銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

人形町 梅田にて「梅田丼」をいただきます

2008-02-21 20:01:19 | 東京・大手町・日本橋・京橋・三越前・竹橋

先日、上野のうさぎやのどらやきをご紹介した際に
清寿軒の話がちょいと出ていたので
三越前に行ったついでに久しぶりに
どっしりどらやきを喰らおうと行ってきた。

場所は三越前から人形町へ向かう1本道を
左側で歩き、江戸橋を渡り100m程進み
脇道1本入ったところにその店はある。

店に入るとちょうどどらやきは品切。
昼飯を食べてから焼くとのことだったので
こちらも昼飯を食べて出直すことにした。

人形町と言うと真っ先に出てくるのは
絶品親子丼の玉ひで。

1度だけ食べたことがあるが
久しぶりにとろとろに塗れたいのも山々。

清寿軒からはまだまだ距離があるのと
客先の三越前から離れてしまうのがネックか。



さぁどうしたものかと歩を進めると
路地先からふわっと漂う炭の香り・・・

間違いない。うなぎだ。

匂いに吊られて路地に吸い寄せられると
梅田といううなぎ屋に辿り着いた。

何だかの雑誌で
白焼き丼が旨いと書かれていたお店だった。

途方にくれていたうなぎ好きが
気になるうなぎ屋を見つけてしまったのだから

さぁ大変。

あっと言う間に吸い込まれた。



こちらのお店のランチメニューは

うな玉丼 ¥900
うぞうすい ¥1,050
きじ焼き重 ¥1,050
うな重 松 ¥1,260
    竹 ¥1,700
    特 ¥2,350
    特上¥2,800
    中入¥3,400
白焼き丼松 ¥1,260
    竹 ¥1,700
    特 ¥2,350
梅田丼   ¥2,000

といったところ。



究極の喰い合わせと店が押す
梅肉とうなぎを組み合わせた梅田丼と
出汁で食べるという白焼き丼。

最後の最後まで迷った挙句、
もの珍しさに前者を大盛り¥80増しで
注文させていただいた。


この梅田丼。


お店のただし書きでは、
通常、喰い合わせが悪いから食べちゃ駄目だという戒めが
喰い合わせが良すぎて食べ過ぎちゃうから
食べちゃ駄目だと謳っているのだが

はたして真偽の程は・・・



芳ばしく焼き上げられたうなぎ・・・

梅田丼を決めた理由のひとつには
重と比べるとわざと蒸しを浅くしているので
弾力のある食感が楽しめるというお店の話を
受けたこともひとつなのだ。

箸を割りまずはうなぎだけで・・・

旨い。

この脂の落ち方、上品な蒲焼の味は
宮崎産と予想してみたのだが・・・

残念。三河産だった。

うなぎソムリエを目指す身としては
この失敗はいただけない。



続いて梅肉とごはんでいただいてみる・・・

なるほど。梅の漬け方なのか、
梅肉に味噌でも合わせているのか
梅の酸味はそれほど強くなく、
梅干嫌いでもスイスイ食べれそうな按配だ。

最後にうなぎと梅肉入りごはんを一緒に・・・

・・・・?!

駄目だ。

せっかく上品に芳ばしく焼かれたうなぎの風味が
いくら押さえられた梅肉に合わせていると言えども、
完全に飲み込まれてしまっているのだ。

もったいない。



結局、うなぎはうなぎで、
ごはんは梅肉ごはんとして、
作り手の意図を全く無視していただいた。

一緒に来た肝吸いの上品な味わいや
肝焼きがあったら食べたくなるような
濃厚な肝の鮮度。うなぎの焼き具合といい、
いい仕事を台無しにしてしまっている喰い合わせは
戒めの通りに思えてならなかった。



下の写真はゴン太の頼んだ
白焼き丼 松の大盛り。

上品な出汁にふっくらと蒸された白焼きが
ゴールデンコンビを言わしめるのには
持って来いな出来栄えだった。

こっちにすべきだったと
完全に後悔させられてしまった。



今回、厳しく星を付けさせていただいたが
これは梅田丼に限ってのこと。

重や白焼き丼に関して言えば
評価は豹変する断わりを
入れさせていただきたい。

もったいなさに後ろ髪を引かれながら
ご馳走様でした・・・

梅田

中央区日本橋人形町3-4-2
TEL03-3661-0160
昼11:00~14:00
夜17:00~20:30(土は昼のみ)
第二土曜、日曜、祭日  土曜日はお昼のみ

梅田丼 ¥2,080(大盛り¥80増しを含む)

甚平満足度 ★★☆☆☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう