迷宮映画館

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若者のすべて

2003年11月28日 | わ行 映画
ヴィスコンティの初期の作品といってもいいだろうか。モノクロで、イタリアの底辺の地べたを這いずり回って生きているような人々を熱く撮った圧倒的な作品だ。私がヴィスコンティをはじめて見たのは「ルードィッヒ」。美しきヘルムート・バーガーの悲しき王の人生に完全に打ちのめされてしまった。本物の貴族の優雅さと斜陽のむなしさの「家族の肖像」。ゴージャスと陰影の見事なバランスの「山猫」。この辺でヴィスコンティ印がイ . . . 本文を読む