趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

宙シェイクスピア

2016-02-28 23:55:24 | 観劇
宙組さんを観てきました。
…予想外に(失礼)面白かった。
生田先生のオリジナル作品ということで、物語の収拾がちゃんとできてるのかな?とちょっと心配してたのですが。
やや無理矢理感があるとはいえ、宝塚らしい風情と、コマちゃん美穂さんのおかげで、お芝居として面白く観られる作品になってましたね。
コマちゃんの芝居巧者な存在感がなければ、収拾がつかなかったとは思うのですけど。
いやぁもう、コマちゃんブラボー!
シェイクスピア本人の物語を、シェイクスピアの作品の物語に絡めて、リンクするようなお話になってます。
なので、作品を知っていれば、あ~これはあの作品のあの場面!と思い当たるようになっている。
でもそのメインを「冬物語」に据えるのは、マニアックだろう…生田先生。
私も、「冬物語」は昔バウで花組さんがオサさんアサコさんで上演したのを観たのみ。そういえば…と思い出すのに時間がかかりました。
まぁ、たぶん知らなくても話はわかるんでしょうけど(そんな複雑な構成でもないし)。

シェイクスピアのまぁ君。
まぁ君には、やっぱりこういう白い二枚目がよく似合う。芸術家で、純粋で少年のような真っ直ぐさ。以前演じたブラームスにも通じますけど。
アンに恋をしてあっさり結ばれていくところが、都合良すぎて、あ~宝塚だなぁ~(笑)。
でも、劇作家として成功しながら、失ったものの大きさに、書けなくなって苦悩するところは、まぁ君の真っ直ぐなお芝居が活きて、じわじわきますね。
妻のアンをみりおんちゃん。
まぁ君のシェイクスピアよりも大人な風情ですが、だからこそシェイクスピアを甘えさせてくれる包容力があります。
しかしみりおんちゃんも、細いな~…。

シェイクスピアのパトロン、ジョージを真風君。
野心高い貴族かと思ったら…突然崩れてどーなるかと思いましたけど、あの生真面目なヘタレっぷりが、真風君だなぁと思う(褒めてます)。
一座の看板役者リチャードが、コマちゃん。
コマちゃんが、いいところを全部かっさらっていった感じ(笑)。でもさすが、上手いんですよね。コマちゃんだからこそ、あれだけの説得力が出る。ほろりとさせられました。
美穂さんのエリザベス女王も、さすがの貫禄。
ジョージの妻ベスは、うららちゃん。あの美貌に観惚れる…。神々しいくらい綺麗です。そして、夫を叱咤することが後半にあんな風に崩れるとは(笑)。

途中までは、どうなるかと思った作品でしたが、終わってみればハッピーエンドの大団円。
ラストを収拾して、最後の口上(「夏の夜の夢」のパックですよね)までやってのけたコマちゃん、ほんと、コマちゃんがいてくれてよかった。

ショーは、お芝居に比べたら印象が薄い。
大階段が舞台上に常にあることで、舞台転換にあまり差がなく、却って豪華に見えないという気がします。
舞台空間も狭くなりますしね。
タイトルにちなんで、「目」「瞳」に関連するJ-ポップメドレーとか、ちょっと安直だよ、藤井先生…。
ショーでも、うららちゃんの美しさに釘付け。あぁ眼福眼福。
あと、桜木君がよく目に入ってきますね。アイドル系の綺麗な子なのに、踊ってると意外と濃くて、端正だけど個性的、みたいな。踊り方が、昔のジュリさんやみーちゃんをなんとなく思い出します。

宙組さんは一回きりの観劇。でも、面白い作品でよかったです。
次にまぁ君を観るのは、「エリザベート」か…。私はまぁ君なら、トートよりファントムのほうが観たいな~と思うのですけど…。

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観劇続き

2016-02-27 23:59:23 | 観劇
「ピアフ」3度目の観劇。
中日も過ぎて、皆さんいい感じで肩の力も抜け、すごく自然に感情が動いていて、お芝居の濃さが面白い。

サエコさんのマレーネ・ディートリッヒが、すごく良かった。
ピアフへの友情と愛情、ピアフから‘ドイツの母ちゃん’と呼ばれるだけの包容力、芸への厳しさ。ピアフをよく理解しているからこその、叱責と優しさ。
ピアフも、そんなマレーネに対してぶつけたいことをぶつけ、甘えたいときに甘え、頼れる友人として接している。
大竹さん相手に、サエコさんも男前にガツンと演じていて、カッコいい。
私が一番好きなのが、お酒をやめないピアフに、マレーネがグラスを渡しなさいという風に腕を差し伸べるところ。サエコさんの長い腕がびしっと伸びる、形の美しさ。
マレーネでピアフの理解者を演じ、もうひとつの役のマドレーヌで、ピアフと相容れない秘書を演じているのがまた、対極で面白い。
生真面目で常識人ゆえにピアフの破天荒が理解できず、空気が読めずにピアフを苛立たせ、相容れないからこそますますピアフを孤独へ追いやっていく。
すぐ次の場面での、マレーネからマドレーヌへの入れ替わりも、早業だからこそさらに面白い。
サエコさんのお芝居がやっぱり好きだなぁと思うのが、こういうときですね。

初演ではあった、ピアフが最初の事故に遭った時にモルヒネを使い始めた病院の場面が、カットされてなくなってますけど、その場面はあってもよかったんじゃないかな~と、私としては思ってます。
今の演出だとなんとなく、クスリを使い始めたのが唐突にも見える気がするので。
「るろ剣」の阿片とかもですけど、実際の今の時事のこともあり、なんか生々しく感じますね。

今日はサエコさんだけでなく、ピアフの最愛の恋人マルセル役の横田さんや、ピアフの最後の夫テオ役の碓井君も、お芝居がすごく濃く想いがこもってて良かった。
碓井君、初演のときはまだ初々しくヒヨヒヨな風情だったのが、今では大人の役者さんとして成長されてて、それに伴ってテオもさらに深くなってます。
大竹さんが、お声の調子が万全ではない感じなのに、それでも凄まじいパワーでぐいぐい来るので、周りがそれに引っ張られるというのもあるんでしょうね。

次の観劇は2週間後の前楽。そして千秋楽。
大阪と名古屋も、一回ずつ観る予定。
重くて、観るのにパワーの要る作品ですけど、でも毎回泣けて、じわじわと感動できる作品なので、私は結構好きです。

明日は、宙組さん観劇。一回きりなので、集中して観ないと。
来週日曜には、新橋演舞場で新感線。フルメンバーの本格時代劇でチャンバラが多そうなので、楽しみ。いつもの中島かずきさん脚本じゃないってことは、結構シリアス系なのかな?
観劇続きですが、最近あまり万全とはいかない体力なので、体調を崩さないよう気をつけます。

「るろ剣」も、もうちょっと細かい感想を書きたいところなんですが。
ここ数日ぐるぐる回る「るろ剣」のいくつかのナンバーが、いろんなものとごっちゃになってどれがどれやら(苦笑)。
メインの曲が、同じ小池作品の「太王四神記」にイメージ似てるし。
蒼紫のナンバーがやたらアイドルっぽいので(爆)、なぜかオリックスのチアーユニットBsGirlsの曲と頭の中で混じってたり(笑)。
斎藤の「悪即斬」がやたらノリ良くて回りやすいし。
メインキャラだけでなく周りの雪っ子たちの細かさに、ついつい見どころを探してたりしたので、ツボポイントは結構あったり。
チケ難で、観たい子を一人ずつ細かくチェックしながら観れないのが、つらいところですね。

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植え替え

2016-02-27 12:42:49 | いろいろ
さすがのマリーゴールドちゃんが、終焉。



9月に植えてから約半年。よく咲きました。
プランターが半分空くのもどうかと思い、オレンジビオラちゃんを、単独の植木鉢に植え替え。



ものすごく根っこが張ってたので、狭い植木鉢に移して大丈夫かな?と思いましたが、結局ぎゅうぎゅうと押し込みました(爆)。
ビオラちゃんは強いお花なので、ちゃんと定着すると思いたい…。

ミニポットのチューリップちゃんも、3つ目が見えるくらいに出てきたので、ひと安心。



プランターの10個のチューリップちゃんも、ようやく8つ目が顔を出しました。万歳♪



まだ2つ、出てくる気配がないのですが、これでとりあえずは、5色植えた全部の色で芽が出ました。

ヒヤシンスちゃんも、順調に育ってる様子。



脇から出てる芽も、中を覗き込むと、奥の方に花芽とおぼしきものが見えるので、もしかするとひとつの球根から2つ咲くかもしれない。

春が来るまで、 大事に見守りたいと思います。

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一年ぶり

2016-02-23 22:49:09 | 観劇
るろ剣新公、観てきました。
一本立てなので、プロローグをほぼカット。朱音太夫のエピソードだけちょっと入れて、あとはナレーションで説明。
一幕ラストをバッサリ切って、二幕の舞踏会から続き。
そのほか、細かい台詞やシーンのカットがあって、大体1時間45分くらいにしてありました。
新公演出は田渕先生。
最初の剣心のブルース・ソロがなかったですが、あとのメインキャラのナンバーはちゃんとあったかな。あ、でも薫ちゃんの道場の奥義伝授のナンバーはカットでした。

ひとこちゃんの剣心。
なんというか、二枚目な剣心でした。良くも悪くも(?)スター然とした華やかさ。背も高いですし、剣心としては堂々とし過ぎなのかも(笑)。
端正な二枚目だからこそ、優しい表情でいると、その表情だけに見えちゃうのかな。
ちぎちゃんの剣心が、くるくると表情も表現も豊かだけに、ちょっと喜怒哀楽の出し方が物足りない。
面白いな~と思うのは、ちぎちゃん剣心のほうが、少年みたいにキラキラした目で動き回ってるのと対照的に、ひとこちゃん剣心は落ち着いた眼差しでゆったり構えた大人に見えるのに、全体の雰囲気だと、ひとこちゃんやっぱり若いな~と感じるところ(笑)。
ちぎちゃん剣心って、素直にくるくると表情が変わっていかにも少年ぽいのに、目の奥に宿している哀しみの色が、ものすごく大人なんですね。そういうところが、まさしく剣心そのもの。
ひとこちゃん剣心は、動きのキレがものすごく良くて、立ち回りに美しさと迫力がありますね。本役で影を演じてるから、なおさらかな。
身を翻すと長い髪がパッと散って、すごく綺麗。
きちんと相手を見ながらお芝居していて、やり取りに情感と説得力が伝わります。それを、もっと表情として豊かに出すことができたら、鬼に金棒だと思うのですけど。

みちるちゃんの薫。
おきゃんで跳ねっ返り、という風情が出ていて、可愛かったです。
全力でぶつかってるのが、薫らしい。
基本の役づくりは、みゆちゃんの薫と同じかな。
加納は諏訪ちゃん。
剣心とのやり取りをひとつひとつ丁寧に演じていて、とても良かったです。
一幕ラストのある意味見せ場なシーンがカットだったのはもったいないけど、クライマックスの熱唱はお見事でした。

斎藤の陽向君は、サキちゃんの斎藤をよく見て研究したんでしょうね。刀の見せ方、タバコの扱いは難しいけど、頑張ってました。
左之の真地君も頑張りました。
大ちゃんがお茶会で、歌舞伎の台詞回しや斬馬刀の扱いの苦労を語っておられましたが、真地君もだいぶ大変だったと思います。
遊べるシーンがことごとくカットだったので、左之のシーンとしては物足りないかも。
観柳のたっちー君は、あれこれやっては、拍手喝采浴びてました(笑)。
楽しみながら演じていて、それが印象的。
楽しんでお芝居してるな~と目に入ったのは、比留間兄弟のまから君と叶君。
叶君のヤクザっぷりが、やればやるほど愛嬌あって可笑しかったです。
このお二人、山県卿と井上卿でもあるんですよね。
蒼紫の縣君は、すらりとして綺麗な二枚目さんですね。台詞や歌は、まだまだこれからお勉強かな。

一年前に観た新公では、94期や95期のメンバーがいましたが、2学年抜けると、その印象からは随分若くなりましたね。
雪組さんは若手さんでも上手い子が多いので、これからが楽しみです。

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リンカーン

2016-02-23 16:35:26 | 観劇
ドラマシティ公演を観てきました。
すごく見応えがあって、よかったです!
宝塚というより、歴史ドキュメンタリードラマという感じですが。
ドキュメンタリーを好む原田先生らしい、重厚な作品になったかな、と思います。
アメリカの歴史の勉強になりました。
でも、世間ではアメリカの大統領選挙が話題のときに、こういう作品をつくって大丈夫だったのかな?なんて(苦笑)。

トドさんのリンカーンは、ビジュアルもあまりに似合い過ぎて。
あの重厚感とカリスマは、トドさんにしか出せません。
たぶん脚本としては、かなり簡略化して飛ばしたり、繋がってない部分もあるはずですし、人物を綺麗事に収めてしまってるんだと思いますが、そうと感じさせない、説得力と引き込む力は、さすがトドさん。
真ん中に立つトドさんの圧倒的な存在感に引っ張られて、周りの花組生もものすごくお芝居のお勉強になっただろうな~と思います。
ライバルの政治家にあきら君。
弁護士仲間の親友に鳳さん。
助手の水美君。
この3人が、適材適所、それぞれとても良い役で味があり、それぞれのドラマをつくりあげていて、トドさんを支えてました。
リンカーンの妻は、仙名さん。ヒロインというよりは、リンカーンを支える1人としての存在。
妻として母としてのお芝居をしっかり見せていて、美しい歌声も、感動的でした。
柚香君が、黒人奴隷解放運動家。
リンカーンを黒人側から見る立場、という感じ。

下級生まで台詞もありますし、群衆劇のようなところもあるので、アンサンブルも全体的な厚みがありましたね。
花組さんの底力を観れて、面白い作品でした。


今日は、雪組さんの新人公演を観てから、東京に戻ります。
昼の本公演も見終わり、現在は時間待ち。
帰りの新幹線、無事に間に合いますように。
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左之茶

2016-02-21 23:57:28 | 観劇


今日は、大ちゃんのお茶会に参加させていただきました。
初めてお邪魔した身で、詳細を書いちゃっていいものかわからないので、印象と感想のみ。
左之の扮装でご登場の大ちゃん♪
お話からも、とてもこの作品と左之の役に思い入れ深く、真摯に向き合っておられるのが伝わってきました。
ちょっとお疲れかなぁ?という感じでしたが、それでも左之の役づくりや舞台のことなどについて、たくさんお話ししてくださり、充実されていて、左之を演じるのが大好きで楽しいんだろうなぁと、聴いてて嬉しかったですね。
「剣心の本当の相手役は左之助なので」と言っておられて(笑)、ちぎちゃんたちとたくさんお芝居できるのが嬉しくて仕方ないご様子でした♪
大ちゃんって、キリッ☆キラン☆というイメージで、良い意味でスターさん♪って感じなのに、どこかぽわんとしていて、その愛嬌が可愛らしくもありました♪
ともみんのようなほっこり系とは違いますけど、どこか微笑ましくなるような、そんなスターさんですね♪

そんな大ちゃんの左之。
原作そのままのビジュアルと性格が、この作品のなかで一番違和感ないかも。
贅沢を言うなら、左之には薫のことを「嬢ちゃん」と呼んで欲しかったかなぁ(笑)。
大ちゃんの明るさは、舞台に登場するとホッとしますね。
強力太陽ほどじゃないけど(苦笑)、周りを明るくさせてくれるので、大切な存在です。

今日、二度目の観劇で思ったこと。
やっぱりちぎちゃんの剣心で、人斬りに戻っていくその闇を観たかったなぁということ(爆)。
ひとこちゃんの、影の抜刀斎がものすごくキレよく容赦なく人斬りなので、だからこそその影とリンクさせて、ちぎちゃんの剣心が徐々にその抜刀斎に戻っていくような演出で観たい。影に翻弄されるのではなく。
ちぎちゃんの翻弄される姿ってこれまでも観たことあったし、むしろ自分から闇に染まっていくような、危険で怖いちぎちゃんを観てみたかったんだなぁ(大爆)。
そういう意味では、刃衛のエピソードがなかったのが残念。人質に取られた薫ちゃんを守るために、刃衛を倒すため、徐々に抜刀斎の精神を呼び覚ましていくあそこが、ある意味剣心の本質を見せるのに一番わかりやすいエピソードなんだろうなぁ。
今の脚本や演出だと、剣心がいつ抜刀斎を自分の中に目覚めさせたか、どこで精神や口調が入れ替わっているか、よくわからない。山県さんに会ったときに、口調が昔に戻ったな、と斎藤に言われてるけど、そこで替わる必要はないし。
原作では、「拙者」と「俺」は、きっちり分けられてますもんね。

舞台を観てたら、無性にアニメのるろ剣を見たくなった…。それも、斎藤との最初の決闘の回。
TV版の何話目だったかなぁ?20数話くらいだったっけ??
その回はアニメの映像も超綺麗で、斎藤との死闘の中で、徐々に抜刀斎に戻っていく剣心の映像表現が大好きな回です。好きすぎて、当時、録画ビデオを繰り返し繰り返し見てました。

サキちゃんの斎藤も予想以上の大健闘で、身のこなしや歩き方、剣の扱い、牙突の構えなど、綺麗に華もある見せ方で、カッコいい。よく研究したなぁと思えます。
惜しむらくは、やっぱり台詞の違和感。女性に関して、斎藤はそんなチャラいことは言わない(む~)。薫に対して可愛いとか、恵さんに向かっていい女だ、なんて絶対あり得ない!せいぜい、馬子にも衣装、食えない女め、くらいじゃなかろうか。

火曜に、最後にもう一回観ます。
大勢シーンで観逃してるところとか、ちゃんと観ないと。
明日は母と一緒に、ドラマシティの「リンカーン」を観る予定。
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小池版るろ剣

2016-02-21 00:24:24 | 観劇
観てきました。
………小池先生(溜息)。
…まぁ、覚悟はしてましたし、わかってましたが。
雪っ子たちは、本当によく頑張ってくれたなぁと、それはさすが。
パフォーマンスとして、きちんとレベルを維持して楽しく魅せてくれているのは、雪組のチームワークと上手さのお陰です。
小池先生はやっぱり、海外ミュージカルの潤色が一番適切。オリジナルで脚本を書くと、その的確さが影を潜めるのは、どうしてなんでしょうね?
ラストの結末が、思いっきり「薔薇の封印」と一緒で、コラコラ(汗)。
それに、やっぱりキャラの性格付けが、私の観たい方向から逸れていく(爆)。
「銀英伝」のときと同じ。何でそのキャラがそんなこと言う?とか、それは違う!と思うことが多く、集中できない…。
お芝居としての描写を観るのではなく、漫画のビジュアルそのままのメンバーと、あとは雪っ子たちの活躍を愛でるのが、一番ストレスのない観方かなぁと思います。
「ルパン」のときは、そういうストレスはなかったなぁ。
小柳先生の脚本がとても上手かったのと、作品の性格もあるでしょう。痛快エンタメで何でもありな「ルパン」と違って、「るろ剣」って、それだけ奥にあるテーマが重くて、だからこそ繊細で複雑。それを小池先生がどこまで理解して脚本を書けるかとなると…。
辛辣ですみません。「るろ剣」が作品としてとても好きで、ちぎちゃんの剣心ならその奥深さもきちんと表現できるのに~と思うからこそ、私の観たい「るろ剣」ではないことが、残念で仕方ないんですよね…。

ちぎちゃんの剣心。
ビジュアルは完璧。剣心そのもの。原作より、脚本のせいでより優しく(というか頼りなげ?)なりすぎてる感じはしますが。
剣心は優しいけど、きちんと厳しさも持っている人物。加納を前に油断なんてしないし、あんなことにはまずならないんだけどな~という脚本の問題。
そもそも、剣心がなぜ人斬りに戻る危うさを抱えているのか、わかってる?小池先生?
剣心が我を失うのは、いつもどんなときでも、守るべきものを守るため。目の前のものを守るために、人斬りの非情さを呼び覚まされるから。過去の自分に惑わされるからじゃない。
ちぎちゃんの剣心のそういう心の闇を、観たかったな…。
ちぎちゃんご本人は、ハードな殺陣や翻弄され具合で、かなりお疲れなのかな?ますます細くなってて、ちょっと心配…。

みゆちゃんの薫。
どうも小池先生は、宝塚ヒロインはこうしなきゃ、という固定観念でもあるのか?
ちょっと原作の薫ちゃんよりも、乙女させられてるのがつらい(「銀英伝」のヒルダもつらかったよな~)。
みゆちゃんのイメージがちゃんと原作の薫ちゃんに合ってるだけに、ちょっとしたところでの残念感がもったいない。
道着に身を包むときは、一介の剣士としての心意気を持つ薫ちゃんは、リボンも取ってるはず。その根本を変えてほしくなかったよ、小池先生…。

だいもん君の加納。
…だいもん君だから、どうにかお芝居にできてるよな~というキャラ設定(爆)。小池先生、そもそも加納に何をさせたかったの?
歌声で周りを操り、幻惑させたかっただけじゃないよね?
最初に制作発表で説明してた、恋敵設定はどこへ???

その他のメンバーも、ちょこちょこコラコラな部分はありますが。

とりあえず、下級生たちの活躍もきちんと観たいので、頑張ってもっと周りを観てこようと思います。


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やっと休み

2016-02-19 23:30:12 | いろいろ
一週間が長かった…。
この2、3日は貧血気味で体調も今ひとつだったので、ようやくの休みにホッ。
この週末から火曜まで、実家に帰ります。
体調も精神力もよろよろしてるところでの帰省はありがたい。
上げ膳据え膳でのんびりしてきます。
それで、雪組さんと、トドさんのドラマシティを観てくる予定。
観劇のために帰るのも久しぶりだったりしますが(苦笑)。

4日ほど私が家を空けるので、ベランダのお花ちゃんたちに、出勤前にたっぷり水やり。
ここ数日のあったかさに、なんかすごい伸びた?



ミニちゃんも、ようやく3つ目が顔を出しました。



ヒヤシンスちゃんが…なんかすごい。



さすがのマリーゴールドちゃんが、もう終わりかな?



明日は午前中はゆっくり寝て、午後の雪組さんへ行ってきます。

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バレンタイン

2016-02-17 00:17:44 | 観劇
昨年のバレンタインは、これが最後のバレンタインだと思ってムラに行ってたなぁ…と思い出し…。

今年は、バレンタインにサエコさんの観劇とお茶会が入り、行ってきました。
「ピアフ」は、初日から一週間で、だいぶ収まりが良くなったかなぁと。
ただちょっと、大竹さんのお声の調子がお悪そうな…?
それでも、ものすごいパワーと神懸ったお芝居は遜色なく。
全体として、細かいニュアンスや動きが増えてるのかな?
サエコさんのマレーネも、ちょこちょことドイツ語の台詞が入ったり。
伊礼君のシャルルが(レイモンもそうだけど)、やたらキザキザに見えるのは、伊礼君がやたら二枚目だからだろうか(笑)。
クリエで1か月以上の公演は、長いなぁと思う。
次の観劇は2週間後です。

お茶会についてはあまり書けませんけど、現役時代を彷彿とさせるような、いわゆるお茶会だったかなぁ(苦笑)。
結構いろいろとしゃべってくださり、舞台のこと、CMのこと、オフのこと、たくさんお話を聴けました。
現役時代よりはるかに、よくお話してくださるようになったよなぁ…(爆)。

「麗人」CD曲の「さくら」が、卒業と新しい旅立ちの歌詞なだけに、バレンタインの思い出とも重なって、じんわりときましたね…。

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2月なんですけど

2016-02-11 23:34:56 | いろいろ
すでに2月。
マリーゴールドちゃんって、秋の花なんだけど…。



いつまで咲くんだろう?(苦笑)

ビオラちゃんが元気なのは、まぁ季節の花だからわかるとして。



チューリップちゃん、10個の球根のうち、あと3つだけが芽が出ない…。



ミニポットのチューリップちゃんは、あとひとつ、出てきてない。



ヒヤシンスちゃんも、順調(?)に成長してるように見える。



根っこがそうめんみたい(爆)。

巷のホームセンターやお花屋さんでは、すでに咲き誇るチューリップが販売されてますけど。
うちのチューリップちゃんは、いつ頃かなぁ?(先は長い)

大河ドラマ、とりあえず見てます。
真田パパの草刈さんと、家康の内野さんが、面白い。内野さん、やっぱり上手いよね。
あっという間に本能寺が終わって信長の吉田さんがいなくなり、穴山梅雪の榎木さんも、消えてしまいました。
なんか、いかにも三谷作品によくある、カメオ出演か?という感じ(苦笑)。
ま、実質の主役の真田パパの暗躍を追って、しばらくは見ていけそうです。
関ケ原が終わって九度山へ蟄居するまで、パパは元気なわけだから、少なくとも半年くらいはパパが主役みたいなものでしょう。
もう一人の主役は家康だろうし。
本来の主人公信繁の堺さん、ちょっと影薄い(苦笑)。

野球はキャンプが始まり、毎日ニュースチェックをしていますが、オリックス記事は少ない。
関西ニュースでは、まだもうちょっとTVで流れるみたいですけど、東京じゃぁねぇ…。
今年こそ、ちーちゃんがエースとしてケガなく活躍できますように。
初観戦はいつくらいになるかなぁ?
ヅカや観劇予定表と一緒に、今年は野球の試合日程も、手帳のカレンダーに書き込むことにします。

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