君とともに生き、君とともに逝くのならば、僕は君の為に生きよう。

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「伝えたい言葉」の後日談?「次回予告のようなもの」

2013-07-14 02:28:48 | 『君がいる幸せ』 limitato etemita編
☆後日談扱いにしては重いので、タイトル「」を付けて書き始めると思います。
今は、まだ下のような冒頭部分を書きだした所です。
少し忙しくなってしまい、ゆっくりと時間が取れていません><
でも、もっとちゃんと練りこんでラストまでしっかり構想だけでも作ってからUPしたいと思っています。
見切り発車も楽しいですけどね^^;

しかし、なかなかベタ甘を書かせてくれないので、この話で思いっきり、、
思い知らされるようにしたいと思っています。




 第二部 三章「伝えたい言葉」 記憶という曖昧な世界の中で



 まだ終われない。
 このままじゃ、まだ、終わらせない。

 まだ僕は、ここで生きている。



「僕になど興味を持ったのがいけないんだ」





「ジョミー。レニアモスクに向かうのですか?」
「ああ」
 ジョミーはちょっとぶっきらぼうに答えた。
「任務だから…行くしかない…。調べたい事の答えが出るかもしれないし…」
「そんなに行きたくないなら、ソルジャーズに任せれば良いじゃないですか」
「ん、それは、したくない…な」
「本当に苦手なんですねぇ…」
 シドは苦り切っているジョミーを見て少し面白そうに言った。
「状況を全て知っているお前が言う言葉か」
 ジョミーはぷいとふくれたような表情を浮かべて横を向き、そのまま艦橋から出て行ってしまった。
「僕は状況の全てなんて知らないですよ」
 シドはさっきまでジョミーが座っていた自分の操縦席の後ろを手で触れてみた。そうすると少しでも彼の思いが感じれるかもしれないと思ったが、何も得るものは無かった。

 軍部から寄贈された新しいミュウの船「ミストラル」
 任務を終えたアルビオン型の戦艦をシャングリラ型に改造をしてジョミー用にと造られた。
 キャプテンはシド。ミュウの乗組員が100名程乗っていた。
 「楔」としてソルジャーズが動き出して2年。
 ミュウと人類の小競り合いの収拾や、人類の中の種族間の問題や戦闘行動への威嚇など、思いのほか雑多な仕事にジョミーもこうして政府任務として駆り出されていた。その移動の為の船が必要となったのだ、当初はアルビオン型をそのまま使う用にと用意されたが、戦艦である事にジョミーが難色を示したので、急遽改造される事になった。
 大きさは10分の一も無いが、外観や内装はシャングリラを彷彿させた。シャングリラの小型版だった。





「キース」


「僕に優しくしてくれる?」
「?何を急に…」
「今はただ何も考えないで…いや、キースの事だけを考えて、甘えたいんだ」
 
覚えておきたいんだ。と言ったら困るだろう。
今の言葉だけだ彼は動くかもしれない。
それでも、僕は覚えておきたいんだ。



「大丈夫だよ。どこにも行かないから、僕はここにいる」



「ミストラル。テイクオフ」
シドの声が艦橋に響いた。
僕の意識は現実に引き戻された。







※冒頭部分ですが、もう少し手を加えます。
船の設定、服の変更とかを入れてゆきます。時間が取れないと言いつつ書いてます。
でも、少しでも話数を溜めてからにしたいので、
しばらく時間を下さい。よろしくお願いします。



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