![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/e0/7d51e8e6c31a0afe3e470b89c55de67a.jpg)
先日青山一丁目界隈を散策していたおりに
素敵な黒板を発見してしまった。
さくら肉 かとう清正。
何故「加藤」ではなく「かとう」で、
どうして馬の肉のお店なのか不思議に思い
新たな開拓先として行かずにはいられなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/d6/dcd520ea322d80aadf9f7c273fcb2238.jpg)
場所は先日ご紹介した
黒胡麻ペーストのカレー屋さん「クヌーギーズ」の
脇道を入り数十メートル。
これまた以前ご紹介したイタリアンの「MIKITA」の
入った建物の2階部分にその店はあった。
写真で言えば地下に降りる赤い部分が
「MIKITA」で黒板の置いてある
登り階段の先が「かとう清正」だ。
時間を外していたので店には先客がゼロ。
一瞬、大丈夫なのか?という不安がよぎったのだが
メニューを見てホッとした。
さくらモツ煮定食。
モツ煮大好き人間でも馬のモツ煮はめったに食べない。
おかわりができることを確認して迷わず注文させていただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/7e/b4ba6204373bd65c8f94c0fe9958676e.jpg)
やってきたのがこちら。
写真が太陽光で飛んでしまい申し訳ない。
雑穀入りの飯に桜モツ煮、わかめと大根のサラダと
厚揚げの煮物、お味噌汁に新香と中々のボリュームだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/e0/7d51e8e6c31a0afe3e470b89c55de67a.jpg)
写真を見てお判りになるだろうか?
たっぷり葱の下には蓮根やら牛蒡やら人参やらが
ゴロゴロの域を越して犇めき合っている。
祖母でもこんなに大きく
野菜は切らないだろうと思うほど
とにかく豪快な具の入りようなのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/77/661c2355e946194bdd867980c345ef35.jpg)
さっそく蓮華を走らせて
桜モツをいただくことに・・・
旨い。よく煮込まれたモツ煮だ。
根菜中心なので火入れが甘ければ一目瞭然なのだが
どれもこれも栄養価の高いものを
美味しく摂取させていただけた。
唯一物を申させていただけるのならば味噌が惜しい。
好き嫌いがあるのだがこちらの味噌は
麦味噌に白味噌を混ぜているのだろうか?
赤味噌やら八丁味噌が好みの私にとっては
どうも野暮ったく感じてしまうのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/5b/b29bd4d94324c43cbfbdbb43885e15d6.jpg)
小言を言いながらも根菜の充実ぶりやら
小鉢やらに費用面でも十二分に満足したのだが・・・
実は近年の甚平一族は歴史研究を生業に
飯を喰っている者が非常に多い。
そんな家系もありピンときたのが
熊本出身の方が初代熊本藩主の加藤清正から名前をもらい
名産の馬の肉を振舞うお店を始めたのかと思ったのだが、
大外れ。
全くもって逆だった。
さくら肉をクローズアップし、馬肉と言えば熊本。
熊本藩主の加藤清正はたいそう馬の肉に
目が無かったとの逸話もあるそうなので、
お店の名前として頂戴しようとなったそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/11/89673dc5bb1321bad811d930f53d2cda.jpg)
このわかめと大根のサラダは旨かった。
わさびをやんわりと利かせながらも
大根の味がしっかりと感じ取れるような絶妙の匙加減。
わかめばかりを食べているような気にさせないバランス。
丁度良いという言葉がしっくりくる。
関東風の雑煮仕立ての汁物といい
こちらの方も全く隙がない。
いい店だと感心していたら実は
「焼きはまぐり」を喰わせてくれる
この間のお店と同じ会社が経営していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/d2/1dd4b535bf948e2294ba05dfccb14320.jpg)
気持ちの良い接客で
栄養価の高い、コストパフォーマンスに優れたものを
食べさせてくれるお店に夜も訪れてみたくなった。
そうそう、小言がもう1つ。
儲かっているようならば
床板を張り替えると客足がもっと増えそうな気がした。
竹細工やら壁などの内装にせっかく力を入れているのに
安っぽいフローリングが台無しにしていたのだ。
お前は何様だと自問しながら
ご馳走様でした。
かとう清正
〒107-0062
港区南青山1-3-21 1-55ビル2F
TEL03-5411-8298
11:30~14:00
18:00~02:00
土18:00~23:30
日曜・祝日定休
桜モツ煮定食 ¥1,000(ごはんのおかわり無料!)
甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆
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加藤清正といえば虎退治の大将!
と思い出しますが馬が好物でしたか。
しかし、桜モツ煮の店が青山にあるとは
奥が深い。。。
江東区、台東区辺りにありそうですけどねぇ。。。
森下の桜鍋屋さんには昔、何度も行きました。
80越えぐらいの下足番のおじいちゃんがいらっしゃいましたよ。
ところで、南青山になりますがナチュラルチャイニーズ「ESSENCE」
ってのがちょいと面白そうです。。。
添加物等を一切使わない、広東料理ベースの新中華
らしいですが面白そうなのは
「夜の残業ランチ(限定15食)」なるメニュー。
ある日は、レタスチャーハン,黒酢鶏,水餃子
更にポットの烏龍茶orプーアール茶or生ビールが
選べてなんと¥1200らしいです。
一度お試しあれ!
http://plaza.rakuten.co.jp/aoyamaessence/
こんにちは。甚平です。
芳ばしい情報をありがとうございました。
銀座よりも残業する機会が増えそうなので
限定15食はあっという間な気もしますが
1度行ってみたいと思います。
そういえば番頭さんのいるお店も
随分と減りましたねぇ。
私の大好きなうなぎ屋。
神田川には今でもおじい番頭が健在ですが
こういったお店にはいつまでも
頑張ってもらいたいものです。