さだやんのほろ酔い日記

落語家・立川 左談次

チョコレートの季節

2007年02月08日 11時14分02秒 | ほろ酔い日記
「義理チョコでいいから頂戴」
って、妙にはしゃいでいるオジサンがいる。
私だけど。
軽いな全く。

昨日、ある洋菓子屋に行ったら女の子の行列。
一人で何万円も買い込んでいる。
付き合い、義理。
苦労してるのだ女の子も。
「でも、こういう買い物好きなの」
てな雰囲気も漂っていたのだが。

バレンタインデー。
「恋人達の愛の誓いの日」なのだそうだ。
知らなかった。
この日だけで日本の年間消費量の四分の一
を消費するのだそうだ。
恐るべし、バレンタインデー。

去年だったか居酒屋で。
居酒屋ですよ、縄のれんの、演歌の世界まんまの居酒屋。
お姉ちゃんは着物に割烹着。
本寸法の居酒屋。
そこで、チョコを貰った。
割烹着にチョコレート。
嬉しかった~。
って、馬鹿か。

たとえ義理でも、ワゴンの安売りでも、ルーティーン作業でも。
嬉しいものなのです。
人間ってそんなものなのだ。
贈り物を、プレゼント貰って怒るやつはあまり居ないのだ。
露骨に見返りを期待する!
そんな気配が見えたら萎えるけど。

さりげなく、これが一番難しいのである。