローンは人であって人ではなく、モルモットだ。その中で従順な人間の子どもを良い人間として、バンクは動き出した」
「洗脳をする事で、世界を操りマザーは君臨してきた…」
「僕を殺したい?」
「もう今はそう思ってはいない」
「それは僕がミュウで、殺すのが困難だから?」
「いいや。お前ならどんな情報機関においておくより安全だろうと思っている。ミュウの長。ソルジャー・シンのプライドで全人類の為に使う道を模索してゆくだろう」
「信じる?」
「ああ、信じる」
 さっきまでどこか不安そうな顔をしていたキースから不安が消えて、以前の自信家の部分が戻ってきていた。
「そうか、なら、もういいね」
 ジョミーは笑顔で言った。
 ふわふわと金色の髪が揺れている。後ろに束ねられた髪は随分長くなっていた。
 その髪を少しつまみジョミーが言った。
「願掛けは必要なかったみたいだ」
 ジョミーを中心に空気が動き出す。
 キースの身体がほんの少し浮かび上がる。
「お前。力が戻ったのか?」
「やっぱり、きっかけはキースがくれた」
 ジョミーはキースの腕を掴むと静かに上へと浮かび上がった。




  続く





※短くてすみません>< このペースだと年内に終わるのは無理ですね;
次回は「クリスマスSP」の予定です。


『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二十話

2014-12-12 02:22:47 | 『君がいる幸せ』 limitato etemita編
※少し書き加えました。
☆アニメ「地球へ…」の二次小説です。
<人物>
ジョミー ノア副首相に就任 ジュピターは宇宙の軍を動かせる権限を持っている
キース・アニアン ノアの首相 人類の評議会議長を兼任
ソルジャーズのブルー 人類が作ったブルーのクローン(タイプブルー)
      ジョミー 本当はジョミーのクローンではない(タイプイエロー)
シド ミュウの優秀なパイロット 今はジョミーの専属

   『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二十話

  太陽系 木星のメティス(異空間)

 ハッとなるジョミー。
「続けて…」
 とキースが顔をよせて囁く。
 何者かの気配が近くにあるのを二人は気が付いていた。ジョミーにミュウの力があれば気配を読むのも簡単だが、今は何も出来ない。この気配を少しでも長くここに引きつけるしかなかった。
 ジョミーはキースの目を見て小さくうなずいた。
「僕は君に本当の事を言わなきゃいけない」
「…ジョミー?」
「僕はあの頃、君の記憶の欠損に気が付いた時。気が付いたけど…聞けなかった。僕は怖かったんだ。何を忘れ何を思っているのかを君に問う事が、確認する事が怖かった…」
「確認するのが怖かった?」
「僕が記憶を失っている時のキースもそうだったよね?覚えてる?」
「ああ」
「何度も確認してきたね」
「そうするしか何も出来なかったからな。とても不安だったのは覚えている。だが、思い出せないんだ…」
「僕は…、わかったよ」
「……」
「キース。君は僕の記憶を失っている。その欠損部分を置き換えられているんだ。そう…そこは、マザー信奉者と人間に対する不信を植え付けられている」
「どうも、そのようだ…な」
 キースが苦々しげに答えた。
「君が未だにマザー信奉者がいる事をどう思っていたかを教えるね。消えゆくものならいつか自然淘汰されるだろうって言っていたんだ」
「そう…なのか?」
「今は?」
「今すぐに排除するべきだと思っている。彼らは忌むべき存在。人類には必要がないと、思う気持ちはある…」
 ズキンとジョミーの心臓が疼いた。
「…大戦から二十年。彼らは消えていないし、彼らはもう根強く入り込んでいる。元より、権力者や科学者・研究者に多かったからね。彼らを殺す事は多大な損失なんだ。そして、彼らは君と同じ人間。僕らと同じ人類なんだ。もう排除できないんだ」
「それでも…」
「それでも?…記憶を操作する事の怖さを思い知らされたよ…」
「……」
「では、キース。君はクローンをどう思っている?」
「…それも、忌むべき存在だ。クローンは必要ない」
「君の船。ゼウスに乗艦していたのは二百人足らず、彼らは実験体の生き残りどよね?人間として生きる事は出来たていた者たちだ。それはもう、普通の人間だったんじゃないのか?」
「要らない者たちだ」
「…今すぐに、君の洗脳を解きたいな…」
 と、ジョミーは小さくため息をついた。
「ジョミー」
「例え、君が洗脳され何者かに動かされていたとしても、君のした事を僕は許さない。それを止める事が出来なかった僕も許せない」
「…承知している。俺は罰せられなければならない」
「ああ」
 暖炉の灯がゆらゆらと不安げに揺らめいた。
「じゃあ、最後の質問だ。君はミュウをどう思っている?」
「え?」
「人類の進化の過程に必要でないなら、自然淘汰されるもの。人類の敵。忌むべき存在。排除、根絶やしになければならない?」
「ああ。そうだ。…いや。違う!そうは思ってはいないと…思う…が…」
「このままだと…君がニュクスで生き残るような事になったら…君は多分ミュウに殺されるだろうね…僕は君を守らない…」
「…そう思っていないはずだ…」
「前と同じように…僕が君を殺せって事だ…。僕が殺せなかったら君は僕の仲間に殺されるという筋書き…。そのついでに邪魔な巨大戦艦を沈めて、マザー信奉者とクローンを殺し、あの呪われた星を破壊させる。キースを失った人類は、ミュウとの戦いへ駒を進める…」
「……」
「大戦を再び起こそうとしているんだ。人類は最新鋭艦プロメテウスを失った。今はもう戦う訓練をされていない牙を抜かれた人類。でも、ミュウも同じだ。戦闘力が高いのはトォニィだけだ。すぐに戦いは膠着し、お互いに疲弊する。そこに、絶大な力で現れる…」
「……」
「邪魔なトォニィを殺し和解の道を絶ち、メサイア、スメールを破壊し…たった一人残ったミュウが力で世界に君臨する」
「俺がそのきっかけを作ったのか…」
「…うん…」
「ジョミー」
「…これは君だけの責任じゃあない。そう…僕は幸せにうかれて、彼の危うさを忘れていた。自分の事ばかり考えていた…僕は…ニュクスの機密さえ外に漏らさないようにすれば、止めてくれると思っていた。どうしようもなく甘い考えだった。彼は知っていたんだ。僕は彼ではなく、君を守る事を優先すると、彼はそれも見越して…計画し実行した…決着は僕しか付けれないね…もう、逃げれない…」
 下を向いて呟くように話していたジョミーが顔を上げた。
 ジョミーは立ち上がりキースの真正面に立った。
「キース。僕は忘れられている事実に馬鹿みたいに傷つき、あの頃、君に『僕を覚えているか?』とどうしても聞けなかった。僕は…君を失いたくないと思っていたのに…。ブルーに襲撃されたのも、海賊の時も、学園での事も、全て僕の所為だ。だから、僕は君が僕を忘れてしまうのなら、それも良いと、もう君は巻き込まれなくて済むんじゃないかと、そんな都合の良い、虫の良すぎる事を考えたんだ。それは…、それは間違いだった。本当に僕は愚かだ。僕は君を守り続けると誓ったのに…。それは…人類の側に付いて、いつか、ミュウを敵にする事になるのかもしれない事実を。いつか…、ブルーを殺さなくてはいけない事を、見落とした…。でも、それでも僕は思ってしまうんだ。それが本当の解決になるのだろうかと…」
「ジョミー」
「僕はもう何者もミュウの力で傷付けたくない…だけど、これが運命なら進むしかない…」
 そう言うとジョミーはキースに向かって手を差し出した。
「屋上へ行こう」
 二人はビルレストの屋上に向かった。




 続く





月イチ雑記・12月

2014-12-08 14:42:42 | 月イチ雑記「青い星」
☆月イチ雑記です。
本編でなくて、すみません;
本編は、もうすぐUPの予定です。
自転車操業状態になってしまっているのです…。

昨夜、小説を書いていたら、
地域情報紙から締切を三日程早くしたいとのメールがありまして、
「三日って、火曜日!?」
><。
実は「シナリオ講座」の課題で頭がイッパイで、忘れてましたよ…;;
『師走』で何か書かないと…。
情報紙の方は原稿用紙1枚だからネタが浮かべばすぐに書けると思うけど、(多分)
編集長が大変なのは聞いているし、オフを潰して今日中に送るつもりです。
しかし、問題は講座の最終課題。
テーマが『家族愛』これでショートドラマを一本仕上げる…。
難しいですよね。普通に書くと小学生の作文になる気が…。;

絞り出して、浮かんだのは二つ。
・母子家庭と父子家庭の家の話
・大学に進学したわがまま娘の話

筆のノリが良いのは後者。
とある公募に出すつもりで考えていたネタです。
時間があれば両方書きたい。
最近、願わくば先生の下で修業して公募に入賞したい。
ってな『夢』(欲?)が出来ました。^^

では、ネタが浮かんだので、先ずは情報紙を仕上げてまた戻ってきます。


予告。
☆本編は今日~明日UPします。
☆クリスマス話も考えています。
本編がどこまで進むかわかりませんが、クリスマスですから!
ベタな甘々でいこうと思っています^v^b


最後に不謹慎ではありますが、、
羽生くんの衝突した時の流血映像で「アニメ萌え」をしました。
「アニメやドラマで見る流血をリアルで見れた!」って思ったのです。
そう思ってしまった事はフィギュアファンの友人にも言っていません。
今年最後の雑記。書き逃げしようと書きました。
(でも、そう思ったのは私だけじゃないはず)