趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

今年も一年ありがとうございました

2008-12-31 23:52:32 | Weblog
あと数分で新年です。
今年お世話になった皆様、ありがとうございました。
新年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、よいお年をお迎え下さい。

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今年もあとわずか

2008-12-30 23:49:46 | Weblog
明日は大晦日。・・・仕事だけど。
たぶん紅白までには帰宅できるでしょう。
1年があっという間ですね。昨年の今頃は、ぐったりとして「来年こそ仕事を辞めてやろう」と思ってたのに(苦笑)。業務異動があったので、とりあえずまだ続いてます。
新年を迎える準備は、万端整って・・・るわけない(爆)。
唯一、準備できたのは、サエコさんへ送る年賀カードのみという(苦笑)。
明日こそ、年賀状を買ってこなくちゃ。

北方「三国志」、順調に読み進めて現在7巻。これから赤壁へ突入というところ。思ってたよりペースが早め。
6巻にして孔明が登場し、どんどん物語が進み始めました。この孔明のキャラは、なかなか面白い。切れ者は切れ者なんだけど、どこか天然で、微妙に変人(笑)。
劉備も、これまでにない二面性のあるキャラで、私はそういうほうが面白いと思います。ちょっと足利尊氏系?(笑)
関羽の影がちょっと薄めで、張飛がとっても役得なキャラ設定。
曹操は予想範囲内のキャラなんだけど、やはり物語に占める割合も大きい。曹操が動かないと、物語も動かないですしね。
周瑜が、すごく英雄的に描かれてるのが新鮮。これまでのイメージだと、貴公子系が主流だったけど。
4巻でいなくなりましたが、呂布がものすごくカッコよく描かれてました。北方さん的には、かなり思い入れのあるキャラだったんだろうな~と思います。騎馬軍団好きだし(笑)。
これからさらに登場人物が増えてくるので、それが楽しみ。鳳雛先生とか、馬超とか、司馬懿とか。司馬懿さんはもともと好きなキャラ。北方版でどう描かれてるか、登場が待ち遠しいです。



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リチャード三世

2008-12-27 23:51:45 | Weblog
今年最後の観劇でした。
・・・が、疲れてたせいか、眠い(爆)。
もともと「リチャード三世」って、家系図が入り組んでるし、怒涛のような台詞の洪水で、ものすごく体力を消耗するんですけど、今日の舞台の1幕は、とにかく眠かった(汗)。
この演目自体はいろんなバージョンで観てるので、一応の内容は頭に入ってる・・・はず、と思ってたのに、観ればやっぱり家系図でまず混乱。
同じ名前のエドワードやらエリザベスが何人もいたりするので、ややこしいったらありゃしない。

今回のバージョンは、劇団新感線のいのうえさん演出版。古田新太さん主演ということで、大掛かりなエンターテイメントを半ば想像しながら観に行ったのですが、意外に正統派(?)なつくりで、かえって単調になった気がしないでもない。
設定自体は、近未来風のセットや衣装で、舞台上にたくさんのモニターを並べ、リチャードの台詞を字幕で出したり、起こった事件を報道ニュース風に流したりという、いかにも新感線的な演出もあったんですけどね。
ただ、脚本はシェイクスピアのままなので、1幕は特に台詞劇でどんどん進んでいくため、派手なアクションがあるわけでもなく、どうしても眠気を誘われる・・・(苦笑)。
さすがの古田さんも台詞に苦労してるのか、1幕で甘言を弄してどんどん陰謀をめぐらしていくところに、いつもの迫力がなかったですね。むしろ、2幕で王位に就いてからのほうが、どんどん悪逆の王としての迫力が出てきて面白かったです。
先王の妃エリザベス役で久世さんがご出演だったんですが、さすがでしたね~!特に2幕、古田さんのリチャードと対決するシーンのド迫力が素晴らしかった。あの2幕は、眠気も忘れて見入ってました(爆)。
何年も前に、蜷川さん演出版、市村正親さん主演の「リチャード三世」で、久世さんはリチャードの妻アン王女を演じてましたが、あの時もすごく的確で、おお~!と思ったのを覚えてます。
今回も、ほかの出演者と比べても久世さんのお芝居はピカイチだった(失礼/苦笑)。
演出はいのうえさんだけど、周りの出演者はいつもの新感線メンバーじゃないですしね。地味といえば地味だったし。
先王エドワードを藤木孝さん、スタンリー卿を榎木孝明さん、というせっかくの配役も、今ひとつ活かしきれてなかったような。
同じ「リチャード三世」を下敷きにした、新感線の「朧の森に棲む鬼」のほうが、よっぽどエンターテイメントで面白かった。
ん~まぁそれだけ、ストーリーの引用ではなく、シェイクスピアそのものをやるのは難しいということかもしれませんけど。

来年4月~5月に、今度は新感線としての新作があるそうな。それはやっぱり観たいと思うけど、その前に・・・サエコさんの予定はどーなんだぁ~!?
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徐々に年末

2008-12-25 23:45:21 | Weblog
気がつけば、クリスマスが終わってました。
あ~そういやクリスマスだったっけ~?って感じ(爆)。
一応、ケーキは食べましたが、ツリーも飾らず、車通勤の身には駅前イルミネーションなどとも縁がなく、仕事を終えて帰宅してからのTVニュースでそれと知るくらい。
何より、現在が一番仕事の忙しいシーズンということもあって、そんなことに構っちゃいられない!
怒涛の一日が終わると、ぐったり・・・という状態が続いてます。結局今年は大晦日まで仕事になりましたので、年賀状も年を越してから書き始めることになりますね(まだ買ってもいないし/苦笑)。

土曜は今年最後の観劇日。古田新太さんの「リチャード三世」を観に行ってきます。
来年の観劇初めは、たぶん1月11日の「エリザベート」になりそうな感じ。
しかし、そろそろサエコさんの次の予定が決まってくれないと。3月のT4コンサート以降まだ白紙というのは、かなり焦ります。すでに5月以降の舞台の先行予約が始まりだしてますし。
サエコさんが決まらないと、ほかのが取りにくいじゃないか~(汗)。

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え~!?

2008-12-23 23:47:45 | Weblog
麻尋しゅん君退団のニュース・・・ガーン(汗)。
なんて勿体ない!劇団もよく、ここまで育てた秘蔵っ子を手放したねぇ。
せっかく久々に、これは~♪と思う子を見つけたと思ったのに。
せめて1作でも、日本物のお芝居でじっくり観てみたかった・・・。
それとも、私がこれ以上深入りしないよう、天の采配だったのかも(爆)。
これでまたしばらくは、ぐる~りと可愛い子を見つけつつオペラを動かすという観劇方法に戻りそう。しゅん君は、久々に一点停止の子だっただけに。
ま、星組はまだ将来有望な子が出始めてきてますから、全体を探して観る分には不自由しない組ですけど。
残される夢乃さん、ゆずる君、るりか君たち、頑張ってね!

しゅん君ショックは大きいですが、星組はそのほかの退団者も大物が多い。
キンさんも、とうとういなくなるのか・・・76期も、一人また一人と減っていく。
しーちゃんは、そうじゃないかと覚悟はしてました。
紫蘭さん、かつきちゃん、エレナさん・・・馴染みの星組生が、とうとう・・・。
和さんも辞めちゃうんだ。
一輝君は、新公とかで何度もハッと目に付いた覚えもある子です。
ん~・・・次期れおん君体制を考えると、層の厚みという点ではやっぱりいて欲しかったと思う人材も混じってるので、かなり大規模な退団ではあります。
が・・・あ~あ、これでまた、宝塚を観る楽しみが減った(大爆)。しゅん君には期待をかけてただけに。
来年から10公演体制にもなりますし、徐々に観に通う環境ではなくなってきた気がしないでもない。再演も多いし。
その中で私をつなぎとめてくれる最後の砦は、オギーさえいなくなった今、大野先生だったりして(苦笑)。だからお願い!大野先生はなんとか踏ん張ってね!!

がっかりなニュースだけ書きたくないので、気分を変えて。
この年末から、CSの番組で再放送が始まった作品があります。それは・・・アニメの「銀河英雄伝説」(大爆)。
一時期ものすごくハマって、全部ビデオに録画して持ってたんですけど、そのビデオがベータだったもので(苦笑)、もはや時代が古すぎて泣く泣く処分したんですね。
それが、再放送!・・・それって、また改めてDVD録画をしろってこと?(爆)
でも「銀英伝」はあまりに長いので、全部録画し直すとなると・・・ものすごいことにならないか?(苦笑)
「銀英伝」の何が好きって、ストーリーと登場人物ももちろんですけど、アニメ版の声優の豪華さも見応え(聴き応え?)があるんですね。
原作者の田中芳樹さんも好きですし、「アルスラーン戦記」「創竜伝」は小説も買ってるんですけど、「銀英伝」は小説をどうするか~と迷い続けて、いまだ買ってません(笑)。完結してるんだし、文庫にもなってるので、買おうと思えば買えるんでしょうけど。
ちなみに私の一番好きなキャラは、‘鉄壁ミュラー’です(笑)。

SFアニメといえば、秋から同じCSチャンネルで「宇宙戦艦ヤマト」の「2」が放映中。「ヤマト」は昔から大好きで、ただ「1」だけはあんまり好きじゃないのですが(何でだろう?絵が古いから?/苦笑)。
「2」と「3」は好きですね。その他映画版も。ヤマトの主題歌&挿入歌は、ほとんど歌えます(笑)。
で、現在放映中の「2」も、せっせと録画して見ております。ようやく半分、テレザートが爆発して、ヤマトが白色彗星よりも先に地球へ帰還するところまで来ました(爆)。
放映自体が、「1」から順番に、映画版「愛の戦士たち」、「2」と来てるので、このまま行けば「新たなる旅立ち」「永遠に」「3」「完結編」までやってくれるのかな~と思ってます。

放映して欲しい昔のアニメはいろいろありますけどね~。
録画して取り置きしたいと待っているのは、「ガンダムW」「ふしぎ遊戯」「レイアース」ですが(笑)。
気に入ると手元に置きたい、と思ってしまうのは、本でもアニメでもドラマでも、同じですね。DVDボックスでドンと買ってしまえばラクなのかもしれないけど。ただしそれには、やはり勇気(?)とお金が要る。
ただ、そうやって録画モノをどんどん溜め込んでいくから、部屋がすさまじい状況になっていく・・・(大爆)。ほんと、悪循環です。
どうせアニメなんて、レンタル屋に行けば全部揃ってるんだから、いつだって見れるよ~と思うんですけど(揃うとは思えない宝塚や大河ドラマはともかく)。
この年末、古いビデオ類をもっとちゃんと整理して処分しないと~と思ってたのに、やっぱりうだうだしているうちに、見送ることになりそうです・・・。


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フライパンと拳銃

2008-12-21 23:56:02 | Weblog
V6の長野君が主演の舞台、植本さんがご出演だったので観てきました。
G2作品を観るのは、何作目になるんだろう?そういや最近では、夏に「夏の夜の夢」を観ましたね。ジュリさんの大阪弁バリバリのタイテーニアに爆笑でしたが(笑)。あの作品にも植本姫がパック役で出てました。

今回もコメディだと聞いてましたが、それ以外のあらすじやらの情報は一切チェックせずに観に行ったので、ホールに入ってまず、お葬式のセットが置いてあって意表を突かれました(苦笑)。
ストーリーは、ドタバタコメディ。
長野君は、レストランのオーナーシェフという肩書きの裏では、実はヤクザのボス。でも、好きになった相手がカタギの女性だったため、裏家業を隠して結婚。ところが、偽の父親役だった男が姿をくらましてしまい、辻褄を合わせるために仕方なく、父が死んだことにして葬式を出す羽目になる・・・。
まず、長野君がヤクザってことに、ウッソ~!?ってなところがミソ(笑)。そうは見えないからこそ、成り立つ話ではある(爆)。
実際、あわあわしてる長野君って、「プロデューサーズ」のレオそのまんまです(笑)。女性に迫られて煮え切らないところも(笑)。でもちゃんと、ヤクザ相手に啖呵きってますよ(苦笑)。
奥さん役は、富田靖子さん。女性らしさと、きりっとしたところのメリハリがあって、もともと好きな女優さん。この奥さんも、実は秘密があって・・・というところで、夫婦でお互い騙し合いっこというか、誤魔化し合いっこなところが笑えます。でも、奥さんのほうが断然しっかりしてる(爆)。
長野君の部下を演じた三上市朗さんが、また上手かった。特に一箇所、客席大喝采&大爆笑なシーンもございました(笑)。今思い出しても笑える・・・。
葬儀屋のスタッフを演じた風間俊介君がまた、いい味出してて・・・。かなり面白い子ですね~!
押しかけてくるヤクザ役の高杉亘さんも、いかにもコワモテ(苦笑)で、だからこそ可笑しいというか。
長野君の経営するレストラン・スタッフの黒川芽以ちゃんがまた、押せ押せなもんだから、余計に長野君がヘタれて可愛い(爆)。
長野君の父役の斉藤暁さんと、富田さんの母役の野川由美子さんが、しっかりと上手いので、なかなかに絶妙。
そして肝心の植本姫は、刑事役。出番は少なめながら、スパイス役ですね。ひょうひょうとしながらも鋭く突っ込むので、周りが飛び上がって慌てるという。ぼ~っとしてそうで、実はしっかり見るとこを見てる、みたいな役は、姫の持ち味なので、安心して観ていられます。

物語だけ追うと、ブラックな内容ではあるんですけど(苦笑)、でもその過程でのドタバタが、どうしても笑わずにはいられない作品ですね。
結末だって、素直にハッピーエンドと言っていいのか・・・っていう終わり方をしますし。
どんどん嘘を積み重ねていく怖さと虚しさを、笑いのペーストでくるんである、そういう物語でした。

会場だったサンケイホール・ブリーゼ。この秋に新しくできたばかりの劇場ですが、昨日観に行ったドラマシティとは、梅田を横切った端と端(苦笑)。梅田の地下街を延々と西梅田の端っこまで歩いて、ようやくたどり着きました。
ビル自体は新しいですが、やはりオフィスビルの中にある劇場なので、縦に長いという感じ。2階席がかなり急勾配ですね。入り口やロビーも狭くて、想像してたよりも、観客としては使い勝手の悪い劇場じゃないのかな。
でも、大阪はただでさえ劇場数が減ってきているので、演劇公演可能な中劇場は、貴重な存在でもあります。これからはブリーゼで舞台を観る機会も、増えるかもしれないですね。


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カラマーゾフの兄弟

2008-12-20 23:57:52 | Weblog
雪組ドラマシティ公演を観てきました。
お隣の梅田芸術劇場ではTCAのクリスマススペシャルをやってましたけど、それを横目に・・・(笑)。

どっしりと重い、奥へ奥へと突っ込んでいくような文芸作品を期待したかったんですが、如何せん演出は齋藤先生(苦笑)。ある程度は覚悟して観劇に臨みました。
結果は、やっぱりというか予想範囲内というか、文芸作品というよりはエンターテイメント作品。
原作を読んだことはありませんけど、かなり長いお話だということは聞いてますので、まずそれを2時間ちょっとにまとめるために、脚本の大部分があらすじ説明に取られてる感じ。
ドバ~ッとあらすじを説明して、間にちょっと間延びする歌やダンスシーンが入り、いまひとつ個々のキャラの内面に深く突っ込めない、というもどかしさがありますね。
キャラの振り分け方は面白いだけに、あのキャストにもっともっと深い芝居をさせてあげて!と思ってしまう(汗)。
雪組でやるなら、やっぱり太田先生くらいのレベルがほしいなぁ。
齋藤先生なら、意外と星組のほうが合ったかも。型で見せれますし。
音楽が、「エル・アルコン」の時と同じ作曲家なので、旋律もそんな感じ。やたら壮大でカッコいい音楽です(笑)。

長男ドミートリーのミズさん。本来の持ち味は、知的で誠実って方向なので、粗暴で純朴さもある、って風にはあまり見えないかも(苦笑)。お芝居は「ベルばら」のアランみたいな雰囲気?
むしろ裁判で追い詰められて、ラストで悟ってからのほうが、包容力も出てミズさんらしい魅力が出てますね。
次男イワンのユミコさん。とにかく上手い。だからこそ、もっともっと突っ込んで、深く深く抉ったお芝居が観てみたい(爆)。とにかく脚本が物足りなすぎて・・・(汗)。
主人公はミズさんなのに、ユミコさんの役のほうに‘影’が付いてるってのも、脚本のアンバランスさを助長してる気がする・・・。
三男アレクセイはくらま君。真っ直ぐに、誠実に生きようと努力していながら、どこか危なっかしくて、いつキレるかわからない風情が、面白い。やっぱりくらま君のお芝居って、ツボを押さえてるよね。
確か、続編でアレクセイも堕ちていくことになるとどこかに書いてあったんですけど(歌劇だったかグラフだったか?)、その続編を観てみたくなるような、くらま君のアリョーシャでした。
キー・マンのスメルジャコフは、ひろみちゃん。これはオイシイ役ですね~!
幕開き、隅に居るのに、パッと目に入った。しかも、私の席からだとセットに半分隠れて見えにくかったというのに・・・。それだけ、一人でちょっと異様な雰囲気だったんだと思います。
原作でどういう風に描かれてるのか知らないので、何とも言えませんけど、とにかく周りから浮き上がった、異様さのある人物。周囲の人が、よくあれで避けていかないのね~と思うくらい普通じゃないので、屋敷の使用人としてあれでいいのかは謎(笑)。
ユミコさんと二人で(!)、ピンスポ浴びて掛け合いで歌うシーンとか、ギターを爪弾きながら歌ったりとか、かなりレベルの高いことを要求されてて、ひろみちゃん頑張れ~っ!と内心ではちょっとハラハラしました(爆)。

ヒロイン、グルーシェニカのとなみちゃん。色っぽい役ということで迫力がありましたが、その悪女っぷりとは裏腹な品の良さがやはりとなみちゃんにはあるので、そのバランスがちょうどいいかな、と。言うことなすこと結構過激なので、ほんとにそういう怖さの出ちゃう娘役がやると、かなりどひゃ~なことになりそうな気がする。
ラストのドミートリーとのシーンは、演出が不満(爆)。ミズさんが先に一人で歌って、あとからとなみちゃんが追っかけてきて、すんなり幕、のほうが余韻が残ると思うんだけど。二人で延々と、あの壮大な歌を歌われると、え、まだ続くの?と思っちゃう(苦笑)。
父親のハマコさんは、とにかく濃いです(笑)。暑苦しいくらいに(大爆)。
ドミートリーの婚約者カテリーナのさゆちゃんは、重要な役のはずなのに、書き込みがあまりに少なすぎるのでは?途切れ途切れで、カテリーナの人間性がいまひとつ見えてこない。
ちはや君が、くらま君アレクセイのお友達役で、ちょっとお得ですね。
目に付く位置にいるのは、大凪さんと、きら君、咲奈ちゃんかな。娘役では、愛加あゆちゃんがオイシイ役をもらってました。
いずるんが、すごく地味でびっくりしました。最初、いずるんだとは気づかなかった(汗)。
まゆみ姐さんが、ユミコさんイワンの‘影’で踊ってますが、台詞を語らせないほうがもっと怖さが出たんじゃないのかな。むしろ付きまとう‘影’を見つめながら、ユミコさんが自分の台詞で自問自答してるほうが面白かったかもしれない。

ともかく、これだけのメンバーを揃えたんだから、齋藤先生にはもっと深く切り込んだ作品を、頑張って作ってほしかったですね・・・。

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地図をじっくり見る

2008-12-18 23:59:43 | Weblog
奈良では昨日、春日大社のお祭り‘若宮おん祭り’があったそうで。
先日ネットをウロウロしてたら、このお祭りの行列に参加している‘大和士’は、もともと室町時代の大和の豪族たちだったそうで、高取の越智氏も加わっていたとありました。
南朝方だった越智氏も、南朝衰退ののちには室町幕府に降り、大和の豪族として力を付けていったのだとか。
戦国時代に突入してしまうと、私の専門外(?)になるのでよくわからないんですが(苦笑)、先日の四条畷行きで歩いた場所を含め、以前にネットから印刷して作り上げた広域地図を眺めつつ、楠木正行が活躍した当時の河内や大和の状況を改めて考えてました(笑)。

楠木の本拠地は、言わずと知れた千早赤阪。正行は挙兵にあたり、詰めの城としての千早は残しつつも、さらに前線基地として東条城に本拠を移していたらしい。
実際、末弟の正儀は東条の留守居役として残り、正行・正時が討死ののちも、東条を死守、高師直とは別働隊だった高師泰を打ち破ってます。
その千早赤阪があるのは、金剛山。そして金剛山を越えるとそこはもう大和国。高取の越智氏勢力圏。
四条畷の合戦の前に、正行はまず最初に、背後の紀伊に勢力を持つ隅田氏を討っています。後顧の憂いを断ち、次に八尾から住吉、天王寺方面に進出し、そこに拠点を持っていた足利方の武将を次々に叩きました。
天王寺は、そこから真っ直ぐ奈良街道が伸び、高野街道と交差してそのまま二上山と信貴山の間を抜けて奈良へとつながっています。
つまり、もし正行が京都方面へ北上しようとすると、天王寺から奈良街道を通ってきた足利軍が、正行の背後を遮断してしまうことになるわけです。
それを防ぐために、あらかじめ天王寺の足利軍を叩いておいて、態勢が立て直される前に正行は北上を開始した、と見ることができます。
高師直は、天王寺の拠点がつぶされたために、京都から大軍を率いて南下。四条畷で正行軍とぶつかります。
正行はその地で玉砕。勢いに乗った師直はその大軍をもって吉野へなだれ込んだと、「太平記」には書かれています。おそらく、正行軍を粉砕し、そのまま奈良街道から大和へ侵入。大軍が通るとなればあまり険しいルートは使わず、飛鳥辺りから吉野へ向かったと思われます。

その際、高取の越智はどういう位置になるか。ちょうど楠木の本拠とは背中合わせの場所。そして楠木の残存兵力は正儀のもと東条に集結、師泰軍と対峙中。
越智氏には師直の大軍の前に立ち塞がるほどの力はないですから、むしろ山伝いに吉野の帝を落ち延びさせるための手助けをしたと思われます。師直軍の追っ手を、ゲリラ戦法で苦しめたのは、越智をはじめとする南朝方の大和の武士たちだったようです。
ただでさえ少ない資料で、楠木と越智がどういう関係だったかを探すのは難しいですけど、位置からしても、お互いに背後を守りあっていたと、そう考えてもいいように思えます。
楠木から吉野へ向かうのだって、直接金剛山の山越えをするより、越智の脇を抜けていくほうが楽だし早いと思うのですけど(笑)。正行たちが吉野へ伺候するなら、歩いて山越えより、やっぱり颯爽と馬で駆け抜けていってほしいじゃないですか(爆)。
そんな妄想も交えつつ、地図にじぃ~っと見入っていると、交通がどれほど合戦の戦略・戦術にとっても重要かが見えてきたりして、面白いですし、飽きないですね。

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買っちゃった(爆)

2008-12-16 23:52:00 | Weblog
今日、仕事帰りに本屋さんに寄り、北方謙三さんの「三国志」の続きを買いに行ったところ、見つけちゃいました・・・高橋克彦さんの「火怨」上下巻。
思わず手に取り、そのままレジへ~(苦笑)。もちろん、「三国志」も6巻7巻と手に入れてきました。
アテルイが~というよりは、私のお気に入りは物部天鈴なので、「火怨」が手に入ったからには、次は「風の陣」が欲しいと思ってしまうわけですけど(爆)。
でも、「炎立つ」もちゃんと揃えて、蝦夷三部作はいずれ全部手元に置くつもりです。
「三国志」も、現在5巻の途中でして、予想よりはペースが早め。何とか順調に読み進んでまして、6巻ではついに孔明が登場します。7巻が赤壁かな。
いつの間にか、本屋さんの一角に「三国志」コーナーができてまして(苦笑)、映画の影響は大きいな~と。その中に、柴田錬三郎さんの「英雄三国志」も並んでまして、これはまだ読んだことがない。
最終巻をぱらっとめくってみると、孔明死後のお話も入ってる様子。ほほ~う、と思いつつ、とりあえず図書館で探してみようと、その場をあとにしました(笑)。
基本的には、読みたい本はまず図書館で探して読んでから、手元に置きたい本かどうか決めないと。でないと部屋中が本で埋もれてしまう(すでに半分埋まってるけど)。
「三国志」だけでも、宮城谷昌光さんとか(曹操の祖父曹騰から始まるという新鮮な角度)、陳瞬臣さんの「曹操」とか(「秘本三国志」は読んで気に入ったので、すでに我が家の本棚に並んでいる/笑)、気になる本はいくらでもありますけど。
宮城谷さんは、ほかの中国史シリーズだって読みたいし、北方さんの「水滸伝」や最近始めた「史記」だって読みたい。
・・・キリがないですけどね~(爆)。

本の話はさておき。
サエコさん含むユニットのT4が、来年3月にコンサートというニュース。
日程を見て、一瞬ギョッとしました。・・・両槻会のリベンジウォーキングにぶつかる!?サエコさんを取るか飛鳥歩きを取るか~!?と青くなりましたが、よくよく確認すると、一週間ずれていることが判明。心底、ホッとしました・・・(大爆)。
しかし、初のコンサート!って宣伝文句が載ってますけど、初・・・ってことは、何度も開催する気があるんでしょうか(苦笑)。
それよりも、サエコさんの次の舞台の予定とか・・・まだわからないのかなぁ。そろそろ、来年の計画を練って行きたい時期なのに。
来年の6月12日は金曜日。そして、旧暦の6月12日は、調べてみると8月2日の日曜にあたることがわかりました。サエコさんにさえぶつからなければ、入鹿様参りにちゃんと行けそうな日程です。

すでに来年は、2月まではほぼ予定が埋まってきてますね(爆)。
唯一、どーにもならないのが、蘭トムさんの宙バウ。人気ゲームとのコラボという話題性が大きいためか、ぴあ先行もイープラス先行も全滅(こんなの初めて)。しかも、日程がサエコさんの大阪公演と被っているため、前半の3回ほどしか観劇チャンスがない。
・・・手に入らなかったら、もういいか~(汗)。ただでさえ、大劇場が年10回というので大変なのに。3月のアサコさんドラマシティも、すでに観る気はなくなりました。お芝居というよりコンサートに近い感じで、演出が稲葉先生。・・・だったらいいや~と(爆)。
幸い、友人のおかげで星組の新人公演は観られることになったので、大劇場で観たいものは何とかなりましたし。雪組新公は、最初からあきらめ。3月31日なんて、会社員にケンカ売ってるのか?という日程ですから(爆)。雪組は本公演だけで我慢。
あとは・・・やはりサエコさんの予定次第なんですけどね~。面白いお芝居作品が回ってきて欲しいですし、一方でディナーショーとは言わなくても、サロンコンサートくらいやってくれてもいいのにな~とも思います。

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アテルイの塚

2008-12-15 23:59:56 | Weblog
飯盛山を降り、四条畷の駅へ戻ると、ちょうど15時。陽が沈むまでには、もう少し余裕があります。
よし、それなら~と、南北朝ロマンをひとまず置いて、向かった先は枚方市牧野。
JRに乗って河内磐船で京阪に乗り換え、枚方市駅経由で牧野駅まで。
ここは、坂上田村麻呂が征伐した東北エミシの首領、アテルイとモレが処刑されたのち、その首が埋められたと伝わる塚のある場所です。
2年前、「AKURO」初演に際して、田村麻呂やアテルイ関係の史跡めぐりをした時にも、友人と一緒に訪れ、そのあまりにひっそりとした塚の様子に、解説の看板くらい建ててもいいのにね~と話していた、まさにその場所。
その後、整備されて新しい石碑ができたとは聞いていましたが、いやはやこんなに立派になっているとは(苦笑)。
もともとの小さな石碑は、添付した写真の石碑の反対側に、相変わらずちょんとたたずんでいますが、そこにも、花の植えられたプランターが並べられ、きちんとお祀りされている様子。
でも、塚自体は普通の公園の真ん中にあるため、土曜の夕方ですし、たくさんの子供が周りで遊んでいました。せめて、これが史跡なんですよ~という解説看板くらい付けてもいいのに、石碑にちょっとした説明書きが付いてるだけで、あとは見向きもされていない・・・。
自治体が管理する史跡というわけでもないようですし、地元と岩手の有志で作った顕彰の碑ということですから、なかなかそうもいかないのでしょうけど。
やっぱり、東北のアテルイ、といわれても、河内国ではあまりピンとこない話なのかもしれませんね。

遊んでいる子供たちの間を縫って、石碑の撮影をする怪しい人と化しながらも何とか塚をカメラに収めてから、お隣の片埜神社へ。
桃山時代、大阪城から見て鬼門に当たる地にある方除の神様ということで、豊臣家からも庇護を受けたという神社。
鬼門封じということもあって、境内にはいたるところに鬼がいます(笑)。鬼のお守り、鬼の絵馬、もちろんその中には、友情結縁のアテルイのお守りも。
2年前に買ったそのお守りは、今も私のカード入れに、しっかり収まってます。
どうもその日は、夜に神社の行事があるらしく、宮司さんたちがせっせと準備中。お邪魔しては悪いので、あっさり引き上げてきました(苦笑)。

駅まで戻ると、ぼちぼち16時半。陽も落ちてきましたし、帰途につきました。
何とか、計画通りに四条畷と牧野のハシゴもでき、今年の歩き納めとしては、まずまずの河内行。
年内に四条畷~という目標も達成しましたし、来年の目標はいよいよ吉野か?と思ってますが、問題は一人で吉野山をウロウロできるかということ(爆)。また親切なハイカーさんたちに、出会えるといいですけどね~。

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