![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/71/63bcda0bdfc690ab88bba9b9fe1b6fab.jpg)
日記、日記と言っているこの書き物。
最近の惨状たるやまさに週報化してしまっている。
一昨日はここ数週間土・日も仕事だった埋め合わせにと、
嫁の誕生日に1日どっぷりと付き合うために
代休を頂戴したのだ。
せっかくの誕生日だからと
食べたいものは何なのか聞いてみると
重い体を遠くに運ぶのはしんどいので
近場も近場でリストアップされた。
新宿ホルモン
鳥茂
ラ・ベットラ・ペル・トゥッティ
バリラックス ザ ガーデン
パリ4区
全て新宿駅周辺に点在するお店たち。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/e4/bfdc3033ca63ebb1d41b61c6acdf7338.jpg)
出された結論は
野村ビルに入っている
ラ・ベットラ・ペル・トゥッティ
バリラックス ザ ガーデン
のどちらかに行き当たりばったりで行く
というものだった。
到着したのは正午ジャストだった。
先客5組待ちのラ・ベットラに対して
バリラックスの方は気持ちいい位
人が吸い込まれていた。
店の内装に感化されたのだろうか?
結局、落合さんの暖簾分け。
加藤政行シェフが切り盛りする
ラ・ベットラ・ペル・トゥッティに
初めての来店を試みることになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/9b/2a097875ec6515f985d7f899fc5e7aa4.jpg)
20分程の待ち時間を消化して
店に迎え入れられる際にちょいと感心したのが、
お店の接客マニュアルだ。
まさかそんなものを見せて貰った訳ではないのだが、
他のお店と比べると、良い意味で一言多かったのだ。
「暑い中、お待たせいたしました。」
たった5文字の違いなのだが
頭に入れるこの一言と、シルバーをセティングする際に
一緒に置かれる水差しが、十二分にお出迎えを
感じさせてくれるのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/9f/55a39885a21e6a5c27cb0c27f0d1984d.jpg)
ランチの価格帯は3種類。
Aコース ¥998(フォカッチャ、サラダ、スープ、パスタ)
Bコース ¥2,000(フォカッチャ、前菜、パスタ、珈琲orジェラート)
Cコース ¥3,500(フォカッチャ、前菜、パスタ、メイン、デザート)
Aコースのパスタは2種類からの選択で
この日はパンチェッタとキャベツのトマトソース、
小海老と水菜のクリームソースからの2択だ。
また、前菜は
盛り合わせ(B=2種、C=3種)
イベリコ豚と野菜のチャンポッタ
18ヶ月熟成パルマ生ハムのサラダ
スープからの選択。
B、Cコースのパスタは
アーリオオーリオぺペロンチーノ
ポルチーニと牛肉のクリームソース
日向鶏の自家製ソーセージの辛いトマトソース
茄子とズッキーニ、オリーブのトマトソース
生ハムと小海老とトマトのアンチョビクリームソース
パルミジャーノとバジリコのリゾット
タコとあさりのリゾット
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/4c/1f061cd99af0419ca00a4400ab9f6b95.jpg)
メインは
いさきのグリルドライトマトとオリーブソース
かじきマグロと茄子の挟みオーブン焼き
霧島豚のグリルバルサミコソース
ホロホロ鶏のローマ風煮込みだった。
私が頼んだのはCコース。
イベリコ豚のチャンポッタ
生ハムと小海老とトマトのアンチョビクリームソース
霧島豚のグリルバルサミコソース
クレームブリュレ
前菜とメインで豚の食べ比べをしようと言うのだから
86kgの重量をなんとかキープできそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/64/ced3078bd4905bfa09b5bd83e7bd0fd3.jpg)
最初にやってきたのはフォカッチャ。
こちらのお店。
テーブルにオリーブオイルは備え付けておらず
パンに使う場合は別途有料になるそうだ。
ただし油分程良いフォカッチャは
何も漬けなくても十分香り高く食べることができたので
どうしてもな人は頼めば良いのだろう。
続いてやってきたのは
イベリコ豚と野菜のチャンポッタ。
チャンボッタは
夏野菜を煮込んだ南イタリア料理だ。
当然のようにズッキーニや玉葱
トマトなんかが煮込まれているのだろうが
運ばれてきた姿はキリリと盛りつけられた
凛々しいものだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/d1/f26d7b90fa5a7567ac79bb139263a6c2.jpg)
前菜の言葉の意味に近い風体は
いい意味で裏切られた訳だ。
早速、イベリコ豚にフォークを入れてパクリ・・・
旨い。
イベリコ豚の上品な脂は
私の脂肪の質とは雲泥の差。
主食をどんぐりに切り替えようかしら・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/93/f502f3193a54fce0d15f2b7d252aea1c.jpg)
豚を捲り上げると
野菜がたっぷりと現れた。
前述の3品の他に
蓮根やブロッコリーなんかも入っており
ちょっとしたお店だったら
メインを張れるような
ボリュームと内容だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/31/9a3d16bc3eafbb49aa911fbaf196c376.jpg)
続いてパスタがやってきたのだが
写真は嫁が頼んだ
日向鶏の自家製ソーセージの辛いトマトソース。
面白いと唯一口にしたのが
日向鶏のソーセージだったのだが、
ソーセージを裏返して細かくぺティナイフを入れて
グリルしたような舌触りと鶏とは思えないソーセージの按配に
私もこいつを頼んでも良かったと
思わされてしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/72/39806dad3b5942bf75eb9845a710425f.jpg)
こいつがそのソーセージだ。
イカなんかに入れる包丁の入れ方に似ていたのだが、
ピリ辛いトマトソースの絡み方が絶妙。
食べ応えが強烈にあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/6d/794fedc9cf4f3575184567458fb89e74.jpg)
そしてこいつが私の頼んだ
生ハムと小海老とトマトのアンチョビクリームソース。
ぺロリとやると
アンチョビの塩気の殺し方がなんとも優しい。
自分で作るとどうしても
塩気とクセの活きたものになってしまうので、
この技は是非とも盗んでみたいものだ。
パスタはごくごく細いものがつかわれており、
茹で加減も余熱を計算した絶妙なものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/18/3450fac0906a846be8fc59426f53471e.jpg)
アップで見ると
海老の隣がサーモンのようにも見えるのだが
メニューの通り、こいつの正体はフレッシュトマト。
クリームソースでフレッシュトマトを使う感性を
私は持ち合わせていなかったので
こいつは使わせていただきたい。
1点おやおやと思ったのは
生ハムの使い方。
大きく使っては
先ほど言っていた塩気が強くなってしまうのだろうから
細かく使っていたのだろうが、
存在感に乏しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/a4/c44529085157c927a2a5feb7a838f98c.jpg)
店内は9割5分が女性客だった。
サラリーマンの懐的にも
998という価格設定は嬉しいのだが
ボリューム満点とは言いがたいパスタランチは
私のようなガテン系には響きにくいのだろう。
私はフォカッチャを3個ほどお腹に放り込み
満腹感が出るように努めていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/41/6c968c4ba456a14236fc21cfb63e0ae2.jpg)
続いてメインの
霧島豚のグリルバルサミコソース。
メイン付きを頼んだのは私だけだったのだが
ここは気が利いていた。
小皿を準備した上で
嫁用に「小皿をお使いになりますか?」と
聞いてきたのだ。
テーブルの状況を見て言ったのではなく
予め準備をした上で出された言葉。
こいつもマニュアル化されているのだろうが
それにしても徹底していると更なる感心を
生み出された。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b9/cc44c8f29abb8e3f89d9d2114b230216.jpg)
この霧島豚。
バルサミコを煮詰めて
とろ味がつけられているのだが
わが家で活用されていないバルサミコを
こうやってお使いなさいと
言われているような気になってしまう。
煮詰めることで酸味が押さえられ、甘味が増し、
かといって本来のさっぱりとした風合いが
損なわれることなく口の中に広がるのだ。
旨い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/db/d9b997bb7a82e52918d59bfd8880cba5.jpg)
最後に出てきたのが
クレームブリュレバニラアイス添え。
Cコースは数種類のデザートの中から
1品選べるのだが、判っていた。
私の口にこいつが入らないのは・・・
1つ言わせていただけるのならば
¥200で飲めるという珈琲。
コースの中に入れて欲しいねぇ。
デザートだけ出されるよりは
よっぽど格好がつくということだ。
甘味に喰い付く嫁を横目に
エスプレッソを啜りながら
ご馳走様でした。
ラ・ベットラ・ペル・トゥッティ
新宿区西新宿1-26-2新宿野村ビルB1F
TEL03-3342-3699
11:30~21:30
年末年始・不定休(新宿野村ビルに準ずる)
Cコース ¥3,500
甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★▲☆
・・・おっ、お代官様ぁ!甚平に愛のムチを・・・
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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
それでは明日もお会いしませう
すばらしいレストランですね
おいしそうです
おいしそう~
アンチョビクリームのパスタ
私も大好きなんですが、アンチョビの塩梅
って難しいですよねぇ~
私も食べて、勉強したいです
ベットラの支店。新宿にも出来てたのですね。
bisの方には一時期よく行ったものですが
手長海老のパスタがずいぶんと海老の旨みがよく出ていて
美味しかった記憶がありますね~♪
肩肘はらない気軽なイタリアンですよね~♪
野村ビルは夜景も綺麗~
いい店がたくさん入ってますね~
たまに行きますよ~
ぽちっと!だぶる
はじめまして。甚平です。
返信。大変遅くなり失礼いたしました。
新宿野村ビル。
近所なのに今まで行かなかったのが
勿体無かったように感じてしまいました。
サービスレベルを保つのは大変でしょうが
私は大変気の利いた対応をしていただき
満足させていただきました。
こんにちは。甚平です。
1週間ぶりに日記を広げました。
面目ない。
アンチョビ。
私も同じく大好物。
塩気の殺し方。
私もしっかり学びたいと思い、
店頭に置いてあった「行列のできる・・・」という
こちらのお店のレシピを買おうか買うまいか
悩んでしまいました。
結局買いませんでしたが・・・
ご無沙汰してしまい申し訳ない。
今年の仕事の忙しさ。
ハンパないです。
盆休みも取れそうにない
殺人的なスケジュール。
何とかしてほしいものですな。
ラ・ベットラ・ペル・トゥッティ 。
賛否両論あるようですが
私はとても良いサービスをしていると感じました。
唯一ライトに付いたホコリが気になったので
ディナータイムまでに掃除するように
注意させていただきましたが。
偉そうに。
こんにちは。甚平です。
新宿といえば京王デパートのお魚屋さん。
最近行ってません。スミマセン。
今日は丑の日。
マグロ君日記が
うなぎネタか後で見に行きますね。
こほ訪問 コメント有り難うございます
今後もよろしくお願いいたします