1組目は新宿からお越しいただいた30代のご夫婦でした。お子さんはいらっしゃいませんが、ご両親は健在です。
10年ほど前にアパレル関係の会社を立ち上げ(ご主人はデザイナー)、堅実に仕事を続けるも浮き沈みが激しく、ここ一年ほどで買掛金が約1200万円にも膨れ上がってしまったそうです。個人の負債もご夫婦合わせて約300万円ほどあるとのこと。それに加えて、ご主人はこの会社の代表取締役ですから会社の借入金約1400万円の連帯保証もしています。
会社を続けるのか、廃業するのか思案に暮れていて、更に悪いことには個人借入金の返済のことでも頭がいっぱいになり、もはや仕事に専念できなくなっているし(新しいアイデアが生まれてこない状態)、まったく楽しめていないとのことでした。これでは解決できるものも解決できなくなります。
また、これが原因で子どもをつくることも躊躇されているとのこと。個人的にはそれは大変不幸なことだとも思います。
会社や個人の財産、負債、業況や生活実態、ご家族の意向、ご両親のこと…、限られた時間内ではありますが出来る限り話をお聴きしました。
その上で、まずは個人の負債の整理に取り掛かることで仕事に専念できるような環境をつくること。そうすれば精神的、経済的な負担は軽くなるであろうから、気持ちに余裕ができると思う。そこで、継続か、廃業を改めて考えてみる。ただし、専門的知識を有する者の助言は必要なので、猫研等の経営コンサルタントに相談してみたらどうかということを伝えました。
個人負債の整理方法としては、多額の連帯保証債務もあることから、給与所得者等再生での解決を考えています。
それにしても、今まで奥さんが相談を促しても動こうとしなかったご主人が、自ら相談先(猫研)を探したのは大きな前進とも言えます。この機会を逃さずに一歩ずつでも良いから前に足を踏み出して行ってもらいたいものです。
では、皆さん、特に被災された方々にとって今日よりも明日が良い日でありますように
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