迷宮映画館

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化粧師

2002年02月12日 | か行 日本映画
大正時代、ところは東京、平塚らいちょうの「青鞜」が本屋の店先をにぎわしているあたりは大正初期のころであろうか。袴に革靴、自転車が走り始め、今と昔が混沌としている風景が、逆に異国情緒を感じさせる。 江戸時代から続く「化粧(けわい)師」の仕事をしているのが小三馬。偏屈で無口なのだが、腕は確か。彼に化粧をしてもらうとその日はいいことがあるなどという噂も広がり、人気がある。隣の天ぷら屋の娘は小三馬に思い . . . 本文を読む