趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

オセロー

2006-08-31 01:08:24 | Weblog
火曜日に東京日帰りで、植本潤さんご出演の「オセロー」を観てきました。
場所は梅若能楽学院会館。つまり能楽堂の舞台です。
能楽堂でシェイクスピアというのも面白かったですし、ちゃんと能の振りとかもあって、お衣装も和風テイストで、日本物好きの身には見ていて楽しかったです。
ホンモノの能楽堂に入ったのは初めてだったので、客席に入ってまずその風情にうわぁ~♪
これまで、能に興味はあれども、なかなか能楽堂に素人が一人で行く勇気はなく、普通のホールとか野外での能公演しか行ったことがなかったので、まずその能舞台を間近で見た迫力に圧倒されました。屋内ですが、ホールの中にドンと舞台がそびえ、周囲には玉砂利が敷かれ、松が飾ってある・・・。
そりゃ~これだけ雰囲気のあるところで能を観たら、迫力も風情もすごいだろうな~と思うと、やはり一度、ちゃんと能公演を観たい気分になりますね。

さて「オセロー」。
イタリアのヴェニスに仕えるムーア人将軍オセローが、ヴェニス貴族の娘デズデモーナを妻にし、キプロスへ赴任するのですが、オセローの部下イアゴー(イアーゴともいう)が、将軍の副官の地位を他人に奪われた怨みと嫉妬から、デズデモーナが副官と浮気をしているとオセローに吹き込み、それを真に受けたオセローが嫉妬に狂って破滅していく、というストーリー。

植本さんは、その陰の主役とも言うべきイアゴー役。
観に行ってよかった!飄々とした表の顔の裏に潜む深い闇を表現するのが上手い植本さんですが、ここまで鋭く妖気になって立ちのぼるような風情は、一目惚れした「アテルイ」の右大臣役以来!
正直者の仮面を被り、忠実にオセローに仕えるふりをしながら、言葉巧みにオセローの嫉妬と猜疑心を煽っていく過程に凄味があって、表情の変化から目を離せませんでしたね。
パンフレットのコメントや座談会を読むと、かなり四苦八苦したようなことを仰ってますが、苦労したゆえの透徹した感じというか、鋭く突き刺さるような迫力があって、強烈なインパクトがありました。ちょうど私の席が、植本さんの表情がばっちり見える場所だったのもラッキー☆
オセローが嫉妬のあまり無実の妻を殺し、真相を知って自害してしまったラスト、すべての企みが潰えて連行されていくイアゴーの目から、スッとひとすじ涙が頬を伝っていったのが印象的でした。
嫉妬に狂い、何もかもを失ったのはオセローだけでなく、誰よりもイアゴーが妬みゆえにそれ以外の何も見えなくなり、怨みだけを心に募らせていたために、相手が全てをなくした瞬間、イアゴーもまた抜け殻のようになってしまったのではないかと。
虚ろな目で座り込み、無表情に遠くを見つめていた植本さんイアゴーが、哀れでした。

オセローは、谷田歩さん。豪胆な将軍らしい誇り高さと我の強さ、それでいて自分がムーア人であるというコンプレックスと妻への愛ゆえの愚かさを、がっしり骨太に演じておられました。
デズデモーナは市川笑也さん。さすがというか、清楚な美貌で、無垢なお姿はデズデモーナにぴったり!殺されて横たわってる姿も、うわ~綺麗・・・と溜息をつきたくなるくらい。
オセローの副官キャシオーの市川喜之助さんも、色男ぶりはなかなか♪
演出をされた栗田芳宏さんも、自ら公爵役とキプロスの兵士役でご出演だったのですが、その兵士の姿が「パイレーツ・オブ・カリビアン」のスパロウ船長(ジョニー・デップ)にそっくり!大ウケさせていただきました(笑)。
‘嫉妬’そのものの具現として、常に舞台上には仮面をつけた悪霊がいたのですが、この悪霊はまさに能の形式を取り入れて、すり足で移動し、舞を踊ったり、オセローやイアゴーの嫉妬心を煽ったりと、人の内面の闇を表現した存在として、面白かったです。

さすが「オセロー」、休憩15分を挟んで、上演時間3時間強という長さで、観終わったあとはぐったりでしたけど(苦笑)、それでも充実した観劇でしたね。


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星組さん・・・

2006-08-28 23:57:11 | Weblog
観てきました。
・・・旧星組体制が崩れ、私が大好きだった時代の流れが断ち切られて以来、なんとなく遠くなりつつあった星組さんですが、なんだか今回の公演を観て、まだあの時代の息吹は生きていたんだなぁと思ってしまいました(苦笑)。
「ダンディズム」は、花組のミキさんの印象があまりに強烈過ぎて、星ではどうなるかと思ってましたけど、どちらかといえば「魅惑Ⅱ」みたいな感じ。
だからこそ、余計に花組と星組のカラーの違い、とりわけ星組カラーの懐かしさを、改めて思い出したというか・・・(遠い目)。
ジュンコさん、にしきさん、エンディーさん、ちぐさんたち上級生メンバーの濃さと、さらにはすずみんさんのキザったらしさ(褒めてます/笑)。みらんさん、祐穂さん、綺華さん、彩海君たち。そして急激に濃さを増しつつあるしゅん君。
昔、一緒にやってきたメンバーが、さらに下級生に息吹を伝えていってくれてるんだな~と、なんだかふんわりと嬉しい気持ちです。
そして、その空気を作って下さったワタルさん。
私自身、星組にどっぷりと浸かったのが宙組結成以降で、ワタルさんってすっかり宙組っ子のイメージが定着してしまい、昔の星組時代のイメージ自体は薄くなってはいたんですけど、それでもあのお人柄と兄貴ぶりは、星組には欠かせないものだったんだな~と、今さらのように感謝しています。

お芝居も、正塚先生久しぶりの佳作かな、と思える出来で、文句なく楽しめました。
やはり正塚先生は当て書きが上手い(笑)。ワタルさんもトウコちゃんも、ぴったりそのままで、安心して見ていられます。
特にトウコちゃんは、ここ最近「ベルばら」だの貫禄あるギャングのボスだの、力んだ役どころが多くてちょっと違うかな~と思ってただけに、軽く動き回ってびゅんびゅんと周りを仕切ってるガキ大将みたいな雰囲気が、一番似合ってますね☆
好青年の見本・ワタルさん(笑)の横で、事態をどんどん動かして、話を進めて行ってくれるので、ワタルさんが主役らしく自分の恋と自分の悩みに集中できる(笑)ような展開になってて、それもきっと正塚先生の目論見通りなんでしょう。

しいちゃんの船長と、すずみんさんのプロデューサー、レオン君の悪党という振り分けも、微妙な比重で適材適所。
目立つ役はレオン君。でも出番はしいちゃんの方がずっと多い。すずみんは一発できっちり印象が残る。
ショーの配分を見ても、トウコちゃんの次はレオン君だろうな~と予測させつつ、上級生としてしいちゃんとすずみんもセット扱いで立ててある感じですね(パレードの階段降り順とか)。
でも、そういう意味ではワタルさんがいなくなったあと、星組の布陣がどうなるかな~?とは思います。
カレンダーメンバーを見ても(苦笑)、トウコちゃんの次をどうするか、トウコちゃん一人に全部掛かるのではないかと、ちょっと心配・・・(汗)。
レオン君を持ってくるにも、学年差が大きいのと、しいちゃんとすずみんの位置が微妙なので、どうなるでしょうねぇ?
私の好みから言えば、お二人にはゆうひさんみたいな立場で、舞台に厚みを加える存在として頑張って欲しいです。昔はどの組にもたくさんそういうスターさんがいたのに、最近ではゆうひさんくらいしか見当たらない状態で、淋しいですね(というか、劇団の将来にも関わるかと/汗)。
あとは、レオン君の下の若手をどう育てるか。みらんさんが新公主演できず、そのまま退団なのは実にもったいない!(泣)宙から組替えになった和さんが、どんな感じなのかはまだ未知数。彩海君は、上がったり下がったりで安定しないですし。
期待株はしゅん君。・・・この子、何だかうちの若様がマリコさん時代に注目浴びだした頃の雰囲気に似てて、ついつい目が行っちゃいます(爆)。しゅん君の方が、歌もダンスもずっと器用だと思うんですけど(大爆)、いったい何が似てるんだろう??可愛い顔で濃いキザり方するところなのか、まだプクプクしてはいるけどびっくりするほど長い腕のせいなのか、どこか凛と強い目の光なのか、女の子みたいな外見と裏腹な骨太で潔いお芝居のせいなのか。・・・今回の新公、レオン君の役を演じるらしいので、観るのを楽しみにしてます。
その下は、紅ゆずる君と美弥るりかちゃんが、綺麗で目に入るんですけど、さて。

星組論(?)はこれくらいにして、今日の一番のツボ・・・それは南海ちゃんっ♪♪
メイドですよメイド~♪しかもおさげでっ♪♪(爆)
ダンスシーンのリズムに合わせて、ぴょこんぴょこんと首を振ってるのがたまらなく可愛らしい~っ!!
そして、ぐるぐる悩んでる船長さんに向かって「レモネードにしますかぁ~?」とどうでもよさそうに飲み物を勧める台詞回しも好き!(笑)
思わず中央のお芝居やダンスそっちのけで、南海ちゃんをオペラで追っかけ回してました(オヤジかいっ!?>自分/爆)。

思いもかけず(苦笑)ハマってしまった今回の作品、お財布事情もありますし、1回だけのつもりでしたけど、時間があればもう一度観てもいいかな~と、ちょっと誘惑されてます(笑)。

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田村麻呂&アテルイお墓参り・後編

2006-08-26 23:00:01 | Weblog
さて六地蔵駅に到着し、昼食休憩しようということになったのですが、その前に私には寄りたいところがっ!
南北朝関連で、大好きな楠木正行にゆかりのある正行寺(しょうぎょうじ)が、すぐ近くにあるんですよ~☆
正行が四條畷で自害する前、家来に「自分の首を敵に渡すな」と命じたため、その家来は正行の首を持って宇治まで逃れてきたとか。そしてこの地に首を隠し、後にそれを伝え聞いた南朝の後村上天皇が、その場所にお堂を建てたのが、今の正行寺の由来だそうです。
実は正行には京都にもうひとつ首塚がありまして、そちらの宝筐院の方が真実味がありますね。なにせ並んで足利義詮のお墓がありますので(爆)。
正行寺は、その逃れてきた家来が持っていた正行の形見か何かを供養したんじゃないかなぁ?と思うのですけど。
それはともかく、正行ゆかりの場所であることには変わりなく、住宅地の細い道路をてくてく歩き、ついにお寺を発見♪
驚いたことに、事前にネットで調べていた写真とはまったく違って、ピカピカの新築らしき本堂(笑)。おそらく最近建て替えしたのでしょうね。
お寺自体、普通に町中にある、檀家さんのいる小さいお寺といった風情。しかも法事のあとだったのか、座布団やら草履やらたくさん干してありました(笑)。奥は普通にご住職さんご一家のお住まいと思われ。
勝手に入っていいのかな~?と思いつつ、おそるおそる門の中を覗くと、ありました!正行の由来を書いた立て札と、ミニサイズの石の塔が☆
境内に入らせていただき、石塔をお参りして、写真撮影。人影のないお寺の奥に向かって、心の中でお礼を言って戻ってきました。

そしてようやく昼食。六地蔵は地下鉄&JR&京阪の3駅が集まった乗換え場所なので、大きいスーパーなどもあり、その点では不自由はなく、時間にゆとりもあったので、のんびり休憩できました。

そして最後の目的地、アテルイとモレの首塚のある、片埜神社へ。
京阪の六地蔵駅から電車に乗り、牧野駅まで。駅前の商店街を抜け、住宅地の方へと歩いていくと、さほど時間もかからず公園にたどり着きました。事前に調べてあった通り、その牧野公園の敷地のど真ん中に、大きく枝を広げた樹があり、その根元に、こじんまりと小さな石碑が祀られてます。
立て札も説明書きも何もなく、知らなければ何の塚やらさっぱりわかりませんけど、でもそういうものを探して見つけるのも、マニアックな史跡巡りの醍醐味でしょうか(苦笑)。
きちんと手を合わせてお参りしてから、隣りにある片埜神社へ向かいました。
この神社の御祭神はスサノオノミコト。豊臣秀吉が大坂城を作ってから、その鬼門の位置に当たるため、鬼門封じの役割も担っていたそうで。
それがなぜアテルイと関係あるかといえば、どうやらこの辺りがアテルイとモレが処刑された伝承の地として、昔から首塚と伝えられてきたらしいです。
最近では、毎年慰霊祭も行なっているようで、東北の関連する団体とも交流があり、神社の入口には、アテルイとモレの碑の建立計画の看板が立ってました。来年2月に建立予定とのこと。説明書きも何もない塚を、立派に整備しようってことなんでしょうね。・・・来年お参りに行ったら、全然風景が違ってたりして(爆)。
神社はそう大きいものではないですが、さすが豊臣氏というか、とても立派な社殿で、重要文化財に指定されてるそうです。
そこで売っている‘阿弖流爲御守’が必見!パスケースサイズのカードになってて、裏には悪路王の鬼面が印刷され、田村麻呂とアテルイにあやかった、友情と結縁の御守りです。
ほかにも、厄除けの鬼面ストラップとか、鬼面の絵馬などもありまして、この鬼面は悪路王ではなく能で使うようなものですが、それでもやはりアテルイを意識したグッズという感じ(笑)。
いろいろ覗き込んでいると、社務所のお兄さん、ガラッと大きく窓を開けて下さり、「ゆっくり見て下さって構いませんよ~」と言って、さらに神社の由緒書きと首塚の説明書きを下さいました。
あまりに大ウケしたこの阿弖流爲御守、せっかくだからサエコさんにも送って差し上げよう!ということになり、購入(笑)。するとお兄さん、「お土産にするの?じゃあもう1枚お渡ししますね~」と、説明書きももう1枚。
御礼を言って、片埜神社をあとにしました。

太陽の照りつける残暑の中、京都から枚方まで大きく回ってきましたが、汗を吹き吹き水分を補給しつつ、それでも楽しい道中でしたね♪
帰りに、某様と一緒にサエコさんへのお手紙を書き、阿弖流爲御守と説明書きも一緒に、連名で郵送させていただきました(笑)。できれば昔みたいに、お茶会とかで手渡ししたかったですね~(苦笑)。

これでお墓参りは無事に済ませましたので、次に行きたいのは田村麻呂の地元である高取町。しかも実は飛鳥のお隣り☆
入鹿様をお参りして、さらに田村麻呂ゆかりのお寺へ行くコースで、また近いうちに行けたらいいな~と思います。


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田村麻呂&アテルイお墓参り・前編

2006-08-25 23:55:57 | Weblog
暑い中でしたが、某様と一緒に回ってきました☆
アテルイとモレが処刑されたのが、8月13日ということらしいので、何とか8月中には行きたかったんですよね・・・(苦笑)。

最初は京都出発。田村麻呂の創建した清水寺へ、まずはお参り。
四条河原町からバスで清水坂下車。てくてく登って、清水寺の仁王門に到着。
この時点で、既に汗びっしょり。午前中ではあったんですけど、やはり京都は暑いですね~!
拝観順路に沿って境内へ。さすが観光名所清水さん、ピーク時間よりはまだマシなんでしょうけど、既にかなりの観光客がウロウロしてましたね。
拝観券の売り場の、ちょうど向かい辺りにある田村堂は、田村麻呂とその妻(!)の木像を安置してあるそうですが、残念ながら扉は閉められ、中の様子はまったくわからず(汗)。お堂の写真だけ撮って、そのまま本堂へ。
有名な清水の舞台、私はたぶん小学生の頃以来だと思うので、記憶にあるより少し狭い気がしましたね(苦笑)。すごくだだっ広いイメージがありましたから。舞台からの眺めはさすが見晴らしよく、遠く京都タワーまで見えたのですが、お堂そのものは残念ながら工事(修理?)中の幕が張られていて、せっかくの景観が損なわれてました(汗)。
本堂から奥の院へと歩き、奥の院からの眺めはまさに観光写真で見慣れた風景(笑)。
清水寺といえば、足利尊氏が「自分は出家して来世に幸せを求めるから、現世の幸せは弟の直義に与えて欲しい」という願文を納めたことが思い浮かびます♪自分よりも弟に~という、ちょっとアブない(爆)までの兄弟愛を示しつつ、結局最後は弟を自分の手で毒殺しちゃうなんて、いったいどんな愛憎劇がっ!?と妄想を刺激されるこのエピソード(創作でなく事実なところがコワイ/笑)のおかげで、私は足利兄弟にハマったんですよね~(笑)。
・・・話が逸れましたが、奥の院から階段を降りて、音羽の滝へ。
清水寺の名称の由来は、この水のおかげなんですけど、この滝の水をすくうアルミ製の杓子、なんと傍に‘紫外線消毒器’なるものがありまして、使ったあとはここへ突っ込むようになっている。いや~清水さんもハイテクになったな~と感心しました(笑)。
そして清水寺での目的、「アテルイとモレの碑」を発見。ちょうど清水の舞台の、真下くらいの位置になります。1994年建立ですからまだ新しいんですけど、「東北の雄」と書いてあって、東北贔屓にはちょっと嬉しい♪

第一目的を果たし、次は田村麻呂のお墓へ。
清水さんから坂を下り、京阪バスに乗って山科方面へ移動。1時間に1本しかないバスですが、このバスに合わせて時間を組んでたのがピッタリで、ちょうどいい具合に乗ることができました。
田村麻呂のお墓の最寄のバス停、栗栖野で下車。事前にネットで調べた地図を見ると、近くの小学校の敷地内に印がある・・・ということで、まずは小学校目指してGO。
ところが周りは完全に住宅街。小学校かと思って近づいたら公園で、その公園の脇を抜け、住宅の抜け道を通ったりしながら、小学校に到着。でも最近のこのご時世、ウロウロしてたら不審者に間違われるかも~?ということで、事務室で訊いた方がいいかなぁ?などと某様としゃべっていたら、ちょうど事務職員さんとおぼしきオジさんが、近くで作業中。声をかけて、「田村麻呂のお墓を探してるんです~」というと、快く案内して下さいました。
「どこから来られたんですか?」と訊かれたので答えると、「わざわざここまで~?」とやはり驚かれ・・・(苦笑)。「田村麻呂を調べてまして~今も田村麻呂創建の清水寺を回ってきたところなんです~」と説明すると、「この小学校も校歌の歌詞に書いてますよ」と、通りがかりに歌碑を見せて下さいました。確かに「田村の森」とありましたね。
で、オジさんについていくと、裏門から小学校の敷地を出て行くではないですか!敷地内じゃなかったんだ~と、ようやく判明(汗)。小学校の裏が小さな公園になっていて、ここに塚があったんですね☆
こんもりと盛り土されて、周りも緑が茂り、小粒の古墳のようなイメージ。
小さいながらきちんと整備されていて、どうやら‘天皇に仕えた忠義の将軍’ということで、戦前の英雄崇拝の対象でもあったらしく、陸軍中将の手蹟になる碑も少し離れて建ってました。
田村麻呂は鎧を着けて立ったまま葬られたという伝承があるそうなんですが、もともと渡来系の血筋で、先祖返りしたのかものすごく大きい偉丈夫だったらしいので、相当深く穴を掘らなきゃ無理だよな~(苦笑)などと考えつつお参り。
写真も撮って、さて戻らなきゃ~と公園から道路に出ると、見覚えのある景色。実は小学校へ行く前に通り過ぎた公園だったんですね~(汗)。まったく気づきませんでした(苦笑)。

お参りを済ませ、次の目的地のために、まずは最寄の京都地下鉄東西線、椥辻(なぎつじ)駅へ歩いて移動。地下鉄で終点の六地蔵駅へ出て、そこでお昼休憩&南北朝関連で寄り道をしました。

・・・道中記、一旦ここで切ります(苦笑)。続きはまた次回☆


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土砂降り(汗)

2006-08-19 22:35:28 | Weblog
今日の夕立はすごかった!
よりによって、私が家を出ようかと思うと雨(汗)。
しばらく待って、止んだ~と思って出かけると、電車を下りたら今度は滝のような土砂降り。ほんの数メートル歩くだけで、ずぶ濡れになりました・・・。
だから、なんで私が出ると降るんだ~~っ!(怒)

今日は、コムちゃんサヨナラ公演の発売日。新人公演のチケット欲しさに、久しぶりに早朝の並びに参加してきました。
並んだのはベルばら以来だったんですが、さすが人気スター☆コムちゃんのラスト公演。ベルばらほどではないにしても、いつもより人が多い。
抽選結果は、何とかギリギリ今日中の発売時間に滑り込み、新公のチケットを立見でしたがゲット。
雪組の新公は、たぶん一帆さん主演の「愛燃える」から欠かさず観てるはず。観続けると、下級生達にも愛着が湧きますしね~。
月は、さららんさん主演の「ガイズ&ドールズ」からはずっとかな。
星は飛び飛び。最近では、レオン君の「ベルばら」「長安」かなぁ?「王家」は手に入らなかったし。
花はいつ以来観てないだろう?最後に観たのは、蘭トムさんの「ミケランジェロ」かも。
宙に到っては、椿さんの「カステル・ミラージュ」以来?(苦笑)

チケットを買う前に、集合時間よりちょっと早めに大劇場へ行って、キャトルを覗いてきました。目的は、もちろん博多の舞台写真♪
かしげさんの、麗しいお姿にきゃあぁ~♪♪何て言うか、どのショットも完璧というか、どの表情もどの角度も、いつどこから撮られても大丈夫!みたいな充実感で一杯のお姿が、写真から感じられましたね☆
蘭トムさんも、毛布スリスリショットあり(笑)、るいるいちゃんの後ろにメロメロなお姿でくっついてるショットあり、写真だけでも楽しい~☆
・・・で、私がひょええぇぇっ!?と仰け反ったのは、タニちゃんの写真っ!!
舞台で観た時は、オールバックのダンディ(にしようと頑張ってる)タニちゃんだったはずが、おそらく舞台稽古で撮影したと思われる、ポスターと同じ長髪バージョン。
これがまぁ~絶世の美少年っっ!!(爆)いやそれはギャングじゃないからっ!どこかのお坊ちゃんだからっ!と写真に向かって叫びそうなほど、るいるいちゃんを誘惑するタニちゃんの悩ましくも美しいことっ!!
このタニちゃんと、あの麗しいかしげさんとの間に挟まれたるいるいちゃんが、羨ましいというか、どちらも選べなくて困るだろうな~とか、つい余計なことまで考えちゃいました(苦笑)。

もう一つ、チケット購入の時間待ちにしたこと・・・それはガチャポン!(笑)
現在、劇場ロビーにある郵便局脇に、ベルばらのガチャポンが設置されてるんですよ☆
オスカル・アンドレ・アントワネット・フェルゼンの二頭身フィギュア。見本に飾られてるのが、これまた可愛くて・・・。
前回通りかかった時、やりたかったのに小銭が無く・・・。今日こそ!と思って挑戦(笑)。
初め、一回だけ~と思い、ガチャンコすると、出てきたのはアンドレ。最近ではかしげアンドレにはまり、昔はサエアンドレにも胸を焦がしたことからも、ご縁のある人形で良し!と思ったのですが・・・。
アンドレだけじゃ淋しいな~・・・・・・・と、つい引き返してもう一回ガチャンコ。すると・・・またアンドレが出たぁ~!(笑)
こうなったら意地、次こそ違うのが出てくれ~っとさらにもう一回ガチャンコ!
オスカルが出ましたよぉ~♪良かった良かった♪♪これで心置きなくやめられる、とアントワネット&フェルゼンが欲しくなる前に、そそくさとその場を離れました(苦笑)。
でも、これでフェルゼンとかが出てたら、野郎ばっかじゃヤダ~とか言って、もう一回ガチャンコしてたでしょうね~(爆)。
見本では、オスカル・アンドレ・フェルゼンが2パターンずつ、アントワネットが8パターンあると思ってましたが、一つのケースに衣装替えで2パターン入ってるんですね。
つまり、出てくる種類はアントワネットだけ4種類、あとは1種類ずつ、ということみたいです。
アントワネットはドレスの色違い。オスカルは軍服2種類。フェルゼンは宮廷衣装色違い。そしてアンドレだけ、部屋着の上着ありと上着なし。それって今宵一夜のため?とつい思ってしまった私は、やはり思考回路がイカレてますかねぇ?(大爆)
・・・それにしても、どうせならロザリーとかジェローデルとかアランとかベルナールとかも作ればよかったのに(笑)。特に、ジェロが欲しかったな~と思ってしまったのは、やはりかしげさんのジェロ様があまりに素敵過ぎたせいなんでしょうか(爆)。

雪新公チケットも無事に手に入れ、ガチャポンでアンドレオスカルも手に入り、かしげさんとタニちゃんの麗し~い写真を見て、ご機嫌で帰ってきました。
もちろん、帰りに本屋へ寄って、サエコさんの載ってる「美しいキモノ」誌を買って帰るのも忘れませんでした。ただ、この雑誌の値段を見て、一瞬レジへ持って行くのをためらったことは告白しておきます・・・(汗)。


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来年ラインナップ

2006-08-18 23:53:56 | Weblog
劇団から発表されましたね・・・。
いや、ま、何を言うにも、う~ん・・・・・・・・としか言えないんですが(汗)。

宙組の演目は楽しみにしてたんですけどねぇ。後半ということで今回の発表には入ってません(苦笑)。
ただの予測ですけど、来年の宙にはトドさんご出演かと思ってるので(前半には入ってなさそうですし)、あの強力メンバーにトドさんが加わって、さぞ充実した内容になるものと期待してるんですが。
願わくば、出演者の濃さに見合う、面白い脚本を書ける先生に担当していただきたいものです(爆)。

お正月の月組は、コメディですか・・・イメージ的に、90周年を迎えた新春、花組の‘祝祭劇’を思い出します。・・・そーいやあれも、アサコさんご出演だった(苦笑)。
そろそろ月組さんで、じっくりとお芝居を見たいと思うんですけどね~。せっかくゆうひさんとキリヤンさんが揃ってるんですから。

花組が「黒蜥蜴」。解説からまず思い浮かんだのが、オサさん明智探偵にまとぶんさん黒蜥蜴(笑)。
・・・もしや、オサさん黒蜥蜴、もしくは彩音ちゃん黒蜥蜴!?と思い浮かぶのが順当な思考回路なんでしょうか。私はカケラも思いませんでした(大爆)。フツーに、あぁオサさん明智なら、黒蜥蜴はまとぶんさん辺りか~と(苦笑)。私ってヘン??
木村先生は、「不滅の棘」とか小中劇場での戯曲などでは面白い作品を作る先生だと思うので、とりあえずはオペラからは離れていただいて(苦笑)、その上でお手並み拝見かなぁと思ってます。
荻田先生のショーが付きますね。なんとなく、荻田先生の方向性から行って、まとぶんさんがイメージのキーポイントになるんじゃないかな~と。「ロマンチカ」でのサテュロスはなかなか印象的でしたから。

星組はトウコちゃんのお披露目。日本物の舞踊詩と児玉先生オリジナル。
・・・児玉先生、大劇場デビューできるんだ~~・・・(大爆)。大野先生だってオリジナルではまだなのに(泣)。少々理不尽に思えるのは私だけなんでしょうか(汗)。
内容のマニアックさはともかく、脚本の丁寧さと演出力のきめ細やかさを思えば、大野先生だってそろそろ大劇場させてもらってもいいと思うんですけど(嘆)。
・・・それはともかく。
谷先生は、一度お芝居でなく日本物のショーをやってみて欲しいとは思ってましたので(絵的センスは綺麗で新鮮だと思う)、どういう風になるかは興味ありますね。
でも、せっかく満を持してのトウコちゃんお披露目、もっとしっかりとお芝居を書ける先生の作品で見たかったと思います(爆)。

雪組は・・・正直、またぁ~!?という「エリザベート」。
ここ数年、劇団は客寄せパンダ的に大作を持ってきていたので(今年=ベルばら、昨年=エリザ、おととし=ファントム等々)、来年あたり「風共」か~?と冗談で思ってましたけど、まさかエリザとは。
せっかく5組上演完了して、しばらく封印するだろうと思ってた私の観測は甘かったんですね(汗)。
確かに、メンバー的には充実している雪組さん。配役はどうなるか~?とつい考えてしまうのは、悲しい習性ですね(苦笑)。
ミズさんトート、ユミコさんフランツは揺るぎないとして、最大のキーポイントは、タイトルロールのエリザベートを誰が演じるか。
ミズさんのお嫁さんがまだ決まっていない以上、新トップ娘役が演じるか、はたまた相手役は保留にして男役の中から選ぶのか、予測がつかない状況に。あ、そっか。専科からあすかちゃんを呼ぶ手もあった・・・。
個人的には、音月さんはルキーニで見たいなぁ~というのが希望です。
あと、ひろみちゃんの位置も気になるところ。順番で行けば、成人ルディをひろみちゃんかかなめ君かというところなんでしょうけど。

バウのラインナップで発表されたのは、星組レオン君と、雪組音月さんのみ。昨年は主演者だけひと通り先に発表だった気がするんですけど。
今年と同様、ワークショップもあるんですね。若手を急いで育てないと~ということでしょうか・・・。
8月の博多と9月の日生が同じ星組。続演なのか、別チームを組むのか。

ひと通りラインナップを見た感想は、そんな感じです。
まずは、サエコさんの予定次第ですけど、何があっても良いように節約にいそしめる範囲内の演目が並んだかな~という気がしますね(爆)。


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博多レポ・探訪編

2006-08-13 23:36:45 | Weblog
せっかく太宰府まで行ってきたので、そっちの話も。
昼過ぎに博多駅に着いたので、そのまま真っ直ぐ太宰府へ。
まずは天満宮。中学時代の修学旅行で行ったことがあるはずなんですが、まったく記憶になく、こんなだったっけ~?と思いつつお参り。
学問の神様ですから、子供の姿も多かったんですけど、私としては今さら受験もないしなぁ(苦笑)。

境内を一回りして、あまりに暑いので早々に参道へ戻りました。で、途中でキティちゃんのお店を発見☆全国キティがたっくさんあり、もちろん九州キティの品揃えも豊富。
お目当てだった明太子キティと、あと博多とんこつキティと博多どんたくキティを買ってしまいました(笑)。太宰府キティは以前、知人からお土産にもらってましたし。
しかしほんといろんなキティがいるな~と。ベタな‘本を読んでる熊’の熊本キティも見つけました。でも、その土地に行って買わないと意味がないので、福岡以外のキティはお預け。見るだけにしときます。
休憩で母と一緒にアイスを食べ、さぁどうする~?となったので、もちろん大宰府政庁跡へ行きたい~!と。

運良く、巡回バスが来る時間だったので、それに乗ってまずは政庁隣りの観音寺へ。政庁とゆかりの深い由緒あるお寺ですが、だだっ広い敷地は無人(苦笑)。そりゃ~こんな暑けりゃね~(汗)。
タイムリミットも迫ってきたので、急いで政庁跡へ歩いて移動。バス停1つ分とはいえ、暑かった~~(汗)。一人なら平気ですが、母も一緒に歩かせてるので、気を遣うし。
で、政庁跡の広場より先に、傍らに建つ資料館へ先に入ったんです。母に涼しいところで待っててもらって、政庁跡の碑を見に行こうと。そうしたらそこでまたまた(?)ハプニング!(笑)

資料館も、お客さんは誰もおらず、職員さんが数人ゆったりと座っているだけ。そこへ入っていった私たちを、職員さんたちはにこやかにお出迎え。「ご説明しますよ~」と仰って下さって嬉しかったのですが、次のバスまで約15分。そのバスを逃せばさらに1時間待ちになり、公演の時間までに戻れなくなる・・・。電車の時間があってゆっくり出来ないんです~と言うと、「じゃあ車で駅へお送りしますよ~」と。・・・よっぽどお客さんがいなくてヒマだったんでしょうねぇ(苦笑)。
で、最初はボランティアらしき年配の女性の方が、大宰府が出来た頃の歴史から、模型を使って簡単に説明して下さいました。
ひと通り終わったところで、思わず私は質問「南北朝時代の征西将軍懐良親王の征西府も、この大宰府政庁だったんですか?」
さすがにこれは、その女性の方もびっくりされたようで(汗)、後ろにいたさらに年配の男性の方に助けを求められました(すみません~/爆)。
で、交替したその男性、こちらはれっきとした史跡研究をしておられた方だったらしく、中世のことを良くご存知!
「足利尊氏が九州落ちして、大宰少弐を名乗る武藤氏に迎えられたのがこの辺りにあったお寺」とか、「大宰府は実際には平安終わりごろには建物も無くなり、政庁としての機能はなくなっていた」などなど、知らなかったこともいろいろと教えて下さったんです~☆
地形図を見ると、確かに大宰府って、海岸から奥まった、山の陰にあるんですよね。大宰府へ入るには、両側に山が迫って細くなった場所を通らなくてはならず、そこを塞ぐように、水城(みずき・堤状の防塁)が築かれてる。
そもそもは中大兄皇子が白村江の戦いで負けて、海岸の政庁を内陸に移したところから始まり、港のあった博多の町から大宰府まで往来するうちに人も集まり、行き来が盛んになったわけだから、防衛都市であると同時に九州における重要拠点でもあり、のちのちまで九州全土を治める上でのキーポイントになった場所なんですね。
そういう風に地形模型を見ながら説明されて、なるほど~!と。
熱心にマニアックな中世の事を聞きたがる若い(ということにして下さい)女の子が、よほど珍しかったらしく、その男性も張り切ってニコニコとアレコレ説明して下さいました。
懐良親王のことや少弐武藤氏、足利直冬のことなど訊いていると、またまた「足利といえば、去年太宰府で全国の足利さん大会がありましてね~子孫の方がたくさん集まったんですけど、私も直冬の子孫という方にお目にかかりましたよ~」と。
うわ~またまたマニアックな!と私でも思うくらい、いろいろご存知の方でしたね。
私が北方謙三の「武王の門」で九州南北朝にハマった、とお話すると、その方も北方小説がお好きらしく、最新作の「藤原純友」も新聞連載を全部切り取って置いてある、と自慢げに仰ってて、びっくりしました(笑)。ちなみに私はまだ読めてません。読みたいんだけど~~・・・。

私とその男性とで延々盛り上がってしまい、母はその間、どうもさっきの女性の方に説明してもらいながらおしゃべりしてたらしい。
で、そろそろ出ないと時間がないよ~ということになり、その男性が駅まで送って下さることに。ほかの職員さんたちにもお礼を言ってから資料館を出て、肝心の政庁跡の写真を撮りに行きました。碑の傍まで行く余裕がなく、遠景しか撮れなかったんですけど、必ずまた来るぞ!と誓いつつ駐車場へ向かいました。
男性は、地元の史跡保存協会から週一回ボランティアで説明に来られてるそうで、普通の観光客相手の時は、ちゃんと聴いてもらえなかったりお酒を飲んでたりして、あんまり好きではないと仰ってましたね(苦笑)。私みたいなのは珍しいけど嬉しい訪問者だったらしく、終始ニコニコしておられました。
すごくご親切にしていただき、いろいろ教えていただいたり最後には駅まで送って下さって、本当に嬉しかったです。お名前を訊きそびれたのが不覚~(汗)。
飛鳥の時もそうでしたが、こういうご縁って、私みたいにウロウロする身には嬉しいことです。せっかくなので、資料館宛にお礼状を送ってみようかな~とも思ってます。名前がわからなくても、あぁあの母子ね~とわかってもらえるはず(笑)。

母子での太宰府珍道中(?)から無事に戻り、夜の宙組公演も堪能し、翌日は開演時間まで天神の地下繁華街をぶらぶらして、観劇してから大阪へ帰ってきました。
1泊でしたけど、観劇も歴史も堪能できて、楽しかったです♪
次に行く時は、もっとゆっくり政庁跡を見学して、さらにほかの史跡にも行ってみたいですね~。


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博多レポ・観劇編

2006-08-10 23:59:31 | Weblog
博多旅行から、帰宅しました。
幸い、お天気も快晴☆カンカンと照る太陽のもと、熱~い博多の夏を満喫してきました♪

博多座宙組。星組梅田の時に感じた演出の物足りなさも、何故かまったく気にならず、充分に楽しい舞台でした!
やっぱりかしげさんって品があって綺麗~素敵っ♪大人の包容力もありますし、トップになって勢いもつきましたし、安心して観ていられます。
るいるいちゃんが、相手に対してあんなに甘えているのは初めて観たかも?すっかり懐いちゃってぇ~!という感じで(笑)、微笑ましいカップルぶりです。
2回観てきましたが、どちらもラッキーな席だったんですよね~。
1回目は、上手側の席。ピアノを弾くかしげさんの後ろ姿、ちょうど私の位置からは、ピアノの傍らに立つるいるいちゃんを、甘~い優し~い微笑みで見上げながらピアノを弾くかしげさんの表情が、ちょうど正面のピアノに映って見えたんですよ~♪
いやぁ~とろけそうなかしげさんのお顔に、私までとろけそうでした~(爆)。
そして2回目は下手側の席。同じシーンのかしげさん、今度はるいるいちゃんをちらっちらっと横目で見上げつつピアノを弾くかしげさんの流し目がばっちり!どちらもお得な席で、いいもの見せてもらえました♪♪

そして、今回はタニちゃんがツボ!!超小顔に抜群の長い手足・・・は、もとからですけど、その見せ方にさらに磨きが掛かった?ってくらい目立つ目立つ!お正月の太田先生バウでやはり、見せ方、立ち方、視線の流し方etc叩き込まれたんでしょうねぇ。ひとつひとつがカッコよく決まって、色気も出せるようになってきました。
でもって、気合を入れて色悪をやってるのが、イキがってて可愛いのなんのって!(爆)
葉巻をくわえて煙をふかせてる姿がたまらない・・・カッコいいんだけど可愛いのぉ~♪♪
かしげさんを相手に、伸びやかな華と濃い色気で拮抗して、負けてませんでしたね☆
おかげで、かしげさんとタニちゃんでるいるいちゃんを取り合うというボレロのシーンは、最高のビジュアルでうっとりもの。あのシーンだけでも何度でも観たい~!!
ぜひこの3人で、どろどろの三角関係なんて見てみたいなぁ~♪

ちょうど私の席の後ろの列にいたオバさま方、宝塚にはあんまり詳しくない人たちのようでしたが、かしげさんが出てくると「カッコいい~素敵~☆」タニちゃんが出てくると「綺麗~可愛い~~☆」と黄色い声が聴こえる聴こえる・・・(笑)。
特にタニちゃんを気に入られたようで、「大和悠河さん?あ~出てきたっ!こっち来て~っ!可愛い~っ♪」と、すっかりミーハーしておられました。
終演後、オバさまたちに負けず劣らず「タニちゃん可愛い~っ♪」と連呼する私に、母がひと言。「タニちゃんがオバさまキラーなら、あんたもオバさんになったってことねぇ」・・・ぐっさり(大汗)。
えぇ私にとっては、かしげさんは白いけど黒もOKな王子様or皇子様。タニちゃんはやんちゃ坊主で放って置けない絶世の美少年。どっちも大好きですっ!
(ちなみに音月さんは好みの武将タイプですね~/爆)

かしタニの並びに加え、蘭トムさんが入れば最強~!という見本が今回の博多公演だった気がします(笑)。
冷静に戻れば、蘭トムさんはタニちゃんより1学年下なんだ~!というびっくりな(?)事実に、かしげさんの友人役として対等に見える蘭トムさんの頼もしさと、タニちゃんがついに上級生として2番手に腰を据える立場になったか~という感慨と。
これからは、宙組から目を離せなくなりそうです。

妄想。
・・・かしるいタニ蘭トム、4人の並びを観ていると、ぜひとも足利兄弟を見たくなりました(爆)。
戦いのない理想の世を追い求めて、腐敗した鎌倉幕府を倒したものの、敬愛する後醍醐天皇と対立せざるを得なくなり、深く苦悩する尊氏のかしげさん。
兄のため、兄を将軍にするために、一途に兄を助け、時には強引に押し通しながらも足利幕府を作り上げようと奔走する直義のタニちゃん。
鎌倉幕府執権の妹であり、滅ぼされた北条氏の生き残りとして、それでも尊氏を愛し、凛として妻の立場を貫く登子(とうこ)のるいるいちゃん。
尊氏の友として、ときに揺らぐ尊氏の信念を支え、純粋ゆえに危うい直義の兄思いを冷静に見つめ、危険視する、佐々木道誉の蘭トムさん。
・・・こうなってくると、兄弟仲のこじれるきっかけとなった、足利家執事で尊氏腹心の高師直を、宙組で誰ができるかなぁ?芸達者で重厚さも出せる上級生男役となると、美郷さんくらいでしょうか。
新興武士勢力をまとめ上げて武力で尊氏を支える師直と、あくまでも幕府として政治面で兄を助けようとする直義が対立し、どちらも選べない尊氏を巻き込んで、大動乱に突入。一旦は直義が勝つものの、師直を殺してしまったことによって今度は兄と対立。旧師直派を味方につけた尊氏に、反師直派だった武将たちが直義を担ぎ上げて抵抗。彼らを抑えるため、尊氏は直義を自らの手で毒殺することになるのです。
・・・ね、結構いけると思いませんか?(大爆)もちろん、直義は毒と知りつつ、尊氏の差し出す盃を飲み干すんですよ~!息絶えた直義=タニちゃんを抱えて慟哭する尊氏=かしげさん。ぜひ見てみたいビジュアルです・・・(妄想しすぎ/汗)。


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母は偉大!?

2006-08-08 23:57:15 | Weblog
「あっち行け~」呪文が功を奏したのか、台風がどんどん西から遠ざかって行きますね~(爆)。ほかの台風も九州は避けて通るようで、さすが母上の力はすごい!?
でも、これから台風進路にあたる皆様は、くれぐれもお気をつけて・・・。
ちなみに、呪文で台風を遠ざけた(?)母は、それに気を良くしたのか今度は「宝くじ当たれ~~」と呪文を唱えてました(汗)。う~ん、こればっかりはねぇ・・・。

昨夜、太宰府行きの話を書きましたが、地名は‘太宰府’、政庁跡は‘大宰府’ですね。
点のあるなしで指すものが変わると承知してたはずなのに、ごっちゃになってました・・・不覚(汗)。

さぁ~て、いよいよ明日は博多行き♪かしるいタニトムの並びが楽しみです☆

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台風襲来

2006-08-07 23:51:08 | Weblog
カンカン照りの茹だるような暑さが続いてますが、ついにやってきましたね~台風(汗)。それも3つも。
よりによって、私が博多へ行こうとしている時にっ!(爆)
雨女体質の私・・・旅行というと雨が多く、台風にヒヤヒヤさせられたこともしばしば。
でも今回は、私より強力な晴女の母が一緒なので、西方面は逸れてくれるだろうと思ってはいるのですけど。
さっき、天気予報を見ながら母が「台風あっち行け~あっち行け~東へ行け~」と呪文のように唱えておりました(すみません、関東方面の皆様・・・/爆)。

博多行きの目的はもちろん、かしげさんプレお披露目の博多座公演「コパカバーナ」☆
私にとっては、サエコさん落ちした博多座「我が愛は山の彼方に」以来の博多の地。
まさかかしげさんを追っかけて行くことになろうとは~と思いつつ、いや確か前回も、まさかサエコさんに落ちることになるとは思わず、ただ初恋のミネちゃんに落ちた思い出のこの作品と、ノルさんの秀民様に興味を持って、大劇場まで待てずに行ったことを考えれば、今回もまた思いがけないサプライズがあったりして?とちょっぴりドキドキしてます(笑)。

ま、せっかく博多へ行くので、1日目は夜公演観劇にして、昼間はちょっと近郊を観光しようかと、太宰府行きを計画中。
太宰府といえば菅原道真を祀った天満宮ですけど、南北朝好きにはやはり、太宰府政庁跡に興味津々。私の好きな征西将軍宮・懐良親王が九州を制圧した時の中心が、やはり太宰府でした。その前後も、この場所を中心に攻防を繰り返してますし、南北朝史のドラマを想像する場所として、やはり行かずにはおれないところです。
ただ、母が一緒なので無茶な歩き方も出来ないし(苦笑)、天満宮(母にとっては観光目的第一?)をまわったあとでどれだけ時間があるか、にもよりますね。
何より、公演までに博多座に戻らなくては行けませんし(爆)。

かしげさんといえば、宝塚の公式サイトに、次の竜馬の写真が出てますね♪
竜馬というよりどこの御曹司!?というような麗しいお姿ですけど、おそらくかしげさんのことですから、チャラッと土佐弁で石田先生ギャグも飛ばして下さるんだろうな~と思います(笑)。

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