趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

朗報

2022-04-27 22:32:54 | 観劇
とても嬉しいニュースがありました。
ともみんこと夢乃聖夏さん、宝塚ご卒業以来、公の活動はされていなかったのですが、このたびインスタを開設されました!
7年ぶりのともみん…すっかり素敵なお母さまになられて、お元気そうなお姿に、感涙。

そしてなんと、雪組時代の仲良しさん、鳳翔大ちゃんと、大湖せしるちゃんと、一緒にインスタライブを開催されるとのこと。
明日、28日22時。忘れずにスマホ持って待機。
…しかし、まったくのインスタ素人な私(このために初めてインスタを登録)。
操作もろくにわからず、アワアワしてる状態で、果たして無事に見られるのかな(汗)。
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南北朝ファンとしては

2021-07-10 22:32:31 | 観劇
今日は、宝塚月組の東京公演初日でした。おめでとうございます!
この公演は、たまきちくんとさくらちゃんのトップコンビ退団公演ですが、南北朝ファンとしては見過ごせない、楠木正行を主人公に描かれた日本物作品でもあります。
コロナの渦中ではありますが、5月の宝塚大劇場での公演を観に行きまして、南北朝ファン視点での感想をちょっと書いてみたいと思います。
宝塚ならではの創作、演出だとは承知しつつ、歴史ファンの辛口感想ですがご容赦ください(苦笑)。

そもそも、脚本演出のウエクミ先生とは、私は相性が悪い。
涙に濡れる佳作と評判だった「月雲の皇子」も、「星逢一夜」も、私はちっとも泣けずに終わりました(汗)。むしろ、なんでそうなる!?という疑問符が込み上げるばかり。
ウエクミ先生の描く物語の方向性なのか、それともメインに置きたいポイントやアンテナの違いなのか、私のツボにこれほど届かない先生も珍しいというか。
洋物、芸術家主人公の作品(「翼ある人々」=ブラームスとか、「fff」=ベートーベン)などは、それなりに観れるのですけど、日本物、それもウエクミ先生の描く武士武将はとにかく苦手です。

そして、今回の「桜嵐記」。
タイトルからして、まず嫌な予感はしました。桜…なのか、と(笑)。
楠木正行は、言わずと知れた南朝の武将。南朝=吉野=桜、というイメージなのでしょうが、20年来の正行ファンである私からすると、正行は、雪。
そもそも四條畷の戦は、1月5日。旧暦だと考えても、今の2月初旬。
正行の戦ぶり、その奮戦と討死を彩るのは、静かに降り積もる純白の雪のイメージなんです。
あああ、最初からツボが外れてる(泣)。そして案の定、舞台の上は、華やかに桜舞い散るシチュエーションとなったのでした。

一般的には馴染みの薄い、南北朝を描くということで、今回の舞台では本編に入る前に、プロローグとして時代背景の説明場面があります。
いやまぁ、そのやり方を否定するわけではないですけど、それがいかにも教科書的で、しかも長い。物語の中で、登場人物たちに絡めながら描いた方が、それぞれの人物像も見え、よりドラマチックに個々を魅せられたのになぁと思うと、何やら勿体ない。
だってウエクミ先生、先日の「fff」では、ベートーベンやナポレオンやフランス革命の説明なんてしなかったじゃないですか。それでも物語は見られるんだから、南北朝は難しいから説明しないとわからない、という思い込み(つまり先生自身がわからないと思ってる)じゃないのかなぁと、思ってしまいました。
実際、南北朝でもさらに複雑な時代を取り上げた大野先生の「更に狂はじ」や「睡れる月」なんて、説明はほとんどなかったけど、人物たちが濃厚に描かれてて、その中で背景や意味がわかるようになっていたので、物語も面白かった。詳しい歴史は、パンフ読んでね、というばかりに凝った説明付きでしたが(笑)。ある意味、それが歴史ファンとしては正しい姿なのかもしれません(笑)。

そのほか、歴史ファンとしては細かい突っ込みどころが多すぎて、あーうーと気になってしまい、物語に集中できない弊害もありました。
悪役である高師直。足利家の家臣であり尊氏の執事たる師直が、主君に向かって「尊氏どの」と呼びかけるなんてあり得ない!師直の傍若無人をアピールするにしても、尊氏と師直の主従関係からは絶対ダメでしょ。←尊氏師直主従好きの信念
将軍たる尊氏が、楠木正成のことを「正成公」と呼んだり、ましてや目の前の正行に向かって「正行公」なんて絶対言わない。「公」は後世の人々が正成や正行を尊称して呼んだだけであって、あまりに違和感ありまくりで、物語そっちのけで心の中で違うー違うーと叫びまくってました(汗)。
そして、全体に漂う江戸時代の武士道精神のような違和感。いや、南北朝時代ですけど?と突っ込みたくなることしばしば。
武士→欲得で動き、戦を起こす悪人。正行→欲のない高潔で立派な人物。という図式。そりゃあ時代劇の正義と悪でわかりやすい物語なのでしょうが、そうじゃないのが南北朝という時代。もっと正行も、尊氏も、師直も、欲望や利害に忠実に、足掻いて苦悩してぶつかってこそ、誰もが自分の正義と信念で生きている時代らしく、ドラマチックで面白いのになぁと、思いました。

細かいことを書き出すとキリがないのですが。
北畠顕家が一瞬しか出てこなかった(泣)。親房卿との父子関係をもう少し見せられたら、親房がなぜ正行に辛く当たるかの背景も見えるのに。
後醍醐天皇の亡霊が、後村上天皇に向かって、「後村上よ!」と呼びかけたのには、ええええ!?!?
楠木家臣団が、ひとまとめでしかなくて勿体なさ過ぎる。一から十二までの名前をつけるんじゃなく、実際の家臣たちからつけられなかったのか。四條畷の記録にある名前だけで20数名いるはず。有名な和田賢秀も、大塚惟正も、和田行忠、和田助氏、開住西阿などなど個性的な人物も多いので、若手さんたちも役のつくり甲斐がありそうなのに。
正時が正行と最期に刺し違えなかった…。退団公演のトップさんを立てる演出だから、兄弟、よりも、孤高で魅せる、もありなのは重々わかります…けど。残念…。
花一揆は、娘役さんたちを並べるのも、役数や出番を思うと仕方ないのかもですが(そもそも娘役の出番があまりない)、でも饗庭氏直まで出すなら、若手男役で観たかった…。切れ者美少年、幼名命鶴丸くん…イメージは、森蘭丸といえばなるほどと思っていただけるかな?そこは若手男役の花形ポジだろう。

アレコレ文句ばかり書いてすみません。
言いたいことは山ほどあれど、演じているスターさんたちは、それぞれに綺麗で、個性を出して、いろいろ工夫して演じておられます。
絵面は、本当に美しいです。楠木三兄弟の戦装束が、色違いのお揃いで、並ぶと本当に綺麗。ちゃんと着物には流水模様が入ってて、楠木の菊水がモチーフだとわかりますし。
末弟の楠木正儀の描き方だけは、納得の演出。まぁ、史実の人物像からも、一番描きやすいとは思います。かなとくんもよく応えてました。

南北朝という、マニアックな時代を取り上げてもらっただけでも、その時代のファンとしてはありがたいこと、とは思ってます。実際、楠木正行関連の歴史本が、突然売れて出版社もビックリ、というネット記事も見かけました(笑)。
正行と弁内侍のロマンス、という南北朝では王道な宝塚ネタなので、私も20年前から、いつかは…と暖めてたくらい。当時は、彩輝さんで観たい…と夢見てました。ちなみに、正時はゆうひさんがいい。
望んだ形とは違いましたが、これをきっかけに、南北朝に興味を持つ人が増えてくれたらいいなと思います。そして、正行が義経みたいにいろんな作品になったり、南北朝のほかのネタにスポットが当たったり、したらいいのになーと思います(笑)。
北畠顕家、足利直冬、足利尊氏直義兄弟、などなど、ネタの宝庫のこの時代♪

私としては、直冬をぜひ、大野先生に描いてもらいたい。実父尊氏に疎まれ、叔父の直義に引き取られながらも、父への愛憎から反乱を起こす、という。ラブロマンスはないけど、よりマニアックで、だからこそ大野先生向き?(笑)

最後にもうひとつだけ。
やっぱり正儀が正行に呼びかけるときは、兄貴、じゃなく、兄者、にしてほしかった!(笑)
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トーク&ライブ

2019-12-16 23:52:19 | 観劇
書き込むのは本当に久しぶり(苦笑)。

昨日、彩輝さんのライブに行ってきました。
昼の部は、8月のライブでもご一緒した、フランスのミュージカル俳優、ローラン・バンさんがゲスト。
そして夜の部のゲストは、月組トップ時代に相手役だった、映美くららちゃん♪
ステージでの共演を拝見するのは、退団して以来!
懐かしいお二人の並びに、当時をまざまざと思い出しました。

えみくらちゃんの登場曲が、いきなり「ジャワの踊り子」だったのも懐かしかったですが、何より感動したのが、「飛鳥夕映え」の主題歌を、お二人でデュエットしてくださったこと!!
あのえみくらちゃんの声で、サエコさんのお声に重ねて歌ってくださった、あの響きに、当時の舞台を思い出して、うるうる…。
同様に客席で涙を流す人が続出し(苦笑)、なんとも言えない感動に包まれた「夕映えの飛鳥」でした。歌われたご本人たちも、歌い終わって目を潤ませる場面も。
そして、今もなお飛鳥通いを続けている身としても、そのきっかけとなった作品であり、曲であり、お二人であったりするので、感慨深いです。
曲を聴いて、サーッと目の前に飛鳥のあの風景が広がるような、歌詞にしろメロディにしろ、本当に飛鳥というイメージそのままの、名曲だと思います。

でも改めてこの「飛鳥夕映え」という作品、サエコさんのトップ御披露目作品で日本という国の黎明期を描くのだから、これから夜明けを迎えるという「飛鳥黎明」とでもすればいいところ、あえて「飛鳥夕映え」というところに、脚本を書いてくださった柴田先生の思いというか、センスを感じます。
もちろん、蘇我入鹿を描くという点でも、蘇我氏の隆盛と滅びを描くので夕映え、というのもあるでしょうけど、何より、飛鳥には夕映えが似合う…。
どこか懐かしくて寂寥感のある、そして変わらない飛鳥の風景をそのままイメージできるこの作品と主題歌は、私にとっても忘れられない大事な宝物です。

サエコさんとえみくらちゃんは、その後も当時のいろんなエピソードをお話ししてくださいました。
とにかく、変わらないえみくらちゃんの可愛らしさに、サエコさんもカワイイカワイイと連呼(笑)。
昼の部では女優さんらしい衣装と雰囲気だったサエコさんが、えみくらちゃん相手のときは、ジャケット姿でちゃんと男役の顔になるのがさすが♪
とても懐かしく、和やかで楽しいライブでした!
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入鹿さま

2019-06-11 19:43:28 | 観劇
明日は入鹿さまのご命日。
仕事を終えて、新幹線で実家に向かっております。
明日はもちろん飛鳥参りに行く予定なのですが、その前に、先日観てきた星組公演「鎌足」の感想を少々。

…ま、予想はしてましたが。
生田先生の脚本がまず、うーむ…。
もともと、物語で広げた風呂敷をきちんと畳めない先生なので(爆)、コンセプトは面白いけど、まとめきれずに終わるパターン(汗)。
ラスト、それでいいんかい!?とツッコミを入れたくなりました。
…いかに「飛鳥夕映え」の柴田先生の脚本が素晴らしかったか、改めて思います。

主役の鎌足より先に、入鹿さまの感想(笑)。
みつるくんは、さすがの貫禄とカッコ良さ♪みつるくんのお芝居がしっかりしてなかったら、ほんとこの作品どうなってたことか。
脚本的には、以前の「ひかりふる路」のロペスピエールそのままでした(苦笑)。
理想と現実のギャップに打ちのめされ、恋にすがるあまりに道を踏み外して堕ちて行くという。
この作品での入鹿さまの恋のお相手は、皇極女帝なわけですが。
有沙ちゃんは綺麗で貫禄もあるけど、やっぱり若いのと、硬質な感じなので、みつるくんのほうが色気がある(爆)。
いえ、みつるくんのラブシーンなんて素敵なものを観させてもらって、眼福でございました♪

鎌足のゆずるくん。
良くも悪くも芝居のできないゆずるくんなので(大爆)、感情のまま、ただ一生懸命に右往左往している(苦笑)。
そもそも脚本からして、鎌足の優秀さがちっとも描かれていない。
それは入鹿さまもそうだったんですが(汗)、みつるくんは芝居力でカバーしてたのがさすが。態度、仕草、眼差し、台詞の端々もきちんと、入鹿は切れ者だとわかる立ち居振舞いをしてます。
ゆずるくんはそのままだと、ただのヘタレにしか見えないんですが(汗)。
友人だった入鹿さまの豹変と転落ぶりにただおろおろするばかり。
入鹿さまは鎌足に倒されたのではなく、自分で堕ちていっただけという…。
おいおい、そんな脚本でいいのか!?

ヒロインの車持与志古のあいりちゃん。
この人もよくわからない。鎌足の幼馴染みで相思相愛、なのはよいのですが、紆余曲折の後のラスト、「私たちはこれで良かったんです」の台詞には、ほんとに!?それでいいの!?と突っ込みまくりでした。

語り手は、船史恵尺と、僧旻。
冥府の住人となりながらも史書の編纂を続ける恵尺と、そこに招かれた僧旻。
恵尺は、歴史とは勝ったものが都合よく書き換えながらつくるもの、と主張し、僧旻は、何をなそうとしたか、志が大事だ、と反論するその対峙によって、物語が進められます。
いや~もう、恵尺のみっきぃくんが上手すぎて♪
専科のヒロさんでさえ圧倒されるほど。
こういうコンセプトは、結構面白かったのになぁ。

中大兄皇子のせおっちが、なにかもったいないような役どころで。
鎌足から与志古ちゃんを取り上げるだけの役なの?
どうせなら、権謀術数で鎌足を抱き込んで入鹿さまと対立、くらいやって欲しかった…。

そんなこんなで、歴史ファン入鹿ファンとして、かなり不満の残る作品でした。
大野先生辺りで、こういった飛鳥もの、古代ものをやったら、さぞマニアックで面白かろう…。


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ファントム

2018-11-24 17:23:44 | 観劇
まともに感想を書くのはいつ以来?
「ファントム」はそれだけインパクトがあったってことかも。

観てきました。
もとから、歌うまコンビでの上演ですから、期待値は高かったのですが、実際に聴くとやはり、美しいお声に惚れ惚れ。
天使の声のクリスティーヌ、万歳!

だいもんくんのファントム、朗々とした歌いかたが春野さんを彷彿とさせますが、エリックとしての繊細なお芝居がひとつひとつしっかりとあるので、その人間性がとても伝わってきて、すごく良かった。
純粋で、子供のような無垢な一面もあるけど、決して子供っぽいわけではなく。
孤独の闇のなかで、音楽を光として育ってきた哀しみや淋しさの深さがありつつ、自分の境遇をじっと見つめて耐えてきた芯の強さというか、周りを見ることのできる聡明さというか、ある意味とても'良い子'に育ったエリックなのは、パパのキャリエールさんがそれだけ懸命に育ててくれたおかげもあるのかと、思うくらい。
キャリエールさんとの父子の掛け合いから、ラスト、「助けて!父さん!!」と叫ぶまでの一連の流れに、ぐっときました。
クリスティーヌに対しても、ただ母親の面影を重ねるだけでなく、闇に射す一筋の光を見つけたような、救いを見出だし、愛しさを見出だした、その徐々に感情が変化していくエリックの姿が、とても切ないですね。

きーちゃんのクリスティーヌ、まず歌が素晴らしい!
だいもんくんとのデュエットは、感動もの。
そして、すごく丁寧にエリックと相対している。ちゃんとお芝居の疎通ができてるんでしょうね。
エリックの顔を見て思わず逃げ出すところも、ただ醜さに怯えて悲鳴をあげるというよりは、エリックの背負う業の恐ろしさを見てしまった、という方向性。
パンフのコメントに、きーちゃん自身で話している役づくりにきちんと沿っていて、とてもしっくり来ます。
私は以前からずっと、ファントムは顔を客席に見せないほうがいい、というのが持論で、見えないほうが想像でどんな醜い顔なのかと思えるんですよね。
多少の傷やあざを顔に描いたところで、そんな怯えるほど醜くなるわけではないので、逃げ出すクリスティーヌがちょっと間抜けに見えちゃう。
それを、きーちゃんのお芝居はきちんとカバーしているのが、とても良かったです。
…だって、アザがあったところで、だいもんくんのお顔は綺麗すぎるんだもん(爆)。

今回の大収穫は、キャリエールの咲ちゃん。
いやぁ、ここまで頑張ってくれたら、文句なし!
歌が断然伸びやかによく透って、だいもんくんとの掛け合いが素晴らしかった。
若手の頃の、のびのび朗々としていた咲ちゃんの声が復活か!?というくらい、綺麗に響いてました。
だいもんくんとのお芝居の相性も良いのでしょうね。
エリックへの罪悪感や贖罪、さらには愛情も、丁寧に演じてました。

シャンドン伯爵は、役替わりであーさくんバージョン。
大金持ちの若き実業家で貴族のお坊っちゃん、女の子を一杯引っ掛けてる(笑)チャラい感じが、あーさくん似合ってる(誉めてます)。
上の3人がものすごく出来が良い分、ちょっとまだ線が細い感じもありますけど、爽やかな好青年です。

この作品は役が少なくてもったいない気はしますけど、群衆シーンのコーラスも、組全体で頑張ってます。
ちなみに桜路くんは、警官コンビの片割れ役をメインに、その他ダンスシーンなどでメンバーに入ってたり。
全体的な演出が、映像とコラボしたり舞台装置の装飾に凝ってたりする割にはやや平淡な感じもするのですけど、中村先生なので、そこは小池演出のようなエンターテイメントにはならないか(苦笑)。

とはいえ、早く実況CD出ないかな…と思うほどの、良い作品に仕上がってますね。
月曜にももう一度観るので、細かいところをもっと観たいな、と思います。


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ショー・ストッパーズ

2018-06-24 23:44:05 | 観劇
サエコさんご出演の「ショー・ストッパーズ」、千秋楽が終わりました。
東京でも、初日から土日の3日間を観て、そして大阪での前楽、大楽を観劇。

三木先生の'やりたいことたくさん詰め込んだ'ショー、ということなんでしょう。
第一部は、ジュリー・ハーマン作曲のミュージカルナンバーの数々。
「ラ・カージュ・オー・フォール」「ハロー・ドーリー」「メイム」などなど。
タイトル知ってても曲を知らない、とか、曲は聞いたことあるけどお話を知らない、とか、私にとってはそういう感じ。
改めて聴くと、観てないミュージカルって一杯あるな~と(笑)。
その中で、あぁ~と思ったのが、「ラ・カージュ~」より「I am what I am」。
その昔、大地真央さまの代表曲と言えばこれ!という印象が、私にはあります。

第二部は、ゲストコーナーと、いろんなミュージカル等々からそれぞれ歌いたいものや三木先生の好みで歌わせたいもの(笑)を集めた、という感じなのでしょうか?
ミュージカル曲は、まぁほぼほぼ聴き覚えがあったり、たぶんあの作品の曲なんだろうと予想がつくものが大半。

聴き応えたっぷりだったのは、共演のル・ベルベッツの皆さま。
特に、佐藤さんのお声は朗々として華やか。「スカーレット・ピンパーネル」「マタ・ハリ」など、いやぁ、迫力満点でした。
宮原さんのバリトンのお声も、甘い感じで艶やか。秋の「ピアフ」にご出演ってことは、またサエコさんとご一緒ですね。
佐賀さんは真っ直ぐで張りのあるお声。選曲が「タイタニック」など、個性的。
日野さんは、良い意味でチャラい(笑)。色っぽいお声で、選曲もラブソングが多かったかな。

サエコさんは、結構多彩な楽曲の数々を、危なげなく歌いこなしておられました。
「オペラ座の怪人」で、クリスティーヌをされてるとは!?とびっくりしましたが(苦笑)。
「ラ・カージュ~」で男役の白タキシード(懐かしい!)だったほかは、ほぼ女性らしいドレスのお衣装ばかり。それも、やたらおみ足チラ見せが多い(爆)。いえ、それはそれで眼福でございますが(笑)、フェミニンなパンツスタイルをワンシーンでも観たかった気もする…。

わたるさんが、ますますカッコよさに磨きがかかり、エンターテイナーぶりも素晴らしく、さらには女の子な愛らしい面も魅せてくださり、いやもう惚れ直しました(笑)。
かしげさんは女性らしさと男役を自在に行き来して、綺麗カッコいい。
一帆さんは、まだ男役が抜けきってない分、'カッコいい出来る女'カテゴリー。
娘役さんとしてご出演の風ちゃん、ビシッとした有能な女優の面と、娘役の鑑のような夢々しいお姫様な愛らしさと、両方完璧にこなしてました。
アンサンブルの珠洲さん牧勢さん舞城さん一花ちゃんも、ダンスも歌も、大活躍でしたね!

ゲストの皆様も、東京と大阪あわせて、全員観ることができました。
ほっくんは、現役の頃と変わらず、マイペースに、でも歌い出すと朗々と。
オサさんは、すごく歌声がまろやかになったというか、表現の幅がフワッと広がるような、そんな雰囲気でしたね。
タニちゃんは、現役時代と変わらず若々しく、スターさんの輝きに満ちてました。
そして千秋楽のズンコさんは、わたるさんとのトークでは、天然炸裂で爆笑でしたけど(笑)、歌い出すとカリスマ。

いやまぁ、とにかく出演者がみんな個性的な方々ばかりで、濃密なショーでした。


大阪は、先日の地震でどうかと心配しましたが、実家は特に問題なく、今回会えた友人たちも、それぞれ通勤や家の片付けなど大変なことはあったようですが、元気で無事なお顔も見れたので、安心しました。
まだ余震はあるようですが、とりあえず、大阪市街は人波もすっかり日常の風景で、舞台も無事に千秋楽を迎えられましたし、このまま終息するよう願いたいです。

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マグノリアコンサート

2018-04-20 22:46:28 | 観劇
西武ドームでの試合後、オリックスの絶不調に合わせるように旦那が風邪で寝込み、私も疲労と風邪をもらったのとでヨロヨロ。
どうにかこうにか仕事をしのいで、昨夜帰省し、今日は池田のマグノリアホール、サエコさんとミネちゃん、まいまいさんのコンサートへ行ってきました。

ミネちゃんは、私にとっては初恋の王子さま…というか、初恋の武将(笑)。
秀民さま、資盛さま、紫子など、私が武将好き、歴史好きになったのは、ミネちゃんのおかげといっても過言ではなく。
そのミネちゃんの秀民さまと、私がサエコさんに恋に落ちたそのチャムガとが、共演するとは!?
「我が愛は山の彼方に」コーナー。
共演といっても、秀民さまとチャムガって、同じシーンは最後の雪山だけですので、コンサートでは一緒に歌いませんけど(笑)。
でも、サエコさんとまいまいさん(当時の公演ではジェリメ姫でした)が「チュルクの恋」でチャムガと万姫を歌っている間、ミネちゃんは、ステージの端でずっと後ろを向いていて、二人の逢瀬を見ずに耐えておられました。
そしてそのあとの、秀民さまが万姫を偲んで歌う「桃の花」が、もう切なくて、途中から幻想の万姫(まいまいさん)が加わって歌い出した瞬間、まさに万姫を見出だした秀民さまの表情で、ふわっと微笑んで、まいまいさんと寄り添われたミネちゃんのお姿…。
現役時代の舞台そのままが思い出されて、もう涙…。
あぁぁ、やっぱり私はミネちゃんの秀民さまが大好き~!!
しかも、そのあとのラスト「我が愛は山の彼方に」は、当時の舞台のまま、まいまいさんの影ソロ!
もう鳥肌立つくらい、感動ものでございました。
さらには裏エピソードの紹介で、ミネちゃんがこの作品を再演するにあたって(初演はツレさまのはず)、雪山シーンの台詞が大幅に加筆されたそうで、あまりの長台詞にどうしても動いてしまうミネちゃんに、植田先生が「絶対動くな!」と釘を刺されたのだとか。
動かないことで、大きさが出る、存在感が出る、立役は動くな、とのご指導。
まさしく…。
そして博多座でサエコさんがチャムガを演じるにあたり、ミネちゃんはサエコさんに、秀民は立役、チャムガは二枚目だから、とご指導下さったそう。
それでサエコさんは、二枚目とは…ということをものすごく考えて役に取り組まれたそうです。
でもそれで私がサエコさんのチャムガに落ちたんだから、巡り合わせって面白いですね(笑)。

そんな風にたくさんの笑い、ツッコミ、面白トークを挟みつつ。
そのほか「ウエストサイドストーリー」コーナー。←まいまいさんがミネちゃんと「トゥナイト」を歌いたかったそう。サエコさんがアニタで「アメリカ」を熱唱!
「エリザベート」コーナー。←ミネちゃんもまいまいさんも、やりたかった!と力説。サエコさんの「愛と死の輪舞」はテッパンとして、ミネちゃんトートとサエルドルフの「闇が広がる」や、ミネちゃんまいまいさんの「夜のボート」。
そして、サエコさんの「飛鳥夕映え」と、まいまいさんの「戦争と平和」、ミネちゃんの「愛の旅立ち」と、思い出の曲のあとに、最後「哀しみのコルドバ」の「エルアモール」三重唱を、サエコさんエバ役で(!?)。

いやぁ、もうミネちゃんファンだった身には、懐かしくて幸せで、ミネちゃんの今も変わらないスタイリッシュで貴族的な、ザ・星男な立ち姿に、感激したのでした…。
ポケットに手を入れてスッと立って歌い出すだけで、あぁぁぁ~~(溜息)みたいな。
まいまいさんと寄り添われるときの、男役として相手を見つめる眼差し、包容力に、ひいぃぃぃ(撃沈)。
サエコさんももちろん大好きですが、女優になって以降もずっとずっと追いかけて見続けているので、男役でも、女役でも、もう慣れてる、みたいなところがあるんですけど、ミネちゃんの場合は、もちろんご卒業されたあとの舞台でのお姿も何度も観てはいますが、子供心にインプットされた男役のミネちゃんのお姿は、やはり特別。
うるうるしながら、聴き入ってました。

明日もこのコンサートは2回あるので、両方観てきます!


あ、そういえば東京を出る数日前、最後のチューリップちゃんがぴょんと咲きました。



オレンジ。これで最後。
帰宅したらもう散ってるかな?
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日経新聞

2018-02-05 23:50:01 | 観劇
昨年12月におこなわれた、ちぎちゃんとともみんご出演のセミナーのレポートが、ようやく日経のwebサイトに出てますね。
抽選にハズレて行けず、かなりショックだったのですが、1月に誌面に載るという話を聞いて、ずっと職場に置いてある新聞をチェックしてました。
ところが、どうやら私が新聞を見れなかった日に限って記事が出ていたようで、これはもう、イベントそのものに私の縁が薄かったとしか思えない…。
さいわい、友人からwebに出てるよ、と教えていただき、ようやく、様子を知ることができました。
そのweb記事すら、自力では見つけられなかったという…。
なんでだろう~(汗)。

ともみんが、お元気そうで、それが何より嬉しい。
ほとんど公には出なくなっておられるともみんですが、たまにでも、こうしてお元気なお姿と、近況がわかるようになれば、いいなぁと思います。

web記事はまだ続きがあるようで、coming soonとなってるので、アップされるのが楽しみです。

…しかし、ネットでもときどき検索して探してたのに、記事が引っ掛からないのはなんでだろう。
このところ、野球ニュースばかりチェックしすぎて、私のネット検索機能が、ヅカやOGさんに反応しなくなってるのか?(爆)
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雪組

2018-01-21 23:46:16 | 観劇
東京公演の雪組、バタバタしながらもすでに3回観てきました。
ムラのときに、うう~んと思った脚本の飛躍の違和感は、解消されてるとは言えないながらも、生田先生の試行錯誤のあとはわかる、という程度に台詞の付け加えがありました(苦笑)。
まぁ、聴きごたえのある作品ですから、音楽の流れに乗れば、耳に心地好く響きます。
だいもんくんときーちゃんは本当に上手いなぁ。
CD発売が発表されて、しかもハイライトでなく全編収録になったのは、素直に嬉しい。
発売されたら買いたいな、と思います。

公演デザート「スッパインジャー」も食べてきました。



うん、確かにレモンが酸っぱかった(笑)。

まぁ君サヨナラの宙組も、そのあとの星組も、ムラで観たきりで東京では観れなかったので、年が明けての雪組が、10月の月組以来の東宝劇場。
そんなに久しぶりだっけ?と自分でもびっくりしましたが。

最近は本当に東京のチケットが手に入りにくくなりました。
「ポー」もですけど、実家に帰って観られるときは、出来るだけムラで観るようにしないと~と思います。
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2週連続

2017-09-17 23:49:28 | 観劇
先週の日曜は、トークイベント。
今日は、お食事付きトーク&ライブ。
彩輝さんに、2週続けて会ってきました。

先週は、同期のジュリさん、グンちゃんと一緒。しかも、会場の池田マグノリアホールには、同じく同期のキンさんもいらっしゃる。
4人で同期会のノリで、まぁ面白トークで爆笑の連続。ここだけの話、が多すぎて、とても公には書けません(爆)。
出来るだけ全員に縁のある作品から、という選曲で、初舞台の「ベルばら」フィナーレのシャンソンメドレー、グンちゃんは出てなかったけど「ウエストサイド」から五重唱。そして「エリザベート」。
個々ではジュリさんの「ファントム」、グンちゃんの「愛燃える」、サエコさんの「飛鳥夕映え」。特に「夕映えの飛鳥」を影コーラス付き(豪華な影コーラスです)フルバージョンというのは、当時以来では?
それに、「ウエストサイド」なんて、しかも何でまたその一番難しいナンバーを?(笑)
みんなで個々のソロ付き…という選曲だったかもしれませんが、いや~…良かった。
普段、「ウエストサイド」は著作権もあってなかなか聴けないですし、サエコさんのベルナルドなんて、映像も残ってないしまさに当時以来の懐かしいナンバー。
曲が始まると、一瞬で当時のままのベルナルドの表情になったサエコさん。懐かしくて嬉しかった…。
「エリザベート」にしても、サエトートにジュリルドルフの組合せで「闇が広がる」とは、貴重なものを観れました。

今日は、タータンさんとご一緒のトーク&ライブ。
なんというか…意外な組合せ(苦笑)だっただけに、どんな感じになるのかと思ってましたが、いや~テンション高っ(笑)。
結婚観(爆)のぶっちゃけトークや、現役時代の思い出話など、たっぷりしゃべってくださり、曲のほうは、宝塚時代のものから。
「ベルばら」は、サエコさんがオスカルのナンバーを。タータンさんがアンドレとフェルゼンのナンバーを。
…久しぶりに、改めて聴いて、私はもうすっかり、アンドレはともみんで上書きされてしまったんだな~と、しんみり…。サエコさんもアンドレをやりましたし、当時からオスカルよりアンドレのほうのサエコさんが良かったと思ってましたが、それもすっかり過去なんだなぁと。ともみんのアンドレを超えるアンドレは、現れないだろうなぁ…。
逆に、トートについては、サエコさんトートに上書きできるほどのトートは、現れそうにないですね。
今日も、「闇が広がる」をタータンさんルドルフと一緒に歌われましたが、ジュリさん以上に貴重なものでしょうね。
あとは、サエコさんは「ル・ポワゾン」「夕映えの飛鳥」。
タータンさんは、「朝日の昇る前に」「忍ぶの乱れ」。
最後に二人で、これはポップスで「栄光の架橋」。…いや、だからそんな、難しいハモり曲を選ばなくても(苦笑)。ちょっとハラハラしましたが(爆)、まぁなんとか。

現在、判明しているサエコさんの年内のお仕事は、今日で終わり。
…さて、次はいつサエコさんに会えるのやら、発表があるのを首を長くして待つしかなさそうです。


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