趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

ミー&マイガール

2008-03-30 23:58:01 | Weblog
あいあいちゃんジャッキー版、観てきました。
・・・でも正直、観てこんなに切なくなるとは思わなかった(汗)。
最近、スカイステージでもCMとかで初演版の映像とかがチラチラ流れてて、それを目にする機会も多かったのが、却っていけなかったのかもしれません。
やはり私は、初演版が一番好きだった・・・一番ハッピーだった・・・それを、思い知らされるような気がした、今回の観劇でした。
前回の天海さん版は、はっきり言ってほとんど記憶に残ってない(爆)。宝塚に一番興味を失ってた時期でもあったし、立見で1回観たっきり。麻乃佳世さんが、お声をつぶしてて気の毒に思った覚えがあるくらい。
でも、初演のウタコさんとミミちゃん版は違う。当時、私は小学生から中学生になるかならずだったはずですが、初演、続演、それぞれ1回ずつ観ただけのはずなのに、くっきりはっきりよく覚えてる。
いかにビルが楽しく、そして優しく、そしてあったかかったか。サリーがいかに可愛く、いじらしく、健気だったか。
カナメさんのジャッキー、桐さと実さんのジェラルド、サイコさんのジョン卿、ひとみさんのマリア、それに、未沙さんのパーチェスターと星原さんのヘザーセット、あらゆるすべてが楽しくて、観ていて幸せでした。
今日、観劇して、わけもなく切なくて、ランベスウォークのシーンで号泣してたのって、劇場で私だけでしょうね、きっと(爆)。

アサコさんが、特に悪いわけじゃない。でも、基本的にビルじゃないんだと思う。
人間が大好きで、誰からも愛されて、それでもどこか孤児だった淋しさ、独りで生きてきた強がりな部分、それら全てを理解し、分かち合える半分がサリー。
アサコさんのビルは、淋しがり屋で孤児だったのはわかる。そしてサリーが大好きで、とても大切な存在なのもわかる。
ただ、人好きで人懐っこくてあったかい、だからこそ誰からも愛される、そういうビルじゃない。周りの人々全てを巻き込むだけの大きなあったかさ、そこにどうしても物足りなさを感じてしまう。
やはりアサコさんは、愛されたいと願いつつも、愛すること、そして愛されることにも臆病な、「A-Rex」のアレックスがハマり役だったんだと思う。
かなみちゃんのサリーは、さすが上手ですし、アサコさんのビルが絶対に失えない存在であることもわかるし、健気でいじらしい。そこに、可憐さがあるところが、かなみちゃんらしさでもあるし、ミミちゃんサリーの強さとビルとの絆の深さとの違いでもあると思う。
あくまでも、アサコさんのビルを立てようとする、かなみちゃんの良い奥さんぶりが伺われました。
ミミちゃんサリーは、あくまでもウタコさんビルと対等であり、それだけの信頼の絆があり、2人で1つの存在だったから。

キリヤンのジョン卿は、ダンディなイギリス紳士でした。キリヤンも上手いし、生真面目さは似合ってますし、あとはもう少し落ち着いてきてから、固さが取れてくればいいんじゃないかと。
マリアのタキさんとも、さほど相性が悪いわけでもなかった。でもまだお互いに、お芝居の呼吸が合わせ切れてないようなもどかしさはありましたが。
タキさんも、マリアとしての厳格さとビルへの愛情は伝わってきます。1つだけ、公爵夫人としての品格よりも、おっ母さん、というほうが似合うタイプではありますが。
あいあいちゃんのジャッキーも、それなりに計算高くてちゃっかりしてるのはわかるけど、それが愛嬌として可愛らしさにつながるかはビミョー・・・。一歩間違うとイヤミなだけの役になりそうで、心配。さてみりお君版はどうなのか・・・。
ジェラルドのはるひさんは・・・頑張ってね、としか言えない(爆)。昨年末のゆうひさんバウの時や、「フィッツジェラルド」でのヘミングとか、生真面目な役のほうが本領だと思う。ジェラルドは・・・キャラ違いじゃないかなぁ(ファンの人、すみません)。

下級生のアンサンブルは、かなり鍛えたようでよく揃ってました。そこは往年の月組らしさを継承してるのが、ホッとするところ。
ああそうだ、ランベスウォークのシーン、2階席にも初舞台生の乱入があります(笑)。
客席降りが1階だけだと淋しく思う人には嬉しいサービスだし、本舞台の主要メンバーをもっと観たい人には、ちょっと遮られてあわあわするかもしれませんけど。
ちょこちょこと、初演版とは台詞がカットされて違ってる箇所もありました。
序曲とエンディングのオケがあるのは、やはりミュージカルらしくて嬉しいですね。

・・・などと、感想を書いてみましたけど、辛口はどうかご容赦を。でもまだ、新公とみりお君ジャッキーとを観ますし、博多のキリヤン版だって観る気はあるのですから、決してイヤなわけじゃないんですよ。
花の道の桜が2~3分咲きで、それを行きがけに見た瞬間、サエコさんの宝塚最後のお稽古日(あれも桜の咲き初めの頃だった・・・)のことを思い出し、突然あの時の淋しさと切なさを、観劇前に思い出してしまったのもいけなかった(爆)。なにかしんみりした気分で、観劇に臨む羽目になってしまったんですね・・・。

初演版を最高のキャストで観る、というのは、ものすごく幸せでもありますが、再演した時の切なさもひとしお感じるものなんですね。
思わず、もし「プロデューサーズ」が今後何年も経ってからまた再演、となった時のことを考えてしまい、それもまた、今回みたいな切なさが募るんだろうなぁなどと、余計なことまで思ってしまいました(汗)。


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東麓遺跡見学会

2008-03-29 23:52:26 | Weblog
2週続けて、飛鳥へ行ってきました。
今日は、先週と比べると曇りがちで、ちょっと風も冷たい感じ。
とはいえ、陽当たりの良い場所ではすでに、桜も2分から3分咲き。飛鳥通いを始めてから、ようやく‘飛鳥の桜’を見ることができました♪
写真は、豊浦展望台の桜と、そこから見た耳成山です(小っちゃいですけど/汗)。

今日の目的はもちろん、甘樫丘で発掘調査中だった、蘇我邸宅跡の一部ではないかと予想される遺跡の見学会。
昨年2月の見学会は、都合が悪くて見に行けず、悔しい思いをしましたが、今度こそ!と思ってしっかりと見てきました。
でも、昨年はやたらと新聞などで大騒ぎしたせいか、ものすごい行列だったとあとから聞きましたが、今年はその教訓(?)もあってか、一般への報道発表も見学会の直前、しかもさほど大々的ではなかったこともあり、今日の見学会は、わりと余裕を持って見て回れましたね。

2005年の調査で、その周辺に建物群が存在するということが発見され、昨年の本格的な調査では、実際にたくさんの建物跡が見つかったことで、すわ蘇我氏の邸宅か!?と大騒ぎになった甘樫丘東麓遺跡。
今回は、2005年に最初に調査した場所を、もう一度さらに広範囲にわたって掘り直し、たくさんある建物跡のそれぞれの年代特定と、年代によって建物の位置がどう変化しているかが見えてきた、という成果があったそうです。
昨年の異常な大騒ぎと比べれば、とても地味な成果に思えますけど、何層にもわたっていくつもの建物が存在する中を、ひとつひとつの地層や出土品から、大体30~50年単位で区切っていけるなんて、私みたいな素人からすれば、ひょえ~!?と思うような、すごい作業です。
蘇我邸が建てられたと思われる7世紀半ば、蘇我本宗家が滅んだあとの7世紀後半、そして天武・持統天皇時代に当たる7世紀末頃、それぞれの時期に建てられているものが、位置も形も違っているとのことで、今日配布されていたパンフレットには、昨年の調査区域と合わせて、時期ごとに建物も色分けし、とても見やすい一覧図が載ってました。
その中で、蘇我氏の邸宅と時期的に一致する建物は3つ。2つは、柱がたくさんあって、重い物を保管する倉庫か何かではないかと思われる建物、1つは、その倉庫を管理するために人がいたのではないかと思われる建物、だそうです。
保管した重い物・・・やはり蘇我となると、武器のイメージがありますが、米などの穀物かもしれないし、そうやって保管されていた現物が発見されていない以上、何を置いていたかはわからないとのこと。
私みたいなミーハーな妄想屋(爆)は、勝手に想像を膨らませちゃうのですが、現場でそれぞれに説明して下さった先生方は、さすが冷静に言葉を選びつつ、現在の調査状況と、そこから推測される範囲のことを、丁寧にわかりやすく、そして根気よく(苦笑)、たくさんの一般の人たちに教えて下さってましたね!
それに、ほぼ3年連続ともなれば、見学会の要領も良くなってるというか(笑)、パンフの配布、出土品の展示、先生が解説をするための大きな図面ボードとお客さん用のベンチ、などなど、とっても回りやすくなっていて、じっくりと説明を聞きながら見学することができました。
今後も少しずつ範囲をずらして調査を続けるとのことなので、実際に入鹿様の起居していた本邸が、いつか見つかればいいな~と、気長に楽しみに待ちたいと思います。

そして、もちろん今日も、見学会場へ行く前に入鹿様の首塚にお参りし、甘樫丘の展望台にも登り、いつもの休憩所の飛鳥庵で両槻会の皆様にもお目にかかり、楽しい休日となりました。
甘樫丘にいた時、ちょうど飛鳥庵に来られた風人さんからのメールが届いたので、展望台にいますよ~とお返事をしたら、わざわざ休憩所から出てきて手を振って下さったんですよね!(笑)私からは、ちゃんとそのお姿が小さ~~く見えましたので、1人では恥ずかしいと思いつつも、つい手を大きく振り返してみたんですが、あとで聞くと、さすがにそれは見えなかったようで・・・(爆)。
やっぱり、上から見下ろせば見えるものでも、下からでは見えにくいものなんでしょうかねぇ?それもまた、蘇我父子が丘の上に邸宅を置き、軍事的要塞としても活用した理由の1つなんでしょうか(苦笑)。
でも、中世以降の戦乱期では、あまり甘樫丘を山城として利用したとかは聞いたことがないような・・・?
あまりに目立ちすぎ、孤立しすぎるので、却って立てこもるには不向きだったとも考えられますが・・・。
なんて、また話がそっちへ行ってますね。失礼しました(爆)。



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飛鳥と道長 その2

2008-03-25 23:58:39 | Weblog
講師をして下さったのは、大学で平安文学を研究しておられる先生。
わざわざこの講演会のために、飛鳥に関する記述を引っ張り出してきて下さいました(笑)。
元の史料となったのが、道長の高野山参詣に随行した、源長経の記録。漢文で書かれているそうですが、とてもわかりやすく解説&説明下さって、とても楽しく面白いお話でした。
道長が出家してのち、身内や随員と一緒に高野参りへ向かうのですが、その途中にあちこちのお寺へ立ち寄っては、饗応を受け、宝物を見せてもらい、贅沢に旅をしていた様子がうかがわれます。
中でも面白かったのは、元興寺(現・飛鳥寺)での宝物のお話?(笑)その正体不明のお宝が、気になりますね~。
それと、個人的にものすごく興味を引かれたのが、山田寺でのお話。
山田寺がのちに興福寺の焼き討ちに遭い、仏像が持ち去られたりしてるのは、教科書にもよく載っている‘興福寺の山田寺仏頭’などで聞いた話ですが、道長の時代、すでに廃れ始めている山田寺に、実は興福寺の僧が入って差配している、という事実。
先生のお話でも、道長がわざわざ山田寺に立ち寄ったのも、藤原氏の氏寺でもある興福寺、その僧が誘致したのではないか、という風に仰ってましたね。
山田寺、それに飛鳥寺(元興寺)のあたりは、鎌倉室町期には興福寺の勢力圏。同じ藤原ゆかりでも、多武峰(談山神社があるところ)とはよく争ってますし、特に南北朝期に入ると、吉野の南朝方と北朝方の興福寺勢力とで、境界地帯の入り乱れ状態のはず。
道長の時代はまだ、僧兵なんて存在はまだ出てきてなかったでしょうけど、その寺社勢力の闘争の原点というか、いかにして興福寺が幅を広げていったか、というような一端が見えて、すごく面白い発見でした。

道長といえば、今回の講演とはまったく関係ないのですけど、甥っ子の伊周と政権争いをした結果、伊周とその弟の隆家を大宰府に追放しましたが、伊周はのちに許されて都へ戻ってきています。でも隆家の方が実は、大宰府では結構な活躍をしてるんですよね。
大陸から異民族の侵攻があり(刀伊の入寇、いわゆる後の時代の倭寇みたいなもので、海賊の侵略ですね)、それを撃退したのが隆家率いる大宰府の守備軍。
お貴族のお坊ちゃま育ちにしてはよくやるじゃん!って感じですが(爆)、その隆家の子孫が、のちのち元寇や南北朝時代の南朝方として活躍した菊池氏につながるんですから、面白いものです。
でも、意外と藤原氏から中世の武家へと変化していった家系は、多いんですよね。奥州藤原だって、ちゃんと藤原北家に連なる家柄だし。
武家が源氏と平氏だけと思ったら、大間違い。それに源氏だって、有名な清和天皇の子孫である清和源氏だけじゃなく、宇多源氏だの嵯峨源氏だの村上源氏だの、系統はいくつもあるし。
平氏は、まぁ桓武平氏がメインですけどね。

講演会に話を戻せば、その道長の随員になっていた武官、平維時は、平将門を討った平貞盛の孫ですけど、子孫は鎌倉北条氏につながってるんですね。
有名な平清盛は、維時の従兄弟の系統からつながってます。
道長の周囲から、そういった武官の名前がちらほらと出てきているのも、鎌倉室町好きの身には、ちょっとトキメキを覚えるものがありました(笑)。
先生の面白可笑しい語り口と、内容の濃さのおかげで、歩いた上にお弁当後の講演で眠くなりはしないかという心配は、あっさりと覆されました。
盛り上がってやや時間オーバーとなりましたけど、正直、ちょっと休憩を挟んだら、もっと聴いていたいくらいのお話でしたね。

無事に講演も終わり、簡単なメンバー紹介&ミーティング(?)だけで、あとは会場の後片付けをして、一応の解散となったわけですが、そのまままた歩いて駅へと戻る道すがらも、おしゃべりをしつつ、また、打ち上げ宴会にもお誘いいただき、楽しい交流の一日となりました。
2ヶ月に1回のイベントですが、やはりこういった機会を大切にして、どんどんいろんな飛鳥の姿が見られたらいいなぁと思います♪


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飛鳥と道長 その1

2008-03-25 23:50:12 | Weblog
目の覚めるような快晴の中、春一杯の飛鳥へ、行ってきました♪
私にしては珍しく、寝坊もせずにちゃんと自力で目が覚め、予定通りの電車に乗って出発。
そして橿原神宮の駅に着いたのが、ちょうど10時頃。うん、予定通りです。
入鹿様へのお供え用のお花と、昼食を調達しましたが、さてバスの時間には中途半端。体力的にはタクシーを使うというテも考えましたが、財政状況もあり(苦笑)、時間も若干余裕があるということで、歩いて行くことにしました。
普通に歩けば、明日香村までは30分もかからないはず。良いお天気でしたし、てくてく歩いていると、ポカポカ陽気のおかげで暑いくらいでした。
橿原の街中から、周りの風景がだんだんと畑や野山に変わっていくのを見ると、ものすごくほっこりしますね。菜の花だけでなく、タンポポやハコベやぺんぺん草やオオイヌノフグリや、そのほか小さいお花で一杯の畑や畦を見るだけで嬉しい。
ニッコニッコと笑いながら1人で歩く私は、ハタから見たらかなりアブない人だったかも(爆)。

春を堪能しながら、無事に入鹿様の首塚に到着。1月の定例会以来、2ヶ月ぶりのお参りです。
お彼岸時期ということもあったせいか、お寺のほうできちんと仏花のお供えもされてあったんですが、さらに加えて私が持ってきたスターチスと小菊も、一緒に花立てにぎゅうぎゅうと突っ込み(苦笑)、より華やかになったところで、ちゃんとお花にお水を掛け、手を合わせてお参り。
かろうじてまだほかに人のいなかったおかげで、じっくりとお参りすることができました。
そして恒例のお参り記録撮影をして、時計を見れば、定例会集合まであと15分。集合場所は飛鳥資料館前。ピッタリ間に合う頃合です。

てくてくと資料館まで歩く道のりも、春一杯の飛鳥の風景。そして、時間通りに無事到着。
既にいらしてた事務局員の皆様にご挨拶しているうちに、ぞくぞくとその日ご参加の皆様も集まり、さぁいよいよ定例会の始まりです。
今回のテーマは「道長の見た飛鳥」。
平安時代、藤原氏の栄華を極めたあの藤原道長が、高野山参りの途中で飛鳥に立ち寄った、その時の記録から当時の飛鳥の様子をひも解いてみよう、というものです。
講演会そのものは午後からですが、その前に、道長も通ったであろう道のりを、私たちもちょっと散策してみましょうということで、まず向かった先が、山田寺跡。
そう、あの蘇我石川麻呂が創建し、そして謀反の罪を着せられて自害した場所です。
「飛鳥夕映え」で、鞍作様の幼馴染み兼親友だった麻呂君が、その後ここで最期を迎えたと思うと、別な思い入れも湧いてきますが、まぁそれはまず置いといて(苦笑)。
石川麻呂の死により、山田寺の建設は一時中断されますが、石川麻呂の孫でもある持統天皇の時代に、無事に完成されます。
その後、都は藤原京、さらに平城京、そして平安京へと移って行き、藤原氏の隆盛と共に興福寺などの勢力が増して、山田寺もだんだん廃れていったようですが、とりあえず道長の時代には、まだ存続はしていたようです。

飛鳥資料館から、山田寺跡へは歩いてすぐ。
以前に行った時は、真夏とか秋口とかだったせいで、夏草に覆われて茫々だった広場が、さすがにまだ春先、地面がまだ剥き出しで、一望して見やすいことこの上なし(笑)。
ぐるりと囲んだ回廊跡、お堂の建っていた礎石など、全体像が綺麗に見えましたね。
しかも、ちゃんと解説付き!(爆)ひとつひとつ、丁寧に説明しながら案内して下さったので、頭の中だけではなかなか組み立てにくかった山田寺の姿が、立体的になって見えたのが嬉しかったですね。

そしてそこから、今度は土筆のニョキニョキ生えた小道を抜けて、飛鳥寺へ。
平安時代には、元興寺と呼ばれてたそうですが、その境内を通り抜けさせてもらい(笑)、再び首塚の脇を通って、遊歩道から川原寺と橘寺の方へと向かいます。
1人ではなかなか通りづらい細い脇道や農道なども、両槻会の事務局員さんたちはさすがよくご存知で、こういう風に通り抜けできるのか!とか、こんなところにも神社や遺跡が!とか、目からウロコが落ちる落ちる・・・。
そうしてとうとう、川原寺跡へ到着。その広場で、自由休憩&昼食となりました。
さすがに歩いてきて暑くなってたので、木陰を見つけて休憩。一緒にご参加の方々と、おしゃべりしながらの昼食。
ゆったりのんびりできたところで、さぁ今度こそ本番の講演会に向けて、バスで飛鳥資料館へ戻りました。







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見事な快晴!

2008-03-22 23:57:54 | Weblog
自他共に認める雨女の私がいたにもかかわらず(爆)、雲ひとつない素晴らしいお天気の中、両槻会定例会は無事に行なわれました。
ご参加の皆様、お疲れ様でした。そして、事務局員の皆様、いつもいつも本当にありがとうございます!
久しぶりに長距離を歩いて、さすがに体力が尽きてまして(苦笑)、詳しいレポはまた今度。
でも、春爛漫な飛鳥の風景、いたるところにニョキニョキ顔を出した土筆、黄色く映える菜の花、畑や道端に敷き詰められたような、小さな野草の花たち、まさしく癒しの空間でした。
あんなところで、日がな一日ぼ~っと過ごせたら幸せだろうなぁ~。

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明日は飛鳥

2008-03-21 23:47:31 | Weblog
両槻会の定例会で、飛鳥へ行ってきます。
メインは講演会ですが、その前に近場を散策ということで、11時に現地集合。
・・・が、しかし私には、入鹿様にお参りするという目的もある(爆)。
集合時間よりも最低30分は早く飛鳥に入り、お花をお供えに行きたいのですが、さて今の私の体力で、ちゃんと早起きができるか、そして橿原神宮の駅のいつものお花屋さんが、早くから開いているのか、ちょっと心配です(苦笑)。
この2週間ばかり、かなり食欲も落ちて体力も激減してるので・・・まぁ原因はまぎれもなく職場のストレスですから、飛鳥の空気に触れてこそ、癒されるというもの。
のんびりした、あの優しい懐かしい風景で、ちょっとでも精神負担を軽くしてきたいと思います。

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赤と黒

2008-03-20 23:54:18 | Weblog
言わずとしれたスタンダールの名作、トウコちゃんの星組ドラマシティを観てきました。
ひとことで言えば・・・トウコちゃん可愛い(爆)。
私は、原作は読んだことないですし、前回上演だったカナメさん版だって観てないし、本来の「赤と黒」がどういう作品か、というのは正直、漠然としたイメージしか持ってませんでした。
が、それにしても・・・トウコちゃん、ものすごく少年なんですけど?(苦笑)
‘大人のドラマ’を思い描いていた私にとっては、かなり意外でもあり、ジュリアン・ソレルって、そんな可愛い少年役で・・・いいの??と思ってしまったんですが。

トウコちゃんのジュリアンは、確かに頭脳明晰でプライドが高く、野心に燃える若者。でも、一方ではものすごく世間知らずで純真で初心な少年。
前回の大劇場公演でのティリアン役も、まさにそういった冷徹な野心家の青年だったので、あえてカラーが重ならないよう、イメージを変えてきたんじゃないかとは思うのですが、ジュリアンはトウコちゃん自身が思い入れの強い役でもあるせいか、かえって考えすぎたのかもしれない、なんて思っちゃいました。
あまりに可愛らしく、あまりに純真で、女性を手玉に取ろうとしてコロッと本気になっちゃうところなど、素直すぎだってば、トウコちゃん!(笑)
もう少し、相手との駆け引き、仕掛けた恋が本気へと引きずられる過程、その動揺と翳り、そういったものを漂わせる余韻が欲しい。
中村先生の演出も、そういう意味では納得でき~ん!!(ちゃぶ台ひっくり返しっ!!)
なんであんなに単調なの?なんであんなにメリハリがないの?なんであんなにラブシーンが物足りないの!?
場面ごとに暗転も多く、プツプツと流れが断ち切られるので、イライラしちゃう(汗)。
せっかくの柴田先生脚本、本来ならもっと濃厚なラブシーンに余韻を残しつつ、次の展開へとつないでいく間の緊迫感が欲しい。
もともと、トウコちゃんはラブシーンが上手というタイプではないんですから(包容力で包むよりもやはり少年らしい純粋さが似合う)、そのトウコちゃんらしさを活かすジュリアンを演出して欲しかった・・・。
柴田先生がかつて、カナメさんで「赤と黒」を、と思い描いたものが、トウコちゃん版を観ていてなんとなくわかる気がしました・・・。
カナメさんも、中性的な容姿と澄んだ歌声、少年のような可愛らしさを持ったスターさんでしたが、それでいて月っ子育ちの職人芝居気質で、軽快さと重厚さの緩急のバランスを計算する緻密さが、意外に文芸作品にハマるところがあったんじゃないかと。
トウコちゃんって、緻密な計算力はあるのに、軽快にしようとしたり重厚にしようとしたりすると、かえってし過ぎる傾向があって、その分損をしてるような気がしてならないんですよね(汗)。器用にできてしまうところが、アダになってるような。
今回のジュリアンも、すごく性格が極端で、だからこそ突っ走り型の少年の恋であって、野望を抱きつつも恋に破滅する、まさに赤(情熱)と黒(野望)の青年像からはブレてしまっていたように感じました。
・・・辛口でごめんね、トウコちゃん(謝)。

それと、「赤と黒」の舞台を観ながら、ついつい別のことを考えてた私(汗)。
実は今日のオリックスの試合開始が13時。舞台の開演は16時。まさに開演5分前、携帯ニュースでチェックしていた試合速報が、9回裏ツーアウト!だったんですね(爆)。
あとアウト1つでオリックスが勝てる~~!という時に、開演前のベルが・・・(泣)。
無事に勝ったのか、それとも逆転の一発を浴びてるのでは?と、気になって仕方なかったのです。
休憩時間、即行で携帯を開き、オリックスの無事な初戦勝利に万歳!しかも、もひとつソフトバンクの試合結果(逆転サヨナラホームラン試合終了!)に、うわ~ドラマチック!!と目を丸くしました。
夜のスポーツニュースでは、オリックスの金子投手の勝利インタビューまで流れ、こんなに注目されることは滅多にないだけに(爆)、よしよし金子君、よく頑張ったよ!と、母子で目を細めておりました。気分はすっかり・・・保護者?(大爆)

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パ・リーグ開幕

2008-03-19 23:50:46 | Weblog
いよいよ明日から、プロ野球のパ・リーグが開幕します。
・・・ま、オリックスファンの我が家ですが、自虐的見地から、どうせ今年も~と思ってるので(爆)、気楽に見てようと思ってます。
明日のパ・リーグ3試合は、すべてCSのスポーツチャンネルで放映されるので、母上は嬉しそうです(笑)。オリックスはともかく、ソフトバンクや日ハムの男前な選手も見たいだろうし。
開幕投手に選ばれるのは、各チームそれぞれにエースピッチャーを出す、というのが恒例ですが、日ハムのダルビッシュ君は当たり前だし、ソフトバンクの杉内投手だって、本来のエース(うちの母子が大好きな)斉藤投手がケガで当分お休み(泣)となれば、昨年の好成績からしても当然ですし、まあ楽天が田中マー君じゃなく、岩隈投手だったのはちょっと意外でもあったけど(でも昨年の開幕も岩隈投手だったし)、西武が涌井投手というのも昨年の注目度と成績から当然として、ロッテもベテランの小林投手、とくれば、さてオリックスの金子投手は?というと、おそらく大抵の人から「誰、それ?」と言われそうな人選(爆)。
エース級と期待されながら、好投と乱投の落差が激しく、しかもシーズンを前に故障してしまった若手の平野君や、ベテランとしてここ数年の開幕投手を務めた川越投手(今年は好調らしい)の方が、地味なオリックスメンバーの中ではまだ知名度はあるはず。
でも金子君は、昨シーズン後半に、オリックスの低迷する投手陣でただ1人連勝を続け、今年もオープン戦から1人好調で、着々と成績を積み重ねつつある若手投手。
女の子みたいに可愛い顔して、お肌スベスベで、男前というよりは、若いな~可愛いな~と目を細めたくなるタイプ(爆)。独身ではなく既に奥さんがいらっしゃるそうですけど(ガクッ)、今年は金子君に頑張ってもらわねば!と、母も私も応援する気満々です(笑)。
今年はついに、母が本屋でポケットサイズの野球名鑑も買ったことですし、いよいよ野球シーズン到来!という感じです。

・・・ただ、野球が始まると、その中継時間と、宝塚やアニメなどのCSの録画時間が重ならないよう、調整するのが厄介になる、という不便さも(苦笑)。
TV番組表と野球中継予定とをつき合わせながら、上手くくぐり抜けていかなければなりませんね。
ちなみに明日の開幕戦、私はトウコちゃんのドラマシティを観に行くので、試合自体は最後まで観られませんけど(爆)。

全然違う話に飛びますが。
今日のNHKで、藤原道長についての番組が放映されました。
つい先日、舞台で「紫式部ものがたり」を観てきたばかりで、しかも今週末の両槻会の講演が、道長と飛鳥に関するお話ということで、なんとも偶然タイムリーな放映ではありましたが、とりあえずの歴史マニア視点からすれば、かなり物足りない内容であったのは否めません(苦笑)。
それに、私のイメージからすると、道長をちょっと美化しすぎかも?という気も。安定政権の確立に心を砕いた、という紹介のされ方でしたが、そもそもその安定というのが、宮廷内の権力闘争の部分の話であって、国家政治としての安定とは関連してないですね。
確かこの時期、国内では疫病の蔓延や地方国司たちの腐敗などが続き、庶民生活としての政治は不安定だったのが実情。
道長という人物そのものは、確かに運と実力をしっかりと自分のものとして活用し、冷徹さと寛容さを巧みに使い分けた、大きな人物だった、というイメージはありますけど、だからといってちょっと今回のNHKの視点は、道長の人物そのものに偏りすぎたかな、と。
歴史マニアとしては、いささか不満の残る内容でしたね・・・。

まぁ、歴史語りというのは、究極のところ、好きな人が好きなように妄想していく部分も大きいですから(爆)、だからいくらでも膨らんで面白い、という面もありますからね~。私だって、エラそうに他人のことは言えません(大爆)。


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紫式部ものがたり

2008-03-16 23:57:06 | Weblog
観てきました。
昨年の秋に引き続き、大地真央さんの舞台。
しかしホント、‘スター’な方だなぁ~!
とはいえ、「女ねずみ小僧」のほうが、脚本としても無駄なく完璧だったし、今回の作品はもともと日生劇場用だったこともあって、松竹座の大きな舞台では、いささかこじんまりした感がなきにしもあらず。中劇場サイズ向きなんでしょうね。
夫に先立たれ、子持ちの紫式部(舞台では文子という名前がついてます)が、宮中に入り、その好奇心と文才とで、周囲を引っ掻き回しながらも「源氏物語」を書き上げていく、というストーリー。そこに、ちゃんと源氏の物語も絡ませ、何シーンかは真央さん自ら光る君を演じ、最後にそーゆーオチ&伏線をつけるか!というところで終わります(笑)。
真央さんは相変わらずお美しく、絶妙のコメディエンヌぶりで笑いを取り、そしてクライマックスではホロリと涙をそそり、さすがの大スター様でございました。
源氏の君も、おさすが、お美しい!夕顔のシーンと、青海波のシーンでしたが、それはそれは凛々しい源氏の君様。
ついつい、年末の月組「宇治十帖」はいかが相成るかと、思いを馳せてしまうほどでした・・・(大爆)。
とはいえ、(紫式部の)お相手役の道長を演じた升毅(ます・たけし)さんは、真央さんのお相手としても、権力者・道長としても、いささか地味めな俳優さんで、脇としてはお上手な役者さんなのでしょうが、やはり真央様の華に気圧されて、物足りなく思えてしまう(すみません)。
とはいえ、真央様を相手にガツンと華やかにダンディに権力者を演じられる俳優さんなんて、そうそういないでしょうが(苦笑)。
そう思えば、「女ねずみ小僧」での渡辺徹さんは、素晴らしい相手役でいらしたわけですね!
源氏の君の相手役の夕顔、そして中宮彰子との二役を演じたのは、神田沙也加ちゃん。頑張れ~~という部分も多々ありますが(汗)、父上の道長に真っ向から反抗するところなど、健闘してましたね。
さすがの素晴らしさだったのは、和泉式部の高田聖子さん。個性といい、存在感といい、ピッタリな役どころで、これぞ職人芸!
ほほう~と思ったのは、安倍晴明を演じた俊藤光利さん。声もよく通るし、台詞のテンポも良くて、存在感というか、華のある俳優さんですね。大河「篤姫」にも今後登場予定らしいので、注目!です。

そして、お目当ての植本姫♪最初の登場から、テキパキとしっかり者の侍女さんで、私の後ろの席の男性が「え?あれ男の人!?」と驚いておられました(笑)。
絶妙の緩急使い分けで、真央さんとのお笑い合戦は真剣勝負!みたいな(笑)。
女声の楚々とした愛らしさと、男声のドカンと野太い迫力と、う~ん、お見事♪
なんで姫って、あんなに愛らしくて清楚で、ほんでもって面白いんだろう(爆)。やっぱり妖怪役者系なんですよね(褒めてます!)。ホントは男性なのに、お肌も綺麗だし(笑)。
6月の舞台は、ジュリさんもご出演とか。これでご一緒するのは2度目なんですが、私が密かに念願する、サエコさんとの共演は、なかなか実現しませんねぇ(苦笑)。いつか・・・ぜひ。

観劇をご一緒した友人と別れ、真っ直ぐ帰ろうと思いきや、ついフラフラと梅田のキャトルへ足を向けてしまいました。
すると、宝塚キャトルでは売り切れていた、しゅん君のポケットカレンダーを発見。思わず手が伸びました(爆)。これでポケカレは、ゆうひさん、タニちゃん、ひろみちゃん、しゅん君と、お目当て全員をゲットできたことになります(苦笑)。
1枚買うなら、ついでにほかに買うものあるかな~?とうろうろして、ついつい手が伸びたのが、やはりゆうひさんとタニちゃん(爆)。
イカンイカンと思いつつ、先日買い損ねたゆうひさんバウの写真、あの煙草を咥える角度がたまらず、お買い上げ~(チーン)!
と、ニッコリ笑うタニちゃんのオフ写真はがき。普段はどのスターさんでも、欲しいのは舞台写真であって、よほどでない限りオフ写真は買わない私なのに(サエコさんだって、滅多にオフは買わない)、タニちゃんのあの可愛らしい笑顔につい・・・。
今の私にとって、なぜかものすご~く癒し系なのが、タニちゃんなんですね。観てると、ほっこりする。愛らしくて、たまらなくなる。あのキラキラオーラが、夢々しくて、宝塚だぁ~♪と幸せになる。そんな感じなのです・・・。
深みにまでハマるつもりはありませんが(それはサエコさんで充分です/苦笑)、今日はお財布事情が~と口では言いながらも、結局散財してしまいました・・・。
そういうところをもう少し節約すれば、買うべき本や欲しいマンガも買えるのにな~と、ついでに寄った紀伊国屋のマンガショップをうろうろしながら、思ってましたね・・・。

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とりあえず

2008-03-15 23:53:08 | Weblog
無事に「ミー&マイ」の処理完了(爆)。
いつも代わりに行っていただいて、すみません、母上。私は翌日の30日に、あいあいちゃんを観に行きます。
これで晴れて、29日の甘樫丘へ行ける♪いつものことを考えても、ものっすごい人だかりなんだろうけど(苦笑)、入鹿様だけは譲れない。私もミーハーファンとして、野次馬してきます・・・(爆)。

友人からの情報で、植本姫が6月の舞台で「夏の夜の夢」のパックをやるとのこと。今年は姫の予定が少ないなぁと思ってたので、ようやく出演発表があってホッ。まぁ東京でのラジオとかほかのお仕事も多いみたいですからね。
とはいえ、秋には平幹二郎さんや麻実れいさんと共演なんていうお仕事もあるらしいので(ひゃ~)、サエコさんに通いつつも、姫チェックもおろそかにはできません。
明日は、その姫がご出演の「紫式部ものがたり」を観てきます。


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