趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

アテルイの塚

2008-12-15 23:59:56 | Weblog
飯盛山を降り、四条畷の駅へ戻ると、ちょうど15時。陽が沈むまでには、もう少し余裕があります。
よし、それなら~と、南北朝ロマンをひとまず置いて、向かった先は枚方市牧野。
JRに乗って河内磐船で京阪に乗り換え、枚方市駅経由で牧野駅まで。
ここは、坂上田村麻呂が征伐した東北エミシの首領、アテルイとモレが処刑されたのち、その首が埋められたと伝わる塚のある場所です。
2年前、「AKURO」初演に際して、田村麻呂やアテルイ関係の史跡めぐりをした時にも、友人と一緒に訪れ、そのあまりにひっそりとした塚の様子に、解説の看板くらい建ててもいいのにね~と話していた、まさにその場所。
その後、整備されて新しい石碑ができたとは聞いていましたが、いやはやこんなに立派になっているとは(苦笑)。
もともとの小さな石碑は、添付した写真の石碑の反対側に、相変わらずちょんとたたずんでいますが、そこにも、花の植えられたプランターが並べられ、きちんとお祀りされている様子。
でも、塚自体は普通の公園の真ん中にあるため、土曜の夕方ですし、たくさんの子供が周りで遊んでいました。せめて、これが史跡なんですよ~という解説看板くらい付けてもいいのに、石碑にちょっとした説明書きが付いてるだけで、あとは見向きもされていない・・・。
自治体が管理する史跡というわけでもないようですし、地元と岩手の有志で作った顕彰の碑ということですから、なかなかそうもいかないのでしょうけど。
やっぱり、東北のアテルイ、といわれても、河内国ではあまりピンとこない話なのかもしれませんね。

遊んでいる子供たちの間を縫って、石碑の撮影をする怪しい人と化しながらも何とか塚をカメラに収めてから、お隣の片埜神社へ。
桃山時代、大阪城から見て鬼門に当たる地にある方除の神様ということで、豊臣家からも庇護を受けたという神社。
鬼門封じということもあって、境内にはいたるところに鬼がいます(笑)。鬼のお守り、鬼の絵馬、もちろんその中には、友情結縁のアテルイのお守りも。
2年前に買ったそのお守りは、今も私のカード入れに、しっかり収まってます。
どうもその日は、夜に神社の行事があるらしく、宮司さんたちがせっせと準備中。お邪魔しては悪いので、あっさり引き上げてきました(苦笑)。

駅まで戻ると、ぼちぼち16時半。陽も落ちてきましたし、帰途につきました。
何とか、計画通りに四条畷と牧野のハシゴもでき、今年の歩き納めとしては、まずまずの河内行。
年内に四条畷~という目標も達成しましたし、来年の目標はいよいよ吉野か?と思ってますが、問題は一人で吉野山をウロウロできるかということ(爆)。また親切なハイカーさんたちに、出会えるといいですけどね~。

コメント
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