さだやんのほろ酔い日記

落語家・立川 左談次

大晦日。

2007年12月31日 10時42分52秒 | ほろ酔い日記
では有るけれど、遣り残した事ばかり。
これを、腹八分目と言う、違うか。
どうにかこの一年生き延びた。

「相変わらず馬鹿か?」
そんなもんで十分である。

どうぞ皆様も良いお年をお迎え下さい。


今日は、年越し蕎麦飲み会→おめでとう飲み会、
と、突入の予想。

美空ひばり

2007年12月30日 18時54分16秒 | ほろ酔い日記
BSの特集の再放送見ながらイッテレツ。
これ同業の方々が聴いたらどんな思いになるのでしょうか。
己と比べて嫌になってしまうかな。
我々は志ん生、文楽、円生の落語聴いても
諦めが先に来て、雲の上のお方、比較なんてトンでもないと、
かえって楽しんでしまうのだ。

今年。
森繁より由利徹の方が「好み」だと再確認。
一年かかってコレかい。

追い込み。

2007年12月28日 10時17分15秒 | ほろ酔い日記
賀状、今年中に完了するか。
年賀なのだから、元旦に書くのがスジだろう。
なんて、言い訳も浮かぶのだが。

宛名も自筆で一言添えて。
背中と肩がパンパンである。
一字一字にチカラが入るのだ。
サラッと流れるように、こりゃ至難の技。

草臥れればそれだけ酒がうまいのだ。
そう無理矢理自分を納得させて・・・・。
直線の追い込みが決まるか、
後方のまま見せ場無く終わるか。
はたして?

風邪っぴき。

2007年12月27日 12時37分59秒 | ほろ酔い日記
着物は寒い。
足元から寒気が這い上がってう来る。
雪駄に足袋と比べると何と靴の暖かいことよ。
足首まである股引(古いね)は見場が悪い。
ここが我慢のしどころ、これが風邪のもと。

食物屋、飲み屋は何故あんなにガンガン暖房きかすのか。
表との温度差に参ってしまうのだ。
ま、頭は酒でその辺は麻痺してるのだ。
しかし身体は正直。
テキメンですね。

今日はヒレ酒の忘年会。
二次会までで、三次会はパス・・・・・出来るか?

夜は雨。

2007年12月22日 11時12分11秒 | ほろ酔い日記
町のお湿りが良い感じ。
雨は本当に眠りの神様である。
夜にはまた降り出すと言う。
飲み会には絶好ではありませんか。
濡れた街灯、酔っ払いにはとても綺麗に見えるのだ。

忘年会風のグダグダ飲み会もラストスパート。
ミンザイも通常の半分でぐっすり、ぐったり、どっちだ?
それだけ、疲れているって事であるのだ。

ま、何十年たっても懲りないものですな。

心配した。

2007年12月21日 11時13分25秒 | ほろ酔い日記
広小路のトリだったのだけど。
私が上がってから入場してきた客がいた。
いくら割引といっても一席だけしか聴けないのですよ。
しかも私ですよ。
長講一席みっちりと・・・・やるわけないのですよ。

正直焦りました。
とりあえず笑わせないとシャレんなんない。
シャカリキになって演りました。
よく笑ってくれて一安心。

妙に疲れた高座ではありました。

呑み疲れ。

2007年12月20日 11時56分02秒 | ほろ酔い日記
はたして持つか倒れるか。
ハナのプシューだけで後はソフトドリンクなんて
姑息な態度は受け入れられない。
ま、しみったれだから、
ま、お調子者だから、
いっちゃうんだよね。

酒にただれた声。
小料理屋の女将状態だ。

蜂蜜のお湯割りでも呑んで
とりあえず今日一日を乗り切るか。

単純作業。

2007年12月19日 14時35分50秒 | ほろ酔い日記
「おすすめ本」のコーナーにも書いたけど、
川柳の本が出来ました。
談之助・談幸と共著であります。
なんか共著なんて言葉つかうなんて、変な気持ちだ。

創芸社
1300円・・・微妙な値段だ。

で、「謹呈」なんて知り合いの方に送るのだ。
それも私が詰め込み作業、宛名書き、一言添えて。
その詰め込み作業が楽しいっちゅうか、
続けてやっていると頭の中に何も無くなる。
所謂、無。
これ程、無を小馬鹿にした言い方はありませんな。
でも、そんな感じなのです。
廊下の雑巾がけ、散歩の40分過ぎ、運針縫い・・・。
って、ある種の気持ちよさが出てまいるのであります。

賀状の印刷をぼんやり眺めていると催眠術に
かかり易くなったっていうか
受け入れ態勢万全っていうか
・・・・・・完璧な薄ボンヤリ状態になる。
その辺りが誠に気持ち良いのであります。

なんかホンモノの馬鹿が書いている文章になってしまった。
少しはモノ考えてから書け!
ってんだ。
なぁ、俺め。

「川柳立川流」・宗匠レース 天のご指名入ります 

2007年12月19日 14時17分18秒 | おすすめの本
てな、ごく軽い、あまりにも軽い川柳本が出来ました。
談之助・談幸と共に、ウンウン言いながら捻り出した川柳の数々。
それを一二三(ひふみ)壮冶さんにまとめて頂きました。
打ち合わせと称する飲み会を何回やった事だろう・・・。

人様の本をネタにしてるのに。
批判、罵詈雑言は甘んじて受けなければ。
と、覚悟を決めた。

演芸関係の書棚に並んでいるそうだ。
先月、高田文夫さんに
「さだやん、見たよ~、働いてるねぇ」
と、言われてしまった。
そう、ご~くたまには働くのだ。

発行は「創芸社」。
値段は1300円。高いか?安いか?安いって事はないねえ。

ま、向う見ずなお方がいらっしゃいましたら宜しくお願い致します。
どうも、宣伝で相すみません。


昨日の昼席。

2007年12月18日 11時01分30秒 | ほろ酔い日記
広小路亭。
若い子からお年寄りまで幅広い年齢層のお客。
老若男女って感じで一杯のお運び。
立川流独特のコアっぽい雰囲気は一つも無かった。
リラックス加減が違うのかしら。

甘い客で程よく笑う。
大昔の寄席に戻った様な気分で一席。

暮の客は落ち着かないってのが相場。
正月は客も芸人も上の空・・ま、躁状態ってば良いのか。
華やかってば華やか。
客席に着物姿のご婦人でもいればパッと明るくなるのだ。
芸人も・・・・・コッチの方がいまひとつ?
明るい高座に・・・・。
おい、もう来年の抱負かい。


天ぷら。

2007年12月17日 10時13分41秒 | ほろ酔い日記
昨夜、天ぷらを食す。
黙々と食べる。
あつあつを、次から次へと口の中に放り込む。

その様に喰えと池波先生の本に書いてあった。
いわば実践したわけですわ。
食の細い俺には至難の技です。
バテました途中で。
食い物で草臥れるのは初めての経験。

食事おわって、ふぅ~と一息。
ベルトを緩める。
ま、良い格好じゃありませんわな。

これからは飲み会多数。
馬鹿だから正直に飲むんだこれが。
いくつになっても、適量を把握出来ない。
更なる挑戦は何時までも続くのである。
って、アホじゃ。

意識。

2007年12月15日 13時19分42秒 | ほろ酔い日記
高座に上がる時はお客様は芸人の横顔を見る事になる。
その、横顔を見られてる、その視線の強さを感じる時がある。
面映いのだ、この言葉遣いで良いのか。
自意識過剰かも知れないが。
高座に座って正対すれば何とも無いのだが。

かといって、袖から高座に一歩踏み出した所で
深々とお辞儀する。
そんな芸人も昔はたくさん居たが・・・。
そりゃ、ちと恥ずかしい、臭すぎるのでは。

だから、なにが言いたいのだ。
だから、横顔が・・・・。
煮え切らない野郎だな全く。

完敗。

2007年12月14日 10時21分00秒 | ほろ酔い日記
対ミラン。
予想はしていましたが。
完璧に見下ろされておりました。
歴史の差をそこに見ました。
距離感、タッチ、視野、コントロール。
10対0のような1対0。

しかし悲観する事は無い。
うつむくな、堂々と前を見ろ。
身体で覚えた感覚を忘れるな。
決して、善戦なんて思わないでくれ。
悔しがれ。
次は喰ってやるぞ。
そんな気構えで練習して欲しい。

客としては、成長する過程をしっかり
見る事が出来るというのは無上の喜びなのだ。

課題は見つかった。
頭ではなく身体で見つけた事だろう。
それが選手一人一人の財産になるのだ。
さぁ、きょうから一歩一歩、壁にむかって行進しようではないか。

嗚呼、俺も稽古しなければ・・・・・。

笑う客。

2007年12月13日 13時05分55秒 | ほろ酔い日記
演ってて恥ずかしくなるほど受ける客。
大勢の中で何人かが異常に受けてる、てのは有りますがね。
会場全体が笑いの渦。
身体を折り曲げて笑っている、涙まで流して笑う。
落語ってそんなに面白いものなのか、爆笑するものなのか。

ガキの頃、寄席にいっても、
上手いなぁ、面白いなぁ、プッと吹くって事はあったが
涙まで流して笑うなんてついぞなかったのだ。

クスッ、ニヤリ、ってのは遠い昔の出来事ではあるのだ。

演ってるヤツがこんな事言っちゃいけないことなのかも?
ですがねえ。