宙エリザ

宙組さんの「エリザベート」、観てきました。
すっかり「ベルばら」並みに再演演目になってしまった「エリザ」なので、あとはそれぞれの役が演じ手によってどう変わるか、というところですね。

まぁ君のトートは、イメージ的には少年系…なのかな、やっぱり。前回花組のみりお君のような愛に飢えた子供のまま（爆）のトートというのではなく、少年～若者のような、若々しいイメージ。
舞台全体的に、若い感じはしましたね。ゾフィや大臣さんたちも、どこか若い。
まぁ君のトートは若い分、真っ直ぐな感じはしました。シシィに向けて、真っ直ぐ。
それに、やはりショースターだなぁと。「最後のダンス」やフィナーレなど、ダンスシーンの華やかさがカッコいい。
…そう、まぁ君って基本が明るくて華やかなんですよね。なので、黒っぽいお衣装で闇を行き来していると、却って地味に見えるのかなぁと。ドクトルの赤いマントを広げた瞬間とか、ラストの白いお衣装のまぁ君が、一番映えて綺麗だったので、印象的。
あと、どうしても彩輝さんトートを刷り込まれている身には、まぁ君のひとつひとつの動きが物足りない。髪のひと房、マントの揺れ、指先ひとつまで、溜めをつくって、ねっとりと闇を絡ませて操るように動いていたサエコさんトートと違って、まぁ君はストレートにするする動くので、お芝居がさらさらと流れていったような印象も受けてしまいました。逆にまぁ君を観ながら、つくづくサエコさんって人外魔境だわ…と思ったり（爆）。
みりおんちゃんのシシィは、上手くて貫禄があり、堂々の主役に見えました。トートも、フランツも若々しいので、その分だけシシィ中心の、シシィの物語になっていたと思います。
真風君フランツは、想像以上に似合ってました。若くイケメンで優しい、でもちょっとマザコンでヘタレ（褒めてます）。
歌がかなり上手くなってましたね。ハンサムでノーブルな皇帝陛下で、少女のシシィがプロポーズされて舞い上がっちゃうのがわかります。
ルキーニの愛月君、進行役としてはきっちりこなしていたと思います。でも…なんだろう、個性というか、インパクトが薄い気も…。ルキーニですから、もっと独特な濃さがあってもいいんじゃないかな。
ルドルフは、今日はりく君でした。すごく繊細な少年風の印象。まぁ君トートとは、若者同士みたいな風情もあり。

コーラスが得意な宙組さんなのに、意外にアンサンブルが響いてないように思いました。個々の歌詞もわかりづらいし。きょうはプロローグのマイクさんがちょっとおかしかったので、音響の影響もあるのかな？
ちなみに、オケ指揮は御崎先生。…うう～ん、やっぱり御崎先生だと、「エリザ」とちょっと違う感じがする。テンポがほんのわずか遅くて、舞台側がやや歌い辛そうな。一幕ラストの鏡の間で、オケとフランツが一瞬合わなかったし。オケの金管がよく外れるのはもういつものこととして仕方ないのですが…。
でも、ラインダンスから急にオケのテンポがよくなり、歯切れよくなるのは、やっぱりショーお得意の御崎先生だよなぁ。

フィナーレのデュエットダンスが、星組マリコさんとあやかさんバージョンだったのにはびっくりしました。曲も振付もそのまんま。
懐かしい…と同時に、あの濃密な世界を再現するのはやはり難しく、むしろ今のまぁ君とみりおんちゃんに似合ったアレンジでよかったんじゃないかなぁと思いました。まぁ、私があのマリコさんバージョン信奉者だから、余計にそう思っちゃうのでしょうけど。

どうしても、「エリザ」というとサエコさんバージョンが身に沁みついてますし、そもそもがマリコさんバージョンで刷り込みをしてあるので（一路さんも観てますけど、ハマったのはマリコさんから）、それ以降の「エリザ」には辛口になるのはご容赦ください。

宙組さんは感想書いたのに、そういや星組さんがまだ書けてないなぁ。
星組の新公、ものすごく良かったんですよね。ひとつのお芝居として、とてもまとまってて面白かった。楽しみな若手さんが多いです。
思い出して書くか、東京で観て改めて書くか…まぁ、気が向いたらということで。

ポンタちゃん初観戦

今季ラスト観戦で、千葉マリンへ行ってきました。
もちろん、我が家のポンタちゃんも連れて。



しかし、試合開始時間から急に雨が強くなり、開始が遅れることに。
中止かと心配しましたが、40分遅れでプレイボール。



恒例の７回コアラのマーチ。



この時点では、オリックスがリード。
今日は勝てるかも！？



しかぁし…９回裏、抑えの平野投手が同点ホームランを打たれ、勝ちは泡と消えました…(泣)。
ディクソン投手の10勝目が消えた…ひどい、ひどすぎる。
延長戦になったものの、すでに守り体制で攻撃メンバーを下げていたオリックスに、反撃する力はなく、あっさりとサヨナラ負け。
ポンタちゃんをせっかく連れていったのに、手酷い負け試合でごめんよぉ～。

黄昏るポンタちゃん…。



でも、外野の応援スタンドでは、そこかしこにポンタちゃんの姿が(笑)。
皆さんそれぞれ(私も含め)大事に抱えて応援していたのには、ファン同士共感するものがありました。負けても負けても、それでもオリックスを応援するしかないんだもんね～(爆)。

ポンタちゃん、来年も提携してくれるのかな？
これだけブレイクしたんだから、契約更改よろしくお願いします。

麗人コンサート

だらだらしていると、１週間くらいあっという間です。
シルバーウィーク、連休はサエコさんの「こち亀」千秋楽だったり、友人のダンス発表会だったりで観に行ってました。

昨日は、サエコさんご出演の「麗人」コンサート。
「こち亀」大阪公演前のハードスケジュールで、一日限りのご出演。
コンサートは３回目ですが、今回が一番、出演人数が多いのかな。
サエコさんは３曲。うち１曲はデュエットソング。…まぁ、お稽古する時間がなかったでしょうから、これ以上を求めるのは申し訳ないですね(苦笑)。
デュエットも、気心知れたミネちゃんお相手でしたから、だいぶ助けていただいたと思います。
トークも、ミネちゃんに甘えっぱなし(笑)。
ほかの出演者も、お馴染みメンバーがほとんど。
マミさんとタニちゃんは初かな。
皆さんそれぞれエンターテイナーで、歌だけでなくパフォーマンスでも楽しませてくれるのはさすが。
カリンチョさんカッコよかった♪
ノルさんマミさん、現役と変わらず素敵ですね～。
ウタコさんとミミちゃんのコンビ復活に感激。
あの頃は、どの組も何を観ても楽しかったなぁ～と懐かしく。
汀さんの男前っぷりに、超恥ずかしがるかしげさんが可愛すぎた(笑)。

サエコさんの大阪公演には行けないので、行ってらっしゃ～いという気持ちです。
まぁ、年内はサエコさんお仕事がまだあるので、頑張って追いかける必要もなく、のんびり待っていようと思います。

こち亀

彩輝さんご出演の「こち亀」。
そもそも原作を知らないので(苦笑)、観てわかるのかな？と思いつつ劇場へ。
その劇場、渋谷のaiiaシアターって、２．５次元ミュージカルの専用劇場なのだとか？
いかにも仮設劇場というつくりで、ロビーはないに等しく、夜公演前にパンでもかじろうにも場所がない。食べ損ねてしまい、観ながらお腹が空きました(苦笑)。
座席も、野球場のスタンドみたい。長ベンチではなく一応は個席ですが、固いので座り心地はいまいちよろしくない。
仮設感満載で、ホール状のヒーローショー会場、といった風情でした(笑)。

舞台は、普通にいつもの感覚でお芝居とかミュージカルと思って観ると、ギャップに戸惑いました。
どちらかというと、バラエティーコント集というべきか。
ストーリーはあるんだけど、突然脈絡もなくギャグやパフォーマンスに突入するから、観てる身は置いてきぼりされないようについていくのが大変。
原作もギャグ漫画だそうですし、ラサール石井さんのテイストでさらにコント化してるので、頭をリセットして観たほうがいいのでしょうね。視点がややテレビ的という感じもします。
あと、やっぱり原作からの小ネタがあちこち仕掛けてあるので、原作を知ってる人はよくわかって面白いんだろうなぁ。
舞台には出てないけど声だけキャラとか、原作の登場人物の縁者設定とか、そのあたりは、私にはよくわからなかった。
「こち亀」は、その時代時代の世相を描いていると聞きましたが、そういや警察署のデスクの上に、最新のシン・ゴジラのフィギュアが置いてあったのに、思わず目が行きました(笑)。あの尻尾の特徴は、まさしくシン・ゴジラだった。
…警察署になんでそんなものがあるのかは、突っ込んではいけないのでしょう(笑)。

サエコさんは、舞台オリジナルの役で、ビッグママ。
悪役(？)のメインキャラで、結構出番も多く、メインのナンバーがあったり、ダンスもありで、活躍してくださいます。
おぉぉついにオバサン役だ！？と思いましたが(大笑)、そのわりに大胆なお衣装の数々で、ナイスバディを魅せてくださいました。
サエコさんって、特におみ足が綺麗なのが素敵なんですよね…。
露出度やダンスの振りなど、一歩間違うと品を落としかねないですが、さすがはサエコさんで、品よくカッコいい。元男役らしい骨太で魅せ方に長けたポージングと華やかさで、すごく見応えあるダンスシーンを堪能できました。
大半は漫画的なコミカルキャラですけど、お芝居シーンでは、サエコさんらしい繊細な表情も観られます。
何より、ご本人がかなりノリノリで、すごく楽しそうに演じておられるのが嬉しいですね。

ほかの出演者では、まりあ役の女優さんが超絶カッコいいアクションを披露していて、大拍手。スタイル抜群で、あのミニタイトから伸びるおみ足の素晴らしさと、それを駆使した立ち回りやバクテンの鮮やかさは、本当に凄かった。
ラサール石井さんも、汗だくでパフォーマンスしてガンガンに踊ったりもしてるので(サンダルでタップまで踊ってます)、凄いなぁと思います。
ベテラン陣から、可愛いアイドルちゃんやイケメンズもいたりと、内容だけでなく出演者もバラエティーに富んでましたね。

初日と、おとといの日曜に観たので、あとは千秋楽一回を観るのみ。
ようやく慣れてきたので、最後はもっと全体を楽しんで観れたらいいなぁと思います。

日曜には、観劇のあとにサエコさんのお茶会もあり、舞台のお話などいろいろしてくださいました。
とにかく、今の舞台が楽しくて仕方ないご様子(笑)。

お茶会のあと、実はそのまま新幹線で実家に戻ってきました。
目的は、星組新人公演。
無事に観れたら、月曜に観た本公演と合わせて、また感想を書けたらと思います。

ベランダ

昨夜は、サエコさんのご出演の「こち亀」初日でした。
感想は、まぁあとで書くとして(苦笑)。

今日はお休みで、やっと家事をするつもりにもなり、洗濯の合間にお花ちゃんたちのお手入れ。

朝顔ちゃんは、毎日毎日、見れなくても花は咲いてます(笑)。
しぼむのが早くてなかなか見れないんだけど。



後発の朝顔ちゃんも、この数日はパカパカ咲いてます。見るといつもしぼんだあとだけど。



お手入れしてたら、種がとれました。
まさかベランダで育てて、種ができるとは。朝顔ちゃんは丈夫だなぁ。



ひまわりちゃんは、だいぶ伸びましたが蕾はなし。



蕾らしきものはあるような気もするんだけど。



ミラクルビームちゃんは、申し訳なさそうに、ちょんと花らしきものがつきましたが。



うう～ん、ミラクルビームちゃんは、今年もちゃんと咲かせてあげられなかった…。

オリックスが、ソフトバンク４連戦で、まさかの奇跡の３勝１敗。
ここへ来て、ようやく点が取れるようになってきた。
ポンタちゃんと一緒に、楽しく応援する希望が出てきました。
来年はポンタちゃんとの提携契約はどうなるんだろう？
ある意味、選手たちの契約動向より気になります(爆)。

シェイクスピア

今日は、月組の千秋楽でしたね。
まさお君はじめ、退団者の皆さま、ご卒業おめでとうございます！
特にやっぱり、８７期のお二人、まさお君とゆりあちゃんのご卒業には、感慨深いものがあります…。
８７期も、あとはちぎちゃんコマちゃんせりちゃんの３人になってしまいました。ショーで、８７期だけのシーンがあったり、ジーンとしながら毎回観てました。
皆さまのこれからの人生が、たくさんの幸せであふれますように。

実は今日は下北沢まで、シェイクスピアの舞台を観に行ってきました。
植本さんご出演の「ハリウッドでシェイクスピアを」。
「夏の夜の夢」をモチーフに、妖精王オーベロンと家来のパックが、「夏の夜の夢」の映画を撮影中のハリウッドに迷い込み、騒動を起こすというコメディ。オリジナルはアメリカの作品だそうで。
植本さんでシェイクスピアとくれば、やっぱり観るべきかなぁと(笑)。
さすが女形の植本姫、これまでジュリエット、オフィーリア、オリヴィア、コーディリアなどなど、シェイクスピア作品のヒロインを演じること多々。もちろん、男優としても、ハムレット、パック、イアーゴなども演じてるので、今回はさてどんな役かと思えば、「夏の夜の夢」でいう、芝居をする村人の一人、劇中劇でシスビーというヒロインを演じるフルート。
おぉここでもヒロイン！？と、お約束のように女装姿も披露。いや、やっぱり可愛いですよ。
オーベロンがハーミア役を演じる女優に恋をして、惚れ薬の花を使おうとしたことから起こる騒動の中で、間違ってその女優から恋されることになる女装のフルート(笑)。
達者な役者さんたちばかりで、面白かったです。
会場は本多劇場。これまで何度か前を通ってはいましたが、中に入るのは初めて。こじんまりとした劇場ですが、意外に中は広いというかゆったりした空間で、観やすかったです。

月組の信長のことも書きたいなぁと思いつつ、ついぼんやりぐったり過ごすうちに、千秋楽が終わってしまいました。
最近、宝塚や舞台はそっちのけで、漫画とオリックスとでだらだらと時間を過ごしてます。家事もほったらかし。…動く気力がないというか。
耳の調子も、日によって波があるので（台風のときの気圧の変化でも、調子が変わるみたい）、あまりうろうろするのもなぁと、余計にだらだらしてしまってますね。
今週末からサエコさんご出演の「こち亀」も始まりますし、それまでにもう少し気力を回復させないとなぁと思います。