趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

2010-11-29 23:51:54 | 観劇
サエコさんご出演だった舞台「絆~少年よ大紙を抱け」。
男の子たち中心の学園青春物ですが、サエコさんの役どころは、定時制高校の熱血女教師。
ストーリーは大まかに言うと、高校卒業間近の全日制クラスの生徒たちと、統廃合が決まっている定時制クラスの生徒たちが、それぞれ問題や悩みを抱えつつ、お互いへのライバル心と友情から、予餞会(卒業前の送別イベント)で書道対決することになる、というもの。
前半の脚本は、ゆるゆるの学園物でどうしようかと思いましたけど(苦笑)、後半それぞれの悩みや問題が見えてきたところから、盛り上がっていきましたね。

サエコさんは、ヨッ男前♪と言いたくなるくらいドンと来いの姐御肌。それでいて、実はモテモテという(笑)。韓国人留学生の教え子からは熱烈に慕われ、定時制のサラリーマン生徒からはプロポーズされ、なかなかに楽しい先生でしたね(爆)。

書道といっても、机に座って手習いする習字ではなく、音楽に合わせて自分の感性で字を描くパフォーマンス的なもの。最近こういうの多いですよね。
サエコさんも、書道師範免許を持つ役ということで、授業シーンで生徒たちの添削をして朱墨で字を書いたりしますし(笑)、何よりお芝居冒頭にタイトルの「絆」という漢字を舞台上で大筆で描く役割なため、パンフのお稽古写真にはしっかりとその書道練習の様子も載ってました♪

アイドル系の男の子たちと、ゲスト出演の韓国のアイドルスターさんが中心のため、随所にちょっとしたライブ風のシーンもあって、そのたびに客席から歓声が上がるので、初見の時はびっくり(苦笑)。こんな世界もあるんだぁ~とややカルチャーショック(爆)。
でも、滅多に体験できない世界でもあるので、面白かったですね(笑)。観終わると体力を消耗しましたけど(苦笑)。
めまぐるしく変わる電光スクリーンの明滅に、結構目がチカチカしました。

サエコさんのほか、教頭先生役に松尾伴内さん。
ミュージカルでも活躍しておられるボーカルアンサンブルの女性3人と、ダンサーの方が5人いらして、さすがのいい仕事で観ていてとっても安心しました。
ダンサーの中に紅一点で踊っておられた女性ダンサーが、小柄なのにすっごくパワフルでカッコよくて、つい目が行きましたね~。

サエコさんも、劇中何度かソロで歌うシーンがありますが、高音まですごく綺麗にお声が伸びて、とっても素敵♪
次の12月のトークショー、何か歌って下さらないかな~と期待が膨らみました。
舞台としては、この「絆」が今年のラスト作品。また来年、今度は「愛と青春の宝塚」再演ですから、またレベルアップしたタッチーを観られるんじゃないかと、今から楽しみですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花組バウ

2010-11-28 23:52:04 | 観劇
まなと君のバウを観てきました。
花組を観るのは「サブリナ」以来。まとぶんの全ツは観てないですし・・・。
谷先生でサスペンス物??と、いまいち想像がつかなかったのですが(だって悲劇かコメディか原作物のイメージ強いし/苦笑)、観るとやっぱり谷先生だ~と(爆)。
・・・でもね、谷先生、結末ほんとに、それでいいんだ??(大爆)・・・いや、ちょっと目がテンになっちゃったもので(苦笑)。

主演のまなと君。
スタイル抜群、スーツ姿が超キマって、カッコいいですね~!ロングコートもよく似合って・・・やっぱり華があるってすごいなぁ。存在のオーラがキラキラしてました☆
ただちょっとお疲れモードみたいで、お声の調子があまり・・・。主演の気負いもあるでしょうし、やっぱりハードなんでしょね。いつものまなと君らしい朗々とした歌声ではなかったです。まだ東京公演もありますし、心配だなぁ。
お正月のバウ主演でも、似た感じのハードボイルドな作品でしたし、まなと君ならもっと明るい作品も観てみたいな~と思いました。ニコニコ楽しいまなと君、好きなんだけどなぁ。
ヒロインの実咲凛音ちゃん。
大人っぽい、堅実な雰囲気の娘役さんですね。役柄としても、可愛い女の子というタイプではなく、地味だけど芯の強いしっかりした女性、という感じ。
恋愛要素もないので、ヒロインというよりは、同志関係という風情。う~ん、まなと君も前回主演の作品に続き、ラブラブ恋人同士という姿が観られないのは残念。
主人公の協力者役のダイモン君。
シリアスなまなと君と対照的に、明るい役(やってることはシリアスなんだけど)。
でも、軽すぎず重すぎず、清涼剤的な役割で、お芝居が上手いですね。
紫峰さんが、やっぱり~な役(笑)。
一花ちゃん、いい女(役)になったなぁ♪
きらりちゃんが、綺麗なお姉さん(役はお母さんなんだけど)でぱっと目を引く華があります。
冒頭の警官さん、いい味出してると思ったら、煌雅さんでした。
真瀬君、相変わらずいい仕事してますねぇ。

ストーリーの流れで、ツッコミたいことは多々ありましたし(大爆)、謎解き部分でわかりにくい箇所もあって、やや消化不良な感も否めなかったのですが、そもそも元気一杯の花組若手陣なんだから、元気一杯の楽しい作品もそろそろ観たいなぁなんて、思ったのでした・・・(苦笑)。

・・・ネタバレ注意報もあって、具体的なことが書けずスミマセン(苦笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレンダー

2010-11-27 23:57:42 | いろいろ
ようやくキャトルを覗いてきました。
ステージカレンダーのともみん、やっとご対面(笑)。懐かしのバチャーニ君だぁ~♪
ともみんのバチャーニも気に入ってたんですよね。いかにも一軍の将らしくて。彩海君のラディックが撃たれた時の、未練を断ち切るように命じる「行くぞーっ!」の声と表情が大好きでした。
原作のバチャーニは、まさにエドゥアルトの親友というか悪友で、豪快でやんちゃなところが案外ともみんのイメージにもハマってて、こっちのキャラでも観たいなぁなんて思ってました。

今日は、パーソナルカレンダーもひと通り見てきました。
毎年のごとく、ゆうひさんは必須(爆)。大きいほうと卓上と、両方。
あとは、誰がいいかな~?と見て回って、れおん君、キリヤン、みりお君を選択。トップさんは卓上のほうが写真も多くてお得ですよね。みりお君は大きい版しかないので。
でも、みりお君はめくって年明けの最初のページが、定嗣というのが気に入った!やっぱり1月のページが日本物だと嬉しい(笑)。
れおん君はやはり写真がカッコいい。キリヤンは、パーシーの写真が素敵。
あと、母へのお土産にトドさんの卓上と。
来年もし引っ越したら、さて新居のどこに、こんなにたくさんのカレンダーを飾ろうか(爆)。パーソナルだけじゃなくこの上にまだ、ステージカレンダーと卓上カレンダーがあるというのに・・・(苦笑)。

宙組の舞台写真が発売されてて、愕然。また舞台を観てないのに、写真が先に出ちゃったよ・・・(焦)。
ゆうひさんは、相変わらずどの写真も完璧すぎて、選べない~~(困)。でも、とにかく枚数がものすごい数ですよね。
明日バウを観に劇場へ行くので、その時に再度見て選ぼうと思い、今日のところは保留。

星組の「ル・サンク」も、やっと手に取ることができました。
載ってるとは思ってなかった脚本が、掲載。こっちは著作権はいいんだ?制限がかかるのはCMやニュースなどの映像だけってことか。DVDは発売されますし、無料で公開されるのがアウトってことなのかな?(苦笑)
「ひ弱なデラセラはザックに蹴り飛ばされる」というト書きに笑ってしまった・・・(爆)。
日本物、ともみんの若衆写真が載ってます♪
デラセラ君も、ちょこちょこと居ますね(笑)。大きい写真は、卒業式での抜刀号令の首席デラセラ君です♪

明日は花バウ観劇。・・・なんか花組を観るのって、ものすごく久しぶりかも。

話は飛んで。
明日は「龍馬伝」最終回。・・・にもかかわらず、先週の分がまだ見れてない(苦笑)。
見るヒマあるかなぁ?ダメなら最終回も録画しとかなきゃ。
再来年の大河は「清盛」だとか。久々の源平物になりますね。どうしても大河ドラマって、戦国と幕末と源平のローテーションになっちゃうんだなぁ。「太平記」をやった時は、ほんと画期的だったんだけど。あと珍しいところでは「時宗」とか、応仁の乱の「花の乱」辺り。奥州藤原氏の「炎立つ」もありましたね。
こういう私の好きなマニアックな時代は、なかなかやってくれませんねぇ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週末

2010-11-26 23:59:49 | いろいろ
今日は星組さんの東京初日でした。おめでとうございます!
今の今まで、星組の「NOW ON STAGE」見てました。今日が初回放送。TVつけたら始まってたので、つい面白くて・・・。
メンバーは、れおん君、ねねちゃん、あずさ君、るりか君、如月君、真風君、みのりちゃん。
まぁ~賑やかだったこと(笑)。特にあずさ君如月君が並んで座ってよくしゃべるもんだから、いっぺんにしゃべるな~!何言ってるかわからん!状態でした(爆)。
物怖じしない元気一杯の下級生たち相手に、れおん君もしゃべるしゃべる(笑)。ねねちゃんとあずさ君るりか君は同期ですしね。遠慮なくぽんぽん話しますし、そこが盛り上がれば如月君だって遠慮なく話に乱入してきますし(笑)。みのりちゃんも結構ハキハキしゃべってたので、最下級生の真風君が1人おっとりマイペースでじっと聴いてる、という構図。でも、そこはちゃんと話を振ってもらえるので、おっとり答える真風君でした(笑)。
士官候補生たちのこだわりや見所も改めてわかったので、東京公演はただでさえ回数は観れないのに、観たいとこだらけでものすごく大変になりそう(苦笑)。
一応、次の東京行きは2週間後。星チケットは1回分だけ持ってますが、観劇回数が増えるかどうかは、当日にチケットが出てくるかどうかにかかってます(爆)。

週末予定。
明日は、午前中にマッサージ。引越しだの何だので相当肩が凝ってるので、ほぐしてもらわなくちゃ。
午後からは、東京から宙観劇に来ている友人に会いに、劇場へ行ってきます。残念ながら午後は貸切なので観れませんが、キャトルへは行かなくちゃ。ステージカレンダーのともみんもまだ見てないし、星組の「ル・サンク」だって見てない。

日曜は、午前の花バウ観劇予定。
宙は午後はまた貸切なので、観れません。・・・私まだ宙組を観れてないんですけど~(汗)。
ゆうひさんラブシーン多いよ~という話は聞いたんですが(爆)。
来週こそはどうにかして観なくちゃ!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疲れた~

2010-11-23 23:42:58 | いろいろ
帰宅しました。
・・・さすがに3日間、家事とサエコさん両方というのは、帰宅してどっと疲れが出ましたね~。
家事といっても、買物と簡単な掃除と、料理とも言えないわずかな台所いじりですが。

サエコさんの舞台は、まぁ面白かったです(笑)・・・が、普段見慣れた一般お芝居と違って、アイドルの男の子たちとの共演ということで、観客層の違いにまずびっくり(爆)。
時々、コンサート会場並みに歓声が上がるので、その雰囲気に呑まれてしまい、観終わると結構ぐったり(苦笑)。あんな世界もあるんですねぇぇ。
学園物の思いっきり青春物で、前半の脚本はどうなることかと思いましたが、後半は盛り上がって面白かったです。
青春物の定番というか、たまにともみんの「摩天楼」と重なるところもあって、ちょっと笑えたり(爆)。
サエコさんは男前っ♪熱血女教師で、ちょっと天然入ってるけど(笑)イケイケガンガンなところがカッコいいですね。
それに、改めてサエコさんの抜群のプロポーションに感心。手足、長っ!
今回、演出が本間さん(「愛と青春の宝塚」初演の速水中尉)というのもあるせいか、どこかタッチーみたいに見える歌のシーンがあったり。
サエコさん、高音の歌声がすごく伸びやかに綺麗にカッコよくなりましたね♪すっかり女優さんの音域だなぁ~♪♪

具体的な舞台感想はまた改めて書くとして。
日曜の行きがけに、前日発売だったのに買いそびれてた「グラフ」誌を買って、新幹線の中で見てました(苦笑)。
星組の舞台写真が載ってて、デラセラ君も何ショットか有り♪
れおん君とかなめ君のトークにも、ともみんの名前が出てきたり。
ちょっとムヒッとしながら新幹線に乗ってました・・・(爆)。
この3日間、可愛い男の子たちの舞台を観てたせいか、今日帰宅して取り出した「グラフ」の表紙のれおん君を改めて見て、うわ~カッコいい・・・と(爆)。やっぱり洗練度が違いますね。それにやっぱり、ジェンヌさんたちはスタイルが良いなぁ。

東京滞在中に、雪組さんの演目発表がありました。
「黒い瞳」を全ツでやるんだ~!?かなりお気に入りだった作品。プガチョフは誰になるかな~?
バウの「ニジンスキー」といえば、サエコさんもご出演だった「ガブリエル・シャネル」でも、レザネフォールのシーンに居ましたよね。知識としてはそれくらいしか思い浮かびませんが(苦笑)。

明日から仕事か~。これから繁忙期なので、休んでばかりもいられない・・・(溜息)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花組芝居

2010-11-20 23:53:51 | 観劇
「花たち女たち」観に行ってきました。
今回の公演は2チームに分かれ、‘恋たち’チームは、ヒロインが堀越君と谷山君、‘夢たち’チームは、植本さんと八代さん。
一番のお目当ては植本さんですが(爆)、もう1チームも面白そうだったので、ハシゴで昼夜どっちも観劇。で、両方行ってよかった♪
何と昼公演、植本さんと八代さんがロビーでパンフ売りやってるっ!!花組芝居では役者さんたち自ら売り子をやったりしてるのは知ってましたけど、そこで植本さんを見かけたのは私は初めて(笑)。
もちろん植本さんからパンフを受け取り、サインまでしてもらっちゃいました♪♪
夜公演では、堀越君が売ってるのを見かけましたね~。

原作は、有吉佐和子の小説「芝桜」と「木瓜の花」。
幼い頃から一緒に育った芸者の2人、正子と蔦代が、お互いの愛憎を絡めながらしたたかに生き抜いていく、というストーリーは、有吉小説らしく女の情念を色濃く描いてありますが、花組芝居の女形陣が演じると、ちょっと滑稽でちょっと哀れな、愛すべき女性たちに見えてきますね。

まずは‘恋たち’チーム。
真面目でプライドの高い正子を堀越君、ちゃっかり者でしたたかな蔦代を谷山君。
ヒロイン2人が若い分、周囲を固めるメインキャストは、やはり重鎮方で取り巻いてた感じ。座長の加納さんが二人を育てる置屋の女将、正子の旦那に水下さん、正子の恋人に桂さん。
いや~堀越君の可愛いこと!(笑)清楚ではかなげな美少女風。谷山君は、いかにもちゃっかりしてるけど、どこまで天然でどこからが計算かよくわからない感じ(爆)。
若い時代の前半のほうが、やはり似合ってますね。
水下さんの旦那が、渋くて紳士で素敵っ!あ~いう品の良さげな紳士が、芸者遊びをするのねぇ~(爆)という時代を感じさせます。
そして、歌舞伎役者の恋人役、桂さんが・・・色っぽいのなんのって♪正子との逢瀬で、するっと羽織を脱ぎ、するするっと帯を解き・・・という一番素敵なシーンで、帯をぽとんと落としてしまい、NG~~!!(大笑)桂さん「落としちゃったよ・・・」とアドリブを飛ばすと、堀越君も客席も爆笑~~!!やだも~そんな桂さんが素敵なのっ♪

‘夢たち’チームは、植本さんの正子と八代さんの蔦代。
ベテラン同士の丁々発止、さすがでございました・・・。
植本さんは、超可憐で愛らしい、そして年を経るにつれ生きる術を身につけた女の強さ。八代さんは、計算高くちゃっかり者で、何より生き抜くしたたかさを持った女。
正子とその恋人を引き裂くことになるお座敷のシーン・・・‘恋たち’チームとはやはり格の違う、緊張感と迫力で、素晴らしかったです。
ちなみにその恋人役は小林さん。小林さんのほうがキリッとしてる分、却って頼りない風情(笑)。桂さんのほうは、繊細なようでいてズルいしたたかさも見える。
旦那は、北沢さん。水下さんの紳士と比べ、北沢さんはいかにも金持ちのお大尽って感じ。
年月が経ち、歌舞伎舞台の楽屋で、正子とかつての恋人が再会するシーン、植本さんの正子の表情が、遠い日の思い出を見つめ、述懐し、穏やかに昇華する、そこに浮かぶ涙に、じんわりと感動しました。
そして、さすがベテランチーム、ぽんぽんとアドリブが飛び出す飛び出す(笑)。
こちらではヒロイン2人の姉芸者をやってた桂さん、ここでも「私は秘密兵器なのっ!」とアドリブ。返す植本さんも「いつまでも秘密でいなさいっ!」客席もその場面の役者陣も大ウケ~~!(笑)

重くてしんどいかな~?と観る前は思ってましたが、さほど重くもなく、面白かったです。
・・・ちょっと、原作が気になりました。でもいざ読むと、有吉小説ってやっぱりキツイんですよねぇ(「和宮様御留」でそれは身に染みた/苦笑)。

さぁ明日からは、3日間東京遠征でサエコさん観劇♪
定時制学校の不良たちを指導する熱血教師役とのこと。久しぶりのサエコさんをたっぷり楽しんでこようと思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香久山ウォーキング・後編

2010-11-19 23:51:25 | 歴史散策
昼食後、いよいよ香久山に登り始めました。
・・・とはいっても、まずは蛇繋ぎ石と月の誕生石まで少し登って、すぐ降って天香山神社へ~という順序。
神話や民話の伝説に残る石がゴロゴロしてるというのも、香久山の不思議なところ。あんな大きな石、どこからやってきたんでしょうねぇ?説明版には花崗岩となってましたが、山の斜面が露出したとかいう様子ではなく、明らかにどこかから運ばれてきて、でんと据えられた石(というか岩)みたい。
やっぱりこれは、神様の依り処として、天から降ってきたのか?(爆)
麓にある天香山神社は、今で言うパワースポットみたいな場所なのかな?強い霊力の宿る場所として、神話にあれこれ登場するらしい(ビギナーズ「古事記」は読んだはずなのに、全然覚えてないなぁ/苦笑)。

香久山の縁を遠巻きにぐるっと歩きながら、点在するお寺や神社を回りました。
畝尾坐建土安神社(うねびいますたてはにやすじんじゃ)というややこしい名前が、一番印象的(笑)。強い力の宿る‘土’があるとして、信仰&管理の対象とされてきたとのこと。
途中通った奈文研の施設、紅葉がとっても綺麗でしたね。

そこから再び香久山へ戻り、今度こそ頂上に向かって登りました。
ちょっとした急坂でしたけど、いつものウォーキングに比べれば、ほんのちょっとですぐ頂上に着いちゃいましたね。
そこには、すべての神々が生まれる前から存在した神、国常立尊が祀られてる国常立神社があります。大きな神社ではなく、小さいお社という風情ですけど、山に根付いた信仰の象徴みたいな古めかしさと神聖さがありましたね。
頂上からは畝傍山がうっすらと見えましたが(写真)、その背景の二上山や葛城山、金剛山などは、すっかり黄砂に隠されて影も形もなし。
雨乞いの儀式なども行なわれた場所だそうですが、いざ雨が降らなければ、松明を持って人々が集落を歩き回る‘火振り神事’も行なわれたとか。‘火振り神事’といえば、私の好きな姫神の曲にも同タイトルの曲があります。荘厳で勇壮な雰囲気の曲で、お気に入り。
姫神の本拠地・岩手も、そういう意味では古代信仰の風情が残る地域。飛鳥と日高見って、どことなくつながってる雰囲気ありますよね。

山頂から降って、日本神話で有名な伊邪那岐命と伊邪那美命を祀る社がそれぞれありました。ほんと道端のお社みたいに見えますけど、上の御前、下の御前と呼ばれてるそうです。
そして、天岩戸神社。それこそ天照大神が閉じこもって世界を暗闇にしたという有名な神話の舞台としてお祀りされてます。
それが、人の暮らす集落の中にあるの!?というくらい、意外な場所。イメージ的には、なんか人里離れた山の奥、誰もたどり着けないような霊山の上、みたいに思っちゃうんですけど。
でも、そんな風に私たちの暮らしに溶け込むような近くで神話が息づいてる、というのも、飛鳥地域の独特の雰囲気でもありますね。
拝殿の奥に、巨石というほどでもないこじんまりした石が、戸口の形みたいに鎮座してました。
さらにその近くには、天照を岩戸から引っ張り出すために踊った天宇受売命が持っていた笹が生えているという、湯笹明神があります。
笹に囲まれた、小さい祠でした。ちなみにその場所の小字名は‘舞台’というのだそうで。・・・いかにも、らしいですねぇ。

今回のウォーキング、飛鳥時代のお寺や宮の跡や候補地なども回りましたが、私の印象はむしろ、香久山の神話絡みのお話が大きかったです。
意外な場所に意外なものがあった、というのと、こんな身近に神話の世界が~というのが、面白かったですね。
歩いてみると、まだまだいろんなものがある飛鳥なので、東京へ引っ越してしまうと今までみたいにうろうろできなくなるなぁ~と思うと、やっぱり残念。今のうちに、歩けるうちは歩かなきゃ勿体ないですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ともみんラジオ♪

2010-11-18 23:44:41 | 観劇
今日は「ビバ・タカラジェンヌ」にともみんご出演の日♪
ラジオの時間までに帰宅できないので、タイマーをセットして仕事へ行ったのですが、無事に録音できてるかどうか、気が気じゃありませんでした(爆)。
幸い、帰宅してチェックすると、録音OK!ともみんのお声を無事に聴くことができました♪♪

まずは「愛と青春の旅だち」の公演のお話から。
やっぱり話題はデラセラ君(笑)。役作りや髪型(笑)の工夫など、ともみんの楽しくて真面目なお話(笑)です。
私は、ともみんのお芝居に対する姿勢というか、役者としての心意気がすごく好きですね。
自分の個性をアピールするとともに、ちゃんと周りを見て、その中で自分の存在をちゃんと客観的に見つつ、バランスを考えてお芝居してる。そういうともみんのお芝居センスが、私のアンテナにちょうど合う感じ。ピピッと来るものがあるんですよね。
劇中歌1曲目は、障害物訓練のシーン、シーガーを応援してみんなで歌う「その壁を越えろ」。舞台の上だけじゃなく、日常で頑張ってる人たちみんなに通じるメッセージのこもった曲で、ともみんもすごく好きな曲だそうです。
日本物について。「音楽学校時代の日舞の成績はどうだったの?」とズバリ訊かれたともみん、「中の・・・中くらいです」と(笑)。「悪目立ちもせず~特別に褒められることもなく~」とのことでしたが(苦笑)、いえいえ今回の公演は立派に舞っておられましたよ♪
前回の「さくら」の時より学年も上がり、歌う場面もあって、責任が大きい、と真面目に話しておられました。
好きな曲のリクエストは、ともみんの同期生だった真灯かなた君が、退団して現在は‘MATOO’というお名前で歌手活動をされているとのことで、その曲の中から「花火」。
「この機会にぜひ彼女の曲を皆さんに聴いていただきたくて」と、わざわざラジオの収録にCDを持参したというともみん。ほんと優しくて良い子ですね~。
そして、バウ「摩天楼狂詩曲」のお話。
「すごく暑(熱)くて楽しかった」と振り返るともみん。でも、公演の発表が遅かったので、ポスターやチケット発売も遅かったし、「たくさんの人に観て欲しくて、自分でチラシを持って配って歩いてました」と(笑)。公演が始まると、好評で日を追うごとにお客さんが増えて行ったそうで(私も観劇回数増やしましたもん/爆)、ほんと素敵な作品にめぐりあえて、良かったですよね!
そんな「摩天楼」から1曲、「君とこの場所で」。
次回ゲストが宙組の蓮水ゆうや君、ちーちゃんということで、面識とかはあるの?と訊かれ、「観劇に行ったりして楽屋にお邪魔すると、宙組には同期がいない代わりに、ひとつ下の子たちにはいつも遊んでもらってます」と(笑)。
終始、ともみんのニコニコ笑顔が思い浮かぶようなお声で、ちょっと緊張しつつも楽しく明るいおしゃべりでした。
なんか久しぶりにともみんのお声を聴いた~って感じで(実際にはラスト観劇からまだ2週間経ってないのに/苦笑)、東京公演も早く観たいなぁ~なんて思ってしまいました(爆)。

今日は星組さんの東京へ向けてのお稽古集合日だったようですね。
にしきさんと水輝君に加え、華苑さんと直樹君まで退団発表・・・。これからもっと活躍してくれると思ってたお2人だけに、とっても淋しいです。

そのほか宝塚ネタ。
最新号の「ちょこっとナビ」、前回に引き続き蘭トムさんがゲスト出演。先日のコンサート、作詞作曲に加え振付もされたということで、ウメちゃんから「アーティスト!」と呼ばれてました(笑)。
最後にはぶぅーぶの頭を優しくナデナデ。そのゆったり感というか、大人の余裕を感じる風情に、ウメちゃんが「ほんと器の大きい方ですね~~」と感心してましたね(笑)。

同じくスカイステージの、最新号「What's up 宝塚」で、星組の千秋楽風景が映ったんですが、ここではタカラヅカニュースでも流れなかったフィナーレ軍服燕尾のワンシーンがちらっと映ったんですね。その、れおん君がカッコよく踊るすぐ後ろ!るりか君がキメキメでウインクする瞬間が、バッチリ入ってました~っ♪♪きゃあぁ~るりか君っっ!!と思わず叫んじゃいましたよ・・・(爆)。

ゆずる君の「Brilliant Dreams」も、ようやく見れました。
「フェット・アンペリアル」の時に演出の大野先生から「次はホストの役を書いてあげる」と言われたそうで(爆)、その言葉通り「ヘイズ・コード」ではホスト(じゃなくて秘書なんですが~)の役だった、というお話に、爆笑~~!!いいわ~大野先生(笑)。
私のゆずる君観劇歴も結構古くて、カヨコさん(朝澄けいさん)似の綺麗な二枚目がいる!?と、「フェット~」の時にはすでに認識済みでしたね。台詞のある役をもらってて、よしよし、と思った覚えがある。だから「ヘイズ・コード」ではすごい大ウケしたんですよね~(笑)。
ちなみに「ヘイズ・コード」では、るりか君をチェック♪(笑)

コツコツとミニ番組をチェックしてても、いろいろ星組ネタは多いんですねぇ。ますますスカイステージから目が離せません(苦笑)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新感線

2010-11-17 23:41:33 | 観劇
「鋼鉄番長」観てきました。
いや~、とにかくネタ物(笑)。昔の新感線はこうだったんだろうなぁ~という、B級ネタ満載の舞台でした。
ていうか、少なくとも私の年代以上じゃないと、ギャグの意味がわからないんじゃ?という古ネタも多し(爆)。
笑うあまりに、まだ止まっていない咳がますますコンコン状態(苦笑)。いやはや、喉に悪いですねぇこの公演(笑)。

交替主役の三宅弘城さん、急遽の登板、お疲れ様です!愛嬌のある役者さんですね。巨大な個性・橋本さんを思えば、三宅・剛鉄は可愛らしいタイプじゃないかと(笑)。
でも、橋本じゅんさんのために書かれた役というのも、よくわかる作品で・・・橋本さんだったら、たぶんものすごいことになったんだろうなぁ(爆)。
橋本さん不在の分、やはり古田さんと高田さんの存在感が大きかった!
正直言えば、橋本VS古田もやっぱり観たかったですね・・・。
古田さんが、超カッコいい!オーラが違うというか、少し痩せて(笑)ますます立ち回りがカッコいいったら!
ギャグのセンスも可笑しい・・・モノマネのネタ振りは、おそらく毎回アドリブなんでしょうね。新感線だなぁ~あのノリ(笑)。
高田さんもいつもながらカッコいい女の役で、素敵。たこ焼き7個にウケてしまい、劇場帰りの城公園、屋台のたこ焼き屋さんを見ても笑ってしまいました(爆)。

ストーリーからしてギャグなんですけど、とにかく仕込まれたネタを楽しむ公演なので、もはやそんなことどうでもよろしい(笑)。笑えりゃそれでいいんです。
大物ゲストを呼んでの大掛かりなエンターテイメントも面白いですけど、こういうネタ物もあるところが、新感線らしさなんでしょうね。
私が新感線で観たネタ物といえば、「花の紅天狗」「七芒星」「レッツゴー忍法帖」くらいか。まだ新しいほうですね。いや「七芒星」はもうエンターテイメント系に入っちゃうかも。でも、いまだに忘れられない‘七芒星まんじゅう’は、立派なネタだった・・・(爆)。

笑いと咳で、観終わるとくたびれ果てましたが(爆)、楽しかった疲労感なので、このままコテンと眠れそうです(笑)。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香久山ウォーキング・前編

2010-11-16 23:50:49 | 歴史散策
東京帰りの疲労感をいささか引きずりながら家を出て、近鉄大福駅集合。
乗るつもりの電車に1台乗り遅れてしまい、集合時間ぎりぎりの到着。すみません、何もお手伝いできなくて・・・(汗)。

まずは吉備池廃寺に向かって出発。
周辺が‘吉備’と呼ばれている場所だけに、吉備大臣つまり吉備真備に由来するものがいろいろとあるそうなんですが、私の関心はもっぱら中世の城館跡という方面に(苦笑)。
桜井といえば開住(戒重)氏ですけど、お話の流れで「吉備氏もいたんでしたっけ?」と突然振られてうろたえました(爆)。
探してみると、国人衆の中に確かに‘吉備氏’の名前はあるようですが、それがこの場所かどうかはよくわかりませんでした。ただし、吉備真備と血のつながりがあるとかではなく、単に地名からそのまま吉備を名乗ったと考えるのが妥当でしょうね。そういう豪族は中世にたくさんいます。

吉備池廃寺は、舒明天皇がつくった百済大寺ではないかといわれる候補地だそうで。
現在は農作用の溜め池になっているので、一部しか発掘調査がされてないらしい。でも、それだけ大規模なお寺なら、ちょっと掘ったら何か出そうなものなのに~と思うのは、素人だからでしょうねぇ(爆)。

吉備をあとにして、次はもうひとつのお寺跡、青木廃寺へ。
こちらは、天武天皇の息子である高市皇子の供養に、子孫が建てたお寺の跡らしい。子孫の高階氏が寄進した瓦などが見つかってるそうで。
山の奥へ入っていったように感じましたが、裏の丘の向こう側はすぐ山田道になるそうなので、案外と幹線道路に面した場所。立地を想像すると、それなりに立派なお寺だったんだろうなぁと。
こちらも溜め池になってますが、池のほとりにお地蔵さんが鎮座しているのが、なんとも和やかでいて神聖な場所のような風情。

次に向かったのは、稚櫻神社。履中天皇ゆかりの神社だそうで・・・といっても、神話時代の天皇の名前は、今ひとつピンと来ない(苦笑)。
古代の天皇が代々ゆかりにしていたという伝承のある磐余池というのが、どうもこの辺りだったようで、言われてみるとどことなく、風景が池のほとりのように見えてきます。
さらに歩いて、御厨子神社へ。ここはもともと水尻神社と呼ばれたそうで、そういったところからも、この辺りが昔は池だったんじゃないかと考えられるんですね。
いろいろお話を聞いてると、昔から伝わる地名ってやっぱり大事なんだなぁと思えてきます。

ぼちぼちお腹も空いてきて、香久山の麓の万葉の森公園で昼食休憩。
ポプラの樹でしょうか、黄色く染まって、とっても綺麗でした(写真はくすんでますけど/苦笑)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする