先日、「ちょいと一杯が減った」なんて
どこかの誰かさんが言っていたのだが、
「ちょいと一摘み」みたいな話は中々減らないものだ。
昨晩、千葉方面に営業に出て
会社のある青山一丁目に戻るために
錦糸町でJRからメトロに乗り換えようと
連絡通路をひた走っていると、
の看板にぶち当たってしまった。
時間は18時。
ここは地球か?と驚くばかりの引力が
86kgという地面には優しくない
でっかい物体を吸い込んでしまったのだ。
時間がちょいと早いだけあって先客は僅か1組。
仕方なく?焼き餃子に水餃子、
それから瓶ビールを注文させていただいた。
ちなみに私はビールのサーバーを
毎日洗浄していそうなお店ならば生ビールを
ほったらかしてそうなお店ならば瓶ビールを頼むようにしているのだが
厨房の様子が判らなかったので今回は瓶にしたのだ。
先月だかの宇都宮餃子ツアーの影響や
自宅餃子の最終形を開発するためにと
最近は餃子に対する情熱が近年稀に無い程熱い。
本来ならば大阪の1号店で堪能するべき餃子なのだが
直営店ならばと身を任せたのだが
はたして世に名高いの実力の程は・・・
最初にあがってきたのは焼き餃子だ。
焼き目にもうちょっと油の気配が
あるものだと思っていたのだが、
思いのほか餃子の皮をそのまま焼いたような仕上がりだ。
今回は3時のおやつの延長で
ちょいと一摘み程度の軽いノリ。
2人前あるのは同僚と
1人前ずつのつまりなので悪しからず。
餡からこぼれる甘~い誘惑が
皮の芳ばしい匂いと相まって
食欲をすんごくそそってくれた。
こちらの餃子のお値段は
1人前6個だかで¥310。
目くじらを立ててしまいそうになるようなお店が
それこそウン百軒も乱立する東京にあって
このお値段は本当に頭が下がる。
写真の都合上
引っ張りに引っ張ったのだがいざ、一口・・・
旨い。
しっとりとしていそうでパリッと焼きあがった皮の中から
ビールのベストパートナーと呼ぶに相応しい
強めの塩気と豚の肉汁が混ざり合った旨み汁が
ぴゅっと口の中に広がる。
餃子をひっくり返すと
水をたっぷりと使われてムチムチに蒸された
素晴らしい按配が目に飛び込んで来た。
ここの餃子は餡にしっかりと味が付いているので
醤油やラー油、酢などを使わなくても存分に頬張れるので
お好みでいかようにもしていただきたい。
キャベツなのか白菜なのか意識しないまま
あっというまに平らげてしまったのだが
ほんのりプリッと桜色な餡は
ニラや野菜は少なめで仕上げられている。
野菜たっぷりな餃子は野菜の水気の問題もあり
なかなかバランスが難しいので
肉に寄った配分は正解のひとつだろう。
水餃子がやってきた。
目についたのはタンから立ち昇る蒸気が
そこにスープの片鱗を見せてくれていたことだ。
メニューには水餃子は¥450。
それとは別に湯餃子というワンタン風スープ餃子なるものが
¥550とあったのでもしかしたらこいつは
スープ餃子なのかも知れない。
宇都宮の餃子街を喰い歩いて感じたことは
食べたお店の全てが焼き餃子には目を見張るものがあっても
焼き餃子用に作られたものを水餃子にしているお店が多く、
そもそも作り訳はしないのだろうが、
餡の旨みが湯に逃げてしまって
焼き餃子程の感動は得られなかったことだ。
はたして、ここの水餃子は・・・
パクリとやって宇都宮との違いは明白であった。
元々餡の味が強いこともあるのだが、
肉にプリッと閉じ込められた旨みと
皮から漏れないようにしっかりと包まれた
餃子は希薄とは決して言わせない美味しさを伴っていた。
旨い。
お店の方には申し訳ないが
3時のおやつの延長は¥1,000ちょっとで打ち止めだ。
お店には餃子をこの値段で提供するためだろうか?
麺類やごはんもの。多数のツマミも用意されているのだが
四方山話をするのにはこの餃子とビールがあれば十分だろう。
コストパフォーマンス抜群なこの餃子。
是非ともお試しいただきたい。
ご馳走様でした。
錦糸町北口店
〒130-0033 墨田区錦糸町3-2-1アルカイーストB1F
TEL03-5819-3838
平日11:30~15:00 17:00~23:00
土曜11:30~23:00
日曜11:30~22:00
焼き餃子 ¥310
すい餃子 ¥450
甚平満足度 ★★★★▲
甚平満腹度 ★★☆☆☆
⇒ むっちりパリッと!宇都宮みんみんの焼き餃子の巻
⇒ 宇都宮2強の一角。正嗣の大人味焼き餃子の巻
・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
それでは明日もお会いしませう