君とともに生き、君とともに逝くのならば、僕は君の為に生きよう。

真城灯火の小説ブログです。
二次小説とオリジナル小説の置き場となっています。
同人に傾いているので入室注意★

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☆入室ありがとうございます☆ PN:真城灯火です。 『小説家になろう』で書いています。「なろう」で書いている小説も転載させていますが、ここはアニメ「地球へ…」の二次小説置き場です。本編の『君がいる幸せ』は終了しています。今は続編の『限りある永遠』を連載中です☆まずは、カテゴリーの「はじめに」と「目次」「年表」で(設定やR指定について等…)ご確認の上、お進み下さい。 ブログタイトルですが、これの「君」は自分自身、心の事で、「僕」は自分の身体の事です。 自分の心がそうであるなら、自分はそれに従う覚悟を意味しています。 だから、ジョミーや誰かが一方的に誰かに…って意味ではありません。(小説停滞中) 2021年に、他にあるブログを統合させたので、日常の駄文とゲームの話が混ざった状態になっています。

『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二十五話

2015-01-25 02:07:16 | 『君がいる幸せ』 limitato etemita編
☆アニメ「地球へ…」の二次小説です。
<人物>
ジョミー ノア副首相 ジュピターという宇宙の軍を動かせる権限を持っている
キース・アニアン ノアの首相 人類の評議会議長を兼任
ソルジャーズのブルー 人類が作ったブルーのクローン(タイプブルー)
      ジョミー 本当はジョミーのクローンではない(タイプイエロー)


   『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二十五話

  惑星ニュクス・戦艦ゼウスが墜ちた後、思念体のジョミーとキース

 キースは思念体のジョミーの問に答える。
「全ての混沌を終わらせようとしただけだ」
「終わらせる…?」
 その言葉はジョミーに衝撃を与えた。
「この先に向かうのにここは邪魔だ」
「それは…キース。どういう意味で言っているんだ…」
 ジョミーの思念体が揺らぐ。
 何かが大きなものが近づいている気がした。
「……」
 キースは何も言わないまま、ただ睨み続けていた。
「空が…とても重い…」
 ジョミーの心の中で何かが鳴っていた。
「何かが…起きる」

 そうか、僕はここで間違えたんだ。
 僕は精神ではなく、キースの許へは僕が行かなければならなかったんだ。

 ジョミー本体が再び光り始める。
 ニュクスの薄く淡い緑の空の向こうにチカチカと光る船団が見える。
 ジョミーは空を跳んで、マザーシステムの境界を抜け、プロメテウスへと向かった。
 その時、ニュクス全土で警報が鳴った。
 上空にいた戦艦が星に向かって降下を開始していた。
「降下?まさか!」
 マザーのシステムが書き換えられた?そんな事が出来る筈が無い。

 キース。僕はあれを止める。そして…世界を取り戻す。
 時間が戻った。
「…さようなら。ソルジャー・ブルー」
 ジョミーの瞳から零れた涙が宇宙へと消えていった。
 
 ソルジャーズのブルー。
 僕を殺しに来い。
 でなければ、僕が世界をもらうぞ。

 プロメテウスが降下を始めていた。
「降りてはならない!」
 ジョミーはプロメテウスへと乗り込み、全員に思念波を送った。
 それは艦全体を包み込み、他の船へと広がっていった。
 プロメテウスはマザーシステムのラインのぎりぎりで停船した。
 ニュクス地表から飛び立った戦艦ゼウスの主砲が撃たれる。
 その攻撃はプロメテウスの迎撃システムに阻まれ撃沈には至らなかった。
 
「すべての戦闘行為を今すぐにやめるんだ!」
 シドの声が響いた。
「キース・アニアン。貴方は評議会議長から降ろされた。もう貴方には船団を、そのゼウス一隻すら動かす力はありません」
 セルジュの声だった。
「全艦に告ぐ。僕は、ミュウの長。ソルジャー・トォニィ。本日、議員全員から承認され評議会議長に就任した。それに従い、今、この場のこの空域での全ての権限を僕が預かる。戦艦ゼウスのキース。投降しろ。そして、この無駄な闘いを今すぐに止めろ」
 その声と共に、ニュクス上空に大きな白い船体が現れた。
 それはミュウの母船・シャングリラだった。
 その背後に三隻の船を従えていた。
 一隻はミュウの船、エラ。もう一隻は人類のアルビオン。そして、セドルの船、セレストだった。
 この三隻以外にも軍の高速戦艦が続々と現れ、空域の戦艦は全て包囲された。

 ベルーガ2はシャングリラに収容された。
 プロメテウスからジョミーがミュウの救護用ポッドで移送されてきた。
「ジョミー」
 トォニィに付き添われながらジョミーはシャングリラのあまり使っていなかった自分の部屋へと入る。
「トォニィ。ごめんね。僕は君にとても重い物を背負わせてしまった」
「ミュウとして、人類の中枢に立つことは僕もいつかはそうなると思ってた…だけど、遅いくらいでしょ?」
「君が思う時で叶えてあげたかった」
「ダメですよ。それじゃ、僕はいつまでもぐずぐずしてしまう」
 と笑った。
「それでもさ…君には時間を大切にしてゆっくりと生きていって欲しいんだ」
「ジョミー。時間を戻したね」
「ああ、戻したよ。君には言ってあったね。僕が人類の敵になるって言うのが始まりだと…あの時、君は僕を止めに来た」
「間に合わなかったけど…プロメテウスが沈み。人類の混沌が始まる。僕はそれでもよかった。キースがマザー信奉者を殺すのなんて見逃しても良かったのに。あいつらは邪魔だ」
「それをしたら、それを許してしまったら…。僕らミュウが地球へたどり着いた意味が無くなってしまう。僕は、君にもキースにもブルーにも、もう誰にも人を殺してほしくなかった。それでも…プロメテウスが沈むのだけを止めれればと思っていた。時間を戻すまでしなくてもって。でも、プロメテウスが沈んだ時に視えたんだ。その先の未来が、君とキースの死が見えたんだ」
「僕は死んだりしないよ」
「ブルーが相手でもそう言い切れる?」
「……」
「君もキースも失えないんだ。僕はそれを許さない。未来を変えてでも守ってみせる。そう思ったんだ」
「ジョミー。何も変わらないかもしれないのに?」
「希望はある。時間を止めた先でソルジャー・ブルーに会った」
「希望?時間を止めた先?」
「君は僕に願ってくれたよね?このままではいけないと」
「だって。そうだろ?タイプブルーの力を全部使ってしまうんだ。ジョミーがジョミーでなくなるのに、それを誰も知らないでいかせるなんて、おかしいと思ったから…だから、キースには見せたいと思ったんだ」
「キースには会えたよ。時間はかかっちゃったけどね。彼の身に何が起きていたのかもわかった。あの場所で話せて良かったと思っているよ。ありがとう。トォニィ」
「こんな事になったのを…僕は許してないよ。ブルーも貴方もね…」
「僕がした事を君が許さなくていいんだ。僕が間違ったら怒ってくれればいい。でも、ブルーは僕が止めなきゃいけない。そして許してもらわないといけない。それと、許さなきゃならない。希望はあると思う。ソルジャー・ブルーはあの空間を君と彼ともう一人のブルーが作ったと言った。ブルーはまだどこかで僕らを見ている」
「それで、こうして試していると?ジョミーの力を全部使わせてまで?」
「僕が時間を戻すなんて想像していなかったかもしれないね。僕はわずかに残ったタイプブルーの力を温存していた。その為にタイプオレンジの力を使っていた。そんなとても変な状態だったんだ。いつまでも昔の事を引きずっていてさ、これで良かったんだよ。僕はあの力にしがみついて先に進もうとしていなかったんだ」
「ジョミーが進んでいないって言うのなら、僕らミュウは後戻りしているってなるよ」
「…そうかな?」
「そう。絶対。そうだよ」
「でも、僕はとても卑怯な事をしたんだ」
「敵前逃亡?」
「そうだね」
「勝算が無い闘いなんて慣れていたんじゃなかった?」
「最近は一人勝ちだったからね。そんな感覚、忘れちゃったよ」
「僕のが強いよ」
「そうだっけ?」
「そうだよ」
「あー、そうだったね」
「酷いなぁ。ああ、もうどっちでもいいや」
 と、二人は笑った。
 そんな二人を包むようにパキパキと淡い水色の氷が広がってゆく。それは「月の墓標」と似ていたが、いまのそれはとても薄く、淡い。
「トォニィ。後を頼むね。僕は暫く眠る…」
「ねえ、ジョミー。あまり長く寝てると僕が(ソルジャーズの)ブルーを殺しちゃいますよ」
 冗談めかして言っているがその言葉は本気だった。
「大丈夫だよ。この船がメサイアに戻る時には目が覚める。待っていて」
「ジョミーの大丈夫はあてにならないよ。いつも嘘ばっかりだから…」
「じゃあ、約束するよ…僕はトォニィを愛している。だから、信じていて…」
「愛してるなんて言葉を安売りしちゃいけません。ジョミー」
 トォニィはフィシスの真似をした。
「あはは、わかったよ。でも、安売りじゃないからね。本当に感謝しているよ。トォニィ」
「わかりました。ジョミー。おやすみなさい」
「ああ、おやすみ。トォニィ」
 そして、ジョミーは静かに目を閉じた。
 トォニィは立ち上がり、ベッドから離れると彼を守るように氷が閉じていった。

 
 このキースが起こしたニュクスでの戦闘は波紋のように広がり、キースは英雄から犯罪者へと堕ちた。
 彼の身柄は人類軍の許で裁判にかけられる事となった。
 何者かの洗脳で起きた今回の事件で、ミュウの立場は悪くなったが、ニュクスのセドルがミュウの側に加わり、均衡は保たれた。
 衛星スメールでキースの洗脳と記憶障害を治す治療が開始された。





  続く





『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二十四話

2015-01-19 03:16:20 | 『君がいる幸せ』 limitato etemita編
☆アニメ「地球へ…」の二次小説です。
<人物>
ジョミー ノア副首相 ジュピターという宇宙の軍を動かせる権限を持っている
キース・アニアン ノアの首相 人類の評議会議長を兼任
ソルジャーズのブルー 人類が作ったブルーのクローン(タイプブルー)
      ジョミー 本当はジョミーのクローンではない(タイプイエロー)

   『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二十四話

 どこからともなく桜のような淡い色の花弁が音もなく舞い落ちてくる。
 それを見上げて、落ちてくる一枚を手に取る。
 これは誰の心だろうか?
 ふいに風が吹き、床に落ちた花弁を巻き上げて飛んでゆく。
 その先には、青い地球があった。
 ああ、そうか、これはきっと。
 きっと、僕らの…。
 かけがえのない記憶。

「ブルー。僕はキースを護ると誓ったのに助けなかった。それを後悔していないんですよ。でも、それでも、彼に人間を殺させたくはなかった。だから僕は、キースより先にニュクスに入る為にセドルに近づいた」
「情報を守る事を優先した…それで」
「キースが焼き捨ててしまうような、あんなに醜い人間の情報なんていらないと思えるけどね…。でも、未来に次に向かう為には必要だと思った」
「高度な医療と科学。それを君は、セドルに半分渡してキース(人類)から逃げるように言ったんだね」
「そう。セドルにしか頼めなかったから、でもあれはね。本当は半分じゃないんだ。彼の持つものだけでは不十分。それでも、僕になにかあった時はあれで十分…」
「キースはニュクスの情報を君が奪っただけでは君の言う事を聞かなかった。彼は星を壊そうとするのを止めなかった」
「星もろとも…ね」
「ヘイトスピーチか…」
「そう。ニュクスをマザーの星だと騙して連れてきたマザー信奉者をあのプロメテウスごと破壊するのは彼の最初からの目的だったからね…」
「君は未来を視たのか?」
「ええ、ブルー。視ました」
「ジョミー」
「あの時…プロメテウスが堕ちた瞬間に…世界が壊れる音が…」
「君の衝撃はここまで伝わってきたよ」
「…僕は…」
「君の力を解放させるキーワードは希望を奪われる事。つまり君が絶望する時だったね」
「ええ…だから…」
 と言ってジョミーは黙り込んでしまった。
 ブルーは何も言わずにただ待った。
 風も無いのに揺れる白いレース。その中でキラキラと光る氷の粒。どこからか優しく差し込む光。
 自分のとは違うこの世界を、ブルーはジョミーの心の世界を愛しく思っていた。
「ブルー。どこをどう視ても…破滅しかなくて…まだだめなんだ…と…」
「それで時間を戻そうと…」
「未来は見えない…可能性でしかない…それでも…」
「君は選んだんだ。未来を。トォニィを世界に出す為にキースを失脚させた。キースがプロメテウスを破壊しようとしていた事実さえあればいいという事なんだね」
「ええ、そうです。不審な行動を繰り返したキースは更迭される。セルジュはノアの議員の票を集めて、トォニィが新首相になる。僕はこの一年その為に動いていた。だから、もう大丈夫だ」
「だけど、ジョミー。醜いものや汚いものを隠しているのは…」
「わかっています。それではマザーと同じことをしているのだと、これは人類のモノですから…時が来たら、彼らに。いつか公表します」
「あのフィズも偶然の産物では無いとわかるという事だね」
「ええ。僕がプロメテウスの主砲を消した。あのタイミングでそれが出来るなんて、偶然である筈が無いですからね」
「吊られた男か…」
 タロットカードがくるくると落ちてくる。
「……」
「ジョミー。僕は君が心配だ。その重すぎる荷を担いだままでいくのか?」
「何かを持ち続けるのは、もう慣れました」
「ジョミー」
「いいえ。ブルー。僕は大丈夫です」
「……」
「ブルー。貴方を責めるつもりはありません。その資格があるとか、無いとかも、何も無いですよ…。貴方が責められるのなら、僕も同罪です。僕には何も言う資格がありません」
「……」
「ニュクスで貴方の実験結果も見ました。一世紀以上も前、人類は地球から宇宙に出たが、滅び行く人類の行く末を案じた科学者たちがマザー(人工知能)を作り、その結果、完全に管理された世界を作り出した。だが、それにもいつかは終わりが来る。その時の判断を機械の手に渡さない為、人は亜種が産まれるのを待っていた。そこに突然変異で産まれたのが僕達ミュウ。マザーは貴方に命じた。「生き続けろ」と、そして、僕を護れと…」
「…そうだ、ジョミー。マザーはこれは戦いだと、ミュウを殲滅させてしまうかもしれないけれど、そうなった時は僕らの負けだと言った」
「未来で僕は過去の貴方に会った。あれを僕は罪だと思っていました。本当にこれで、おあいこですね…」
「僕達は対なのかもしれないね…」
「そうですね。でも、ブルー。僕はこの道の全てがマザーがそう仕組んだ事だとしても、今はもう何も後悔していません。戦争を起こし戦ってきた事も、全てが並べられたものだったとしても、それを選び、進んできたのは僕だ。だから、この先もきっと進んで行ける」
「未来の君は、もう一人の僕、ソルジャーズのブルーをどうする気なんだ」
「殺さなければならないなら、殺すしかない…」
「予言の所為?」
「ううん。僕は時間を戻す。未来は変わってゆくと信じたい。だけど、未来は変わらないかもしれない。そうなら、もうそう覚悟をするしかない」
「ジョミー」
「ブルー。僕は貴方が人類を力で牛耳る事はしないと信じています。彼は貴方ですから」
 と、ジョミーはにっこりと笑った。
「そうか…ジョミー。僕はここから君をずっと見ていたかったよ」
 ドームが揺らいでいる。そうこの時間は永遠なんかじゃない。もう終わる。
「ブルー。僕が何故消えてしまいそうなタイプブルーの力を必死で温存させていたのかわかりますか?」
「ああ、ジョミー」
「僕は貴方を取り戻したい、時間を戻すなら…貴方を…と思っていたのに…一体、どこで間違ってしまったのだろう…貴方が生きていた時まで戻したいと思っていた…のに…」
「でも、君は出来なかった。そうしない事を選んだんだ」
「僕は貴方に誇れる生き方をしたかった…ただそれだけ」
「……」
「いつか…僕はこの道を選んだ事を後悔するかもしれない…でも…それでも、僕は…今はこうとしか生きれない」
「ジョミー」
「後悔して泣き叫んで。また失敗して、後悔して…そうやってしか生きれないんだ…。僕はタイプブルーの力を使って時間を戻します。それで僕はタイプブルーでは無くなります」」
「僕の手を離れてしまうんだね。ジョミー」
「はい…ブルー」


 崩壊が始まった世界で、ただ二人。
 世界がたった二人だけなら、よかったのに。
 時間が止まってくれればいいのに。  
 小さな花弁が巻い上がり、地球へと飛んでゆく。
 世界がこれだけなら良かったのに。
 そう、僕ら二人、青い地球の上で出会えれば良かったのに。

「まさか…また貴方に会えるとは…本当に思っていなくて…嬉しいのに悲しくて…」
「僕もだよ」
「僕は笑えばいいのですか?泣けばいいのですか?」
「笑ってくれると嬉しいな」
「そうですか…ブルー。貴方も笑ってくれますか?」
 泣きそうな顔をした二人は笑い合った。

「僕はいきます」
 ジョミーがブルーへと手を差し出す、ブルーがその手をとる。
「今までありがとうございました」
「僕も礼を言うよ。今までありがとう」
 静かに二人が離れてゆく、見つめ合ったまま小さくなってゆく。
「ジョミー!」
 ブルーが叫ぶ。
 その声にジョミーは笑顔で答えた。
「ブルー。貴方の為にこの力を残していたのは本当です…見ていて下さい。世界はきっともっと優しくなれます」



  現在 惑星ニュクス上空

「お願いだ。キース。もう止めてくれ。この宇宙を再び戦乱に落とすのが目的なのか?」
 キースの側にいる思念体のジョミーが聞いた。
「ああ」
「嘘だ。もし、そうだと言うなら、僕は今、タイプブルーのミュウとなって人類の前に再び立とう。愚かな人類。今度こそ容赦はしない。お前たちも無慈悲に殺される側になればいい。僕は人類を滅ぼす化け物になろう。そして、君を」
「ジョミー。その言葉を口にしてはいけない」
 そうヴィーの口を借りて叫んだのはトォニィだった。
「ソルジャー・トォニィ!」
 ジョミーの前にトォニィが居た。
 世界が青く光る。
「ソルジャー・ブルー。世界はきっともっと優しくなれます」
「ジョミー」
「トォニィ。後を頼む…」
 ジョミーはトォニィを見つめ小さく笑った。意識は遠のいてゆく。
 トォニィの腕の中に崩れ落ちる。
 だが、トォニィが受け止めたはずのジョミーの身体が青く輝きながら消えていった。
「ジョミー」
「これは…いったい何が?」
 ヴィーはトォニィを見上げる。
「時間が戻るんだ」
「…トォニィ…?」
 トォニィは宇宙空間を睨みつけていた。





  続く





『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二十三話

2015-01-11 03:40:32 | 『君がいる幸せ』 limitato etemita編
☆アニメ「地球へ…」の二次小説です。
<人物>
ジョミー ノア副首相 ジュピターという宇宙の軍を動かせる権限を持っている
キース・アニアン ノアの首相 人類の評議会議長を兼任
ソルジャーズのブルー 人類が作ったブルーのクローン(タイプブルー)
      ジョミー 本当はジョミーのクローンではない(タイプイエロー)

   『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二十三話

 現在・惑星ニュクス上空

「お願いだ。キース。もう止めてくれ。この宇宙を再び戦乱に落とすのが目的なのか?」
 キースの側にいる思念体のジョミーが聞いた。
「ああ」
「嘘だ。もし、そうだと言うなら、僕は今、タイプブルーのミュウとなって人類の前に再び立とう。愚かな人類。今度こそ容赦はしない。お前たちも無慈悲に殺される側になればいい。僕は人類を滅ぼす化け物になろう。そして、君を」
「ジョミー。その言葉を口にしてはいけない」
 そうヴィーの口を借りて叫んだのはトォニィだった。
「ソルジャー・トォニィ!」
 ジョミーの前にトォニィが居た。
 世界が青く光る。
 ジョミーはトォニィの腕の中に崩れ落ちる。
 だが、トォニィが受け止めたはずのジョミーの身体が青く輝きながら消えていった。
「ジョミー」
「これは…いったい何が?」
 ヴィーはトォニィを見上げる。
「…トォニィ…?」
 トォニィは宇宙空間を睨みつけていた。

 (異空間)

 白いドームの冷たい床に寝転んだままのジョミーにブルーが手を差し出す。
「手を…」
 ブルーは優しくジョミーに声をかけた。
「……」
 その声にゆっくりと目を開け、ジョミーは出された手をとり立ち上がる。
「じゃあ、僕はまた全力で逃げ出したって事ですか?」
 諦めのような小さなため息とともにジョミーはブルーを見て言った。
「ん。ここは、君の中…」
「…僕の中?」
「そうだ。よく見てごらん」
「…ガラスのドーム。だって、あれは壊れて…僕は地球に…」
 流れる白い布のドレープ。ブルーの心の中に良く似ているが、どこかが違った。床に散らばるタロットカード。そして、眼下にはさっきまで居た木星のメティスが小さく見えた。
「ここを作ったのは僕だったのか…」
「ううん。それも違う。ジョミー」
「では誰が?」
「君だけではない。君とトォニィ。そして、僕と、もう一人の僕」
「何故、そんな事を…あの時…僕はただ時間を跳ぶ事だけだった…」
「トォニィが強く願ったのだろうね。このままではいけないと…」
「…トォニィが…」
「ニュクスの計画を練ったのはジョミー。君だろう?」
「計画と言える程のものじゃない。だけど…そう。筋書きを考えたのは…僕だ…」
「後悔をしている?」
「…後悔はしていない…ただ、失敗したなと思っている」
「失敗じゃない。君は人々を救う道を選んだだけだ…」
「そう…だね。このままでは人命が沢山失われる…」
 シュルシュルと上から布が落ちてくる。それは心の遮蔽が増える事。ブルーは自分の心と似てきているジョミーの心をこれ以上閉じさせたくなかった。
「ジョミー…」
 ふいに、ブルーが手を上げて床に散らばるタロットカードを飛ばした。それはクルクルと二人の周りを回りブルーの手の中に収まる。ブルーはジョミーにカードを引かせる。
 カードを空に飛ばせるブルー。
 そのカードを見てジョミーが呟いた。
「運命の輪の逆位置か…そう…失敗したんだ。僕は」
「カードが君を示しているとは限らないよ」
「僕は…時間を止めて、都合の良いようにするんだ。僕は世界を裏切る。だけど、僕はこんな事をする為に生きてきた訳じゃない」
「選んだだけだ…ジョミー。君は未来を選んだんだ」
「未来なんて…僕は…」
 ブルーはカードを見る。。
「運命の輪と太陽か…。僕には君の選択は間違っていないと思う…。君はキースが彼に操られているのを知っていてそれを止めなかった。彼の所為でマザー信奉者に対し攻撃的な心境になっているのも知っていた。そんなキースは評議会から疎まれはじめ、キースは君のいるノアやペセトラを避けていた。そこを利用してトォニィを政界に送り込もうと考え票を集めた。この異変に気が付いたセルジュも君に協力した。これで、間違いないかな?」
「本当は…もっとちゃんとした形でトォニィを迎えたかった。でも、セドルが持ってきたニュクスの情報が僕を動かした。あの星には人間は手を出してはならない。だが、キースに壊させる訳にもいかなかった」
「惑星ニュクスはクローン惑星。マザーの実験場だね」
「暗黒惑星の呼び名の通りの星だ。残酷で残忍なあの星は人の血で出来ている」
「SD体制の始まりを作ったのはあの星。地球や月で行われていた実験がより高度で、より正確な結果を得る為に人体実験は宇宙へと出た」
「そうです。あの惑星は長い時間をかけて地球を回る彗星。あの星からバンクが作られミュウも生まれた。もしかしたら、ニュクスが貴方の故郷かもしれないですね」
「かもしれないね。僕が覚えているのは月だけどね…」
「ニュクスの情報は残酷で衝撃的だった。人が人である必要すらないんじゃないかと思えるくらいに…もっと早くにニュクスを知っていたら、違ったかもしれないけど」
「あの星はキースにも本当の故郷なのかもしれない」
「キース…。ニュクスの事はキースには荷が重い。かと言ってトォニィなら良い訳でも無い。彼らではなく、僕がふさわしいと思ったんだ。それだけだ」
「君なら良い訳ではないと僕は思うよ」
「ありがとうございます」
 とジョミーはにっこりと笑った。
「でも、それでも、僕が良いと思いませんか?」
「…きっと、それは僕が暴くべきものだったのだろうね。それが出来なかったのなら、君がふさわしいのだろうね…」
 ジョミーの笑顔に泣きそうになった自分を抑えつつブルーは答えた。
 そんなブルーをジョミーは見つめた。そして、ドームの天井を見上げ言った。
「ねぇ、ブルー。人類に公表は出来ない事実ってなんだと思いますか?」
「残酷な実験の内容か、それとか、洗脳のやり方か…」
「そうですね。その辺も含まれるけど…僕の望むものはあの星には無かったと言えばわかりますよね?」
「…君が探していたもの?」
「僕はクローンの寿命を延ばす方法を探していた…でも、それは存在しなかった。ううん。そんな事を探す必要も無かったんです」
「ジョミー…まさか…」
「ソルジャー・ブルー。誰が誰のクローンなんて関係ない。今や人類のほぼ全員が作られた遺伝子の子どもだという事です」
「……」
「マザーは戦争を繰り返す愚かな人間から、虚栄や闘争心を抜き去ろうとした。だけどそれは難しくなかなか出来なかった。なら、そういう気持ちを持たなかった(あるいはそういう気持ちの少なかった)人間を沢山コピーしてしまおうと考えたという事です。大勢のの人間を作りなおし、それを繰り返してきた。もう人は誰がクローンないのかもわからない…」
「では、ニュクスは?」
「あの星に入ろうとすると機械が異変を起こすのは人が自分はクローンでないと思う気持ちが起こさせている誤作動です。現に僕は入れました」
「ミュウであるのは関係なく?」
「予想がついていましたけど、ちょっと怖かったかな?少し力を使いましたが、何もなかった」
「思い込みで星を一つ消していたのか」
「オカルトですね」
 とジョミーは言った。
 マザーの作ったシステムの中に星に受け入れられない何かの条件があるのでしょうね。とジョミーは付け加えた。
「クローンを訳もなく忌み嫌うのは、この事実を隠す為だったと」
「そう。今に至る人間のどこかでクローンの遺伝子が混じっていて自分もクローンの仲間で、もしかしたら自分自身がクローンなのかもしれないって事実を言える者はいないでしょ?」
「すべてはマザーに繋がるんだな…」
「ソルジャー・ブルー。貴方にもね」
 その言葉にブルーはジョミーを見返し、そして、空にまたカードを飛ばした。カードは二人の周りをクルクルと回ってから、辺り一面へ散らばった。タロットカードが舞い落ちる中、ブルーがジョミーに問う。
「ジョミーはどこで気が付いた?」
「セドルの情報から…単独で彼の深層に降りてみたんだ」
「単独で?危険な事を…」
「貴方も僕が生まれる前に来ているじゃないですか…」
「……」
「僕は何世代も前から貴方の夢を見ていた。段々鮮明になって、僕が本物の貴方に会った」
「忘れさせてきたのを思い出したのか…」
「思い出したと言うより、覚えていたと言う方が合ってる」
「……」
「貴方はマザーの命で動いていたのですね」
「ジョミー」

 白い布が天井から衣擦れの音とともに舞い落ちた。




  続く








『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二十二話

2015-01-05 02:05:44 | 『君がいる幸せ』 limitato etemita編
☆アニメ「地球へ…」の二次小説です。
<人物>
ジョミー ノア副首相に就任 ジュピターは宇宙の軍を動かせる権限を持っている
キース・アニアン ノアの首相 人類の評議会議長を兼任
ソルジャーズのブルー 人類が作ったブルーのクローン(タイプブルー)
      ジョミー 本当はジョミーのクローンではない(タイプイエロー)

   『君がいる幸せ』 限りある永遠(limitato etemita)編 二十二話

  太陽系 木星のメティス・ビルレスト屋上(異空間)

 キース、僕は諦めないよ。
 何が起きたとしても、僕は諦めない。

 二人は木星が見える高度まで上がった。
 ふわふわと薄い、青い色の丸い幕のような物がが二人を包んでいる。
「タイプブルーの力…」
 キースが呟く。
「どうして急に力が戻ったんだ?」
「さあ、僕にもわからない。多分、僕の中の何かが変わったんだろうな」
「お前の力は地球再生から戻ってからずっと不安定だったが、あれは全てお前の中(心)が原因だったのか…」
「そうだね。人間っぽいだろ?」
 と、ジョミーは笑った。
「…そうだな」
 キースもつられて笑った。
「…ここで良いかな?」
 ジョミーがゆっくりとキースから手を離し、うん。大丈夫と確認する。 
「力が戻ったのなら、ここから出る事が出来るんだな」
「うん。出られるし、元に戻せるよ。ついでに言うと別の時間にも行ける。だから、僕は時間を戻して無かった事にしようと思っている」
「別の時間?時間を戻す?それは…出来ないと…」
「普通の状態なら出来ない。だけど、ここからなら…僕達が遡るだけだ…」
「だから…あれを見たのか?」
「ああ、あれは誰かの僕への干渉。だけど…。そうだね。二人が出会う前でも戻せるよ。僕と君が生まれていれば、そこまで戻る事が出来る」
「は…はは…。だからお前は変えないと叫んだ」
「三年間悩んだ。まだ迷いはある…」
「戻さなくていい」
「キース、そう言うと思っていた。だけど、もう僕は決めたんだ。だから力が戻った」
「決めたのか…。それはいつ何処に?」
「プロメテウス破壊の前に…」
「そうか…。お前は何処にでも行けると言いながら、俺たちがここに来たほんの数時間前を選ぶのだな」」
「でも、キース…どこに戻しても、君の罪は消えない」
「…そうだな…俺は俺の意思であれを破壊した」
「どうしてあんな事をした」
「あの艦はなにを敵とみて作られたか知っているか…」
「ミュウだよね?」
「ああ、戦時中の案のままに作られた。もう無用な物だ」
「マザー信奉者たちが作らせた」
「あの前時代の残骸。あれを棺にして彼らを葬ってやろうとしただけだ」
「その気持ちが誰かに植え付けられ煽られたにしても、キースの中にあった本心だったとしても…それはしてはならなかった。今の君はそれに気が付いている」
「…そうだな。魔がさしたとか、気が緩んだとか。そんな、バカな言い訳しかでてこないがな…。だから、戻さなくていい。俺は自分の罪をかぶる」
「罪?それは何を指して言う?未来は君だけのものじゃない。死んでいった者たちはこうしないと戻せない。未来も救えない。彼は君やトォニィを殺して、新時代を作ろうとしている。そして、僕には彼を止められない」
「それは破滅の未来か?」
「そうだ」
「……」
「彼の計画の最初はキースの陥落。これが成さなかったら全ては始まらなかった。だからもう、必然なんだ。安心して、僕は君の時間を戻しても、君のした事は忘れない。大丈夫。この報いは受けてもらう」
「……」
「反論は許さない」
「わかった。俺は覚悟を決める」
「…ありがとう。キース」
 そう言ったジョミーの持つ空気がフッと優しい色に変わる。
 キースは「こいつはこんなに風だったか?」と不思議に思った。近くにいる所為だけではなくてこんなにも感情を止めないで出しているジョミーを見るのは初めてだった。
「何を…」
 何をしようとしている?そう聞こうとしたキースにジョミーはただ見つめ返すだけだった。
「ねぇ、キース。君はここでの事をどう思っていた?もう二十年前になる。ここビルレストでの事を」
「もうそんなになるのか…。俺は貴重な時間だったと思っている。お前が言う大切な時間とそう変わりはない。俺も必要な時間だったと思っている」
「そっか、良かった。こんな遠くにまで跳んで来て、ここまで君を呼んで、それで君がここでの事を覚えていなかったらと、とても、心配だった」
「ジョミー。この先、俺の記憶がもし消えても、俺がここを忘れても、お前を想う気持ちはきっと忘れない」
「キース…君のそういうまっすぐな所、好きだけど…嬉しいけど…くすぐったいな…」
 とジョミーは小さく笑った。その目に光る涙を見て、キースは唐突に抱きしめた。
「…ジョミー。お前は何をしようとしているんだ?」
「……」
「時間を戻すだけじゃないだろう?」
「ううん。僕は何もしないよ。大丈夫」
「こういう時のお前の大丈夫は信用出来ない」
「ひどいな」
 そう言うとジョミーはキースの腕を解き、そのままキースを真正面から見上げた。
「キース。時間を戻したら、今の、ここでの事は君は覚えていない。だから、いま言うのは卑怯かもしれない。だけど…」
「卑怯?」
「…出来れば、僕は覚えていたい。ここでずっと悩みながら君を待っていた事を。そして、君を見た時のあの気持ちを…」
 一瞬詰まり、泣きそうな気持ちをこらえてジョミーは言葉を続けた。
「…キース。君が好きだ。誰よりも。こんな言葉では言い表せないほどに、僕は愛している」
「ジョミー」
「例え…君が忘れてしまっても…僕は忘れない。きっと、僕と再び…」
 世界が青く光り始める。
 キースの身体が浮き上がり、ジョミーの手を離れる。
「ジョミー!」
 遠ざかってゆくキースが叫ぶ。
「キース。ミュウを好きになってみないか?」
 それがキースが見た時間が戻る前のジョミーの最後の姿だった。


 キース、僕は諦めないよ。
 何が起きたとしても、僕は諦めない。
 今、僕をこの世界で一番のナルシストにしてくれないか?
 僕は信じる。
 この空の星が瞬く限り永遠にいつまでも…。

 まわりは白い世界。
 ガラスで出来た白いドーム。高い天井からは無数の長い布が下まで降りている。
 白いサテンのような布の間にはキラキラと光る氷の粒がこれも無数に浮かんでいた。
 パキパキと薪のはじける音とともにガラスのような氷の出来てゆくような音がしている。
 ジョミーは白い床に仰向けに寝転んだまま動かない。
 目をつむり音だけを聞いていた。
 今のジョミーはミュウのソルジャー服に変わっている。
 音の中に靴音と衣擦れの音が加わる。
「キースはもう居ない。元の時間に戻しました」
 ジョミーは目を閉じたまま側に来た者に声をかける。
「もっと前に、何も無い時間に返す事も出来ただろうに…」
 と、声をかけられた人物は答えた。
「自分で引き起こした事象から全て逃げられるような甘いのは望まない」
「冷たいな…」
 声の主が小さく笑う。
「僕は貴方程冷たくはありませんよ」
「そうかな?」
「しかし、ここが時間も空間もどこでも無い場所なら、来ると思っていましたよ。ソルジャー・ブルー」
「宇宙空間を漂う君をまた拾う事が出来て光栄に思うよ。ジョミー」




  続く







月イチ雑記「2015・1」明けましておめでとうございます。

2015-01-04 16:32:15 | 月イチ雑記「青い星」
☆2015年になりましたね。
昨年末のクリスマスにUSJの「バックトゥザフューチャー」に乗ったのですが、
あれの未来の年数が2015年なのだとか…。
じゃあ、過去からデロリアンが来るんですね~^^

まだ車は空を飛んでいません。
当分、飛ばないでしょう。
衝突防止して、オート(自動操縦)がギリかな?


さて、今年だけの抱負では無いけれど、
一作でいいから、完璧に納得のゆく作品を作りたいです。
(小説・シナリオ・水彩・イラスト・動画などのジャンル関係なく)
シナリオを習いだして、短編を書けず苦しんでいます。
原稿用紙5枚の中に「起承転結」をきちんと入れる事が出来ません。
どうも劇的な「転」が書けない><。
って事は、作る時に、転→結→起→承で考えれば…と唸っています。
ここでの小説はずるずるーと長いので、楽だな~と。^^;


「限りある永遠」について
今後は、あと数話(予定)で一旦終わり、少し休んで後半に続きます。
後半、私の二次を読んでくださっている方々の年齢層がわからないので、なんとも言えませんが、少しだけ難しい内容になってゆく予定です。
でも所詮この真城の書くものですので、(中二病が難しい事を考えてみたレベル)です^^;
後半への休みの間、ちょっとここで「習作」をさせて頂きたいと思っています。
つまり、起承転結のついたちゃんとした短編を作ると言う事ですねwww.
どこの部分を切り取って作るかはまだ未定です。


ラストに・・・
「花江夏輝」「小野賢章」が好きになりました。
花江夏輝くんは前から気になっていた声優さんでした。
小野賢章くんは「マギ」からです。(ハリポタから知っていますが)
この二人がW主演のアニメ「アルドノア・ゼロ」2シーズンが始まります。
シナリオの基本キャラ設定がガンダムのアムロとシャアだそうです。
(え?そう?と思いつつ微妙に納得)
しかし、あの衝撃的なラスト!あれをどうやって繋ぐのでしょうか?
あのラストが気に入らない方も多いようですが、見てみて下さい。是非、1から!


それでは、本年もどうぞよろしくお願いします。 真城灯火(まきあかり)