趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

定例会・乙巳の変

2018-11-26 22:32:32 | 歴史散策
今月は、両槻会の定例会に、半年ぶりに参加してきました。
今回のテーマは、乙巳の変。
私に、絶対参加しなさいと言ってるようなもの(笑)。
なので、もちろんありがたく参加させていただきました。

当日、直前までずっと雨予報だったのですが、ふたを開けてみると、びっくりな快晴!
これはもう、事務局長の人徳以外の何物でもない!(笑)
さすがのパワーに、脱帽です(笑)。

今回は、要所で参加者自身たちによる寸劇をしながら、乙巳の変についての理解を深めつつ巡ろう、というコンセプト。
参加申込みをした際、問答無用で「蘇我入鹿役はよろしくね!」と言われてしまった(爆)。
えええ!?そんなおこがましいっ!畏れ多いっ!!
入鹿さまに申し訳ない~!(焦焦焦)
とじたばたしつつ、前の晩に私にとってのバイブル宝塚歌劇「飛鳥夕映え」を何年かぶりで引っ張り出し、ざっと観て心を落ち着け、いざ出発…!

始点は、入鹿さまの首塚。



入鹿さまの首が飛んできた場所だから、というのではなく、飛鳥寺の西、槻の木広場のあった場所だから。
この広場で、中大兄と鎌足が出会った、とか、甘樫丘に立てこもった蝦夷と対峙する軍勢が集った、とか、いろいろな出来事の舞台となった場所です。
その槻の木がいったいどこにあったのか、あったとすれば、どのくらいの大きさがあったのか。
最近の発掘調査から独自に立てた仮説で、木の位置や大きさを計算すると、飛鳥寺の塔と対をなすような位置と大きさだったのではないか?
なかなかリアルで、想像しやすく、面白いお話でした。

そして、板蓋宮跡へ。
現在、公園として整備されているのは、天武天皇時代の飛鳥浄御原宮跡。しかも、北東部の井戸跡とされています。
実際の板蓋宮は、その井戸からさらにもう少し北東側。
そう思えば、公園の前に大きな案内看板が建っているその看板の正面に立てば、看板の奥に宮跡があるわけで、間違ってはいないよな…と思います(笑)。

で、その場で第一の寸劇。いきなり入鹿さま暗殺から!?
きちんとシナリオまで用意していただき、それに沿って、登場人物それぞれに読み上げつつ実際に動くという…(笑)。
中大兄皇子役の方は、実際に小道具の槍まで作ってこられていて、皆さま凝る凝る(笑)。
やっぱり、歴史好きの方が多いので、結構ノリも良いんですよね~(笑)。
無事に?その槍に貫かれて(爆)、私はお役御免になりました。
ふ~~やれやれ。…結果的には、一場面のみで終わって助かりました(笑)。

次には、石舞台へ向かい、蘇我馬子の縁の地で昼食休憩のあと、稲渕の南淵請安先生の墓所へ。
請安先生といえば、その私塾で中大兄と鎌足が入鹿さまの暗殺計画を話し合った、と言われるところ。
ここで第二の寸劇。悪代官と越後屋か(笑)という請安先生と鎌足のやり取りに大笑い。
うん、鎌足は私にとっちゃ悪役なのさっ!

しかしこの墓所と伝わるものは、実は別の場所から移築されてきたものではないか、と。
中世にかけて、個々の百姓の集合体から、自衛のための村をつくり、共同体として田畑や村を経営していく惣村という形へ移行する中で、村ごとまとまって移転してきた時に一緒に移されたのが、この墓ではないか。
もともとは、朝風と呼ばれる地域にあった、とされるのは、稲渕の棚田の上、現在は朝風峠と呼ばれる一帯ではないか。
そしてそこには、僧が籠って修行をする場である、山寺の存在があったのではないか。
そんな風に、いろんな説が繋がってお話しされるのも、聴いていて面白いですね。



長くなったので、一度切ります。
続く。
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ファントム

2018-11-24 17:23:44 | 観劇
まともに感想を書くのはいつ以来?
「ファントム」はそれだけインパクトがあったってことかも。

観てきました。
もとから、歌うまコンビでの上演ですから、期待値は高かったのですが、実際に聴くとやはり、美しいお声に惚れ惚れ。
天使の声のクリスティーヌ、万歳!

だいもんくんのファントム、朗々とした歌いかたが春野さんを彷彿とさせますが、エリックとしての繊細なお芝居がひとつひとつしっかりとあるので、その人間性がとても伝わってきて、すごく良かった。
純粋で、子供のような無垢な一面もあるけど、決して子供っぽいわけではなく。
孤独の闇のなかで、音楽を光として育ってきた哀しみや淋しさの深さがありつつ、自分の境遇をじっと見つめて耐えてきた芯の強さというか、周りを見ることのできる聡明さというか、ある意味とても'良い子'に育ったエリックなのは、パパのキャリエールさんがそれだけ懸命に育ててくれたおかげもあるのかと、思うくらい。
キャリエールさんとの父子の掛け合いから、ラスト、「助けて!父さん!!」と叫ぶまでの一連の流れに、ぐっときました。
クリスティーヌに対しても、ただ母親の面影を重ねるだけでなく、闇に射す一筋の光を見つけたような、救いを見出だし、愛しさを見出だした、その徐々に感情が変化していくエリックの姿が、とても切ないですね。

きーちゃんのクリスティーヌ、まず歌が素晴らしい!
だいもんくんとのデュエットは、感動もの。
そして、すごく丁寧にエリックと相対している。ちゃんとお芝居の疎通ができてるんでしょうね。
エリックの顔を見て思わず逃げ出すところも、ただ醜さに怯えて悲鳴をあげるというよりは、エリックの背負う業の恐ろしさを見てしまった、という方向性。
パンフのコメントに、きーちゃん自身で話している役づくりにきちんと沿っていて、とてもしっくり来ます。
私は以前からずっと、ファントムは顔を客席に見せないほうがいい、というのが持論で、見えないほうが想像でどんな醜い顔なのかと思えるんですよね。
多少の傷やあざを顔に描いたところで、そんな怯えるほど醜くなるわけではないので、逃げ出すクリスティーヌがちょっと間抜けに見えちゃう。
それを、きーちゃんのお芝居はきちんとカバーしているのが、とても良かったです。
…だって、アザがあったところで、だいもんくんのお顔は綺麗すぎるんだもん(爆)。

今回の大収穫は、キャリエールの咲ちゃん。
いやぁ、ここまで頑張ってくれたら、文句なし!
歌が断然伸びやかによく透って、だいもんくんとの掛け合いが素晴らしかった。
若手の頃の、のびのび朗々としていた咲ちゃんの声が復活か!?というくらい、綺麗に響いてました。
だいもんくんとのお芝居の相性も良いのでしょうね。
エリックへの罪悪感や贖罪、さらには愛情も、丁寧に演じてました。

シャンドン伯爵は、役替わりであーさくんバージョン。
大金持ちの若き実業家で貴族のお坊っちゃん、女の子を一杯引っ掛けてる(笑)チャラい感じが、あーさくん似合ってる(誉めてます)。
上の3人がものすごく出来が良い分、ちょっとまだ線が細い感じもありますけど、爽やかな好青年です。

この作品は役が少なくてもったいない気はしますけど、群衆シーンのコーラスも、組全体で頑張ってます。
ちなみに桜路くんは、警官コンビの片割れ役をメインに、その他ダンスシーンなどでメンバーに入ってたり。
全体的な演出が、映像とコラボしたり舞台装置の装飾に凝ってたりする割にはやや平淡な感じもするのですけど、中村先生なので、そこは小池演出のようなエンターテイメントにはならないか(苦笑)。

とはいえ、早く実況CD出ないかな…と思うほどの、良い作品に仕上がってますね。
月曜にももう一度観るので、細かいところをもっと観たいな、と思います。


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行ったり来たり

2018-11-22 18:55:55 | いろいろ
先週の土曜は、両槻会の定例会でした。
乙巳の変をテーマに歩く…と言われたら、行くしかない(笑)。
でも、翌日日曜は、東京でサエコさんご出演の「ピアフ」のチケットを持っていたので、日曜の朝に移動して、昼公演を観劇。
ハードな上、日曜の夕方から足がパンパンになり(ちょっと遅い?)、かなり体にきてました。
そして再び、連休の、この週末に帰省。
メインは雪組「ファントム」ですが、花組ドラマシティやオリックスのファンフェスタも込み。
まぁ実家の方が、ゆっくりまったりできるので、楽ではあります。

定例会レポはまた改めて。
事務局長さんの人徳により、よいお天気に恵まれたとだけ書いておきますね(笑)。
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花植え

2018-11-10 17:28:42 | いろいろ
またまた1か月のご無沙汰(汗)。
10月の半ばに風邪をひき、それ以降の体調もいまいちで、結局ずるずるきてしまいました。
やっぱり転勤して環境が変わったせいもあるのか、疲れも大きいし、風邪のあと毎度の咳喘息の症状も、結局はストレスや疲れから敏感になったアレルギー症状の一種。
とにかく咳が止まらないので、とりあえずお医者さんへ行って、アレルギーを抑える薬と吸引薬をもらってきました。

早くも11月か~ということで、そろそろ冬越しのお花を植える時期。
今年の夏は、あまりの猛暑にひまわりちゃんでさえ、結果的にひとつも咲かず(泣)。
朝顔ちゃんは、涼しくなってきた秋口になってから、ポンポンと咲いてました。でも、花の大きさも小さく、種はできなかったので、やっぱり猛暑が影響したんでしょうね。

今年も例年通り、チューリップとヒヤシンスの球根を買ってきました。
このところ暖かいので、ヒヤシンスはもうちょっと待つことにして、まずはチューリップのみ植えました。



手前の小振りなプランターに、橙色で統一した小さいのを5つ。
深めの植木鉢に、大きめの球根を2つずつと、小さい球根で3つ。計7つ。
小さい3つの球根は母親からもらったので何色か不明ですが、大きいのは、ピンク2つと白1つ、赤黄1つ。
さて、この内いくつ咲いてくれるかな?
毎年なかなか、全部は咲いてくれないんですよね。

そして、毎年のビオラちゃん。



今年も3色。一番、わさわさ咲いて長くもつので、ベランダで扱いやすくありがたいのがビオラちゃんですね。

そして、昨年買って良かったのがプリムラジュリアン。



可愛いし、もちも良い。
ブルーや紫も綺麗で迷ったんですが、結局は可愛い白ピンクとくっきりした赤黄の2つにしました。

これでまたお花を楽しめます。
この夏はほんとに、花にも酷な猛暑でした(うちのベランダ、むき出しのコンクリートだしな~)。

観劇は、今月はサエコさんご出演の「ピアフ」が公演中なのと、あとはムラで始まった雪組ですね。
歌うまコンビの「ファントム」、かなり楽しみにしてます。

スポーツは、野球が終わって淋しくなる代わりに、フィギュアとカーリングのシーズンが始まりました。
フィギュアは黙ってても中継があるけど、カーリングは注意してないとどこで放映してるかわからない。その分、見始めると見入っちゃうのはカーリングですね。

漫画もあれこれレンタルやネットで物色しつつ読んでます。
最近読んで面白かったのは、「言解きの魔法使い」「とんがり帽子のアトリエ」「将国のアルタイル」。
「将国~」は、現在読んでる最中。何気なくレンタルショップで手にとって、戦記物か~と読み始めたら、案外読みごたえあり。
アニメにもなってるので、またそのうち見てみようかな。

近況はそんなところでしょうか。
まずは、咳を治さないと。
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