さだやんのほろ酔い日記

落語家・立川 左談次

同性愛者。

2007年02月16日 10時24分14秒 | ほろ酔い日記
NBAのオールスター常連の元有名選手の発言が
スポーツ界(アメフト、野球、ホッケーなど団体競技)
に大きな波紋を広げている。

その発言は
「私は同性愛者は嫌いだ、嫌悪感さえ感じる」
「彼等は私のそばにいて欲しくない」
この、発言を受けて、ある同性愛者の選手達は
「私達は安全では無くなった」
評論家も
「この、差別的な発言は大きな問題になる」
コミッショナーも
「軽率で好ましくない発言だ」

この、好ましくない発言と云うのが微妙な言い回しです。
発言した当人は、なにも問題は無い。何か悪い事を言ったのか?
てな反応。

日本もそうだが、スポーツ選手って、所謂体育会系ですわ。
マッチョ好き。
女の尻追いかけるなんてのは寛容で大好き。
団体競技だから、肌と肌、身体をぶつけ合う。
その辺の奇妙な感じを素のまま発言したのだろう。

同性愛者の選手達もその辺の雰囲気を感じて
公表していないのが実情だという。
軍隊でも入隊を認めている。
が、今でも他の隊員からの差別は酷いものだそうだ。

これから、冷静な議論を始めるのだと聞いた。
揚げ足取りでギャアギャア、ヒステリックに騒ぎ立てる
日本とは一寸違う。
これが彼等の良き伝統なのだ。

もっともアメリカも原理主義的な人々も
多数いるのは承知してますが。
冷静さと熱狂。
つかみ所の無い国ではありますが。

この差別の問題は根深いものがあるのだ。

って、他人事の如く言ってしまう
私が鈍感、無知なだけなのであるのだが。