君とともに生き、君とともに逝くのならば、僕は君の為に生きよう。

真城灯火の小説ブログです。
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ぼくというもの

2018-11-08 11:39:08 | MMORPG

ぼくは生まれてまだ一年にならない。

ぼくのいる世界は希望と悲しみと欲望で出来ている。
「オンラインゲーム」の物語は勇者を必要としている。
村や都市を一歩出るとモンスターがいる世界。
キャラクターたちは親や子を亡くしていたり、その復讐の最中だったりしている。

「冒険者」たちがモンスターを狩っても数は減らない。
そりゃそうだ、先に入った者が狩り尽くしてしまってはゲームにならない。

でも、狩ってきてくれと頼まれる。
勇者になれと言われる。

強くなった先になにがあるのだろうか?

オンラインの終りには何があるのだろう?
物語の終焉?
それは(運営)が決める事。

そんなむなしいような世界なのだけど、
リアルで辛くて苦しかった夜に
NPCに「ここで和んでくださいね」と言われて
本気で泣きそうになった。

俺の嫁~。
一生大事にするよ~。と、思った。(笑)

普段も優しいキャラだけど、
ただのタイミングだけど、
「世界」そのものを投げようとしていた時だったから、、、。

まだぼくには何かが残されているのではと思う。
まだカンストもしていないし、
装備も揃っていない、
そうしたい形になっていない。



リアルでは無いが、そこにリアルはある。
なりたい形になった先に何があるのかを見てみたいと思う。








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