酒好き文化風俗研究者

みんなで美味しいお酒を飲む方法を模索中!
酒好きの最大の敵であるアルコール依存症に勝つ事を支援しています。

慰安婦問題を逆手にとってみる。

2015-08-05 | 社会問題
オスはメスに対する優越性の証明を得る為に自らの強さをアピールする訳ですが、

本当のところ、男性は女性のたった一言で勃起不能になるのだから、それを恐れる男性である。

闘争社会の継続には、半分の女性が支配権を握っていることを、証明するイデオロギーは、後の半分を説得する為にまた、自分自身を納得する為に、いかにもっともらしい言い訳を考えるかに掛かっている。

従軍慰安婦は無かったとする見解は何が事実であるのかを忘れようと試みるものであるが、いつだって歴史を直視すればするほどに、言い出した側の敗訴となるのだから、日本は更に従軍慰安婦問題の追及に勝訴となる。叩かれて埃が出るのは日本ではない。

世界は散々、戦争での悪行を働いてきているのだから、他国が女性を乱暴していないなど信じられないからである。

悪行には「国」自体をすり替えることが事態の変化につながると考えがちだが、どの国も似たり寄ったりである。

実際、男性による「父殺し」で始まる文化には女性は同意できないように、男性による「母殺し」を正当化するパーソナリティは、再び人類を戦争に導く。

自国が愛されたいが為に、残虐行為を認めさせる現代の理論の行詰まりは、人を愛する事が出来なくさせるどころか、やがて退屈になり、実際に戦争を起こす原因になるが、かつてアメリカインディアンやアステカ族のことを考えてみれば、あれは女性にできるのか?また、ナチス時代はどうなるのか?


男と女の性別は生きる上での過程である。社会変化と発展の過程であり、持って生まれた構造と生まれ堕ちた環境とのたえまない相互作用、相互依存、相互忍耐の過程である。

従軍慰安婦問題も同じく、苦悩する事は何も最悪の事ではない。むしろ無関心なことが最悪なのだ。

女性社会の創出は、生活実践の中から導かれるものである。

男性的社会原理にあるのが制限的なものであるなら、女性的社会原理にあるのは普遍的原理である。なぜなら、男は女から生まれ、女に育てられた事実だからだ。

もしかすると、階級社会が上手く行かないのは男性社会だからかもしれないし、社会主義的要素には女性社会が相応しいかもしれません。

また「自立」こそが人類の正しい姿だとしたら、専業主婦は貴族制の特権階級であるかもしれない。

人類の戦争には男性社会が大きな役割を担ってきたが、それは小さな社会体制の成果であって、その為に、男性優位が勝利を納めてきたが、その時、女性たちは自然全体と共通する能力を持って男性との生活と生存を確保してきた。これが近代である。

反社会的なイデオロギーが、しかし、男性的創造的原理を無限的な際限のない影響力を持って社会に表現してきた。これが現代である。

いつからこんなことを続けているのかを問いただす気にはなれないが、おそらく、聖地エルサレムへと続く道はたった一つ、女性社会の創出しかないのである。

自然権に基づいての女性的原理とは、生命と統一と平和にあるように、全てを抱擁し統括するもので、男性社会とは対照的である。

普遍的な自由および平和の原理の基礎となりうる平和と愛の人間性との原理の基礎である。

物質的福祉と現世的幸せに対する周到な配慮の基礎である。


コメントを投稿