趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

仙台四郎

2009-09-27 23:49:26 | Weblog
最近でこそ、取り上げられるようになって名が知られてきましたが、知る人ぞ知る、商売の神様と呼ばれる‘仙台四郎’さん。
私が仙台に住んでいた20年以上前には、全然見かけませんでしたし、存在も知らなかったですが(たぶん商店などには縁起物として当時から飾られてたんでしょうけど)、今では仙台のお土産として、いろんなグッズを売ってますね。
今回の舞台は、その仙台四郎さんにコロッケさんが扮しての、人情芝居。
ほろりとさせられ、人間にとって大事なことは何かを、とっても考えさせられる、良いお芝居でした。
コロッケさんはさすがものすごく上手い。難しい役ですけど、コロッケさんご本人のお人柄にも通じる優しさが、とっても伝わってきますね。
以前、TVの番組でコロッケさんのトークを見たことがあって、その時のお話の印象がとても良くて、尊敬すべきお人柄だなぁとほっこり思ったことがあったのですけど、ナマのコロッケさんも、その印象どおりの方ですね。
すごい努力家だし、すごい情熱をもって芸を愛しておられるし、それ以上にお客様をすごく大切にしてくださる。
お芝居も良かったですし、物まねショーも、MC含めてとても楽しかったです。
そんなコロッケさんとご一緒にお仕事が出来て、サエコさんにとっても、ものすごくためになる良いお仕事だったなぁと、嬉しくなりました。

サエコさんの役は、四郎さんを助けてくれる、気風のいい女郎の姐御、おきみ姐さん。
いや~すこぶる男前の美女でございました♪女郎屋の男たちにも一目置かれ、女郎仲間にも慕われ、カッコいいったらありゃしない(笑)。
女郎であるという苦しみと痛みを背負いつつ、人としての誇りを持ち、しっかりと筋の通った潔さがとってもサエコさんらしくて、素敵でございました。
しかも、とっても色っぽい♪♪なにせお仕事ですから、済んだあとに帰る旦那をお見送りする~なんてシーンもあったりして、それがさばさばっとしてるにもかかわらず、また色気たっぷりなんですよね~(爆)。
四郎さんの面倒を見つつ、一人の人間として叱りつける、そんな強さと優しさのあるおきみ姐さん、とっても良い役をいただきました。

千秋楽では、特別にコロッケさんのショーに飛び入り!ということで、なんと美川憲一さんの物まねでご出演!!
コロッケさんが美川さんご本人からいただいたという衣装をお借りし、コロッケさんが「さそり座の女」を歌われたあと、続けて同じように花道のセリ上がりでご登場~!
美川さん仕様のショートのかつらと、チャイナ風の派手なパンツ姿のサエコさん、フツーにお美しく似合っておられて、さすがは宝塚のスター様(笑)。
お衣装の幅には余裕があり、パンツの裾の長さが足りない、というのも、さすがはサエコさん。
コロッケさんにも、すごく綺麗~と感心されておられましたね。
でも、コロッケ師匠直伝の、アハ~ン♪もやって下さり、ファンも大ウケ&大喜びでした(大笑)。

盛り上がった千秋楽も無事に終わり、綺麗なサエコさん、カッコいいサエコさん、そして楽しく可愛いサエコさんも満喫し、ほっこり幸せに帰宅しました。
明日からまた仕事~と思うとがっくりなんですけど(汗)、とりあえずまた次のサエコさんの舞台まで、しばらくは充電期間です。

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とるものもとりあえず

2009-09-25 23:59:06 | Weblog
2日間働いたので、バタバタッと用意して、明日から1泊で東京へ~!
サエコさんを観に行くというのに、心積もりができてない・・・(苦笑)。
とりあえず、お渡し用のカードと、チケットと双眼鏡はしっかりとカバンへ詰め込みました。
あとは?あとは??
千秋楽のお楽しみイベント情報が回ってきてるんですが、さて今から私ごときに何ができるのか。当日、行ってみて、近くで座席の固まってるメンバー次第、なんて思ってますけど・・・(苦笑)。

何か忘れ物してそうで怖いんですが、人里離れた辺境へ行くわけでなし、大都会東京ですから、いざとなればどうとでもなるでしょう。
9月のラスト行事、行ってきま~す!
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アイーダ

2009-09-23 23:52:40 | Weblog
トウコちゃんの「アイーダ」、観てきました。
宝塚よりもさらにオペラチックに思えたのは、演出のせいか出演者のせいか。
宝塚のような大人数でない分、全体的にすっきりとシンプルになった代わりに、よりオペラ的なイメージになったため、今度は却ってコロスの人数が後ろに並んでいない分、視覚的迫力が物足りなくなりました。
んん・・・差し引きプラスマイナスゼロ?
メンバー的には、何より‘歌えるメンバー’で固めてありましたね。コーラス一人一人に到るまで、技術的に上手い人ばかり。・・・私的には、ミュージカルらしいエンターテイメント性のほうを重視すると、物足りない気がしないでもないですけど。
先日の星組「太王四神記」が、好みにばっちり合って満足感を得た直後だけに、余計にそう思うのかも。やっぱり小池先生は演出が上手いんだな~。飽きさせない。木村先生はその辺りまだ・・・ね。

トウコちゃんのアイーダは、相変わらず可愛い。私がトウコちゃんの役柄の中で一番好きだったのがアイーダだし、やっぱり女の子なトウコちゃんが一番好みでもある(笑)。男役でも、どうしても少年のイメージがぬぐえなかったし(苦笑)。
アイーダは一度観たことありますし、歌に関しても、安心して聴いていられました。
伊礼君のラダメス。少年だった(爆)。純粋で、真っ直ぐで、少年だからこそ理想に向かって突っ走って、そして挫折する。
わたるさんのラダメスは‘人柄’で許せたけど、伊礼君は‘若さ’で許せる。そんなラダメスですね。
立派な逆三角形の体格は、惚れ惚れするほどお見事。いや、ほんと強そうな若い戦士でした。
アムネリスのANZAちゃん。誇り高き王女というのとは微妙にイメージは違いますけど、賢く客観的に見ることの出来る女性として、きちんと筋が通っていて良かったです。
父王を殺されたあとの怒りと命令は、女王というより女将軍みたいでしたが(苦笑)。
そりゃあ、着飾るほどに美貌を増し、生まれながらの誇りと威厳ある女王様だったダンちゃんと比べるのは、気の毒でしょうけど。
3人が拮抗してこそさらに面白さと迫力が増すんだと思いますが、そこはトウコちゃんがやはりトップスターとしてのオーラが突出してるので、仕方ないですね。
一幕よりも、断然二幕のほうがドラマとして盛り上がるので、面白いです。
ピラミッド型の大掛かりなセットが、すごく面白くて効果的。木村先生って、いつもセットのセンスはいいよね~。

観劇帰りに、姉と三番街をウロウロしてて、地下のフロアでリカちゃん展をやってたので覗いてみました。
懐かしいリカちゃん人形が一杯あって、姉とあーだこーだと言いながら見てました(笑)。人形だけじゃなく、リカちゃんハウスとか・・・。
リカちゃん年表を見てたら、なんか世相が反映されてますね~。ボーイフレンドのお名前とか。最新のBFは、今時の名前っぽく‘レン君’らしい。
そのお友達の中に、‘大空ゆう君’というのを見つけて、大ウケ!(爆)これはリカちゃんのお友達?それとも双子のミキちゃんマキちゃんのお友達?ちなみに、‘ゆう君’の兄弟(?)は‘大空だい君’とのこと。・・・なんか、ウケる(笑)。
リカちゃんハウスの最新版は、屋上付きの一軒家‘スイートホーム’ですって。私が子供の頃は、‘リカちゃんマンション’だったな~と思うと、これもやはり世相が現れてますね~。




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大スター☆

2009-09-22 23:55:53 | Weblog
ひっこにゃん♪ひっこにゃん♪ひっこにゃんにゃん♪♪
・・・エンドレスでこのフレーズが回る回る・・・(笑)。

いや~、彦根におけるひこにゃんの大スターぶりは、宝塚のスターさんも真っ青(笑)。
彦根の駅を降りた瞬間から、街はひこにゃん一色。
お土産屋さんには、「ひこにゃん音頭」なるものがBGMでかかり、そのフレーズが耳から離れない。
極めつけに、ナマひこにゃんのご登場は、大スターそのものでした。
ゆるキャラのぬいぐるみなんだから、時間になればウロウロと出てくるのかと思ったら、とんでもない!甘かった!!
博物館前に出てくると聞いたので、時間前にその場所に行ったら、すでに人だかり。しかも係のお兄さんが、最後尾という看板まで用意している。
いったいどういう風にひこにゃんがやって来るのかと思ったら、なんと、博物館の脇門が開けられ、並んでいた人はその中へと入っていく。一緒について入っていくと、そこは木造御殿を復元してある博物館の、裏手の縁側。
なんと、ひこにゃんはその縁側をステージとして、お客さんの前に現れるとのこと。直接触ったり、握手したりなんてとんでもない。
しかも、連休中でお客さんが多いため、30分の登場時間ですが、あとから来るお客さんたちのために入替制で行ないます、と言われ、またまたびっくり。
実際には、8分程度となります、とお兄さんから説明がありました。
・・・ひええぇぇ。ひこにゃん1匹のために、そんな大層なルールとは知らなかった。
時間になると、奥の裏門の陰から、ひこにゃんがぴょこんと顔を出しました。とたんに上がる、きゃ~可愛い~っ!!という悲鳴の数々(笑)。
そのまま、とてとてと縁側に上がってくると、ててててて・・・と走ってきて、ポーズ。またポーズ。さらにポーズ。
あとはもう、ひこにゃんの撮影大会。ひこにゃんの動きに合わせて、歓声が上がり、シャッターが切られ、大騒ぎ。
そうしてお客さんが夢中になって撮影をしているうちに、時間が過ぎ、無情なお兄さんの声が響きました。
「間もなく8分です~!次のお客様と入替を行ないますので、ご協力お願いいたします~!もっとひこにゃんに会いたい方は、再度列にお並び下さい~!・・・それでは、カウントダウンいたします~!」
そして、ひこにゃんと一緒に、10、9、8・・・・ゼロ~!とやって、ひこにゃんはバイバイ~と手を振りながら、奥へと消えていきました。
・・・いや~、あれほどとは思わなかった。異様な盛り上がりというか、なんともびっくりなひこにゃんの見学システムは、これはもうネタ以外の何ものでもない(笑)。
大笑い、させていただきました。
ひこにゃんの写真を載せようかとも思ったんですけど、あれだけの大騒ぎ、ヘタに載っけて何かあっても怖いので、彦根城の写真にしときます(苦笑)。

今回の旅行は、このひこにゃんに尽きる!・・・のですが、まだ続きがありまして。
ひこにゃんブームのおかげか、はたまた連休中ゆえか、彦根城の天守閣拝観は、なんと90分待ち!
確かに、見上げてみれば意外に小振りな天守閣ですし、中は当時のまま、階段も狭く急で危ないため、中に入れる人数も制限されてるとのことで、15~20分ごとに、係の人が順番に人数を区切って誘導してました。そりゃ~あの行列では、90分待ちにもなるでしょう。
結局、天守閣へ登るのはあきらめました。
博物館と、大名庭園の見学だけして、あとはお土産屋さんを物色して、そのままホテルへ。
ビジネスホテルのプランでしたが、近くのスーパー銭湯のチケットが付いてたので、夜はそこへお風呂に行ったのですけど、これまたすごい満員(苦笑)。いやはや、連休とは恐ろしいものです。

2日目は、彦根から北周りで琵琶湖を一周。一番北の余呉湖も、電車から見ることができました。
近江塩津で京都方面行きの新快速に乗り換え、堅田で下車。浮御堂を見学してきました。
ほんとは、同じ堅田でも太平記ゆかりの匂当内侍の墓へ寄りたかったんですが、浮御堂とは逆方向だったので断念。
でも、浮御堂も綺麗でしたし、さほど満員でもなく(観光客はそれなりにいましたけど/笑)、ここはのんびり見学できたのでよかったです。

さらに1駅乗って、雄琴で降り、日帰り温泉へ立ち寄り。が、そこも満員(苦笑)。とりあえず、温泉には浸かってきましたが。
まぁ旅行としては近場ということでもあり、いつでも行こうと思えば行けるだろうと、あれこれ欲張るつもりもなかったので、行き当たりばったり、どこへ行っても人人人の中、それなりに遊んで来れたかなぁとは思います。
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ココ・シャネル

2009-09-20 23:48:57 | Weblog
映画、観てきました。
舞台でサエコさんが演じたアドリエンヌがたくさん出てきてて、ちょっと嬉しかったです(笑)。
シャーリー・マクレーンのお芝居には、さすが貫禄と説得力がありますが、映画の本筋は回想形式で若い頃メインで進むので、実際の出番はそれほどない。
晩年と若い頃を行ったり来たりするという点では、真央さんの舞台版とイメージは似てるかも。
でも、時代背景とかなぜシャネルが世間にウケたか、みたいなことは、意外に舞台のほうがちゃんと説明してあったと思います。
映画版は、その辺りがさらっと流れてたような気がしますね。むしろ、ココとボーイの恋に焦点をあててあった。
流れからすれば、キーとなるはずの出来事、ココがなぜ15年の沈黙を送ったか、については、一言も触れてないし。
視覚的には、やはりすごく綺麗でしたけど。シャネルのスーツって、やっぱりカッコいい・・・。

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連休予定

2009-09-19 23:51:21 | Weblog
伊豆旅行レポもまだ書けてないのに、シルバーウィーク突入(苦笑)。
今日は、月一回のマッサージに行ってまったり。今月唯一の休養日だったので、帰宅してからもおとなしく(?)野球観戦してました。オリックスのあまりのふがいなさに、途中から寝ちゃったけど・・・(爆)。

明日は、このままだと見逃してしまう映画を観に行ってきます。シャーリー・マクレーンの「ココ・シャネル」。映画館は、シネマート心斎橋・・・そう、サエコさん絡みで何度かお世話になった、マニアック映画館です(笑)。間接的にですけど、これもサエコさん絡みと言えないことはない。
だって梅田の映画館も神戸の映画館も、「ココ・シャネル」はもうやってないんだも~ん・・・。正確には、梅田のガーデンシネマでは連休後にもう1週間やるけど、連休中に限って「シャネル」は休映だそうな(そんなんあり?/汗)。
心斎橋も一日一回の上映なので、これを逃すともうあとがない・・・。
もうひとつの映画「ココ・アヴァン・シャネル」のほうは、この週末公開だから、まだしばらくは大丈夫でしょう。

月火曜の2日間は、毎年恒例、友人との夏旅行。といっても、お互いに経済状況の悪化のため、ものすごく節約旅行で彦根行き。
わざわざ泊まる必要もないじゃん!とは思うんだけど・・・ま、ひこにゃんに会って、電車で琵琶湖一周くらい出来るだろうと。
初めは、周辺の温泉でも~と思ってたのに(雄琴とか長浜とか)、連休中とあって安い温泉宿なんて空きがあるわけない。どうせ温泉じゃないなら、彦根城見学にでも行こうか~となりました。
ひこにゃんの出没時間は、ちゃんとスケジュールがあるらしい。せっかく行くからには、ナマひこにゃんを見てこなくては。

水曜は、トウコちゃんの「アイーダ」観劇。姉が余らせたチケットが、回ってきました。タダで譲ってくれたら嬉しいのに、そう上手くはいかなかった(苦笑)。
でも「アイーダ」は高いんだもん!それもあって、自分では行く気なくて取らなかったのに~。
宝塚版は、わたるさんとダンちゃんとトウコちゃんが揃ってたから出来た作品だけど、外部ミュージカルとしてはどうなんだろう?
私が宝塚版で好きだったのは、その3人と楽曲であって、作品としては木村先生の演出がどうにも気に入らなかった(ま、ストーリー自体が本来好みじゃないんだけど)んですよね。
わたるさんがラダメスだから許せたし、ダンちゃんがアムネリスだから説得力あったんだし。
トウコちゃんアイーダ一人で、あとの周りが東宝系ミュージカルメンバーとなって、さてどう見えるか。演出がまた木村先生なのがなぁ・・・心配。

で、木金はおとなしく仕事して、再び土日はようやくサエコさん!
今月ずっと公演中だったにもかかわらず、千秋楽前日と当日だけ~なんてことは、これまでなかったかも・・・。申し訳ありません、サエコ様・・・(謝り)。
でも、忘れてたわけじゃないですもん!経済状況とその他の予定と、それに次回のサエコさんの舞台との兼ね合いの結果、そうなっただけで・・・(言い訳)。

ともかく、怒涛の9月予定は、サエコさんの千秋楽まで続きます。
10月になれば、もっと余裕が出来ると思うんですけど。

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両槻会定例会

2009-09-16 23:58:19 | Weblog
今回のテーマは、‘瓦’。
資料館や古代創建のお寺などに行くと、必ずと言っていいほど展示されているものですが、だからといってふ~んと通り過ぎてしまうことの多い出土品ではありますね(爆)。
その瓦に注目!という今回の定例会でしたが、なかなかに難物でございました(苦笑)。

事前散策は、橿原神宮駅前集合で、豊浦寺→平吉遺跡→飛鳥寺→飛鳥寺瓦窯跡→奥山廃寺→飛鳥資料館、というコース。
普段からわりと歩き回る場所ばかりであるにもかかわらず、意外と目に入ってないものも多いんですね。
甘樫丘に登る時はよく通るのに、あの広場が実は遺跡だったとは・・・初めて知りました(苦笑)。
瓦窯跡も、目の前の道は何十回となく通ってますし、看板もあることは知ってましたけど、ちゃんと立ち止まって眺めたことがなかった(爆)。
奥山廃寺は、あんなところにお寺の跡がこじんまりと存在してたなんて・・・びっくりでした。
講演を担当して下さる、清水先生と岡田先生のご案内を聴きつつ回ったのですが、散策では‘瓦’にあまりこだわることなく、遺跡の説明をして下さいました。
お天気が微妙でしたけど、雨に遭うことなく、秋の気配漂う飛鳥をのんびりてくてく歩けたのが、何よりホッとしましたね。
彼岸花がチラホラ咲き始めてましたが、今年は恒例の彼岸花祭りには行けそうにないので、見られてよかったです。

さてメインの講演会。
自慢ではないですが、私は元来、ずらっと並べられたモノをひとつずつ見比べるという作業が大の苦手(汗)。
古代の瓦も、ひとつずつ模様が違い、それぞれ系統もあり、変遷があるということはわかるのですが、その種類のあまりの膨大な数のため、すぐに許容量を超えてしまいました・・・ダメだ、わからん(嘆)。
飛鳥の、耳馴染みのお寺の瓦だけでも整理できない頭では、朝鮮や中国の瓦まで広がると、もはやどれがどれだか・・・。
結論。どうせお寺ごとに違う瓦なんだし、綺麗ならそれでいいじゃないか(大爆)。
・・・申し訳ありません(汗、汗・・・)。
考古学ではよく話題になるお寺の伽藍配置などでさえ、さっぱり頭に入ってない私。
どうせお寺ごとに違うんだから~、で止まっております。

どういう風に取っ掛かりを見つけたら、頭に入るようになるのか?
前回の環頭大刀は、すごく興味を持てたのになぁ。それはやはり‘武器’だったせいなのか?(なんて物騒な・・・/爆)。
それでも、‘瓦’ひとつにも、当時の情報がたくさん詰まってることは確かですし、‘瓦’を‘見る’ということには、意識を向けることができたので、これからも軒丸瓦を見かけたら、ちょっと立ち止まって、模様を眺めてみようと思います。

  
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ドリアン・グレイの肖像

2009-09-13 23:58:49 | Weblog
西宮の芸術劇場へ、観に行ってきました。
主演の山本君と、脇の加納さん目当て。で、しかも作品が「ドリアン・グレイ」ときた。
自分の老いと醜さを肖像画に封じ込め、悪徳と快楽にふける美青年ドリアンの物語。
それを山本君で観れるなんて♪(爆)

山本君は、相変わらず色も白くてすべすべお肌(笑)。体格こそ、NHKの大河や時代劇に出演して鍛えられたのもあり、がっしりと逆三角形のカッコよさですが、私の中のイメージでは、「RENT」でマークをやってた頃が一番強烈。
若く純粋だったドリアンが、老いて醜くなるのを嫌悪し、美しく描かれた肖像画に向かって、「この絵が醜くなればいい!」と叫ぶ。
どんどん傲慢になり、快楽にふけり、悪徳へと堕ちて行くすべての根源は、ドリアン自身の心の弱さ、というところが、かなりニンマリ(笑)。いや~こういうの、大好き(爆)。
山本君はその点、かなりそそられる役者さんですね♪あとこういうのをやりたがりそうなのって、浦井君とか?(苦笑)でも浦井君だと、もっと狂気部分が増大しそうな気も・・・。
現れた時の、無垢な姿。醜くなることへの恐れを抱いてしまう、戸惑い。恋した人への憧れと失望と、その死を受け入れられずに逃げる弱さ。弱さを隠すために傲慢に振舞い、弱さを見透かされて相手を手に掛ける。
自分の弱さから逃げれば逃げるほど、さらに追いめられていくような山本君のドリアンは、とても魅力的でした。
ドリアンの肖像画を描いた画家のバジルは、伊達暁さん。
ドリアンの美しさと魅力を、誰よりも愛し理解するからこそ描くことのできた肖像画。それゆえにドリアンの魂がどんどん穢れて醜くなっていくことに、失望し離れていく。それでも、ドリアンの肖像画の秘密を知って「神に祈ろう!」とすがりつくのは、やっぱり愛してたからなんだろうな。
ドリアンに醜さは悪だと教え、どんどん道を外させていくヘンリー卿が、加納さん。
決して悪人ではなく、だからといって善人というわけでもなく、理屈をこねてすべてにおいて自分を正当化することに長けた人物で、だからこそ純真無垢なドリアンがその言葉にどんどん翻弄されていくのが、観ていて面白い。
卿自身にたいした悪意はないし(ちょっと意地悪かもしれないけど)、だけどそれがドリアンにどんな影響を与えるか、わかっていて面白がってやってるようなとこが、十分悪魔的でもある。
さっすが加納さん!立て板に水とばかりに、滔々と並べ立てる理屈がちゃんと通って聞こえるし(しかしものすごい量の台詞だった・・・)、それがちゃんと良いことのように聞こえる。
良いお友達の顔で、貴族らしい柔らかい人当たりで、それでいてどこか、ドリアンを扱う時の風情に、怖さと妖しさがあったりする。
加納さんならではの、適役でございました。
ドリアンとバジルとヘンリー卿、微妙な三角関係っぽいような風情が、耽美な雰囲気を醸し出してて、すごく面白かったです。
・・・舞台を観ながら、男役時代のサエコさんで観たら~と思わずにはいられなかった(大爆)。宝塚ではリカさんがバウでやってますからねぇ。
今の宝塚だったら・・・?まとぶん×一帆さん、ミズさん×ユミコさん、ゆうひさん×蘭トムさん・・・どれもそれなりに面白いかも?(大爆)
宝塚でなければ、OG公演とかで大野先生・・・いかが?(笑)

加納さんついでに。
8月に観に行った、植本姫の「ワンダーガーデン」の感想を書いてなかったのを思い出した。
下北沢の小劇場とはこういうところか~!と、ほんとに小劇場の味わいに、ちょっと感激したんですよね(笑)。
自由席で、2列目の隅っこ。でも、手を伸ばせば役者さんに届くし触れるし~みたいな距離。
目の前で観た、植本さんはじめ、桂さん、八代さん、大井さんのお芝居に、迫力&大ウケでございました。
開演前の前座(?)に、磯村さんとゲストのコング桑田さんが登場して、パンフを売ったりグッズを売ったりと、爆笑トークで盛り上げてくださいましたし。
4人の男役女形で合計8人の登場人物。入れ替わり立ち代わり、切り替えも素晴らしいし、それぞれキャラも違うのが可笑しいし楽しいし。
桂さんが、やっぱりメチャカッコよくて素敵♪植本姫は可憐だし面白い。八代さんのズバッと突き抜けるのが効くし、大井さんの妖しさ全開にはひえぇ~だし(笑)。
そのために東京へ行った甲斐のある、十分満足な公演でしたね。
・・・それにしても、姫の妖しい可憐さはとっても好みで大好きなのに、大井さんのあのムンムンの妖しさって、異様に迫力満点で怖いんですけどぉ~?(大笑)それも、女形より男役のほうが強烈という・・・(笑)。
次回11月の花組芝居の公演、植本姫は出ないんですけど、また楽しみにしたいです。

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雨ギリギリセーフ

2009-09-12 23:53:44 | Weblog
定例会、無事に行って来ました。
心配した雨も、散策中は降らなかったし(講演会終わって出てきたらすごかったけど/苦笑)。

ちょっと寝不足気味の頭で(昨夜は3時間半しか寝てない/大爆)、たくさんの瓦の写真と情報は、整理しきれず(苦笑)。
大陸における瓦の源流を紐解くということで、朝鮮半島の地名と寺名が並びますが、馴染みのない土地ですから、なかなかピンと来ないですね。
地図と見比べながら、これはココ、これはココ、と示してもらったら、もうちょっとイメージがわいたのかな?

とはいえ、先生方と、企画して下さった両槻会のももさんの、瓦に対する愛情がひしひしと伝わってくる、こだわりの講演会でしたね。

詳細レポはまた。
今夜はさすがに力尽きました・・・。
明日も観劇を控えてますし(苦笑)、とりあえず眠いのでお休みなさい~・・・。

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雨なのね・・・

2009-09-11 23:54:23 | Weblog
明日の定例会、雨予報とな!?
伊豆でもやっぱり小雨には降られたというのに、両槻会でも雨に引っかかるとは・・・よくよく雨雲に縁のあることです(汗)。
せめて午前中だけでも、お天気がもってくれれば。午後からは講演会だから雨でも関係ないんだし。

なんだかんだとハードな9月予定。
体力だけはちゃんと温存しとかなくちゃ。
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