西武ドームでの試合後、オリックスの絶不調に合わせるように旦那が風邪で寝込み、私も疲労と風邪をもらったのとでヨロヨロ。
どうにかこうにか仕事をしのいで、昨夜帰省し、今日は池田のマグノリアホール、サエコさんとミネちゃん、まいまいさんのコンサートへ行ってきました。
ミネちゃんは、私にとっては初恋の王子さま…というか、初恋の武将(笑)。
秀民さま、資盛さま、紫子など、私が武将好き、歴史好きになったのは、ミネちゃんのおかげといっても過言ではなく。
そのミネちゃんの秀民さまと、私がサエコさんに恋に落ちたそのチャムガとが、共演するとは!?
「我が愛は山の彼方に」コーナー。
共演といっても、秀民さまとチャムガって、同じシーンは最後の雪山だけですので、コンサートでは一緒に歌いませんけど(笑)。
でも、サエコさんとまいまいさん(当時の公演ではジェリメ姫でした)が「チュルクの恋」でチャムガと万姫を歌っている間、ミネちゃんは、ステージの端でずっと後ろを向いていて、二人の逢瀬を見ずに耐えておられました。
そしてそのあとの、秀民さまが万姫を偲んで歌う「桃の花」が、もう切なくて、途中から幻想の万姫(まいまいさん)が加わって歌い出した瞬間、まさに万姫を見出だした秀民さまの表情で、ふわっと微笑んで、まいまいさんと寄り添われたミネちゃんのお姿…。
現役時代の舞台そのままが思い出されて、もう涙…。
あぁぁ、やっぱり私はミネちゃんの秀民さまが大好き~!!
しかも、そのあとのラスト「我が愛は山の彼方に」は、当時の舞台のまま、まいまいさんの影ソロ!
もう鳥肌立つくらい、感動ものでございました。
さらには裏エピソードの紹介で、ミネちゃんがこの作品を再演するにあたって(初演はツレさまのはず)、雪山シーンの台詞が大幅に加筆されたそうで、あまりの長台詞にどうしても動いてしまうミネちゃんに、植田先生が「絶対動くな!」と釘を刺されたのだとか。
動かないことで、大きさが出る、存在感が出る、立役は動くな、とのご指導。
まさしく…。
そして博多座でサエコさんがチャムガを演じるにあたり、ミネちゃんはサエコさんに、秀民は立役、チャムガは二枚目だから、とご指導下さったそう。
それでサエコさんは、二枚目とは…ということをものすごく考えて役に取り組まれたそうです。
でもそれで私がサエコさんのチャムガに落ちたんだから、巡り合わせって面白いですね(笑)。
そんな風にたくさんの笑い、ツッコミ、面白トークを挟みつつ。
そのほか「ウエストサイドストーリー」コーナー。←まいまいさんがミネちゃんと「トゥナイト」を歌いたかったそう。サエコさんがアニタで「アメリカ」を熱唱!
「エリザベート」コーナー。←ミネちゃんもまいまいさんも、やりたかった!と力説。サエコさんの「愛と死の輪舞」はテッパンとして、ミネちゃんトートとサエルドルフの「闇が広がる」や、ミネちゃんまいまいさんの「夜のボート」。
そして、サエコさんの「飛鳥夕映え」と、まいまいさんの「戦争と平和」、ミネちゃんの「愛の旅立ち」と、思い出の曲のあとに、最後「哀しみのコルドバ」の「エルアモール」三重唱を、サエコさんエバ役で(!?)。
いやぁ、もうミネちゃんファンだった身には、懐かしくて幸せで、ミネちゃんの今も変わらないスタイリッシュで貴族的な、ザ・星男な立ち姿に、感激したのでした…。
ポケットに手を入れてスッと立って歌い出すだけで、あぁぁぁ~~(溜息)みたいな。
まいまいさんと寄り添われるときの、男役として相手を見つめる眼差し、包容力に、ひいぃぃぃ(撃沈)。
サエコさんももちろん大好きですが、女優になって以降もずっとずっと追いかけて見続けているので、男役でも、女役でも、もう慣れてる、みたいなところがあるんですけど、ミネちゃんの場合は、もちろんご卒業されたあとの舞台でのお姿も何度も観てはいますが、子供心にインプットされた男役のミネちゃんのお姿は、やはり特別。
うるうるしながら、聴き入ってました。
明日もこのコンサートは2回あるので、両方観てきます!
あ、そういえば東京を出る数日前、最後のチューリップちゃんがぴょんと咲きました。
オレンジ。これで最後。
帰宅したらもう散ってるかな?